「……俺、晃さんと出会えてよかったよ」
「みなとみらいが……きれい……。まるで……あの宝石、みたいだ……」
5年前に弟を何者かに殺された主人公が、弟の形見である『セレンディバイト』という黒い宝石を取り戻し、殺した男に復讐するサスペンス・ミス
テリーです。15万字の長編で完結保証。
骨董店の店主(32) × 記憶喪失の少年(18)
ふたりのブラザーフッド的なお話でもあります。
『BANANA FISH』『WILD ADAPTER』『龍が如く』あたりの作品がお好きな方はぜひ。
※ハードボイルドなので人は死にますが、読後感はあまり悪くないと思います!
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。また法律・法令に違反する行為を容認・推奨するものでもありません。喫煙は二十歳から!
【あらすじ】
5年前に弟を殺された過去を持つ橿淵晃は横浜中華街のはずれで骨董店を営みながら、遺体から持ち去られた黒い稀少石・セレンディバイトを取り戻すために裏で武器の売買をしている。
ある日、大岡川で女性の死体とともに多数の宝石が発見され、晃は現場から帰る途中で記憶を失ったホームレスの少年に出会い、行動をともにすることに。
消えた宝石と弟を殺した犯人の行方、失われた少年の記憶……。
真実が徐々に明らかになり、過去と現在が交差したとき。
少年は記憶を取り戻し、その銃口はまっすぐに晃へと向けられる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 06:40:00
130051文字
会話率:42%
ある日、満員のコンビニで働いていた蓮司は、ほんの数秒の目眩を感じた後、目を覚ますと世界から人が消えていた。
誰もいない街。止まった交通。動かない通信。空は、何かに覆われている。
それは「収穫」だった。
空に現れた巨大な存在たちは、人類の“
技術”そのものを刈り取っていた。機械、知識、記録、そして文明。すべてが失われた。
だが、蓮司だけが、覚えていた。
消えた知識を、再び蘇らせる術を。
これは、科学技術を奪われた人類が、知の火種を手にした最後の一人とともに、失われた世界を再構築し、空を奪い返す物語。
“空は、ただ見上げるだけのものではない。取り戻すために、立ち上がるものだ。”
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 06:34:04
72169文字
会話率:10%
結城は親友達とヨーロッパを旅していた。大きな教会で消えた友人の柚が姿を消してしまった。探し回る結城が見たのは禁域の部屋に入っていく柚の姿。
帰ろうと説得している内に、古いタペストリーの様な軍旗が輝き始めて、意識はそこで途絶えた。
水鏡と名乗
る老人に助けられ、男として生きる道を選んだ結城と女性としての道を選んだ破天荒な柚。
友に振り回されながら懸命に生きつつ、歴史の流れの変化や軍師の策謀に恐怖しながら立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 06:00:00
101340文字
会話率:46%
不運にも事故に巻き込まれ、予定に無い死を迎え、神の大サービスで転生したのに悪役令嬢の兄になるなんて!!悪役令嬢本人は病気になり何故か俺が女装することに…ってことは俺が悪役令嬢じゃん!まずまず女装とか恥ずかしいよ〜。早く健康になってくれ〜、だ
けど医者は治る見込みは全然無いと。ちょっと…。何が何でも悪役令嬢役とおさらばしてやる!妹を意地でも健康にして…って、やっぱり全然治らない…いや、ちょっとの回復すらしないんですけどー!?まじか〜!俺の努力よどこへ消えたー?
しかも女装したまま学園に行くのかよ〜、って、みんな見てる…やっぱバレたかな〜、恥ずかしいよ〜…
「ねえねえ、あの子可愛くない?」
「えー、可愛いー!」
「おい、みろ」
「美人だな〜」
「オイお前、話しかけてこいよ」
「お前が行けよ」
「あの…」
『はい?』
「うわ!めっちゃ可愛い声してる…」
「こんな美女がいたのかよ」
う〜ん、コソコソ話で分かった。俺は女と間違えられている…しかも声を聞いても。俺の声、そんな高いか…?高くないつもりなんだけどな〜。何で乙女ゲーに転生して女装しなきゃいけねーの?俺、男なんだけど…。
あれ…そいえば攻略対象って…
「みてー、来たわ!」
「かっこいい♡」
「きゃー!」
「学園の王子4人組よ〜!」
「美しいわ」
「彫刻のようね!!」
そうそう、あの4人組…とあと、隠しキャラ1人かな〜。当たり前だけどさ、やっぱ攻略対象全員…男なんだよね…。やっぱり悪役令嬢って令嬢じゃないとダメなんじゃ…
「おお!フィ!久しいな!」
「メルフィーナさま〜!今日もお美しいですぅ!」
「あ〜、フィーナちゃんだぁ!久しぶりー!」
「やぁ、フィー!今日も世界一可愛いね」
うわ、キモい…男だってわかったら絶望するだろうなぁw
そんな言葉かけたって中身は男なのでときめきもせず引くだけだよ。うっ、吐き気が…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 02:12:00
7945文字
会話率:46%
最愛の妹が、王によって奪われた。
ただそれだけで、すべてが壊れた。
殺され、目を覚ますと――そこは同じ日の朝。
訳も分からぬまま繰り返す時間。
死ねば終わる。ただし、その“日”までは。
逃げても、叫んでも、誰も助けてはくれない。
それで
も、何度でも立ち上がる。
たった一人を救うために。
歴史に名を刻まれることなく、英雄と呼ばれることもなく。
これは、誰にも知られない青年の物語。
世界の理を超えて、抗い続けた記録に残らない英雄の戦い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 01:57:33
18230文字
会話率:32%
勇者として選ばれた、エストラント王国第一王子アレフ=エストラント。
そんな彼の勇者任命式にて、勇者の剣に選ばれる筈のアレフ殿下を差し置き、ただの村人に過ぎない男、フラン=リアネルが勇者の剣に選ばれてしまう。
騎士や貴族、王様と王妃、果
ては教皇の見に宿ったトトヘルス神の御膳、フランの右手には鳳凰の紋章が刻まれ、勇者の剣が降り注ぐ。
所有者として認めたフランに、勇者の剣が問い掛ける。
《汝の意志を示せ》
この時、フランが胸中に抱いたのは——幼い頃、仲の良かった高貴な人、アレフ殿下から勇者の剣を奪ったという罪悪感だった。
——彼の前から消えたい。
次の瞬間、光が突き抜け、次にフランが目を開けた時には、そこは鬱蒼と草木が生い茂る森の中だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 23:31:01
5554文字
会話率:36%
成績優秀にしてイケメン、そして次期生徒会長候補・伊織川乱太。乱太は次期生徒会長の椅子を確実なものにするための闇営業、そして家計を支えるためのバイトに勤しむ日々を送っている。
そんなある朝、乱太の妹・伊織川明凜が忽然と消えた。明凜の部屋は
完全な密室。そこへ残されたのは怪しげな薄いマンガと、最近流行りの怪しげなカメラアプリ「アニフォト」。そのアプリは写真やマンガを背景に自撮りすると、その中に入れるという噂だ。ひょっとしたら、明凜はこのアプリを使ってマンガの中に入ったのかも……。そう直感した乱太は、試しに薄いマンガをバックに自撮りをしてみた。すると、本当にマンガの中に入ってしまった。しかも、悪役令嬢・クリスティーヌ(本名:佐反玖梨子)として。
明凜を探す乱太だったが、そこで出会ったこのマンガの主役少女・北斗七瑠璃に一目惚れしてしまう。
どうなる?乱太! そして明凜!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 22:18:24
53548文字
会話率:48%
迷宮ーー。それはある時突然この世界に現れ、それ以降様々な場所に生まれてその数を増やしてきたと言われている。迷宮内は平原や森林、海、空など多種多様な環境にあふれており、その規模も千差万別である。
当初迷宮がこの世に現れた時、現れた国の対応
はそれぞれ異なっていた。出現により村が一つ消えたことから周囲一帯を封鎖し立ち入りを禁止したり、不審なものとして入り口を封鎖したりとさまざまであった。なかには静観した結果迷宮から魔物が溢れ、周囲の村や街を飲み込んだ結果制圧できた頃には地図から県が消えたと言われている。
一方で、果敢にも内部へ調査隊を派遣した国もあった。その国も初めのうちは少数精鋭で調査隊を送り込んだものの、一カ月が経過しようとも誰一人として帰ってこなかった。しかし、ある時調査隊の一部が帰還に成功したことで内部の様子が判明した。その結果、迷宮内には大きな危険が存在するが、それ以上に資源や未知のモノに溢れていることが判明した。
それ以降、各国はこぞって迷宮探索に乗り出し、時には多大な犠牲を払いながら、時には危険を持ち帰りながらも探索を進めて行った。
その結果、得られた資源や迷宮内の魔術理論の解析などから急速に武器や魔術が発展し、安全性が向上するに連れさらに大きな成果を持ち帰るようになった。
現在においては迷宮内の探索を専門に行う職業である探索者は当たり前のものとなっている。
しかし、今回記して行くのは現在の迷宮探索の様子ではなく迷宮が出現した初期、いわゆる黎明期と言われる時代のことである。
様々な冒険譚や探索にまつわる手記などを読まれた各人に取っては当時の人々の行動や決心は愚かしく感じる部分も多々あると思われる。しかし、これは紛れもなく当時未知の領域に文字通り生命を賭けて挑んだ人々の物語である。その何かが読者諸氏に響くものが有ればこの話を纏めた甲斐があると思う。
ーー序文より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 22:13:08
266958文字
会話率:44%
──その子は、笑顔で命を捧げていた。
魔王討伐の旅に加わったのは、ひとりの頼りなげな魔法使いの少女。
笑顔が可愛くて、パンが好きで、みんなの役に立つことが嬉しくて。
でも、そんな彼女の魔法は……寿命と引き換えに放たれていた。
誰にも言わず、気づかれないように。
ただ「助けられてよかった」と笑って、彼女は旅の終わりに消えた。
名前も過去も、何も残さずに──。
仲間たちはまだ知らない。
「魔法使いちゃん」と呼ばれる彼女が、何を背負っていたのか。
これは、誰の愛も受け取らず、全てを救って消えた少女の物語。
ただ、消えた「魔法使いちゃん」には、もう1つ、大きな秘密があった。彼女は、人間ではなかった。何万年も生きる、長命種であったのだ。だから、寿命を多少、使用したところで、実は何の問題もなかったのだが……。
本人が消えたことで、その説明をする者は、誰も、いない。
また、何の因果か、この物語が、「優しさで世界が包まれるような物語」として、現実でアニメで放映されることになってしまい――。
勘違いもの+曇らせ+掲示板形式です。曇らせられるのは、「魔法使いちゃん」以外の登場人物と、「日常ものだろうなぁ」と思ってわいわい見ていたアニメの視聴者たちです。寿命が消費されていたと発覚した瞬間、地獄が始まります。ハッピーエンドにしたいですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 21:23:26
49675文字
会話率:11%
かつてこの地には、千の兵と共に戦場を駆け、血にまみれた運命すら祈りに変えた、ひとりの魔女がいた。
その名は、リィゼ――。
彼女の存在は救済であり、同時に災厄だった。
その強大な力ゆえに、戦を終わらせる最後の手段として、
彼女は「
棺」の中に封じられた。
祈りもなく、記憶も閉ざし、時の流れからも切り離されて。
それから幾たびの年が重ねられる。
王国セリヴァは長き平和のうちにあった――はずだった。
だが今、南方より迫る敵国フォリスの軍勢は、かつてない速さと規模で国境を蹂躙し、砦を焼き払い、王都の扉へと近づいていた。
魔法も兵力も通じぬ敵の進軍。
国の防衛線は次々と崩壊し、民は震え、兵士たちの瞳から光が消えていく。
若き王、セイル・セリヴァは決断を迫られる。
「封印された魔女を、再び呼び起こす」
彼女を解放すれば、たしかに国を守れるかもしれない。
だが同時に、彼女の力が王国に向かえば……。
「魔女など、再び目覚めさせてはならぬ!」
貴族たちは声を荒げる
「人ならざる者に、王国の運命を託してはならぬ」と。
それでも、セイルは立ち上がる。
「今こそ、王国を守るために、全てを賭ける時だ。」
封印の棺が、静かにきしみをあげる。
忘れられた魔力の鼓動が、大地を震わせる。
棺の奥深く、リィゼのまつげが、静かに震える――
千の兵が消えた戦場に、もう一度希望は灯るのか。
王と魔女の選んだその果てに、
物語は、静かに、だが確かに――新たな扉を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 20:49:30
9074文字
会話率:16%
関東大震災の翌年、大正十三年。
群馬の奥地の温泉地に流れ着いた十五の白骨の謎、そして国内屈指の養蚕家の遺言に示された相続人の正体を求め、華族の次男坊・土御門保憲と、文芸誌の記者・蘆屋いすゞが向かった先は、平家の落人の隠れ里……
『
十三塚村』
そこで彼らは、前代未聞の連続殺人事件に遭遇する――。
資産家の一族の思惑と、千年の因習に囚われる村人たち、そして消えた軽業一座の運命。
絡み合う糸が紡ぐ先にあるものに、目撃した者全てが戦慄する。
◇
大正時代を舞台にしたミステリー小説です。
※この物語はフィクションです。登場人物、組織、地名、事象等は、実在のものとは一切関係ありません。
※当時の時代背景を演出するため、現在ではタブーとされる内容を含んでおります。それらを肯定する意図はなく、あくまで物語の構成要因として登場させているのみです。
※R-15程度の内容となっております。
※直接的な描写は避けておりますが、犯罪描写、暴力表現、性的な内容を含みます。物語に必要な要素としての表現であり、それらの行為を助長する意図はありません。
《全69話(本編のみ)・完結済を不定期連載していきます》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 20:45:02
55068文字
会話率:42%
目覚めたとき、俺の記憶は消えていた。
自分の名前は「高木謙太郎」。それだけは、医者や周囲の人間から聞かされて理解していた。でも、それ以外の過去は何もわからない。俺は何をしていたのか、どこに住んでいたのか、誰を愛していたのか――すべてが霧の中
だった。
そんな俺の前に「まい」という女性が現れた。
彼女は俺の「恋人」だと言った。戸惑いながらも、彼女は俺を支え、笑顔を見せてくれる。記憶がない俺にとって、まいは唯一の拠り所だった。彼女といると、どこか懐かしく、温かい気持ちになる。俺は少しずつ、彼女の存在を受け入れていった。
しかし、俺は知らなかった。
彼女の言葉の裏に、たった一つの「嘘」が隠されていることを。
その嘘は、俺の失われた記憶と深く結びつき、決して明かしてはならない「真実」を覆い隠していた――。
この物語は、記憶をなくした男と、愛する人を失った女が織りなす、切なくも温かい愛の軌跡である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 20:19:06
330437文字
会話率:38%
「…………は?」
「だから、これをやると言っておるじゃろう」
一体目の前の老人は何を言っているのだろうか。
「要らないです」
「拒否権は無しじゃ。受け取れい」
授ける受け取るの関係であれば受け取る側にも拒否権が有るの
が通例だが、目の前の老人はそんな事お構い無しの様だった。これが噂の老害か。
「無いなら自分で作ります。はい、できました。拒否します」
「権利などそうそう簡単に作れる物ではないわ。ほれ、手を出せ」
只の一般人如きに権利を創造する事はできないらしい。
「衛兵を呼びますよ」
「全く最近の若者は直ぐに衛兵だ衛兵だと言いおって、自分で何とかしようという気概は無いのか……」
お前だよ、と突っ込んだ。
「呼びますね」
「なら儂はお主に物を奪われたと叫ぼう。なに、そのポケットに入ってる財布を儂の物だと主張すればお主に勝ちの目は有るまい」
この老害は只の老害では無かったらしい。外道老害だ。
「あ、僕今財布持ってないんで。えぇーい⸺」
「あっ、待てぇ! 待て待て待てぇい! 一度でいい! 一度でいいからこれを持ってみろ!」
衛兵召喚を実行に移そうとした途端老害が暴れ始めた。両手で持つ白い物体をグイグイと押し付けてくる。正直触れる事すら嫌だったが、
「一回持ったらもう黙る?」
「うむ。誓おう」
らしいので仕方無く持ってやる事にした。生い先短い老害の余生を牢屋の中の孤独で埋めるのも良心がやや咎めたし。やや。
男は老害の差し出す白い物体を受け取った。
途端、老害の姿は幻の様に掻き消えた。
「……やられた」
白い物体⸺トイレを持った男は往来のど真ん中に立ち尽くした。
※トイレですが下品ではありません。未使用品なのでとても綺麗。或る種の芸術作品です。
※設定が馬鹿げてる分ストーリーはシリアスに進みます。尻assじゃないですよ? siriusです。
※最新の更新情報は作者X(https://x.com/coconat_21)にてお知らせ致します。
※この作品は『小説家になろう』『カクヨム』『pixiv』『エブリスタ』『アルファポリス』『ハーメルン』の計六サイトに掲載しております。
※本作は練習作品です。なので改善点や駄目駄目な点、文句等有りましたら遠慮無く感想にて御報告お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 20:00:00
113217文字
会話率:47%
湖で魚を捕って生計を立てているレガルスは、ある日の夕暮れ時に現れた少女に薬を飲まされ、竜になってしまう。少女は竜の姿になったレガルスを見て「小さい」とつぶやいて消えた。
朝になって元に戻ったものの、次の満月にまた竜に。朝になって戻るが、それ
が続いたレガルスは街へ行って魔法使いに何とかしてもらおうと考える。だが、頼りにならず、別の街まで行こうと考えるものの、先立つものがなくて先延ばしに。
竜になってしまうようになって半年。竜になってしまう直前、ファズリードと名乗る青年が現れる。竜になるところを見られてしまう、と焦るレガルスだが、ファズリードは本物の竜だった。
彼の口から、レガルスをこんな状態にした魔女のことが語られる。
全十八回
「カクヨム」「アルファポリス」にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 19:00:00
3646文字
会話率:8%
十年前、バローグの山に棲む竜の力を狙った魔法使いがいた。致命傷を負わせたが自分も攻撃され、川へ落ちる。
その竜グリンは我が子の魔力の珠・竜珠を持っていた。自分が死ぬと、その竜珠が宙に浮いた形になってしまう。どうするかと悩んでいた時、山へ来て
いたピュアという少女が現れた。
グリンは彼女に竜珠を預かってくれるように頼み、ピュアは承諾する。だが、受け取った直後にピュアは倒れ、竜は消えた。その様子を見ていた幼なじみのロッグ、エルナ、ジーンが駆け寄り、目を覚ましたピュアと山を下りる。
十年が経ち、ピュアが竜の力を持つと知った者が彼女を狙い……。
全十四回です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 19:00:00
100751文字
会話率:41%
結婚式当日の朝、大好物の駄菓子を噛んだ瞬間――前歯が消えた。
まさかの「中切歯2本同時脱落」という大惨事。
しかも今日は、自分の人生で最も大切な人・織さんとの結婚式当日だ。
式場へ向かうべき時間が刻一刻と迫る中、鏡に映る自分はまるで『スラ
ムダンク』のあのキャラ・三井寿。
笑えない。でも笑うしかない。
親友・渡辺夏を巻き込み、即日対応可能な歯医者を血眼で探し、
“愛する人にバレずに前歯を取り戻すミッション”が、いま幕を開ける!
笑って泣けて、ほんの少しジーンとする、
前歯と愛をめぐる結婚式コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 18:39:28
2372文字
会話率:37%
有名な自殺スポット、富ノ裏神社。
オカルトサークルの活動の一環でこの場を訪れた旅籠守仲は、数枚の写真を撮った後に神社から伸びてきた異形の腕に捕まってしまう。
目が覚めるとそこは異空間。
そしてそこにいた神と名乗る異形は、旅籠にこう
告げる。
「和風異世界、いかがですか?」
神の手によって強制的に異世界に投げ出される。
降りてきた地で旅籠を待っていたのは……人間を慕う、異形共だった。
これは人間、妖、鬼、獄門、異形なる勢力がいる中で、最弱の種族、異形と共に元の世界に帰る為奮闘していく物語。
また……消えた旅籠を探しに来た二名の友人が、この世界に迷い込むのだった。
誰も見たことのない異形共の下克上。
いかがですか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 18:10:00
164324文字
会話率:30%
世界中で発生した人体消失事件。人体一部消失と言えば良いかもしれない。白い光に包まれた者は人体やその身体の一部が消失する事件が発生した。世界中の警察、科学者、果ては霊能力者までもが事件解決の解明を行っているのだが、一向に手がかりすら掴めていな
いのが現状であった。消失時の痕跡もなく、人々は白い光が発生した場合は逃げるしか手立てがないのであった。どこにも逃げ場はないと言うのに。
現在も多種多様な憶測が飛び交う中、日本人はいつもの日常を送っており、世界的な消失事件であっても他人事として気にする者は少なかった。
しかし今年初めて日本でも消失事件が発生したことにより、日本人も危機感を覚えるようになった。それと言うのも動画配信サイトや各マスメディアがこぞって消失事件を取り上げ人々を煽っていたのも一因かも知れない。
1999年の預言書の時のように。
デマとして信じない者、滅亡論者の両極端に別れたのも同じであった。
先日、俺の幼馴染の女友達が巻き込まれた。白い光に包まれた小学生を助けるために身を挺して助けた際に左肩からスッパリと消えた言う。結果、失血性ショック死で亡くなってしまった。今日は彼女の四十九日法要の日、俺は彼女の勤務先であり、飼育担当だった黒ヒョウの檻の前でひとり物思いに耽っていた。考えても考えても分からない。何故、彼女が対象になったのか、彼女の代わりに俺が対象であったなら。悔やんでも泣いても彼女が戻ってくる筈はないのに。
帰ろうと思い檻から離れた刹那、俺は白い光に包まれて…
一文字良、その名前が表すスキルを与えられた男と養子の次のライフステージ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 18:10:00
30267文字
会話率:60%
幼なじみの笑顔が消えた夏。過去の記憶は失ったまま、それでも彼女を救いたいという想いだけは心に残っていた。時間を戻せるという神社で、僕は“記憶”を差し出し、夏をやり直す。これは、君の笑顔を取り戻すために僕が選んだ物語──バック・トゥ・ザ・君の
笑顔。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 18:00:00
42795文字
会話率:49%
父親は大物タレント・母親は大物女優。
息子の純は、少し不思議な力を持った十五歳。
いつものように父親と一緒に芸能事務所を出入りしていると、社長にスカウトされてアイドルになることが決まってしまう。
ダンスも歌もダメダメな純は、
芸能界の荒波にもまれながら必死に生き抜いていく。
これは
心がすさみ、病んで、絶望しながらもアイドルとして歩んだ純の、精いっぱいの物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 18:00:00
231713文字
会話率:47%
北欧ノルウェー。北極圏に近い古城に収監された男達。
魔女とされた妻たちは皆消えた。
この地を統治するヘルゲ男爵の夫人ドロテアは無類の男好き。
魔女狩りを理由に好みの美男を、この城に集めた。
城は世継ぎの出来ない男達だけの社会とな
った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 15:27:20
1639375文字
会話率:75%