浅海蒼輔の大学の後輩・犬神真偽は、最悪のトラブルメーカーである。彼女が浅海を連れてフィールドワークに向かう先は、ことごとく曰く付きの屋敷だの宿だの因習村だの……とにかくろくな場所ではなかった。
浅海は彼女に引きずられ、おかしな因習にまみれ
ていたり、もはや化け物のような神を祀っていたり、人々が明らかに洗脳されていたりする村に向かう。そして、最終的にはいつも何かのトラブルに巻き込まれる羽目になるのだった。
そんなこんなで、浅海は今日も、どう考えてもヤバい場所から脱出を試みることになる。がんばれ浅海。負けるな浅海。
「先輩、龍のいる村、行きましょう!」
「それは俺が生贄にされないやつだよな? 大丈夫だよな?」
浅海蒼輔
大学三年。民俗学ゼミ所属。
大家族の長男で、毎日のようにバイトをして奨学金ももらって、なんとか大学に通っている。家族は母と、妹が三人、弟が一人。
犬神真偽
大学二年。民俗学ゼミ所属。
好奇心が人一倍強く、直感のみで突き進む猪突猛進タイプ。実家がすさまじく太いためストッパーのないトラブルメーカーとして名高い。
民俗学ローファンタジーの皮を被った因習村脱出RTA連作短編集です!!!!!!民俗学×ホラー×恋愛×クトゥルフ×現代ファンタジー×因習村脱出RTAみたいな感じですが、最後の要素の存在感がデカすぎる よろしくお願いします あとちゃんとホラーになっているかは分からない……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 12:26:46
132051文字
会話率:46%
箱――そう言われて想像するものは何だろうか。
この場所で箱が何かと問えば、皆一様に街の事だと答えるだろう。
いくつもの箱が折り重なって出来た街。
ゴミ箱のように有象無象が流れ着き、ブタ箱のように無法地帯が広がるそこが、彼らの居住区だった。
箱に暮らす彼らを導くものもまた箱である。
その箱の名は――電脳箱[K-hack]。
電脳箱[K-hack]は常に道を示してくれた。
分からない事があれば正解を答え、何を選ぶべきか、どんな仕事に就くべきか、誰と結婚するべきか、今日何を食べるべきかまで、どんな些細な事でも答えを教えてくれた。
運び屋を営む青年アニ。
彼もまた電脳箱[K-hack]によってその道を選んだ者だ。
そんな彼に配達の依頼が舞い込んで来る。
けして中を見てはいけない箱――その箱を運ぶアニに奇妙な出来事が起こり――――しかして、電脳箱[K-hack]は何も答えなかった。
代わりに――眼鏡の男がアニに手を差し伸べる。
「怪異って知ってる?」
依頼人オリアが求めるその箱は果たしてどんなものなのか。
運び屋アニと民族学者オリアが織り成す、箱に纏わるちょっぴりレトロでちょっぴりホラーなサイバー怪異譚が蓋を開ける――……?
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不定期更新
バトルあり急接近ありのバディ成分強めの怪異譚
評価等々頂けましたら嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 20:00:00
414172文字
会話率:26%
飛騨のお寺を巡って民話を採訪している女性民族学者が訪れたのは、飛騨高山と木曽福島のちょうど真ん中あたり、野麦峠の高山側にある苔むした古寺、信太寺(しのだじ)でした。
住職が淡々と語り出したのは、信太寺に伝わる昔話。
1匹の子狐の切ない物語で
した。
高山市国府町(こくふちょう)に伝わる『安国寺のきつね小僧』。
この悲しいお話に、有名な『葛の葉物語』のエキスを少し加えて創作しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 21:31:37
3232文字
会話率:17%
民族学者にして隠秘学者の兼業ライトノベル作家、飯田史には敬愛する先輩がいる。
彼女、ロビン・リッケンバッカーは自分の著作を心から楽しんでくれるだけでなく、稀覯書収集家と言う側面を生かして貴重な資料を史に貸し出してくれるのだから、とても頭
が上がらない存在だ。
そんな先輩が、いつも以上に機嫌が良い。
何があったのかと尋ねてみると、幻とも言える魔導書「ネクロノミコン」を手に入れる事が出来たと言う。
興味津々の史は、早速ロビンと共に「ネクロノミコン」を仕入れたという骨董店に足を運ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 10:10:13
17204文字
会話率:27%
民族学の准教授である椎名かをる。
彼のフィールドワークの助手のバイトをしている僕に、目的地に向かいながら椎名さんはいつものように雑談を始めた。
「浦島太郎の話は知っているかい?」
この小説は「エブリスタ」さんにも掲載していま
す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 15:29:23
2506文字
会話率:34%
僕は、遠い親戚である民族学の准教授の助手をする事になった。
目的地に向かう車の中で、彼は蟲毒について話し始めた。
残酷な描写は、念のためです。
この作品は「エブリスタ」さんにも掲載しています。
最終更新:2022-07-08 17:24:26
1829文字
会話率:56%
在日朝鮮人の主人公チョンは日本人学校に通っていたが、母子家庭で育つが帰国を考えている母親に朝鮮民族学校へと通わされるがチョンは同級生のスンジャに恋心を抱くと、帰国への思いはさらに薄らいで行く。思想の異なる同級生との学園生活はあっという間に過
ぎ帰国の時がせまる。帰国船に乗り込むべく新潟に向かうが収容所のような宿泊施設で過ごす同胞の顔に帰国への不安が膨らんでいき、母親を一人で帰国させることに戸惑いながら逃亡をするチョンは再び大阪の地に立っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 09:36:47
23665文字
会話率:47%
趣味で農家を共同経営する弐楷堂(にかいどう)と霧島(きりしま)。
ベストセラー作家『二階堂』として世の中で名の知られている弐楷堂と、歴史民族学と文化人類学の第一人者として知られる霧島。
2人で山梨の田舎に住み、2人で自由に暮らす男たち
の日常を描いたほのぼのストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 10:12:40
8255文字
会話率:58%
万世一系の皇帝が知召す世界帝国『アキツ諸侯連邦帝国』(帝国)と、
真教とよばれる一神教を信仰する専制君主国の連合体『神聖王国連合』(連合)そして、
革命により専制君主を打倒し、民主主義国家となった国々の共同体『民主国家同盟』(同盟)
その三大勢力が覇を争そう、豊かな自然が広がり、膨大な資源を包蔵する『南方大陸』
その広大な密林地帯で帝国きっての大富豪チョル・ホハンの末子で
著名な民族学者であるユハンが調査旅行中に失踪した。
特務機関長のセツラより捜索を命じられた機関員のライドウは、
唯一の部下である戦闘民族の少女シスルを伴い帝国の敵対勢力『同盟』が支配する
『同盟共同海外統治領』への決死の潜入を試みる。
そこで待ち受けていたのは、危険な野獣蠢く密林の過酷な大自然、
同盟の冷酷な諜報機関『委員会』と残虐非道な移動虐殺部隊『索敵隊』
そして、狂暴な風習を持つ蛮族と恐れられる原住民『ウルヴゥ』
ユハンはなぜ?そしてどこへ消えたのか?
ライドウとシスルは緑の魔境で任務を遂行できるのか?
広大な大密林地帯を舞台に繰り広げられる、
異世界サバイバル・ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-13 23:25:03
79355文字
会話率:27%
風の民の生き残り《シノエ》
魔法の使えない剣士《マルク》
歴史学者にして民族学者《アルベルガー》
気弱な精霊使い《エリーナ》
四人は古代の遺跡、通称ダンジョンで偶然の出会いを果たす。その先にどんな物語があるのか、それはまだ誰も知らない――
。
※注意書き※
この小説は二人の作者が上記四人のキャラだけを考えてリレー方式で書いているものです。プロットも何もなく、完全な行き当たりばったりなのでご容赦を。
《シノエ》《アルベルガー》視点は彼我 真太郎
《マルク》《エリーナ》視点は日向咲
が基本的に執筆しています。
表記揺れがあればご報告をお願いします。
(あらすじは彼我真太郎が書いております)
※注意書き※
.
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-25 14:29:07
8054文字
会話率:35%
猟師の佐之助は山で
猿の経立(フッタチ)に出くわすのだが…。
遠野物語風の掌編です。パロディというか、そんな感じです。
自身のブログ『代替品』より転載
最終更新:2015-12-05 01:13:00
1395文字
会話率:7%
俺は4人兄弟の長男だった。そして、京都に住む普通の中学生だった。いや、普通じゃなかったけど、普通だったとねじ込める程は普通だった。
春になり、高校生となる俺は、親のお達しでオヤジの実家から高校に通うことになった。もう、高校は決まっていたのに
、通う前にいきなりの転校だ。
だが、そんなことも吹き飛ぶほどの衝撃の事実が、これまた唐突に母親から語られたのだ。
それは……俺には面識もない兄弟が大勢いるということだった。と言うことは……。
のんびりと執筆中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-26 18:00:00
20597文字
会話率:53%
ここに記すのは、私が数ヵ月前にダムの底に沈んだ拘神市箕玉村の背後に佇む林の中の“焼け野”で目撃し、拘神大学民族学部の助教授から聞いた事実である。それは人間のような虚弱な生命体が太刀打ち出来るような事例ではないし、人間の常識という枠を遥かに
超えた内容である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-06 09:00:00
20943文字
会話率:7%
あらゆる異種が認められた時代。
人狼に関する事件から、今度はヴァンパイアのカインと半ヴァンパイア、ヴィオを護衛として二人と暮らす事になった捜査官のルナ。
その最中、人を十字にくくりつけて燃やす『火あぶり』の事件が起こる。
それは不吉な事件の
ほんの始まりににすぎなかった…
こちらは②になります。自サイトBlackBerryで連載中の作品を加筆修正しつつ載せています。推理すると思いきや、どちらかというと民族学的な方メインなので全く推理はしません。(作者の頭は豆腐ですので…)ご了承ください。ゲログロ度が増している気がしないでもないので苦手な場合は全力でスピンしつつバックしてダッシュしてください。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-02 00:12:35
116561文字
会話率:57%
とある高校の廃部寸前の民族学研究部。
『僕』は今日も先輩(師匠)とお話ししたり、後輩に相談を受けたり。
そんな、新入部員を増やすために奮闘してそうでしてない魔法使い師弟と後輩のメール騒動。
最終更新:2012-09-08 01:13:16
6334文字
会話率:49%
とある高校の廃部寸前の民族学研究部。
『僕』は今日も先輩(師匠)と勧誘のチラシを配ったり七不思議に巻き込まれたり。
そんな、新入部員を増やすために奮闘する魔法使いとその弟子の物語。
最終更新:2012-07-05 00:01:47
3354文字
会話率:40%
とある高校の廃部寸前の民族学研究部。
『僕』は今日も先輩(師匠)と、新入部員を待ったり都市伝説を調べたり。
魔法使いとその弟子の、ちょっとした小さな物語。
最終更新:2012-05-25 23:23:55
3977文字
会話率:43%
民族学准教授である岩崎学(いわさきまなぶ)に日々パシられている、茶橋行宏(ちゃはしゆきひろ)。岩崎ゼミの院生で、「茶っ葉」と呼ばれるヘタレ野郎だ。悪い意味でマイペースかつ天才な岩崎につき合わされ、東北の山村に二人でむっさい旅に出たはいいが、
そこで火曜サスペンス的な展開に巻き込まれ――――。事件とともに明かされる、知りたくもなかった岩崎准教授の性癖。恐れおののく茶橋。そんな暴発ミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-15 14:30:15
1725文字
会話率:54%
どうしようもなく醜い犬グロリアをとりまく人々の、どうしようもなくとりとめのない物語。主人公をほったらかしにして、自分の物語を長々と語り出す謎の女マリリン。民族学者の赤坂典子との出会いや夢の話、さらに物語は中国大陸へと広がって行く…
最終更新:2008-11-21 03:09:52
6328文字
会話率:18%