生涯を共にすると決めた彼が二度死んでから、八十年もの月日が流れた。
彼を生き返らせる為に“迫害の地”へ逃げ込み、新薬、新たな魔法の開発をがむしゃらにし続けるも上手くいかず、全てに行き詰っていく。
喜怒哀楽の感情を無くし、薬の副作用で
二十四歳の若さを保ったまま、八十年もの時を消費した魔女『アカシック・ファーストレディ』
そのアカシックは、要の薬草が切れたので採取をしに行くと、針葉樹林地帯で捨てられていた人間の赤ん坊と出会う。
二つ目の罪悪感を背負いたくないが為に捨て子を拾い、淡々とぶっきらぼうに育てていく魔女のアカシック。
そして捨て子を育てていく内に、不本意ながらも寄り添える者達が増え始め、独りだったアカシックの心境が徐々に変わっていく。
時には捨て子に励まされ。時にはウェアウルフに論され。時には黒龍に激励され。遠回りな道のりで新たな事を学び、忘れていた過去を思い出し、闇に堕ちていた心が少しずつ浄化され、失った感情を取り戻していく物語。
ぶっきらぼうで不器用な一人の魔女と、拾われた捨て子の一生の一部を。
カクヨム、ノベプラでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:59:53
1212670文字
会話率:50%
この世界のほとんどが獣の特徴を持つ中、何の獣でもないアリア。
彼女は未来を見る力を持っている。大好きな母親が死んでから、叔父と叔母にその力を利用され虐げられ、最後は刺されて死んでしまう。
だが、目覚めると8歳の頃に戻っていた。どうやらアリ
アの力で見れるのは未来だけでは無いらしい。
閉じ込められていた屋敷から逃げ出したアリアは自身の父親と出会う。
アリアは王家に匹敵するほどの力を持った北の守護神、銀狼のウォルヴィス公爵家のお嬢様だったのだ。
公爵家で溺愛されながらアリアは自分の力と向き合い、やがて自身が何故獣の特徴を持たないのか知っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 18:00:00
3540文字
会話率:25%
ジャンヌ・ダルクは、死んでから、神様に文句を言った。
神様はなぜ、フランスに肩入れするような指示をしたのか。
また、ジャンヌ・ダルクはいかにして、ジャンヌ・ダルクを陥れた怨敵に「ざまぁ」するのか。
そういう内容。
最終更新:2025-04-19 19:33:01
3442文字
会話率:55%
塵塚文乃は、実家の奥座敷で、書き物をして日々過ごしていた。
母から死んでから、家からどころか座敷から出してもらえずにいた文乃。
そこへ初対面の男・神倉宗十郎が現れ、突然、結婚を申し込む。
神倉家は代々怪異と対峙する家で、文乃が母から受け継
いだ異能を必要としていた。
宗十郎によって家を出た文乃は、外の世界に戸惑いながらも、宗十郎に応えるために、自分の異能と向き合うことになる。
毎日更新、全22話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 19:02:33
115557文字
会話率:46%
従妹の両親が死んでから、従妹は僕の家に引き取られて、一緒に住んでいる。両親がおらず、僕と従妹だけしかいなかったある日、僕は彼女が母さんのネックレスを持ち出そうとしているところを発見する。
最終更新:2024-07-03 18:10:00
2144文字
会話率:35%
彼女が死んでから、僕はずっとこう考えていた。
「二人の出会いの場まで、もう一度戻りたい」
もしも僕たちが出会わなければ、
彼女があんな死に方をせずに済むなら。
お願いだから、彼女の人生から僕を消してください。
何度も何度も彼女に出会って
何度も何度も道を間違える彼の物語です。短編です。
※本作品は「monogatary」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 22:57:16
30398文字
会話率:30%
戦乙女 戦姫───────それは戦を愛し、戦に愛された美しい女。そんな戦姫が転生したのは自分が死んでから、1000年後の世界!?オルティス伯爵家の末娘として、生を受けた戦姫────改めエリンは両親と似ても似つかない容姿のせいで冷遇されていた
。屋根裏に住まわされ、洋服や教科書は上の兄弟の使い古しのみ。外部との接触は最小限。同情を誘う冷遇を受けてきたエリンだったが····本人は大して気にしていなかった!?むしろ、この軟禁····いや、引きこもり生活を快適とすら思っていた。そんなエリンの快適生活をぶち壊したのはマルティネス公爵家現当主のリアムだった。ひょんな事から、マルティネス公爵家の養女となったエリン。彼女の引きこもり生活は何処へ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 19:25:08
324280文字
会話率:23%
私は不治の病で三十歳にして死んだ。愛弟子のレオポルドを残して…。
しかし気づいたら、マリア・アウティオとして転生していた。前世の私が死んでから、百年経った世界で。
転生して二十年が経った頃、私は魔法学園の卒業式で愛弟子のレオポルド、レオと
再会した。
彼は獣人だったので、百年経ったこの世界でも生きていて、しかも歴史に名を遺すほど出世していた。
鼻が高いと思ったんだけど…なぜか私は学園を卒業式後に、スカウトされた。
「マリア、君みたいな優秀な人材を逃したくはない」
それから、辺境伯となったレオの下で働くことになったのだが……なぜか彼は、私に執着してくる。
「レオポルド様。なんでそんな忙しいのに、私に会いに来るんですか?」
「俺がマリアに会いたいからだ。それと、レオと呼んでくれ」
……私が全の師匠ってバレてないのよね、多分。
わからないけど、なんでこんなに執着してくるんだろう?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 16:49:31
15566文字
会話率:40%
貴方が死んでから、一周忌とちょっと経ったよ。
あの子が保育園に入る事になったよ。今日は、それの報告。
それにしても、奇遇だよね。結婚記念日が、娘の入学記念日なんて……。
貴方はそっちで元気? 私は……元気だよ。
キリンがお送りする初の短
編であり、同時に初めての完結作。
どうか、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 17:38:48
848文字
会話率:31%
最愛の妻が交通事故で突然この世を去った。
私は、妻と元旦那との間に出来た連れ子の「ミライ」との、二人の生活を余儀なくされた。
最終更新:2022-05-29 09:35:16
3346文字
会話率:59%
なぜ歩き出してしまったのだろうか?
やはりこれは罰だ。
「いや、親族関係の表現として使ってるのはわかるんだが、そういうのまだナーバスな年頃というか、ついにナーバスな年頃というか」
「おじさん?」ナーバスとは何だろうか?
「ああ。背
筋が寒くなる」
翼は叔父の睦の反応を見て戸惑う。本当に夏の間、この叔父と二人で過ごさなければならないのだろうか?
……カーン!
また山から斧の音が聞こえる。
「わたしに聞かないでよ。ずるい」
「……ずるい?」睦が口籠る。
「うん、ずるい。お母さんの事以外で、まだ何か隠してない?」
カーン!カーン!カーン!カーン!カーン!カーン!
「じいさん死んでから、管理なんかしてなかったから、大変よ。私は山の事なんかわかんねぇからさ」
老人の近くに立って、はぁと生返事する睦の後ろにまた隠れる。
「……誰だぁ?その子」
「わかる訳ないだろ。普通」
渋々睦が前に向き直ると、翼はそれを指で拭って確かめた。
「ケンジントンなら開いてるだろ」
「そ。ありがとう」
車が砂利を踏み、走り出す。
カーン、と斧の音が聞こえた気がした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 06:47:14
71761文字
会話率:43%
お母さんが死んでから、いくつか考えた死の先をぼんやり形にしたものです。
死が完全な別れなのかな、という話たちです。
最終更新:2022-01-25 20:00:38
8808文字
会話率:27%
僕は公爵家の次男だった。
だが、持って生まれたのはクソスキルの【そよ風】だった。
父上は武官だ。何よりも強さを求める。
母が死んでから、父上は僕を本格的に嫌うようになった。
そして十二歳になり、家を追放された。
それだけで済むと思った
が、高難易度のダンジョンに落とされて死にかけることになる。
ふざけるな。
実の息子に死ねだと?
絶対に許さない。
必ず殺してやる。
復讐に心を燃やし、ダンジョンで数年を過ごした。
【そよ風】は【神風】に進化して、ダンジョンの魔物達も簡単に倒す事ができるようになった。
ついにダンジョンを攻略して脱出することに成功する。
だが、困ったな。
時間が経ち過ぎて、復讐心が無くなっていた。
けど何もしないのはなー。
……よし。良いことを思いついた!
それから俺の英雄記が始まる。
学園の試験に首席で合格したけど断ったり。
王女様の護衛をして惚れられたり。
剣聖と共闘して惚れられたり。
そんな感じで英雄記を進む、冒険者クライの物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-07 07:00:00
28609文字
会話率:38%
タナカ カナタ 二十六歳。
ブラック企業の社畜として寿命と身を削り、部長からは面倒くさい仕事を任され、それで毎回怒られる。それでも希望があると信じて、夜な夜な男の社交場に足を運んで必死に稼いだお金をすべてつぎ込んだダメダメ人生。
ある日、
俺はある目的でコンビニの前の横断歩道を渡っている途中、道路を走る車に撥ねられ呆気なく死んだ。
突然終わった人生に未練や後悔はなく、むしろ清々して天国に行けるのが幸せだと感じた。
交通事故で死んでから、幾つか時が過ぎ、暗闇の中で意識だけが戻る。
そして次第に身体の感覚も戻り、身体を馴染ませていると、一筋の光が俺を導いた。
天国のトビラだと思い込み、変なテンションで喜びながら全力で走って光に飛び込むと、そこは天国ではなく俺の知らないセカイ。そう、異世界だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 13:53:44
8328文字
会話率:29%
記憶に、絶対なんて信じられない。
信じられるのは自分の記憶だけ。
じゃあ、空っぽになったら、どうなるんだろう?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
母親が死んでから、生活が変わってしまったマリ
ア。
父親から、冷たくされ。
部屋を締め切られて暗闇にされ。
自分に監視もつけられる。
そんなある日、外から母が歌ってくれた歌が聞こえてくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-17 19:54:23
4812文字
会話率:8%
姉であるすみれの婚約者を好きになった果歩。三年前にすみれが死んでから、後悔と恋の残り火に苦しむ日々を送ってきた。一方、その婚約者であった砂原は、未来へ進もうと次の愛を見つける。それが愛なのか同情なのかもわからずに。
今日はすみれの三度目の命
日。墓参りを拒む果歩と、けじめをつけようとする砂原。二人は約束もないまま、夕暮れに再会を果たす――。交互の視線で追いかける一日の物語。愛の姿を問う切ない青春ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-20 16:08:47
23514文字
会話率:56%
※この作品はAmazon Kindleで発売している同タイトルの旧版です。内容は少し違います。
https://kdp.amazon.co.jp/amazon-dp-action/jp/dualbookshelf.marketplaceli
nk/B0BDYK5QC9
ある事件によって、人類が途絶えた。
最後の生き残りである少年とその祖父。
祖父が死んでから、少年は世界でただ一人の人間になった。
旧世界の異物を漁って生きながら、魔物におびえて暮らす日々。
少年はある日、旅に出た。もしかしたら、自分以外に生きている人間がいるかもしれない。
もしかしたら、魔物とも分かり合えるかもしれない。
それが、絶望への入り口とも知らずに。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-21 20:00:00
132746文字
会話率:37%
稀代の連続殺人鬼にして、死刑執行された男、連城冬彦は気づくと不思議な空間にいた。その空間にいた少女の話では、彼は死んでから、転生召喚されるらしい。少女は言い放った。「好きにして結構です」と。
何をしても咎めることはないと。そして、少女は彼に
人間を滅ぼせる程の力を与えた。「人が後悔して祈ろうが止めません」少女の言葉に連城は了承する。好きに生きる。いままでもこれからも。こうして、連城冬彦は人間としての生を終え、災厄として誕生したのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-14 09:00:00
6347文字
会話率:38%
幼馴染を交通事故から護って一生を終えた「勇人」。
死んでから、心から愛していたことを自覚したが、
気持ちを伝える事も出来ず悔いを残すことになった。
幸いにも「友貴」として新しい生を得て時は流れる。
そして再び巡り合うこととなった。
前世か
らの思いを伝えることは出来たが、
昔の続きを続けられるものなのかどうか。
新しい生には新しい人間関係もついてきてもいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-21 21:18:19
179452文字
会話率:45%
俺は死んだ。けど、徳が足りなかった。
私は産まれた。けれど、母は死んでしまった。そして母が死んでから、父は人が変わってしまった。私は産まれて来ても良かったんだろうか。
最終更新:2019-08-12 07:00:00
4816文字
会話率:45%