ある日、一人の男が死んだ。
なんの障害も無く生きてきた男の人生は順風満帆そのものだった。
しかしその人生は病魔によって終幕を告げられる。
必死に抗い続けた男だったが、その努力を嘲笑うように病魔は男を蝕んだ。
そして周囲に慕わ
れ、頼られ、好かれた男の生涯は多くの知人に看取られながら呆気なく幕を閉じた。
穏やかな死に顔を見せる裏で、男は達成する事がついぞ叶わなかった一つの夢を思い、最期の最期まで願望を実現できなかったのを悔やみ続けた。
その後悔は妄執とも言うべき程に夢に固執し、魂だけになっても男の自我を保つほどに強烈な物になっていた。
時が巡り、転生を迎えた男の魂は一人の少女の元でその自我を顕にする。
人を喰らい、人を蹂躙し、人を嬲る存在が跋扈する異世界で、第二の生を歩み始めた男は笑う。
ただただ嗤う。
かつて果たせなかった唯一の夢――――
“命を狩る”
――――と言う、たった一つの悲願を達成できる素晴らしき世界に。
※第一回書き出し祭り 第一会場参加作品『その者、化けの皮につき――』の連載版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 20:10:00
890477文字
会話率:27%
死んだ人間の顔しか、見ることのできない根本冨治。
彼にとって、仕事後の死体の物色は、人生の大きな楽しみのひとつだった。
そんなある日、
いつものように、根本がターゲットの少女の首を愛でようと持ち上げたが、
不思議と少女の顔は、見えなかった。
※他サイトでも、アップしています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 14:07:32
4366文字
会話率:58%
安心とは、なかなか得難いものだ。
最終更新:2024-06-07 07:00:00
398文字
会話率:0%
幸運は、待ち構えているだけではやってこない。
最終更新:2024-05-22 07:00:00
330文字
会話率:0%
おれなんか、しょせん、しがない小市民。
望めるものも、そう多くはない。
ならば、せめて——
最終更新:2022-09-18 07:00:00
245文字
会話率:0%
「愛している。カレン」
そう言って私の夫は息を引き取った。最期の言葉は若くして亡くなった前妻への愛の言葉。今の妻である私には一言もなし。
そんな彼の死に顔を見て、私は恨み言を呟く。
――ここで終わっていれば、悲劇だったのに。
何の因果か、私は記憶を持ってもう一度同じ生を歩むことになった。
今度は、今度こそは、あなたに愛してもらいたい。
そう願って、何度も人生をやり直す一人の女性の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 11:44:12
13222文字
会話率:13%
人の末路には醜さしかない。
だが男はそこに希望を見出した。
最終更新:2023-10-01 23:09:13
1321文字
会話率:8%
「最も映画が美しかった時代の、最も美しい女優の死に顔なんだ。このマスクは」
最終更新:2023-08-26 20:28:34
1433文字
会話率:36%
死霊術師アレンは幼馴染で勇者のフェリスから酷い扱いを受けていた。理不尽な事を命令されて、それを完遂できないと殴られる。そんな事にも我慢していたが、ある日自分の欲望を押さえることが出来なくなってしまった。
死霊術師の職業病と呼ぶべきなのか
、アレンは人を見る時にその者の死んだ後の姿を妄想する癖があった。それは死体に性的興奮を覚える、ネクロフィリアのアレンにとっては嬉しい癖だっただろう。
普段からフェリスを見てその死に顔を妄想していたアレンもついに我慢が出来なくなり、フェリスの細い首に手を掛けてーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 19:21:18
3812文字
会話率:26%
"誰かボクを殺してくれ"
そう言い続けてどれくらいが経っただろうか...?
ひょんなことから魔女の呪いに掛けられて、不老不死とレベル退化の呪いに掛けられた男、ミナス―――最初は不老不死なんてラッキーと思い、何も
変わらない生活を続ける。しかし、彼の家族、親友、恋人の死に顔を見て、初めて自分が歳も取らず、容姿も変わらない、死ねないことがこんなにも辛く、苦痛なのだと感じる。
絶望したミナスは死に場所を求めて、様々な時空の『最強』を冠する魔物がいる《時空の狭間》へと行く。そこで圧倒的な魔物と日々対峙することになるが、殺される度にレベルが下がる。下がっているにも関わらずロクでもないスキルを習得していく。そのロクでもないスキルを駆使して《時空の狭間》の魔物を殺戮していく。ホントは殺されたいのに―――ミナスはそう思っているだけなのに、そんなミナスを魔物達は殺すことができない。
ついにミナスは《時空の狭間》の魔物を全て駆逐してしまう。気が付けば、Lv.-9999となったミナスはやることもなく、何となく自分の元いた世界へ戻る。戻ったミナスは、そこで運命的な出会いをする。ついに見つけた自分を殺すことのできる少女リアに―――『頼む!ボクを殺してくれ!!』そう懇願したが、『えっ、イヤだけど』とあっさり断られてしまう。リアは故郷を滅ぼした帝国に復讐するという目的を持っていた。ミナスは自分を殺してもらうため、帝国に復讐を誓うリアの手伝いをすることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 20:31:12
72180文字
会話率:49%
中学2年の夏、文化祭でやるクラスの劇の脚本を任された詩歌は、みんなが死ぬ脚本を書き上げた。その中で、一人抜きん出て死ぬ瞬間の顔がうまいクラスメイトの新奈を見つける。新奈は詩歌の脚本を気に入ったらしく詩歌に演劇部の脚本を書いてほしいと頼んでき
た。新奈の死に顔に魅入られた詩歌は、言われるがままに彼女が死ぬ脚本を書き続ける。
中学卒業後、新奈は女優を目指すために上京し、詩歌は地元の高校に進学し脚本家を目指すことに。二人はお互いに夢を叶えようと誓う。
しかしそれから2年後、テレビに映った新奈はスマイル満点のアイドル・ニーナとなっていた。詩歌は裏切られたような気分になり、アイドルのニーナを殺すことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 00:00:00
4603文字
会話率:36%
「あなたまで、おれの前で――」
あふれ出した闇は、全てを飲み込んでいく……
死ぬなんて、許さない。
これは禁忌への道。そんなこと分かっている。
それでも―――目の前の死に顔を見ていることはできなくて。
クリスマス・イブの日に贈られた出
会い。
それは拓也を底のない暗闇へと叩き落としていく。
その異変を察知した実と尚希は―――
異世界ファンタジー第4弾。
生と死の巡りが絡み合うバトルが始まります。
※こちらの作品はシリーズものです。これまでのお話は、作品タイトル上部にある『世界の十字路』と書かれたリンクをクリックorタップしてください。
※2022年6月26日より「カクヨム」でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 20:47:04
106515文字
会話率:21%
高槻恭介は医療関係従事を目指す大学生。
妹の美沙は神経系の難病を持っていて以前、歩くことが出来なくなっていた。
中学時代に手術を行い、無事に普通に歩けるまで回復。
後に再発の可能性もあると言われ、兄である恭介は医療に携わることを決意す
る。
今年の春先に本土の大学の医学部に進学した1年生。
しかし、幼馴染である真礼の訃報を受け故郷へ帰ることに。
美沙の主治医であったこの島の唯一の医者、後藤により病室へと通される。
様々な後悔を胸に彼女と顔を合わせようとするがなかなか死に顔をみることが出来ない。
やっとの思いで覚悟を決めた時……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 17:51:54
2850文字
会話率:56%
クリスマスイブの真夜中。
オレはこの日、一人の命を奪った………。
クリスマスなんて家族と過ごしたり、男女が乳繰りあう大嫌いな日だ。
そんなムカムカする日は殺人するのが楽しい。
もちろん、殺人と言ってもオレは正義の味方として殺人するんだ。
悪
人をぶっ殺し、苦しんでるやつを助ける。
今まで殺してきた人間は数え切れないほどだが、奴らの顔は全員覚えている。
怯えた顔、怒り狂う顔、精神がおかしくなって笑った顔、泣きじゃくる顔。
今までそんな顔を何度も見てきたぐらい飽きていたその時、オレは初めて見た死に顔を目にする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 00:03:32
4397文字
会話率:44%
振り返ると、ここ数年で大勢の身内が亡くなりました。わたしのいとこも五十半ばで亡くなりました。死に顔になった固まった動かない顔をみると、込み上げてくるのは本当に小さかった頃の情景一枚でした。
ー ずっと帰りを待ちわびて、橙色の帽子をかぶ
った保育園児の彼女がアパートの外階段を登ってくる、近づいてくる
あんなに暑かった夏でさえ秋が深まれば過去になっていく。そんな感慨にふけったら、しみじみと文字が連なりました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-13 10:03:04
1260文字
会話率:0%
タコとハゲの織りなす、ハートフルコメディ。
俳優・新堂陽(ひなた)の追っかけにいそしみつつグータラだらだらと生きてきた、前世タコの干物女、山田恵子。
握手会から帰宅した恵子のもとに、幼なじみ掛川優一から電話がかかってくる。
最終更新:2020-08-08 00:14:29
7989文字
会話率:45%
駅についての創作怪談になります。
3000字に満たない短いお話なので、ちょっとした空いた時間に読んでいただけると嬉しいです。
最終更新:2020-07-09 08:01:24
2630文字
会話率:3%
一度、君の死に顔を見たことがある。
前世で失った思い人を、
現世で幸せにしたい女の子勇梨(ユーリ)。
主人公に恋愛遍歴有。本命以外との恋愛絡み有のため注意。
周りにBL要素がでてきます。
前世が結構ファンタジーです。
主人公以外の目線で
話が進む時もあります。
更新遅めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 23:26:30
364文字
会話率:15%
心に傷を負った男
中西工業社長、守の非摘出子として
生まれてきた後藤義信は、
貧しい暮らしの中、
成長していった。
時は過ぎ、中西守は、
自分に見合った他の女と結婚。
そして、家庭を築き、二人の子供に恵まれた。
その頃、母
子家庭の中、育った義信は、
貧乏も重なり、母親が
過労死してしまう。
身寄りを亡くした義信は、
怒りと憎しみを抱え、青年になり、
中西工業に就職。
そして、真面目を装い、
復讐のチャンスを窺う。
そんなある日。
中西守が呼吸不全で
豊田市の増井病院に運ばれたことを知り、
守が運ばれた増井病院に、
夜中に忍び込み、
医療事故に見せかけて、
中西守を殺害する。
だがその時の守の死に顔の凄さを、
目の当たりにし、義信はこの先、
ずっと陰鬱な気持ちを引きずることになる。
この事件を、警察は医療事故と見るが、
豊田署の女性が苦手な独身の板垣警部補が、
他殺の疑いをもち、
単独で捜査に乗り出す。
それから二年後。義信の復讐は、
中西家へと向かう。
中西工業の一千万円にも上る使途不明金、
守の妻光子と重役の関係に対する風評被害に、
娘の瑠唯の妊娠と、
不可解な事件は続き、
そして、息子である英二にも被害は及ぶ。
そんな中、この一連の事件に
興味を抱いたもう一人の人間がいた。
東海新聞の三田優子だ。
彼女も素人ながら、板垣と共に、
事件を調べ始めるようになる。
義信とは反対に、裕福な家庭で、
何の不自由もなく育った守の息子、
英二は日本が認めるプロボクサーに成長。
そして、二十四歳の十二月二十四日のクリスマス・イブに念願の世界タイトルマッチが決定する。
やがてそのクリスマス・イブ当日。
警察は会場のレインボーホールに限らず、
名古屋市一帯に巨大な捜査網を敷き、
二千人近い厳戒態勢で義信を待ち構える。
それでも、義信は銃を手に、
会場に忍び込むことに成功。
そして、今までの陰の道を正し、
陽の道を歩けるよう、ある計画を練った。
それは英二がリングに登ったその瞬間に、
撃ち殺すことだったー。
一人は日本を代表するボクサーとして、
もう一人はいくつもの事件を重ねる逃亡者として、まったく違った性質の二人が、
レインボーホールの会場で、対峙する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-03 16:19:34
159413文字
会話率:37%
二〇〇七年六月下旬、夕食のひと時を楽しむ夫妻のもとを訪れた一人の男。
男は夫妻とメイドを殺し屋敷に火を放って逃走した。
男の名は「キラーゼロ」。
キラーゼロは平然と「依頼されたから殺した」と言い残した。
海外旅行先で両親の訃報を聞いた麗香は
急遽帰国するも、両親の死に顔も見ることもできない悲しい別れをすることとなった。
警察の捜査本部では、キラーゼロに殺しを依頼した容疑者の一人に麗香の名前が挙がっていた。
そんな中で麗香はキラーゼロとキラーゼロに殺しを依頼した首謀者と対面する。
麗香の心には二人への復讐の灯火が小さく灯った。
コメディー小説「ハードボイルド主夫 竹田竜作」スピンオフ作品
特務秘書住崎麗香(すみざきれいか)の壮絶な過去が今明かされる。
※この作品は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-22 19:00:00
68545文字
会話率:60%
気がつくと異世界に召喚されていた。
まばゆい光につつまれようやくおぼろげに見えた目の前には半径2Mくらいの魔法陣と泣き崩れる女の子と30後半の倒れている女性だった。
この情景をみて女性の方は受け答えができないのではないかと判断した俺は女の
子の方に気が引けるが話しかけることにした。
「なあ、そこの君。一体どうして泣いているんだい?」日本なら不審者として通報されるけどまあ、背に腹は代えられないので精一杯の笑顔で聞くことにした。
見渡せどあたり一面枝と葉だらけなのだ。例えるなら草むらに作った秘密基地のでかいやつだ。東京の舗装されていた道を歩いていたはずなのでこんな自然溢れる場所にいるわけがないのだ。思考を回転させていると、泣いていた女の子が少し落ち着いてようやく話し始めたのでそっちに集中することにした。
「ぐす、お母さんが死んじゃったの...」
どうやら実の母がこんなところで死んでしまったらしい。俺からは寝てるだけに見えるのは死に顔がとても穏やかだからだ。とてもじゃないがそんな話信用できない。俺はそのまま母親の方に行って脈を測って寝てるだけだと言おうとした。しかしそれは女の子の次のセリフでやめざるを得なかった。
「あなたを異世界から召喚しようとして、お母さんしんじゃったの...」
どうやら異世界に召喚されたはいいが、肝心の召喚主はすでに死んでしまったらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-12 22:13:07
3995文字
会話率:38%
高校一年生の美穂子は鬼王と共に、死に逝く人々の元を回る。
そうして美穂子は、死に逝く人の口に、末期の水を含ませて見送る。
美穂子が鬼王と回るのは、現世に縁のない孤独な魂。美穂子が含ませる水は、死者の魂を導く守り水だ。けれど美穂子はいつの頃か
らか、末期の水を含ませるだけではなく、死者の魂に触れるようになる。
死者の魂に触れ、美穂子は己の身に、現世での辛く苦しい記憶を引き受ける。
憤怒や怨嗟を抱えて逝く事はあまりにも悲しい。美穂子は人々の死に顔を、豊かな笑みへと変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-10 18:54:15
88069文字
会話率:34%