かつて愛国者の国と呼ばれていたローランズ王国は現在、正妃の息子である第二王子を擁立する国王派と、側妃の息子である第一王子を擁立する教会派に分裂し、政治が混乱していた。その混乱故、特殊な血筋を持ち、完璧な淑女と呼ばれている、ルイス侯爵令嬢ジュ
リアンナが誰と婚約するのかが社交界では注目の的だった。ジュリアンナの婚約発表が行われるまで半年を切ったある日、第二王子からジュリアンナへと召喚状が送られる。そして理想の王子と呼ばれているはずの第二王子からジュリアンナに告げられる鬼畜な手駒宣言。ジュリアンナは、自分の願いを叶えるため、第二王子との約束を不本意ながら果たすために悪魔崇拝が行われている王都教会へと潜入し、教会派と国王派の陰謀に巻き込まれていく。
――すべてを騙し、命がけの舞台で演じきって見せると、わたしの誇りに賭けて誓いましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 00:00:00
470811文字
会話率:41%
──これは少女が旅立つまでの物語
精霊のような存在だった「彼」はただ人の世を彷徨い観察していた。
人の観察に飽いた彼はある日、金色の夕陽が照らす河原をはしゃぎ回る美しい少女と出逢う。
家紋武範さまの「あやしい企画」参加作品です。
最終更新:2020-03-01 18:12:55
22228文字
会話率:28%
−−−人魔大戦
ここグラーディア大陸では100年に渡って人と魔族とが血で血を洗うような戦争を繰り返していた。
その膂力と魔力の差から人が魔族に敗北しようとしたそのとき2人の勇者が魔族の王を倒し大戦を終わらせたと云われる。
彼らはそれだけでな
くさらに国家間で戦争を始めようとする各国の指導者たちを(力づくで)集め平和条約を結ばせた後、何処かへと消えたという。
とある田舎の片隅。
そこには幾人かの戦災孤児と共に野良仕事や狩りに勤しむ双子の姉弟の姿があった。
何もないながらも人並みの暮らしを営む彼らの「副業」は『ミナカミ様の御使い』だった。
今日も彼らは目立たないよう困っている人たちのために戦う。
メンイン○ラックとφを見ながら書きました。
反省はしていない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-30 18:11:59
25575文字
会話率:35%
◆大陸全土を支配するファルザード帝国。その属邦の一つベルン公国の君主アルフォンス・ベルン(17歳)。アルフォンスは、日常生活では、「無能」で、分数の計算も出来ない。だが戦争においては天才。
◆アルフォンスは、奴隷気質のエルフの義妹パミーナ。
メイド服好きの義姉フローラ。皇帝の孫娘で8歳の美幼女ミストルーンと日々楽しく暮らしていた。
◆だが、やがて帝国に暗雲が立ちこめる。
帝国の北半分を支配する北部総督シルヴァン皇子(24歳)。冷酷かつ天才的な軍略家であるシルヴァン皇子は、南部総督イリアシュ皇子を殺害し、自らが皇帝にならんとする野望を持つ。シルヴァン皇子は謀略と暗殺をもちいて、皇帝の長男であるイリアシュ皇子を挑発。やがて、帝国は北部総督シルヴァン皇子、南部総督イリアシュ皇子の全面戦争に突入する。
◆ここに《継承戦争》と呼ばれる帝国史上空前の内乱が勃発。
イリアシュ皇子の臣下であるアルフォンスは、ベルン公国の誇る騎狼(きろう)軍1万2千騎を率いて、猛悪なるシルヴァン皇子と対決する。
◆アルフォンス・ベルンと、シルヴァン皇子。この二人の激闘が、やがて帝国の命運を大きく変えていく。
◆皇族のロリ幼女、エルフの奴隷的な義妹、メイド服の義姉美少女。萌えと燃えが融合した本格的な戦記ファンタジー小説です。
◆〈日本の戦国時代の小説〉〈ヨーロッパ並びに世界各国の歴史小説〉〈三国志〉〈水滸伝〉
〈ローマ帝国衰亡史〉〈司馬遼太郎〉〈山岡荘八〉〈吉川英治〉などが、お好きな方や、歴史が好きな方は、是非ご覧下さい。
◆◆◆◆ご意見、ご感想、お待ちしております。◆◆どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
◆◆◆暫く不定期更新となります◆◆◆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 07:00:00
114758文字
会話率:30%
おでこよりやや上、つむじからやや下。
少年の頭部には気が付いた時から角が1本生えていた。
その奇妙な異物で、不幸と試練を背負う。
時に残酷で、時に恵まれて。
己が不幸なのか幸せなのかは、いつかきっと答えを見つけ出そう。
そうして少
年は、運命と不思議な縁へと飲み込まれていく。
ドラゴンが息吹を上げた後の世界で
傷付いたり、立ち上がったり。
そうして自分の人生に答えを探す少年の物語。
生き物の縁は不思議だ。
いつも人を試すのだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-13 21:36:48
96150文字
会話率:19%
日本刀バンザイ!日本武術ガンバレ!架空中世風世界で刀をブン回して、欧米人風イケメンをブッ飛ばして、戦さ戦さで出世したり失敗したり。いかつい野郎どもがゾロゾロ出てくる話です。初投稿でたどたどしさ満載ですが、ひとときお楽しみいただければ幸いです
。……たどたどしさの証として、この話はノクターンに投稿してしまいました。……官能場面も予定してないのに。あちらにも読んでくださってらっしゃる方がおられるようなので、同時更新を目指したいと思います。なにとぞおおらかなお心で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-12 18:06:14
334515文字
会話率:45%
二人の旅人がいた。一人は黒ずくめの不吉な青年。もう一人は白ずくめの少女。その二人は旅を共にしていた。
彼らは街や村の噂を集めて廻る。彼らが集める噂は化物の噂。
異形が異形を狩る、同族殺しで終わらない。
人は異形を利用する醜い心をもっ
ている。
これは人が異形を狩る物語でも、異形が同族を殺す物語ではない。
人が人を、人が異形を、異形が人を、異形が異形を殺す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-25 22:49:58
27104文字
会話率:43%
良くも悪くも純粋なまま病死した青年は、その魂の堕落を狙う悪魔の導きで異世界に再び生を受ける。
本来ならチャンスを得たと喜ぶ転生、しかし再び生まれた身体は相変わらずの病弱。更に彼を取り巻く環境は貧乏、極寒、戦争状態という悲惨極まりない状態だっ
た……。
与えられたのは辺境貧乏零細領主の息子という地位と、病弱ながら美少年、というか美少女っぽい繊細な容姿。そして一応機能する身体。
領民は子供を売らなければ食べられないほど貧しく、作物の実らぬ領地には代わりに魔物や人間の軍隊、盗賊連中が跋扈している。
これでもかというくらい悲惨で暴力的な世の中に怯えながら、なんとか身の回りの平穏を守り状況を良くしようと四苦八苦する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-16 12:27:59
72178文字
会話率:34%