かつて愛国者の国と呼ばれていたローランズ王国は現在、正妃の息子である第二王子を擁立する国王派と、側妃の息子である第一王子を擁立する教会派に分裂し、政治が混乱していた。その混乱故、特殊な血筋を持ち、完璧な淑女と呼ばれている、ルイス侯爵令嬢ジュ
リアンナが誰と婚約するのかが社交界では注目の的だった。ジュリアンナの婚約発表が行われるまで半年を切ったある日、第二王子からジュリアンナへと召喚状が送られる。そして理想の王子と呼ばれているはずの第二王子からジュリアンナに告げられる鬼畜な手駒宣言。ジュリアンナは、自分の願いを叶えるため、第二王子との約束を不本意ながら果たすために悪魔崇拝が行われている王都教会へと潜入し、教会派と国王派の陰謀に巻き込まれていく。
――すべてを騙し、命がけの舞台で演じきって見せると、わたしの誇りに賭けて誓いましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 00:00:00
470811文字
会話率:41%
「マリアンヌ!私はここにお前との婚約破棄を宣言する!」
(((よっしゃキタあぁああ!!)))
「皆、手筈通りに行くわよ!グループA、すぐに────……」
「準備整いました!」
「よし、暗転!」
─────「私ね、殿下にそ
ろそろ婚約破棄されそうなの」
こんな会話から始まった、婚約破棄待ってました系令嬢×2が婚約破棄しちゃった系殿下で楽しむ、ついでに恋も実らせようか、そんなお話。
後半バカップル注意報。リア充滅びろ、という方は心してお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-24 00:03:43
13154文字
会話率:58%
さらっとした婚約破棄もの。
ラヴィエラは今世を生きる自分は、記憶によれば乙女ゲームのライバルキャラであったことを思い出す。回避しようにも、既にヒロインは王子ルートを攻略済。このままではラヴィエラは半月後の夜会で王子から婚約破棄をされてしまう
だろう。
ここまで来たら婚約破棄はまぁ、仕方ないにしても、私が一方的に悪役になって、実家まで没落するのは許せない!忠義のコーレンド家の名前を汚させてなるものか!
――最後の勝負は、夜会5日前。演技派令嬢による消極的婚約破棄。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-28 21:59:37
7683文字
会話率:52%