「勇者を殺害せよ」──。
黒川ハジメは異世界に突如転移させられ、農奴のような生活を強いられる。
言葉も理解できず、変わり映えのしない生活を続ける毎日。
そんな生活を変えるのは、いつだって彼自身ではなかった。
世界は目まぐるしく変化し、有無
を言わさず彼を巻き込んでいく。
何一つ持ち合わせない彼はどのように成長し、どう世界と向き合っていくのか。
※「この作品はカクヨムにも掲載しております」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 22:13:19
936168文字
会話率:57%
毎日18時投稿!(場合によって時間変動あり)
「リドゥ・ランヴァー。本日をもって、君をギルドから解雇する」
新ギルド長の就任に伴い、戦闘が苦手だからと有無も言わさず解雇された僕『リドゥ・ランヴァー』は弱者が淘汰される社会に絶望し、世捨て
人として大自然での生活に身を投じる。
そんな自棄っぱちなサバイバル初日からモンスターと遭遇!? ……だとか慌てながら生への頓着を失っていた僕は抵抗せずに死を受け入れようとするも、モンスターは負傷していて……?
これは、ギルドを解雇された僕が、モンスターと苦楽を共にするようになるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 18:00:01
276057文字
会話率:48%
半世紀の内乱後、三十年続いた平和が失われ、ラキュス湖南地方が戦禍に沈む。
唐突に全てを失い、途方に暮れる普通の人の群像劇。
◆
【現在】◆第五十四章 旧染
退院した魔装兵ルベルは、アーテル領での情報収集任務に復帰する。
終戦の兆
しが見えない中、難民キャンプでは自助の取り組みが進む。
移動放送局プラエテルミッサは、旧ラキュス・ネーニア家直轄領、シェラタン当主の村を経由し、マチャジーナ市方面へ移動する。
首都クレーヴェルでは、新しい国造りが進行する。
◆
人種、民族、宗教、魔力の有無……境遇の異なる者が、状況に翻弄されて偶然、仲間になった。
それぞれの思いを胸に秘め、恩讐を超えて手を取り合い、共に生きてゆく。
平和への道程は遠い。
※ 前から順番に校正中。自分で見た校正済みページと2018/12/29以降の新規投稿はサブタイトルの数字を四桁表示にしています。
見落としがあった場合、お知らせいただけますと助かります。最近低浮上なので対応は少し後になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 12:00:00
8921520文字
会話率:34%
形あるモノ。心に秘めるモノ。
実像の有無に関わらず、万物は崩れ去る。
記憶や技術、信仰、自然ですら──いとも容易く。
そんな全てが消え失せた世界で、強く輝くものが1つ。
生物の核。心の力。
魂だけは確実に受け継がれ、新たなる魂を育んだ。
特別な力が無い?
才能が無い?
何にも無い?
関係ない!
そこに確かに魂があるなら──立ち向かうのみ!
何故なら我々は【便利屋】なのだから!
この物語は──崩壊した世界とそれに抗あらがう人々を描いた──ドラマチックバトルアクション伝奇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 21:41:26
2517文字
会話率:22%
人間だけでなく、妖精や竜、そして神々までもが共存する世界。
そんな世界の人間である公爵令嬢・リリア
高等部の卒業を迎えた彼女はその場で婚約者である王国の第一王子に濡れ衣を着せられ有無を言わさず婚約を破棄されてしまう。
窮地に立たされた
彼女を救ったのは、
その日出会い会話を交して友人となった、遥か雲の上の存在である男だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 12:09:18
186610文字
会話率:40%
考古学と図書室が好きな怜奈は、四年生。幼なじみの詩雛と、夏休みに発掘調査に参加する。古代ロマンにどっぷり浸かるはずが、古墳に入った途端、異世界人に遭遇し、有無を言わせず協力者にされてしまう。二人に課せられたミッションは、『思念波』を集めるこ
と。しかも、この『思念波』を扱えなければ、大災害が起こる!?
いきなり異世界に転生するのではなく、自らの選択で転生を選び、成長していく物語です。なので、しばらくは現実世界での(あくまでもフィクションです)話になります。
また、魔法ではなく、『思念波』を核とした物語です。『思念波』とは、どんなものなのか、怜奈達が経験しながら解き明かしていきます。そして、『思念波』を扱えるようになった怜奈達の選択は?というところまでが転生前のお話になります。
なお、設定上宇宙が絡んできますが、作者としては、SFではなく、あくまでもファンタジーとして書いておりますので、ご了承ください。
なぜ宇宙なのか。それは、『思念波』が関係しています。
なお、作者が非常に遅筆なため、気長にお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 08:10:00
368184文字
会話率:41%
『呪咀士』であるノロワは、Aランクパーティー『紅蓮の不死鳥』に所属していたが、ある日、突然クビを宣告される。
「今の流行はバフなんだ。デバフばっかりかける無能は必要ない」
デバフ特化の職業だったノロワは有無を言わさずパーティーを追放さ
れてしまった。
冒険者において、『追放』されるということは、『無能』の烙印を押されたにも等しい。
ソロで戦う戦闘能力もなく、新しいパーティーにも入れない……詰んだ状況に陥ったが、ある人の助言から活路を見出す。
「僕と同じ境遇の、追放された冒険者なら仲間になってくれるんじゃないか!」
そう考えたノロワは他のパーティーから追放された冒険者とパーティーを組むことにする。
追放された冒険者は一癖も二癖もある人ばかり。
だけど、何故かノロワがデバフである『呪い』をかけると、追放冒険者達はチート級の能力に目覚めていく。
チートに目覚めた仲間達と、ノロワは真実の仲間となって冒険を始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 12:10:07
129635文字
会話率:35%
ハイランド皇国に異世界転移した元社畜の小森は、
自ら解呪の専門家を名乗り『リトル・フォレスト』なるお店を営んでいた。
そんなある日、魔王の執事アガレスが店を訪れ、
魔王城の大規模修繕工事中に発見された不可解な『裏庭』に関する問題を解決して
欲しいと言ってきた。
半ば強引に連れて行かれた小森が魔王に聞かされたのは、
先代魔王が神に借りた巨額の借金で魔王国がデフォルト寸前であるという事実……。
借金を返済するためには魔王城に眠る財宝を見つけるしかない。
その財宝の眠る場所こそ『裏庭』なのだと魔王は力説する。
そして有無を言わさず『魔王城庭園管理責任者』に命じられた小森は、
どこか頼りない四魔将、犬魔族一の剣魔シバンを護衛役に財宝回収に挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 12:19:51
8220文字
会話率:57%
学力は平均的、絵がそこそこ描けて集中力もある。職務経験もあるし恋愛経験もある。空気も大体読めているはず。
だけど何故かみんなと同じように生きられない。好きな言葉は“平穏無事”なのに揉め事ばかり引き起こす。そんなトラブルメーカーなギャル
『トマリ』の物語。
地元を出て仕事に就くも心身共に疲れ果てた彼女は、病院で「軽度の自閉スペクトラム症の可能性あり」という診断を受ける。特性はそれほど強くはなくて周りの人も気付かない。しかし思い返すだけでうんざりする、上手くならない片付け、嗜好品への依存、トラブルだらけの人間関係……彼女の悩みそのものは決して軽くないことも事実だった。
障害の有無以前に彼女も一人の女性であることを尊重したいので、あまり重くなりすぎないような作風にしています。
※障害や病気に関する描写がありますが同じ障害・病気を持つ全ての人がこのようになるという意味ではございません。
※挿絵が入っています。なくても読める内容なので不要な方はお手隙ですが非表示設定をお願い致します。
※短編小説『tomari』とは主人公を変えて書いており、設定も少し変わっているところがございます。短編の方を知らない方でもお読み頂ける内容になっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 20:00:00
413057文字
会話率:39%
アルミダ公爵家に生まれた令嬢、クロア・アルミダは貴族が集まる夜会にて、婚約者であるシェルハル王国の王太子、ウルド・シェルハルから婚約破棄を言い渡される。代わりにクロアの妹、カーラ・アルミダを新たに婚約者にすると宣言した。
そして国王から
、罪を犯した罪人として、『特攻隊』として、魔族を束ねる最強最悪の魔王・アルシエルの討伐任務を言い渡される。実質の死刑宣告だった。
そうして有無を言わすことも出来ずに、強引に国外へ連行され、魔王城に続く道へ放り出されてしまう。
そこから他のところへ行くアテもなく、クロアは諦めたように魔王城へ辿り着いた……
が、そこにあったのは魔王城の残骸しかなく。その最奥に、繭のようなナニカがいた。
不思議な気分でそのナニカ触れてしまった拍子で、眠っていた魔王が起きてしまい、開口一番……
「……ああ……ようやく会えた」と。
まるで長く会っていなかった親友に再会したように言った。
一方、シェルハル王国は、魔族の襲撃に遭ってしまい……
意外と短め。魔王、ではなく【深淵】様視点が多いです。かなりファンタジック要素強めです。
アルファポリス、エブリスタにて公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 17:00:00
43682文字
会話率:24%
自他共に認める天才、氷山振一郎は日本に向かう飛行機の中から突如として見知らぬ世界に転移する。人間を超えた力を持つ能力者が存在する世界で、人並外れた洞察力と能力を即座に使いこなす適応力で戦場を生き抜いていく。
ところが目の前に現れた銀髪の美少
女は天才であるはずの振一郎を上回る天才で…
「さてシンイチロウ、今からあなたはスーマの保護下に置かれます。取り急ぎ、都まで来てもらおうかな」
有無を言わさず連れて行かれてこれからどうなる?
チート天才なのに無双できない、厳しい現実?にもがく男のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 12:40:00
85811文字
会話率:31%
ゲーム好きさん、いませんか?
主にここ15年くらいの間にプレイしたゲームを中心に(短くサクッと)ご紹介していましたが、現在はレトロゲームに移行中です。
時々、ゲームに関するコラム的なものも挟みます。
なお、古いものにはアーカイブスやバーチ
ャルコンソールの有無を記しています。
評価は★1~5の「オススメ度」(3が標準)でお送りします。
どうぞ、気になったところからお読みください。
※あくまで一個人が感じたことです。ご了承の上、ご覧ください。完結間近です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 07:18:49
137709文字
会話率:2%
そこは「この現実世界」に似ているが、2001年のある出来事を契機に歴史が大きく分かれた、様々な「異能力者」が存在し、科学技術と超常の力が併存する平行世界の地球。
ある理由で大量生産されている、遺伝子・ホルモンその他の調整により人工的に生み出
された「科学的・魔法的に検査した限りでは、ほぼ異能力を持たない」人造人間達。
皮肉にも彼等は「純血種(ピュア・ブラッド・ヒューマン)」と呼ばれていた。人権の有無さえ曖昧な者達にも関わらず。
その1人として生まれた少年は、異能力とさえ言えない些細な異能力を持っていたせいで「不良品」として、あるテロ組織に名前さえ無い少年兵として売られてしまう。
果して、少年は歴史的な大天災により廃墟の町と化した東京で生き延びる事が出来るのか?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。(「GALLERIA」「note」は掲載が後になります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 09:50:20
4252文字
会話率:29%
あれ、そう言や、スポーツジムなんかに有る、あの機械、なんで、そんな変な名前なんだ?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。
最終更新:2023-07-09 06:41:17
1709文字
会話率:55%
海底火山により世界各海に島々が発生した。それらは噴火を繰り返し、少しずつ、けれど確実に拡大していった。生命の有無など関係なく、島は海も陸も侵食していく。自然の脅威に為す術もなく終焉を迎える。
人々は終わりを待つ世界のなかでたったひとつの約束
を胸に、秘密を抱えながら、叶えられなかった願いのために生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 23:49:25
6849文字
会話率:38%
人々が『魔物』と戦い始めた頃のお話。
【あらすじと裏筋】
プロメザラ城下、衛兵団小隊長カイムは、圧政により腐敗の兆候を見せる街で秘密裏に悪徳組織の摘発のため日夜奮闘していた。
しかし、城内の内通者によってカイムの暗躍は腐敗の根源たる
王子の知るところとなる。
あらぬ罪を着せられ、度重なる拷問を受けた末に瀕死状態のまま荒野に捨てられたカイムはただ骸となり朽ち果てる運命を強いられた。
死を目前にして、カイムに呼びかけたのは意思疎通のできる死肉喰(グールー)と、多層世界の危機に際して現出するという生命体<ネクロシグネチャー>だった。
二人の助力により見事「完全なる『死』」を迎えたカイムは、ネクロシグネチャーの技術によって抽出された、<エーテル体>となり、最適な適合者(ドナー)の用意を約束される。
一方、後にカイムの適合者となる男、厨和希(くりやかずき)は、一年前の「事故」により幼馴染を失った精神的ショックから立ち直れずにいた。
漫然と日々を過ごしていた和希の前に突如<ネクロシグネチャー>だと自称する不審な女が現れる。
彼女は和希に有無を言わせることなく、手に持つ謎の液体を彼に注入し、朦朧とする彼に対し意味深な情報を残して去っていく。
――幼馴染の死は「事故」ではない。何者かの手により確実に殺害された。
意識を取り戻したカイムは新たな肉体に尋常ならざる違和感を抱きつつ、記憶とは異なる世界に馴染もうと再び奮闘する。
また、「厨」の身体を共有しながらも意識の奥底に眠る和希は、かつて各国の猛者と渡り合ってきた一兵士カイムの力を借り、「復讐」の鬼と化すのだった。
〈魔海域に位置する絶海の孤島レアマナフ。
幽閉された森の奥深く、朽ち果てた世界樹の残骸を前にして魔王サティスは跪き、神々に祈った。
——どうかすべての弱き者たちに等しく魔力(ちから)をお与えください——〉
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 21:55:43
164096文字
会話率:44%
日本で平凡な高校生活を送っていた一人の少年は駅のホームでいつも通りに電車を待っていると、突如として背中を何者かに突き飛ばされ線路上に放り出されてしまい、迫り来ていた電車に轢かれて呆気なく死んでしまう。
しかし彼の人生はそこで終わることなく
次に目を覚ますと、そこは聖剣と呼ばれる女性にしか扱えない武器と魔法が存在する異世界であった。
そこで主人公の【ハヤト・Ⅵ・オウエンズ】は男性でありながら何故か聖剣を引き抜く事が出来ると、有無を言わさずに姉の【サクヤ・M・オウエンズ】から聖十字騎士学院という聖剣の扱い方を学ぶ場所へと入学を言い渡される。
――そしてハヤトは女性しかいない学院で個性豊かな女子達と多忙な毎日を送り、そこで聖剣を駆使して女尊男卑の世界で成り上がることを決める――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 20:30:00
39531文字
会話率:34%
世界に必要なのは【魔法】か【科学】か。
知性と魔力の有無で区別される世の中で、崇め奉れる「龍神」。そんな実在する神と1人の子供が出会ってしまった。
正しいのは【悪】か【正義】か。
どんな世界にも「感情」というものが存在す
る。それは「個性」とも呼ばれ、争いの火種になるのはいつも他人の身勝手な「感情」であると思っていた。
奇跡とは【生まれる】モノなのか【作られる】モノなのか。
誰も分からない正解に、彼らは今日も振り回されて生きていく。
※本作品はカクヨム様、アルファポリス様にて同時掲載させていただく予定です。
誤字脱字報告、評価等よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 19:00:00
88632文字
会話率:57%
宰相派と辺境伯派の勢力争いが顕著なマールサイド王国。存在感の薄い王家ではあったが、王女ケイトリンはどっちの派閥に嫁ぐかを決めた途端、内乱が勃発することを確信していた。ならば婚約は反対派に有無を言わせぬほど、公明正大に決めなければいけない。ケ
イトリンは武闘大会を開催し、最も強い者の婚約者となることを宣言した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 07:48:04
6000文字
会話率:33%
ルーデンベルグ王国の王宮の広間。
ここで、私は婚約者であるライアン・ルーデンベルグ王太子殿下から、鋭い視線を浴びていた。
「ルーシー・ヘルツェビナ!!
お前との婚約は破棄だ! お前のような悪辣な女が王太子妃、ひいては王妃にな
るなど、この国の損失にしかならない!
私はここにいる心優しいマリーナ嬢を婚約者とする!
そしてお前は、この未来の王妃であるマリーナに対する様々な嫌がらせや、破落戸を雇ってマリーナを襲わせようとした罪により、娼館送りとする!」
有無をも言わせず、質素な立て付けの悪い小さな馬車に無理やり乗せられ、娼館送りとなり、その途中で私は死んだ。
……はずだったのに、何故また生きてるの?
しかも、今の私は幼い頃に戻っている!?
ならば。
人生の、やり直しが出来るのでは?
今世は、ライアン第一王子殿下の婚約者になりたくない!
ライアン様にもマリーナにも関わらずに、私は幸せに長生きする事を目標として生きていくわ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 20:00:00
87667文字
会話率:27%
製薬会社のMRを辞めて、探偵業を始めている空木健介は、四月のある日、後輩と二人で、奥多摩の山の一つ、鷹ノ巣山に小屋泊の山行に出かける。そして、その下山時に、転落死亡事故に遭遇する。単独行の単独事故と思われた事故だったが、警察も疑問を抱くが
、捜査は進まなかった。残された妻は、発見者の空木に、同行者の有無を調べて欲しいと依頼を受ける。
同行者を調査する空木が、転落死亡した横山忠の勤務する製薬会社の内情を調べると、名古屋から東京へ繋がる因縁に行き着く。これが事件に関係しているのか。
警察も横山忠の転落死に疑問を強めた矢先、奥多摩の山、鋸山で他殺死体が死体が発見され、その人物は、横山忠が転落死した同じ日に、同じテント場で宿泊していた人物だった。被害者の人間関係を捜査していく警察と、横山と鷹ノ巣山を同行した人間を調べて行く探偵空木の動線が交差していく。
名古屋からの因縁が、横山の転落死に影響していたのか、調べる中で、製薬会社のハラスメントが浮かび上がる。ハラスメントの元凶に居る幹部に社員がリベンジに立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 14:57:10
115951文字
会話率:37%
製薬企業のMRとして勤務していた空木健介は、中途退職を決意し、出身地である東京国分寺市で探偵事務所を開設する。ある日、初めての仕事ともいえる依頼が、封書で届く。その依頼は、滋賀県と岐阜県の県境にある霊仙山に登る予定の男を尾行してほしいとい
う依頼だった。空木は、依頼された尾行を引き受けるが、尾行したその日、その男は、霊仙山の麓の廃屋で首吊り自殺に見せかけた絞殺死体で見つかった。空木は、重要容疑者となるが、幼馴染みの現職刑事の協力で疑いは晴れる。
廃屋の死体は、空木健介が尾行した男なのか、空木を犯人に仕立てようとした依頼人は誰なのか、空木は警察の捜査に協力しながら、独自に調査を進めて行く。警察の捜査により、死んだのは、製薬会社の現職部長と判明する。捜査は、名古屋、東京、仙台で勧められて行く中、空木は、死亡した被害者の妻からの依頼を受けて、死亡した男の仙台でのスキャンダルの有無を調べることになるが、ある日、事件の真相を話すので山形県の月山の神社に来て欲しいという手紙が届く。その月山で、またまた製薬会社の社員が死亡する事故が発生する。空木は、その事故に疑念を抱きながら仙台から北海道とスキャンダルの有無、真相を求めて調査を進めて行く。
調査の中で、死んだ被害者の仙台でのスキャンダルがおぼろげに浮かび上がるとともに、最初に空木に男の尾行を依頼した人物も浮かんでくる。さらには、製薬会社の支店幹部の自己保身、エゴの実態が明らかにっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 16:04:16
123478文字
会話率:38%