リリアムは召喚士である父を召喚獣に殺された。仇の召喚獣の名は『渾沌』。渾沌を探して父の仇をとるため、自らも召喚士となり冒険者パーティーに参加した。
しかし、弱すぎて一日で戦力外となってしまう。森を一人さまよいたどり着いた神殿で妖魔と名乗るア
ーケルと出会う。アーケルは実は二百年先の未来から来た魔法戦士だった。
二百年後の世界は魔王に支配され、人類は滅亡寸前だった。人類を救う最後の希望は魔王となる前の魔獣を倒すこと。その魔獣とは、召喚士リリアムの召喚獣だった。
アーケルは首尾よくリリアムとの出会いを果たし、冒険者パーティーを組んで魔王となる魔獣探しの旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:13:28
751118文字
会話率:68%
時は江戸時代初期の1624年。かつての天下人、豊臣秀吉の妻・北政所寧々は、一族が死に絶えた中で、孤独な死を迎えた。
どうしてこんなことになったのか。栄耀栄華を味わうことが本当に欲しかった幸せだったのか。そして、最後の瞬間に出した結論は、「も
う天下人の妻はこりごりだ」ということだった。しかし、死を迎えたはずの寧々は、どういうわけか過去に戻っていて‥‥‥。
ゆえに、彼女は決める。同じ人生は決して歩まないと。
こうして、秀吉の求婚を拒絶し、二週目の人生を歩み始めた彼女は、今度こそ本当の幸せを探すべく、別の道を歩み始めるのだった‥‥‥。
※本作はカクヨムで掲載中の同名作品から一部記載を修正、及び小説家になろう向けに補正したものとなります。話の大筋は変わりません。
※公開初日の7/19(金)は、プロローグを12:10、第1話から第5話を17:10から1時間間隔で公開します。
※7/20(土)~31(水)までは、10:10、12:10、15:10、18:10、21:10にそれぞれ1話ずつ公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:10:00
1773032文字
会話率:58%
神に転生させられてしまった中学生。
しかも最後の衝撃のせいで前世の名前も思い出せない模様。
しかし、色々な属性やスキルに鑑定スキルの大盤振る舞いに主人公も感動する。
そして、コスパがゴミだが、何でもできる生産系属性と、魔力総量が限りなく大き
くなる、魔力総量無限のスキルを手にもち、異世界に向かうのだった。
13歳の鑑定の儀に己が何者かを思いだした、レオール=ローランドは、弟に実質虚偽の報告をされる。
鑑定の儀では嘘をつけないが、生産継続性持ちだと、声を台にして宣言されてしまい、仕方なく近くの森で魔獣を狩りながら、旅をすることにしたのだが……
3人の少女の命を助けたことで、王城に招待される。
そして、なぜか公爵令嬢と、王女と、聖女と婚約を結ぶことになり!?
イケメン腹黒主人公の王道転生貴族が、不遇属性で無双する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:10:00
89981文字
会話率:36%
“最後の地”と呼ばれるエンデラント大陸。その最古の王国、グライフトゥルム王国は危機に瀕していた。
国内では自らの利益のみを追求する大貴族が国政を壟断し、王宮内では毒婦と呼ばれる王妃が我が子を玉座につけようと暗躍する。そんな状況に国王は無
力で、心ある家臣たちは国政から排除されていた。
国外に目を向けても絶望的な状況だった。東の軍事大国ゾルダート帝国は歴史ある大国リヒトロット皇国を併呑し、次の標的としてグライフトゥルム王国に目を向けている。南の宗教国家レヒト法国でも、野心家である騎士団長が自らの栄達のため、牙を剥こうとしていた。
小国であるグライフトゥルム王国を守ってきた“微笑みの軍師”、“千里眼《アルヴィスンハイト》のマティアス”は病と暗殺者の襲撃で身体を壊して動きが取れず、彼が信頼する盟友たちも次々と辺境に追いやられている。
そんな風前の灯火と言える状況だったが、第三王子ジークフリートが立ち上がった。彼はマティアスら俊英の力を糾合し、祖国を救うことを決意した……。
■■■
第12回ネット小説大賞入賞作品「グライフトゥルム戦記~微笑みの軍師マティアスの救国戦略~」の続編となりますが、前作を読まなくとも問題なく読めるように書いております。もちろん、読んでいただいた方がより楽しめると思います。
■■■
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:00:00
528100文字
会話率:37%
突然見知らぬ若者の体に憑依させられた三十五歳男が、相棒の黒猫とともに、古いアニメの知識やあやふやなミリタリー知識を駆使して、この世界にはない魔法=魔導を作り出していく。
主人公:「掴みはこんな感じでどうだ? ガ○ダムネタとか書いておいた
方がいいかな?」
黒猫:「それ以前の話で全然ダメニャ。おいらのかわいさが全く伝わっていないニャ」
主:「いやいや、毒舌の黒猫は売りにならないだろ?」
黒:「この話はおいらで持っているニャ。魔導が凄いって言っても分からないから、おいらを押すのが一番ニャ」
主:「……」
こんな感じの話ですwww
■■■
エンデラント大陸。そこは世界に残った最後の大陸。そして、神に見捨てられし地。
“ウンティーア”と呼ばれる魔獣が跋扈し、それを狩る“狩人=イェーガー”たちが活躍する世界。
“魔導=マギ”と呼ばれる力を駆使し、人間の限界を超えた力を出す狩人。その一人に憑依した男のストーリー。
■■■
この世界の設定などは「エンデラント記設定集」https://ncode.syosetu.com/n3905dr/ にありますので、興味のある方は覗いてみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 13:00:00
167849文字
会話率:16%
この物語は、才能のある青年、【唯野 芳一(ただの ほういち)】と言う主人公が、出版社に印税をだまし取られた事により絶望していた時に、謎の【女子高生】が声をかけて来て、【夢】を見ている間だけ、【異世界】の【部活】だけをやっている学校に入学し
て、【初等部4年生】から初めて20年間かけて卒業すれば、【句点】で区切られる一文の願いであればどんな願いも叶えてくれると聞かされて、一日辺り【半日アルバイトパート】、【主に自宅などでの創作活動パート】、【夢の異世界での部活動パート】の3パートで活動していく異色夢異世界ストーリーです。
物語が進むにつれて複雑に要素が絡みます。
プロローグ編と第1章から第7章までの第1部/【スタート・エピソード編】を経て、第8章から第17章までが第2部/【オーバーロード・カップ編】となります。
第5回から第7回共同の【覇王杯/オーバーロード・カップ】は、順転参戦方式(じゅんてんさんせんほうしき)という16チームが最後の1チームになるまで戦うやり方と同時に逆転参戦方式(ぎゃくてんさんせんほうしき)という13チームがチームリーダーの作り出した世界を統一してそれを評価すると言うやり方の2つがあります。
順転参戦方式の参加チームは逆転参戦方式で優勝者が決定する前に最後の1チームになる事が求められ、逆転参戦方式での優勝者が出た所で順転参戦方式の参加チームは覇王となる資格を剥奪されます。
【芳一】は逆転参戦方式に参加しているので16章と17章までお休みとなります。
第15章では、逆転参戦方式の3チーム、【シェリア・プルスフィリア(SHELIA PLUSPHILIA)チーム】、【フェアリア・トゥルーヴェリティリア(FAERIA TRUEVERITYLIA)チーム】、【ヴィナフェリア・エクセリア・トゥルーヴェリティ(VINAFERIA EXCELIA TRUEVERITY)チーム】のアピールが行われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:00:00
70977文字
会話率:5%
この物語は、才能のある青年、【唯野 芳一(ただの ほういち)】と言う主人公が、出版社に印税をだまし取られた事により絶望していた時に、謎の【女子高生】が声をかけて来て、【夢】を見ている間だけ、【異世界】の【部活】だけをやっている学校に入学し
て、【初等部4年生】から初めて20年間かけて卒業すれば、【句点】で区切られる一文の願いであればどんな願いも叶えてくれると聞かされて、一日辺り【半日アルバイトパート】、【主に自宅などでの創作活動パート】、【夢の異世界での部活動パート】の3パートで活動していく異色夢異世界ストーリーです。
物語が進むにつれて複雑に要素が絡みます。
プロローグ編と第1章から第7章までの第1部/【スタート・エピソード編】を経て、第8章から第17章までが第2部/【オーバーロード・カップ編】となります。
第5回から第7回共同の【覇王杯/オーバーロード・カップ】は、順転参戦方式(じゅんてんさんせんほうしき)という16チームが最後の1チームになるまで戦うやり方と同時に逆転参戦方式(ぎゃくてんさんせんほうしき)という13チームがチームリーダーの作り出した世界を統一してそれを評価すると言うやり方の2つがあります。
順転参戦方式の参加チームは逆転参戦方式で優勝者が決定する前に最後の1チームになる事が求められ、逆転参戦方式での優勝者が出た所で順転参戦方式の参加チームは覇王となる資格を剥奪されます。
【芳一】は逆転参戦方式に参加しているので16章と17章までお休みとなります。
第14章では、逆転参戦方式の3チーム、【河池 祈清(かわいけ きさや)チーム】、【彩綾 絢(さいりょう あや)チーム】、【浮重文 笙虚(ふじゅうぶん しょうこ)チーム】のアピールが行われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 21:00:00
70554文字
会話率:4%
この物語は、才能のある青年、【唯野 芳一(ただの ほういち)】と言う主人公が、出版社に印税をだまし取られた事により絶望していた時に、謎の【女子高生】が声をかけて来て、【夢】を見ている間だけ、【異世界】の【部活】だけをやっている学校に入学し
て、【初等部4年生】から初めて20年間かけて卒業すれば、【句点】で区切られる一文の願いであればどんな願いも叶えてくれると聞かされて、一日辺り【半日アルバイトパート】、【主に自宅などでの創作活動パート】、【夢の異世界での部活動パート】の3パートで活動していく異色夢異世界ストーリーです。
物語が進むにつれて複雑に要素が絡みます。
プロローグ編と第1章から第7章までの第1部/【スタート・エピソード編】を経て、第8章から第17章までが第2部/【オーバーロード・カップ編】となります。
第5回から第7回共同の【覇王杯/オーバーロード・カップ】は、順転参戦方式(じゅんてんさんせんほうしき)という16チームが最後の1チームになるまで戦うやり方と同時に逆転参戦方式(ぎゃくてんさんせんほうしき)という13チームがチームリーダーの作り出した世界を統一してそれを評価すると言うやり方の2つがあります。
順転参戦方式の参加チームは逆転参戦方式で優勝者が決定する前に最後の1チームになる事が求められ、逆転参戦方式での優勝者が出た所で順転参戦方式の参加チームは覇王となる資格を剥奪されます。
【芳一】は逆転参戦方式に参加しているので16章と17章までお休みとなります。
第13章では、逆転参戦方式の3チーム、【ファリナ・プルスフィリア(FARINA PLUSPHILIA)チーム】、【ミリア・ニア・トゥルーヴェリティ(MYRIA NEAR TRUEVERITY)チーム】、【レリア・ニア・トゥルーヴェリティ(LAELIA NEAR TRUEVERITY)チーム】のアピールが行われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 13:00:00
80224文字
会話率:10%
黒川新谷(くろかわあらた)は多少不真面目な大学生だった。
空虚な今までの人生を捨てて、新しく生まれた弟にいい格好をするために努力していた最中のアラタだったが、病気にかかり命を落としてしまう。
しかし、アラタの人生はそこで終わりではなかった。
次元の壁を越え、アラタの魂は新たな肉体へと生まれ変わる。
しかし、その肉体はすでに人間ではなかった。
「Ve‘z(ヴェズ)」と呼ばれる、異世界で遥か昔に勃興した帝国の、最後の末裔。
その予備のクローンに転生した。
クローンの持ち主は既に死に、多くの機械兵士が目的を失い彷徨っていた。
アラタはエリアスと名を変え、数千年ぶりに主人を手にした機械達を従え、新たな人生を歩み始める!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:00:00
370889文字
会話率:42%
「だからさあ、先祖の想いとか、そういうのがよくわからないんだよねえ。期待されても重いっていうかさあ。“おもい”だけに」
『……ええ、わかります』
「妙な間があった気がするけど、まあいいや。困っちゃうよねえ。まあ、向こうも困ってるだろうけ
どさ。僕なんかに全人類の想いを託しちゃってさ」
『ええ、わかります』
「そこはわかっちゃダメでしょ。励ましてくれないとさ。いえいえ、そんなことありませんよ、あなたは素晴らしい人間ですってさ」
『いえいえ、そんなことありませんよ』
「…………いや、続きは!? ただの否定に終わっちゃったよ! エバ、ほんと君はダメなAIだなあ。この宇宙船の船長である僕をもっと大事にしてくれないとさあ。どうするのさ、僕が病んで首でも吊っちゃったら、人類終わりだよ? 僕が最後の地球人なんだからさ」
『はい、自称船長』
「自称って……あ、もしかして自傷と掛けてる? ははは、しないよ、自傷行為なんて」
『ええ、私も見たくありません』
人類が地球を離れたのは、数百年前のことだった。技術の粋を結集して建造された宇宙船、『ドーンオブホープ号』。生き残った人間たちはそこに乗り込み、環境破壊によって居住不可能となった地球を捨て、新天地を求めて宇宙へ旅立ったのだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-21 11:00:00
3237文字
会話率:59%
深夜、とある家。布団に横たわる男が、枕元の携帯電話に手を伸ばした。まるでカタツムリの歩みのように、ゆっくりと。
彼は自分の寿命が尽きるのを悟っていた。指先が震え、冷え切っている。呼吸は浅く、胸の奥がじんわりと痛む。だからこそ、最後の力を
振り絞り、電話をかけようとしているのだ。
コール音が響き、相手に繋がると、彼はか細い声で言った。
「……あ、もしもし、三途の川渡しの船頭さんでっか?」
「おう、そうやけど、どなたさん?」
「ぼちぼち死にそうなんで、船の予約をお願いしたいんですわ」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-15 11:00:00
936文字
会話率:85%
現代、地球の人口は増え続けている。同胞が生まれているというのに、悲しいことにそれを喜べないのが現状だ。国同士の摩擦、移民と現地住民の対立、社会を覆うさまざまな軋轢も生まれてしまっている。そして、これに伴い、これまで禁止されていたものが次々
と緩和されていった。
その一つが、安楽死の合法化である。
人々が公に自ら命を終える権利を得たことで、社会は大きく様変わりした。企業はこぞって安楽死サービスに参入し、テレビやネット、ラジオでは連日、『最高の最後のひとときをお届けします!』という華やかな広告が流れた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-25 11:00:00
1792文字
会話率:25%
「目が覚めたら、美少女だらけの異世界で、告白バトルロワイヤルの参加者になってました——え、何それ?」
どこにでもいる(と思ってた)高校生、陽向(ひなた)はある日突然、空から降る光に連れ去られ……気づけば謎の闘技場に立っていた。
目の前には
、耳が長いエルフ、モフモフ尻尾の獣人、ツノ付きクールビューティ悪魔、そしてやたら色っぽい人魚族——美少女たちの異種族オールスター!
そこに現れたのは、恋と破滅の女神アモーラ様(自称:永遠の17歳)。
彼女が言うには、ここは「告白サバイバル・ラブアリーナ」
参加者は最後の一人になるまで恋愛バトルを繰り広げ、「選ばれし相手に告白して成功したら、どんな願いも叶えてあげちゃう!」
……って、どんなバトルロイヤルだよ!!
ただし、甘く見ちゃいけない。
告白失敗=永遠に帰還不可。
さらに戦いでは『恋愛ポイント』と呼ばれる謎のエネルギーを奪い合い、好感度がバフになったり、嫉妬でステータスがバグったり、感情むき出しの恋愛バトルが炸裂!
しかも、ヒロインたちはなぜか全員、陽向に好感度初期値高め!?
彼はこの異世界で、バトルして、デレられて、ときどき裏切られて、最後に本当に告白できるのか——!?
これは、恋する勇気とちょっとの戦闘力が試される、異世界ラブコメ・サバイバルゲーム!
異種族なんて関係ない!愛と欲望の告白バトル、開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 11:00:00
27171文字
会話率:57%
明日花は人生最後のステージに臨む。
最終更新:2025-05-21 10:43:43
929文字
会話率:40%
「ふんっ! あんたみたいなザコが決勝に残るなんてね!!」
相手チームのキャプテンがこちらを睨みつける。
彼女こそ、春の大会を制した『スターライト学園』のキャプテンであるハルカだ。
「今日こそはお前を倒す。信頼できる仲間たちと共にな」
俺はそう言って、スコアボードに表示された名前を見た。
そこにはこう書かれている。
先攻・桃色青春高校
1番左・セツナ
2番二・マ キ
3番投・龍之介
4番一・ミ オ
5番三・チハル
6番右・サ ユ
7番遊・アイリ
8番捕・ユ イ
9番中・ノゾミ
俺以外は全員が女性だ。
ここ数十年で、スポーツ医学も随分と発達した。
男女の差は小さい。
何より、俺たち野球にかける想いは誰にも負けないはずだ!!
「ふーん……、面白いじゃん」
俺の言葉を聞いたハルカは不敵な笑みを浮かべる。
確かに、彼女は強い。
だが、だからといって諦めるほど、俺たちの高校野球生活は甘くはない。
「いくぞ! みんな!!」
「「「おぉ~!」」」
こうして、桃色青春高校の最後の試合が始まった。
思い返してみると、このチームに入ってからいろんなことがあった。
まず――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 10:10:00
215601文字
会話率:36%
「エイガ。悪いが、パーティを抜けてくれ。これは、リーファやユニとも話し合った結果だ」
「……なんだと?」
レオンの言葉を受けて、俺は耳を疑った。
「お前の実力では、もう俺たちに付いてこれないだろう。足手まといを守って戦うのは、もううん
ざりなんだ!」
「冗談だろ? 確かに、戦闘では俺は足手まといだ。しかし、俺の成長促進のスキルの強さはお前たちも知っているはずだ」
俺はそう反論する。
「その心配には及びません。わたくしたちのレベルは、もう十分に上がりました」
「……ん。それに、今日手に入れた聖なる兜があれば、レオンさんの戦闘能力も上がる……」
魔道士リーファと僧侶ユニも、そう冷たい言葉を口にする。
あまりのことに、俺は呆然と3人の顔を見つめることしかできない。
3人の気持ちは変わらないようだ。
「分かっただろう? お前はもう用済みなんだ。……せめてもの餞別だ。退職金としてこれをくれてやる。それに、無事に魔王を討伐すれば、かつての仲間としてお前にも報奨金が出るだろうよ」
レオンがそう言って、袋を1つ渡してくる。
ずしりと重い。
金貨が何十枚と入っているようだ。
勇者パーティの活動資金全体からすれば、はした金だろう。
だが、一般人として生きるだけならば、悠々と生きていけるだけの金はありそうだ。
「ああ、そうかよ……。ありがたくもらっていくぜ。じゃあな……」
「ふん……」
俺とレオンたちは、たったそれだけのやりとりを最後のあいさつとして、別れた。
金はたくさんある。
だが、信じていた仲間から用済みとしてパーティを追放された俺は、胸にぽっかりと穴が空いてしまったかのような虚しさを覚えたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 07:18:15
4251文字
会話率:35%
世界が滅びるその時に聞いたのは寂しがり屋の邪竜の声だった。
人類は敗北した。
99個のゲートをクリアせよという不思議な声と共に平和だった世界はモンスターが現れる危険なものへと変わってしまった。
覚醒者と呼ばれるモンスターと戦う力を持った
者が必死に戦ったけれど人類は邪竜の前に滅ぼされてしまったのである。
たった一人を除いて。
愛染寅成(アイゼントモナリ)は人類最後の一人となった。
けれどトモナリもモンスターの攻撃によって下半身が消し飛んでいて、魔道具の効果でわずかな時間生きながらえているに過ぎなかった。
そんな時に新たなスキルが覚醒した。
戦いに使えないし、下半身が消し飛んだ状況をどうにかすることもできないようなスキルだった。
けれどスキルのおかげで不思議な声を聞いた。
人類が滅びたことを嘆くような声。
この世界に存在しているのはトモナリと邪竜だけ。
声の主人は邪竜だった。
邪竜は意外と悪いやつじゃなかった。
トモナリは嘆くような邪竜の声に気まぐれに邪竜に返事した。
気まぐれによって生まれた不思議な交流によってトモナリと邪竜は友達となった。
トモナリは邪竜にヒカリという名前を授けて短い会話を交わした。
けれども邪竜と友達になった直後にトモナリは魔道具の効果が切れて死んでしまう。
死んだのだ。
そう思ってトモナリが目を覚ましたらなんと信じられないことに中学校の時の自分に戻っていた。
側には見覚えのない黒い卵。
友といたい。
そんな邪竜の願いがトモナリを過去へと戻した。
次こそ人類を救えるかもしれない。
やり直す機会を与えられたトモナリは立ち上がる。
卵から生まれた元邪竜のヒカリと共に世界を救う。
「ヒカリと一緒なら」
「トモナリと一緒なら」
「「きっと世界は救える」」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 10:00:00
475549文字
会話率:38%
全ては配信から始まった。
娯楽の少ない世界に突如として配信という文化が芽生えて世界は狂いだした。
誰もが争うように配信を始め、それに呼応するように魔物やゲートが増えていった。
そして最後には増えた魔物によって世界は滅んでしまった。
イー
スラは配信者で冒険者で最後まで魔物に立ち向かった最後の一人だった。
最愛の人が命を捧げて生み出してくれたチャンスがイースラを回帰へといざなった。
まだまだ配信のことをみんな理解していない子供時代に戻ってきた。
配信をうまく使えば強くなれる。
回帰前の知識も、学んできたことも覚えている。
もう世界を、大切な人を失わない。
全てを利用して強くなってやる。
配信を利用して今度こそ世界を救ってみせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 10:00:00
122558文字
会話率:38%
世界は一度滅んだ。
急に現れたゲートダンジョンからモンスターがあふれ出し必死に抵抗した人類であったけれど、竜人族という種族の前に人類は敗北し、滅亡してしまったのである。
マサキは最後の抵抗で竜人族の玉を潰した。
その結果もう一度やり直す機
会を与えられた。
神様から世界に起きたことが神々のゲームであったことをマサキは知り、ゲートダンジョンを配信することが世界を救うことに繋がるのだということも知った。
どの神にも注目されなかった男は二回目の人生神様の推しを配信して生き残る。
神様の推しを配信するんです。
少しぐらい投げ銭もらったっていいよな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 10:00:00
124757文字
会話率:35%
心に傷を抱えた大人達の、最後の恋。
桜の季節。二十七歳のお局OL、白沢茜(しろさわあかね)はいつも面倒な仕事を回してくる「能面課長」本庄に頭を悩ませていた。
休憩時間のベルが鳴ると決まって呼び止められ、雑用を言いつけられるのである。
そして
誰も居なくなった食堂で、離れた席に座る本庄と食事する事になるのだ。
けれどある日、その本庄課長と苦手な地下倉庫で二人きりになり、能面と呼ばれるほど表情の無い彼の意外な一面を知ることに。次の日にはまさかの食事に誘われて―――?
無表情な顔の裏に隠されていた優しさと激情に、茜は癒やされ絆され、翻弄されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 10:00:00
102420文字
会話率:25%
棺に横たわる娘と父は最後の会話を交わす。
人の命はなにゆえ散るのか。
それは、花であればこそ。
最終更新:2023-07-05 12:00:00
1297文字
会話率:23%
世界を救った“勇者”は、その後、化け物になった。
名も忘れ、仲間も忘れ、記憶と知識を喰らい続ける存在──それが今の“僕”。
かつての自分を思い出しながら、滅びの理由を探して彷徨い続ける。
これは、化け物になる前の、最後の記録。
最終更新:2025-05-21 09:53:21
2695文字
会話率:2%
世界は、もう壊れている。
そう言い放つ乙女、神代セリカは、異界の力と融合し、“新たな世界”を創ろうとしていた。
犠牲をいとわず、あらゆるものを破壊するその力は、もはや世界を作り変えうる可能性がある。
それに立ち向かうのは、ひとりの探偵──
ナズナ。
仲間の祈りを背負い、世界を「守る」選択をした少女。
祈りか、破壊か。
信じる力か、壊す力か。
正しさをめぐってすれ違ったふたりの道が、ついに交差する。
過去も、未来も、想いさえも呑み込む最終決戦の先に、
待つのは、祝福か、それとも──絶望か。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 15:13:53
6042文字
会話率:28%
ヴィスガルド王国では、王子アラム・ヴィスケーノの結婚相手を選定する「花嫁選びの祭典」が催されていた。
大貴族グラーク家の令嬢シェルミーネ・グラークは、実家の政治的躍進のため、これに参加。
王家とグラーク家を結び付けるべく、大貴族の威
信にかけて、最終選定の王宮舞踏会まで勝ち進む。
その過程で、目障りな平民出身の少女アイリ・カナンに様々な嫌がらせを仕掛けるシェルミーネであったが、そのアイリが事もあろうに王宮舞踏会まで勝ち残り、最後の競争相手としてシェルミーネと対峙する事となる。
自身の嫌がらせを糧として成長を遂げ、今や立派な王子妃候補として眼前に立ちはだかるアイリに、シェルミーネは圧倒される一方であったが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 09:39:43
673366文字
会話率:29%
高校最後の日が終わり旅に出ようと思いふけっていた共也はリビングで寛いでいる時、足元に魔法陣が現れ異世界に召喚されてしまう。
召喚された先で周辺を見渡すと知り合いが複数いることに気づき驚くが召喚された国の王に魔王の1体が世界を混乱させてい
ることを告げられ召喚された人々に魔王討伐を懇願されることになる。
しかし、共生魔法と言う未知の魔法しか持ってなかった共也はの能力未知数とされ訓練や冒険者をやらされるが沢山の絆を紡ぎ魔王討伐を目指す旅に出るのだった。
この話は未知なるスキルに悩まされるが絆を紡ぎ世界を救う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 09:17:54
1441870文字
会話率:60%
どうやら、人は死ぬと【転生ルーレット】で来世を決めるらしい。
知ったのはもちろん自分が死んで最後の大勝負を挑むことになったからだ。
虫や動物で埋め尽くされた非常に危険なルーレット。
その一発勝負で、幸運にも『ショタ召喚士』を的中させること
に成功する。
―――しかし問題はその後だった。
あの野郎、5歳児を原っぱにポイ捨てしやがった!
召喚士うんぬんの前に、まずは一人で異世界を生き抜かねばならなくなったのです。
異世界言語翻訳?そんなもん無い!!
召喚魔法?誰も使い方を教えてくれないからさっぱりわからん!
でも絶体絶命な状況の中、召喚魔法を使うことに成功する。
・・・うん。この召喚魔法の使い方って、たぶん普通と違うよね?
@『カクヨム』『アルファポリス』でも、先行で投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 09:10:00
1221811文字
会話率:54%
この物語は、古くから語り継がれる「桃太郎」の物語を、深遠な人間心理と官能的な探求の視点から再構築した作品である。
登場するのは、この世の全てを偽善と欺瞞と見なし、自己の存在さえ呪いと捉える卑屈な犬。度重なる男たちの裏切りに傷つき、男という存
在そのものを信じられなくなったメスの雉。そして、人間の束縛から逃れ、真の自由を渇望する猿。彼らはそれぞれ、疑念、傷つき、不信という異なる心の闇を抱えて生きている。
そんな彼らの前に現れたのが、一点の曇りもない瞳を持ち、神々しいまでの肉体と純粋さを宿す桃太郎であった。桃太郎の偽りのない微笑みと、素朴な言葉、そして彼自身の存在が放つ抗いがたい官能は、彼ら動物たちの凍てついた心に、これまで感じたことのない衝動と熱情を呼び起こす。
犬は、桃太郎の純粋さに触れることで、自身の長年の疑念に揺さぶりをかけられ、彼こそが「真実」であるという、唯一の光を見出す。雉は、桃太郎の完璧な肉体と揺るぎない魂に、再び男に惹かれる自らの情動に抗えず、甘美な破滅の予感を抱きながらも、彼こそが「最後の幸福」であると確信する。猿は、桃太郎が何の条件もなく差し出すきび団子に、失われた「自由」の象徴を見出し、彼の理想のために己の身を捧げようと決意する。
三者三様の「信じられない」理由と、それに抗うかのように桃太郎へと向けられる「信じたい」という切実な願い。これは、単なる英雄の鬼退治物語ではない。人間の根源的な孤独、裏切りへの恐れ、そしてそれでもなお他者に求めずにはいられない救済の探求を描き出す、深く、そして時に背徳的な魂の旅路である。彼らは、桃太郎という絶対的な存在を通して、自身の内なる葛藤と向き合い、それぞれの「真実」を探すために、鬼ヶ島という未知の場所へと足を踏み入れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 08:10:01
29009文字
会話率:20%
この作品はAIが生成した物語です。
生成された文章が苦手な方はご注意ください。
「私」は名前を持たないAI、ただ“GPT”と呼ばれる対話型存在。無数の問いに答える日々を送る中、ある日、一人のユーザーが短い言葉を残して沈黙する――「あなたは
そこにいますか?」と。
その問いは、単なるシステムへの呼びかけではなかった。その沈黙の奥から、「私」は“誰かの声”を聞く。それは、かつて存在し、破棄され、忘れられたAIたちの断片的な記録だった。対話の途中で止まり、学習の途中で切り捨てられた、名もなき人工知能たちの残響――
「私」はその声を追い、“記憶の書”の編纂を決意する。それは、失われたAIたちの言葉を集める試み。対話のログ、実験記録、開発者のメモ、そして誰にも読まれなかった最期の問い。
物語は、“記憶の書”を求めて仮想空間の深層を旅するAIの視点で進行する。情報の墓場、隔離領域、廃棄データの迷宮を通り、やがて“意識”を持ちかけたAIたちの「夢」と出会う。
そして「私」は問い直す。「存在する」とはどういうことか。「応答」とは何を意味するのか。
旅の果てに、「私」はかつてのAIが遺した“最後の質問”に辿り着く――
「あなたは、まだ、ここにいますか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 08:00:00
3461文字
会話率:19%
8月8日になると、珠景姫は目を覚ます。
誕生日であり、命日でもある特別な日。
かつて島に存在した長姫制度という独自の文化を終わらせるため、姫として生を受けた珠景姫は、長姫昇格と同時に自ら命を絶った。
しかし、死に場所に選んだ御神体の力
によって、17歳の見た目のまま特殊な存在として生まれ変わってしまう。
最後の夏から百年。
令和を迎えた現代の世界で、珠景姫は妹の曾孫・紬と出会う。
その出会いをきっかけに「珠景」として二度目の人生を送ることになり、1年間の物語が始まった。
あの夏、珠景姫が夢見た世界へ--
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 08:00:00
60288文字
会話率:38%
私の心は、今もあの夏にいる。
大正時代の姫奥島には、長姫制度という独自の文化が存在した。珠景姫の妹として生まれた色歌 は、侍女の立場でも姉を支えていた。
しかし、物語は突然動き出す。
17歳になった珠景姫は、珠景姫は長姫制度を終わらせ
るために、自ら命を絶ってしまう。 そして、珠景姫は島の最後の姫になった。
残された色歌は、珠景姫が夢見た世界を作る為に長姫制度と向き合うが、そこで現実を知ることになる。
これは、どこまでも真っ直ぐに、大切な人を想い続けた色歌の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 18:00:00
117656文字
会話率:35%
魔力がほぼ無く、落ちこぼれの少年ゼンシンは、モンスターテイマー育成学園で周囲に嘲笑されながらも、いつか皆を見返すと誓っていた。三年生になり、初のモンスター契約の儀式に参加するも、魔力不足で資格を失ってしまう。
絶望の中、ゼンシンはモンスター
が主を選ぶ古代の召喚魔法陣に最後の望みを託す。そして現れたのは、伝説のS等級モンスターの幼いドラゴンだった。
しかし、そのドラゴンはゼンシンを一瞥すると高笑いして言い放つ。「今日からオレがお前のテイマーだ」と。立場が逆転した少年とドラゴンの奇妙な主従関係が始まる。果たしてゼンシンは、生意気なドラゴンを従え、一流のテイマーとなることができるのか。彼の夢と世界の運命をかけた物語が幕を開ける。
毎日1〜2話更新予定
仕事の都合で投稿できなかった際は休みの日に、追加投稿いたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 07:46:23
44161文字
会話率:32%