アンカーソン伯爵家令嬢メリッサはテイト公爵家後継のヒューバートから婚約破棄を言い渡される。
幼い頃妹ライラをかばってできたあざを指して「失せろ、その顔が治ってから出直してこい」と言い放たれ、挙句にはヒューバートはライラと婚約することに。
失意のメリッサは王立寄宿学校の教師マギニスの言葉に支えられ、一人で生きていくことを決断。エミーと名前を変え、隣国アスタニア帝国に渡って書籍商になる。
するとあるとき、ジーベルン子爵アレクシスと出会う。ひょんなことでアレクシスに顔のあざを見られ——。
※この作品は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 18:00:00
49298文字
会話率:46%
言の葉が作りだす世界を旅できる本の魔導師エレルは、精巧な写本師である一方、「図書棟の番人」と呼ばれて畏れられてもいた。そんな彼女をある日訪ねてきた強欲な書籍商の一計によって、エレルは飛び込んだ本の内から帰れなくなる。魔女の日常の一幕。
最終更新:2019-08-28 02:51:26
6814文字
会話率:32%
書籍商の青年が訪れたのは、とある教会だった。その教会の中へと入ると、そこには本に読み耽る一人の修道女が居た。そして、修道女はとある本を探していると青年へ告げるのだった。
一冊の本を巡るビブリア・ファンタジー。
〝本を読むと言うこと
は、作者と会話をするようなものであり、それらを経験させてくれることなのだ〟
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-22 03:51:14
3323文字
会話率:24%
ヨーロッパ全域を襲った大地震を境に、世界の空は分厚い雲に覆われ続けていた。 ある日、西の果ての島から流れ着いた一人の少女が言う。「ヒベルニアにだけは太陽が照っている」と。 異常気象の秘密を探るためにヒベルニアを目指したのは、家族を失った異能
の少年、ヒベルニアの秘密を知るエディンバラ名誉司教、好奇心に負け続ける民話学者、冒険小説好きの書籍商。 18世紀のアイルランドとスコットランドを舞台に、彼らの旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-30 22:53:49
263312文字
会話率:53%
――かつて、名も無き叡智を司る天使が居た。
その天使はその役目のため、この世の全てを知ろうとした。
人の世を覗き神の識を読み全てを欲した。
そして知識を欲しすぎた故に「強欲」の罪で地に堕ちた。
だが、その天使はそれでも知識を求め続けた。地に
消えゆくその身を蔵に宿して――
と言う訳で、鬼畜コートと合法ロリと魔導書の短編、始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-22 22:00:00
20130文字
会話率:51%