太陽の沈まぬ帝国とまで謳われた、かつての世界最強国も零落して久しく、落日が万民の目にはっきりとしていた時代――
啓蒙派の開明君侯を父に、自由闊達に育った公女セシーリアは、姉シャルロッテの随員として、姉の婚約者である皇帝エルディナントが滞在中
の避暑地へおもむく。
ところがそこで告げられたのは、皇帝からシャルロッテへの婚約破棄宣告。帝妃となるべく徹底的に躾けを受けた、完璧な淑女シャルロッテを若き皇帝は敬遠し、奔放に振る舞う妹のセシーリアへ惹かれたのだ。
落ちたりとはいえ王の中の王、皇帝の求婚を断れるものではない。セシーリアはにわか仕込みのお妃教育を受け、礼儀作法もままならぬまま皇宮へ放り込まれる。
そこでセシーリアを待っていたのは、黄昏の帝室の旧弊さであり、落ち目の帝国をどうにか支えようと、冷たい糸を紡ぐ女郎蜘蛛のごとき太后ゾラとの確執だった……
※落日の帝国の花嫁として、政治への関与を禁止されているヒロインの視点で、異世界の19世紀風中欧・東欧っぽい地域の国際情勢の激動を描きます。ラヴ要素もあるけど、歴史と政治の話がかなり大盛りですのでご注意ください。めんどくさい部分を、ほどよく飛ばしながら読むのがオススメ(めんどくさいパート自体を書くの自重する、という選択肢はないのがこの作者)です。
※残酷な描写はありませんが、高校生以上を推奨する内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 06:00:24
347804文字
会話率:26%
江戸時代かそこらに転生したと思っていた主人公の公明が干し魚を売り始めた事からあれやあれやと事が進展していきいつのまにか軍神と呼ばれてしまう。
平穏に暮らしたかった公明君の人生はいかに!!
最終更新:2025-02-12 10:25:22
24144文字
会話率:28%
アネモネはユーグと全然違うけど、明君とシトラスって大体同じなんだよな。というのも、明君とか明君の因子を持つ者ってのは、出会ったものに左右されて善にも悪にも偏るからね。ユーグとかユーグの因子を持つ者は逆に、大きい意思とか信念があり、そこに善
し悪しが生える感じ。明君とシトラスは道を探す者で右往左往するから、描き方大体おなじなんだけど、アネモネとユーグの信念ベースは違うから、気持ちの入れ方が違う。アネモネは永久少年じゃないし。
ここでは、たまには、かつての友人を描かせて欲しい。ほら、23日も近いしさ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-23 00:13:27
2811文字
会話率:47%
ユーグと明君の話。
半永久少年とネグレクト中学生の変わった同棲生活。
こんな日あるよね、っていう長くないエピソード。
近すぎず遠すぎない感じで。
最終更新:2023-12-24 14:45:08
9415文字
会話率:55%
ユーグと明君が出会って間もなく、明君がユーグを「ユーグ君」と呼び、愛想笑いを浮かべることもあった時期の話。
最終更新:2023-11-17 14:24:48
1565文字
会話率:53%
嘽(せん)皇国を治める剋帝(こくてい)姫(き)舜(しゅん)は、この世に存在するまことしやかなる存在が見えすぎるほどだった。
目の前にどれだけの美貌の持ち主がいようが、その顔は靄で覆われて、更には黒い蟲が張り付いて、とても見れたものではない
。舜には皇后を含む五人の妻がいたが、誰一人として食指が働くことも無かった。
それ故か、明君と呼ばれるほどの皇帝でいあっても、影では『種無し』などといった不名誉極まりない噂まで出回るほどだった。
更には、舜は謎の病に犯されて日に日に身体は不調を訴える。腕の立つ侍医にも、不治の病であると言われ、『呪い』なのではないのかと侍医は匙を投げる。
そこで、侍医は古い資料を漁った末に、一つの当てを見つけてくる。
それは、古く――それこそ八代前の皇帝から辿り着いた『禍祓士(まがはらいし)』なる一族、姚家であった。
そうして呼ばれた姚家の一人――姚(よう)流麗(りゅうれい)は颯爽と現れた。黒い道袍(どうほう)に身を包み、白い仮面を身につけた女。
流麗の顔には黒い靄も蟲も無い。舜は瞬く間に興味を抱いたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 12:06:16
109277文字
会話率:35%
紬ちゃん(主人公)
明るくて一途な性格の中学2年生。クラスメイトの明君にずっと片思いしている。紬ちゃんは、その純粋な気持ちとは裏腹に、自分の感情を上手く表現できないことに悩んでいる。友達想いで、その真っ直ぐな性格が周りから愛される理由。
明君
紬ちゃんのクラスメイトで、彼女の長年の片思いの相手。外見はクールで、少し無口なタイプだけど、実は周りのことをよく見ていて気配りができる優しい心の持ち主。そのギャップが、紬ちゃんをはじめ、クラスの女子たちを魅了している。
泉ちゃん
紬ちゃんの親友で、いつも明るく元気いっぱい。何事にも一生懸命で、天然なところがあるけど、それが逆に周りを和ませる魅力。紬ちゃ
ゃん、彼女に対しては特別な感情を抱いている
紬ちゃんの弟
紬ちゃんの弟で、小学生。姉思いで、家ではよく紬ちゃんとじゃれ合っている。彼の無邪気さと、時には姉の悩みに意外と的確なアドバイスをくれるところが魅力的。家族の中で、紬ちゃんの心の支えにもなっている。
カクヨム、アルファポリスでも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 22:22:11
46497文字
会話率:38%
様々な都市伝説、妖怪、霊、そんなものが大の苦手な女子高生、洞谷 依子がある時から出会してしまうようになる。
その度謎の黒ずくめの男が現れて……
口裂け女の口をもとに戻す!?
鬼を豆のプールに叩き落とす!?
地縛霊が巣食う廃墟を
更地にする!?
そんな事してもいいの!?
そんな事をするホラー風コメディ小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-30 03:01:20
3613文字
会話率:50%
24歳独身、彼氏居ない歴=年齢の私に突然高校生が告白してきた!?
だんだん惹かれていく私だけど、やっぱり年齢が障害で。周りから罵声を浴びせられて、私自身も不釣り合いだという自覚はあるのに、真っ直ぐな気持ちに揺れ動く。春君の幼馴染みの明君を好
きになったり、明君から告白されたりと忙しい私の初恋は実るの!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-09 23:26:42
13942文字
会話率:20%
普通の高校生、笹山 明は週末になると、ちょっと普通じゃないバイトをしていた。
そんな明君の、何とも言えない日常を少し覗いてみたいと思います。
「見せもんじゃねぇぞ?」
ま、のんびりやっていきたいと思います。
最終更新:2015-04-13 03:10:16
1669文字
会話率:50%
あたし、宮乃森佳奈。もう直ぐ新年を迎える大晦日の日、あたしが初対面である照明君の家を訪ねたのは、一晩彼の家で過ごすためだった。※この小説は、mixiとちpixivにも重複投稿しています。
最終更新:2012-12-30 02:13:22
4834文字
会話率:46%