アルヴィス・エルンスト。
帝国最強の公爵家に生まれ、基本八属性と上位四属性すべてに魔法適性を持つ“祝福された子”。
前世では孤独に死んだ天才が、再び魔法と共に歩み出す。
言葉を話す前に魔力で感情を語り、妹に優しさを贈り、
幼き身体で“魔法
は言葉である”ことを理解する。
そして、帝国の宝石と称えられる第三皇女との政略婚約が結ばれ、
名門エルンスト家は再び、帝国の命運を握る中心へと浮上する――。
この物語は、ただのチート転生譚ではない。
魔法とは何か。
国家とは何か。
そして、孤独とは何か。
祝福と畏怖を背負う少年は、やがて仲間と共に、世界の真理へと至る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 02:08:59
32029文字
会話率:24%
シャルロッテは母親と一緒に屋敷から追い出された。
父親が馬車の事故で亡くなり、叔父が辺境伯位をさん奪したから。
彼女の母親は生活のため、早々に別の親戚と再婚する。
新しい父親には息子がいたが、それがとんでもない美形。
そんないきさつから、シ
ャルロッテは美麗で優しい義兄と同じ屋敷で暮らし始めたけど、この義兄が積極的で……。
これはシャルロッテが引く手あまたな義兄と婚約するために、彼に課せられた政略婚を阻止して追われた故郷と爵位を取り戻そうと頑張るお話。
※約10万8千字、本一冊分で完結です。
※R15は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 16:24:38
81241文字
会話率:31%
婚約者である王太子は、夜会のたびに他の女性と親密な様子。
政略結婚と割り切ってはいたけれど、繊細な令嬢セレナは、夜会の喧騒に疲れ、人知れずバルコニーへと逃げ出す。
そこで出会ったのは、黒髪・寝ぐせ・煙草に無精髭という、王宮には似つかわしく
ない謎の男。
彼の名はルーク。不遜で無遠慮な男だったはずが、なぜか次第に心が惹かれていく。
そんな折、王太子から一方的な婚約破棄が告げられ、令嬢は社交界の笑い者に……。
だが数日後、王太子のスキャンダルが暴かれ、国中が激震。
国外追放となった王太子の代わりに、新たに次期王太子として名が上がったのは――あのルークだった!
「政略結婚のはずが、本物の王子様に求婚されました」
冷たい運命に翻弄されながら、気づけば幸せのど真ん中へ――
ざまぁあり、溺愛ありの逆転ロマンス。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 14:35:39
1390文字
会話率:41%
架空世界の帝国グランツェルリヒの皇女アナスタシアと、その許婚である辺境公爵令息ユリウスとの間で起こる、無自覚勘違い王侯貴族令嬢系ラブロマンスです。
最終更新:2025-07-13 17:59:09
23375文字
会話率:33%
「……気持ち悪い。どうせ、この婚約も嫌なんだろ?」
――それは、婚約者との初対面で言うセリフじゃなかった。
貴族の義務で結ばれた政略婚約。
アーデン伯爵家の次男ノエルは、婚約者リヴィアに一目惚れするも、動揺から暴言を吐いてしまう。
謝る
間もなく彼女は留学し、以降のやりとりは一切ナシ。
「これはもう婚約破棄確定だな……」と覚悟していた数年後──
「ご無沙汰しております、ノエル様」
戻ってきた彼女は、誰もが振り返る“完璧な淑女”になっていた。
近づきたいのに、近づけない。
謝りたいのに、言い出せない。
なのに毎回エスコートされるのは、僕の方!?
やがて二人は、魔石に秘められた謎と学院内の異変に巻き込まれていく――
これは、不器用な少年と完璧すぎる令嬢が、すれ違いながらも心を通わせていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 12:10:00
142374文字
会話率:34%
侯爵令嬢エリスは、王太子との政略婚約を結んでいたが、彼の浮気と陰謀により、社交界の場で婚約破棄を突きつけられる。悪役令嬢のレッテルを貼られ、社交界から追放される寸前だったが、隣国の王子レオンが彼女を庇い、「私の妃として迎える」と宣言。彼の溺
愛と圧倒的な権力によって、状況は一変し――これは復讐と白い結婚、そして本物の愛を掴んだ令嬢の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 20:00:00
5122文字
会話率:43%
エルフの血を引く公爵令嬢リリシアは、王太子アルトとの政略婚約を突然破棄される。理由は、浮気相手との「真実の愛」だった。辱めを受けたリリシアは、自らの権力と知略を駆使し、アルトとその側近、浮気相手を徹底的に潰す復讐を開始。そんな彼女に手を差し
伸べたのが、隣国エルデンの王子シリルだった。共闘の末にふたりは信頼を築き、形式だけの“白い結婚”を選ぶ。しかしその心はやがて本物の愛へと変わり、豪奢な結婚式を経て、ふたりは真の夫婦となる。数年後、リリシアは息子ルシアンを出産。母となった彼女はかつての“悪役令嬢”の強さを胸に、今は愛する家族と未来を守る覚悟を抱く。復讐から始まった物語は、確かな幸せへと辿り着いたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:24:09
5555文字
会話率:48%
王国の名門令嬢・エレナ・バルジェスは、王太子ライルとの政略婚約を受け入れ、忠実に王妃教育を積んでいた。だがある日、学園内での“いじめ”を口実に、婚約破棄を突きつけられる。ライルの傍には、彼と密かに関係を深めていた侯爵令嬢セレナの姿があった。
理不尽な断罪、偽りの証言。だがエレナは冷静だった。
なぜなら、全ては彼女の掌の上だったから。
婚約破棄の瞬間、エレナは王太子の汚職と不正の証拠を突きつけ、王家直属の機関を動かしてライルを失脚させる。さらに王の信任を得て、新たな王太子・ユリウスとの政略ではない純粋な婚約を結び、名実ともに立場を逆転。
これは、一人の令嬢が誇りを守り、愚か者たちに“ざまぁ”を突きつける逆転劇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:40:00
1526文字
会話率:61%
『この度は、婚約破棄を宣言してしまい本当に申し訳ございませんでした』
建国祭で、陛下に勧められた婚約の破棄を宣言したマリアンヌ・ロロカルトが開いたのは謝罪会見。
落ち着いた様子で、会見に挑んでいたが
『わだ……わッ、わだって……わだじだ
ってア゛ッア゛――!!!
ゼゼ、セッ政略婚ではなくウウッ、じ、ジ……真実のォ愛を貫こうと思ったらウッハッハーーンだめな˝んハッハァアでずがッ!?』
と、突然の号泣。
婚約破棄? 謝罪会見? こういう時は号泣するしかない!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 21:00:00
5567文字
会話率:29%
お金より愛を選んだのは、人生最大の過ちだった。
略奪され婚。
それは、彼の情熱に押されて政略婚を捨てて選んだ愛のかたちだった。
けれど──結婚後すぐ、彼の浮気を見てしまう。
「やっぱり男なんて信用できないわ!やはりお金が正義!」
怒り
のまま、すべてを捨てて国を出た。
残されたのは、愛への幻滅と、お腹の中の小さな命──
亡命先でひとり子供を産み、女だけのギルドを立ち上げ、
金と力で築き上げた新たな人生。
もう男はいらない。愛も必要ない。
──はずだったのに。
年上だと思っていた元夫は、3歳年下で、しかも──
「え、あの夜が初めてだったの!? …ちょっと待って、マジで!?」
まさかの“童貞”でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 18:33:24
8421文字
会話率:35%
政略婚の悪役令嬢とされる美咲は、幼い王子レオンと家族になるはずの継母に転生。しかし原作では彼女がレオンを疎ましく扱い、離宮へ追いやられる結末を迎えていた。
転生後、美咲はまずレオンの心を溶かすことに全力を注ぐ。深夜の城内散歩で手をつなぎ、お
菓子作りを一緒に楽しみ、王立図書館で絵本を読み聞かせる――日常の小さな幸せを共有するたび、二人の絆は強まっていく。
やがて王国を揺るがすクーデターの危機が到来。美咲は継母としてレオンを連れて宮廷改革を訴え、民衆と貴族双方からの信頼を勝ち取る。
最後は、宮廷のバルコニーで親子三人(国王・美咲・レオン)がそろって笑顔を交わし、「家族こそが未来をつくる」と誓い合う祝典のシーンで幕を閉じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 14:00:00
27976文字
会話率:41%
侯爵家次女エヴァレットは頭脳明晰だが昼寝が欠かせない変わり者。
公爵家嫡男ヴィンスターとの政略婚約が決まりかけるが、社交界の華リリシアが「怠惰な令嬢」と噂を流し婚約破棄を狙う。怠け者と侮られた昼寝令嬢が、頭脳とシエスタで恋と政争を鮮やかに制
す痛快ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 12:46:17
11194文字
会話率:57%
現代社会に近い異世界の一つの世界、この世界に産まれたハイデルベルク王国第一王子、だが父親の信頼するとある未来予知能力者が、未来のハイデルベルク王国を担う王子の受難を把握した。
ハイデルベルク王国第一王子のシン・ハイデルベルクは、16才の
誕生日に、隣国アーネスト帝国の提案で、ハイデルベルク王国第一王子と、アーネスト帝国皇女レニア・アーネストの婚姻が、ハイデルベルク王国国王の了解で婚姻が決まる。
シン・ハイデルベルクは、王国と帝国の政略婚姻は理解できるも、籠の中の鳥に飽き飽きで、婚姻を建前に旅にでる。
王妃は息子の思惑を見抜き、王国の重鎮と将軍と王子の友人を含んだ一行を強制、シンは渋々に受け入れ、ハイデルベルク王国王都からアーネスト帝国帝都まで旅にでる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 09:00:22
4177文字
会話率:73%
地球の隣に現れた巨大戦闘要塞「レド」、久しぶりに帰宅する一行、レドとレドの兄のレザーと祖父のガイエン。
江戸時代はとうに終わっており、西暦2080年の人々はパラレルワールドを旅して帰宅する一行を歓迎できない、地球上の様々な勢力や、軍が沈
黙し、レド一過の帰宅を拒む力は地球上になかった。
レドの兄のレザーは人間から今の姿になった弟に一考、地球上にある仮想現実のオンラインに着目し、レドを仮想現実の揺り篭に置いた。
地球サイズの巨大戦闘要塞「レド」のマスターキーが活動するサイズ、帰還の為に肉体を巨大戦闘要塞に変えたレドは、帰宅と仮想現実の揺り篭に置かれた後に仲間に出会う。
両親の都合上に政略婚姻を要求されているくノ一のヨウコ、動物愛に生きるビーストテイマーのサツキ、太古の蝦夷の末裔が活動するヒリュウ。
仮想現実とリアルは関係ないと意気投合した4名は地球上の展開とは違い、レドを受け入れた3名が居場所になった。
仮想現実の揺り篭、オンラインのVRゲーム、タイトルはレザーが改名した「スターファンタジーワールドオンライン」、地球上のプレイヤーを巨大戦闘要塞「レド」のネットワークを経由した異星系「ボックス」の母星に転送し、ゲームという先入観を逆手にレドの未來を兄のレザーは与えた。
一家の家長のガイエンは地球上のマスターキーのレド暗殺に動く多国籍秘密結社におとり捜査に潜入、無限に等しいパラレルワールドを旅して帰還した一行の長い年月、だが失われた時代、レドの兄のレザーはレドが人間であった遥か昔を再現し、死者の復活を計画、だがレザーはレドが人間であった頃の懐かしい側、江戸時代から異星に転移した一行を歓迎した少数精鋭国家「ユニコーン」を再現し、死者の復活に傾いた。
レザーが仕えた最初にして最後の女王、また一行を歓迎した暖かい居場所だった国の再現、レザーはレドの未來の為に禁忌を破る。
ガイエンはおとり捜査、レザーは開発、レドはゲーマー、またレドを受け入れた3名はゲーマー、このゲーマー達が無自覚に旅する先に、レドの懐かしい死者の復活が叶う。
地球上はレド一家の受け入れ賛成派、反対派にわかれ、争っており、レドを受け入れた3名もまた賛成派、反対派の争いに巻き込まれ、10歳から成長しなかったレドの成長が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 08:40:32
1947文字
会話率:64%
私の婚約者は、私しか見つめない。
完璧貴公子と呼ばれる彼が、大した取り柄のない私だけに目を向ける、その理由とは――?
※氷雨そら様主催『愛が重いヒーロー企画』参加作品です。
最終更新:2025-03-29 12:01:29
2100文字
会話率:25%
ストーニー男爵家の娘エラは、このたびロッキンガム伯爵家の嫡男クライドと婚約が成立した。無茶な話でもないが、そもそもロッキンガム伯爵家と関係が深いわけでもなく、何故家格違いの自分と婚約なんてことになったのかわからず、エラは困惑していた。おまけ
にクライドは常に仏頂面だったから尚更だ。『王都の母』と呼ばれる占い師に相談したところ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 07:36:40
4407文字
会話率:43%
# 『婚約破棄予定の悪役令嬢ですが、実は王国を救う鍵だったようです』
過労死した日本のOLが目覚めたのは、乙女ゲームの世界。しかも婚約破棄され追放される悪役令嬢・アメリアとして。
「この運命、絶対に変えてみせる」
婚約者の「紅の公爵」
カスピアンは冷徹で近寄りがたい存在。政略結婚の相手に過ぎないはずなのに…。
軽視されてきた回復魔法の才能を活かし運命を切り開こうとする中、王国に謎の魔法疫病が広がり始める。
優しさの仮面をかぶった「ヒロイン」の不審な行動、カスピアン家の謎めいた秘密、そして前世の記憶。
全ては偶然ではなく、アメリアが王国にとって特別な存在である証だった—。
政略婚約から始まる二人の物語が、王国の命運を左右する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 23:37:11
9691文字
会話率:49%
花屋で働く天涯孤独の貧乏街娘シャルロットは、ある晩突然拉致される。自分を拉致したのは大金持ちの公爵。シャルロットは生まれたことすら知らされていなかった娘だと言うのだが、その怪しさは二百パーセント。
とんでもない贅沢の後で、ある朝自分の結婚を
知らされる。挙式に現れたのは白目を剥いたおじさん(宰相)だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 17:26:24
288423文字
会話率:64%
公爵令嬢クリスティナは、王子フォルクとの政略婚約を結ばされた。しかし、王子は裏で彼女を貶める策を巡らせ、突然婚約破棄を宣言する。その理由は「冷酷な性格」だというが、実際には王子の鞍替え癖が原因であることをクリスティナは熟知していた。
最終更新:2025-01-25 14:00:00
8358文字
会話率:25%
政略婚約における浮気ぐらい許してよくね?というスタンスのとある令嬢の話。
愛はなくとも結婚は出来る。
愛がない事は罪でもないし、愛がないから必ず不幸になるわけでもない。
それはそうとして婚約破棄はアウトだけど。
そんなスタンスの令嬢の価値
観なので一般基準ではありません。
浮気どんな理由があろうと絶対許さない令嬢の読者様は閲覧をお勧め出来ません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 18:59:18
6002文字
会話率:19%
侯爵夫人のマリエルは、夫のジュリウスから一年後の離縁を提案される。
あと一年白い結婚を続ければ、世間体を気にせず離婚できるから、と。
ジュリウスにとっては亡き父が進めた政略結婚、侯爵位を継いだ今、それを解消したいと思っていたのだった。
「君
にだってきっと本当に好きな人が現れるさ。私は元々こうした政略婚は嫌いだったんだ。父に逆らうことができず君を娶ってしまったことは本当に後悔している。だからさ、一年後には離婚をして、第二の人生をちゃんと歩んでいくべきだと思うんだよ。お互いにね」
「わかりました……」
「私は君を解放してあげたいんだ。君が幸せになるために」
そうおっしゃるジュリウスに、逆らうこともできず受け入れるマリエルだったけれど……。
勘違い、すれ違いな夫婦の恋。
前半はヒロイン、中盤はヒーロー視点でお贈りします。
四万字ほどの中編。お楽しみいただけたらうれしいです。
アルファポリス様
ノベルアッププラス様で先行連載しています。
アルファポリス様初日にほとらん入れてもらえました。ありがとうございます^_^折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 16:00:58
43519文字
会話率:31%
「お前を愛することはない」
そう冷たく言い捨てる目の前の美丈夫、わたくしの大好きなリヒト様。
リヒト・デ・オウラ・リーエールシュタイン侯爵。
この婚約が政略婚的なものだというのは重々承知している。
そもそも、成り上がりの男爵家の令嬢程度の
わたくしが、若くして侯爵位を継いだリヒトさまのお相手に選ばれるなんて普通だったらありえる話ではない。
お金で爵位を買ったと蔑まされているレイニーウッド男爵家はそれこそほんとうにお金だけはある家で、歴史あるリーエールシュタイン家を支えるためにと、リヒト様の後見人であるロックマイヤー公爵様の口添えのおかげでこうして彼のパートナーとなるべく婚約式にまでこぎつけた、のだけれど。
やっぱり彼、リヒト様はそれを快くは思ってくださらなかったみたい。
わたくしはリヒト様が大好きだ。
それこそ、生まれる前から好きだ。
最初にこのマギアクエストの、私が大好きだったゲームの世界に生まれてきたと理解した時には歓喜したものだ。
あのリヒト様に会えるかもしれない。
お近くで一目見る事ができるかも、そう思うだけで幸せだった。
私の最推し、薄幸の美少年、リヒト・デ・オウラ・リーエールシュタイン侯爵。
若くして両親を事故で亡くし、愛を知らずに育った少年。リヒト様。
悪いおじさんにお家を乗っ取られそうになったところでロックマイヤー公爵に助けられて、侯爵となった彼。
そのどことなく影を背負った姿に、私はメロメロになって。
そんな彼、ゲームのヒロインの男爵令嬢のことを憎からず思っていたけれどなかなか恋にまで発展しない、というジレジレキャラで、私もけっこう攻略に苦労した記憶が残ってた。
このルートのヒロインは、男爵令嬢という情報しかない、そんなキャラだ。
マギアクエストは自キャラの名前も容姿も全部自分で決められる。
私は雨森亜里沙という本名をもじって、アリティシア・レイニーウッドって名前でゲームをしていたから……。
てっきり自分の事をヒロインだって思い込んでいたのだ。
でも。こうしてやっと婚約者にまでになれて喜びすぎて肝心の彼の気持ち、好感度も含めて、考える事ができなくなっていた。
なのに、ほんと、どうしよう。
彼の人生を狂わせてしまうような真似、したくない。
だったら……。
もうわたくしにできる方法はたった一つしか、思い浮かびませんでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 09:36:58
6038文字
会話率:18%
もしもイケメンや富豪の欲しがる美貌があなたの理想と大きく違っていたら政略婚なんてできるのでしょうか。
勢いだけで書いてます。
最終更新:2024-05-12 06:19:52
2455文字
会話率:4%