十七年前。半島の覇権国アレッシアは海洋国家ハフモニとの戦いに勝利した。アレッシアの建国に寄与した名門中の名門、『ウェラテヌス』はこの戦いにおいて国家の助けとするべく私費で造船のみならず無産市民への武器の配布も決行。結果、名声は上がったが蔵
は空になり、一気に衰退への道をたどることになってしまった。
名門でありながら次男エスピラ・ウェラテヌスをまるで奉公のように同じ貴族であるセルクラウス一門に貸し出すほどに。
ウェラテヌスの不幸はまだ続く。
十二年前に父が戦地で死亡し、十一年前に長男が死ぬと心労が祟ったのか母も後を追うように居なくなった。一門を継いだ叔父も九年前に亡くなる。
こうして、若干十一歳にして一門の代表となったエスピラはアレッシア一の権力者タイリー・セルクラウスに取り入り、十九にしてその娘、メルア・セルクラウスを貰った。
そして今。
名門の復活を志すエスピラの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 00:30:47
4811579文字
会話率:33%
【ヒト×ケモの重た~いダークNLファンタジー、いかがですか?】
雪の戦地、トルタンダ。
『一人残らず殺せ』
命じられたその「仕事」に耐えきれず心を壊し、子供のように無垢な狂人となり果ててしまったケモ娘のフィー。
むかし受けた恩のために彼女を
見捨てられない青年イチヘイは、無邪気でどこか様子がおかしいこの幼なじみの相棒と共に、二人が育ったお師匠さまの家へ帰ってくる。
イチヘイは彼女をこんなふうに壊した自身の人間性の欠落に悩みながらも、「残りの人生はフィーの心を見守りながら平穏に暮らしたい」と願う。
なのに彼女を診てもらおうと訪れたこの家にお師匠さまの姿はなく、更にちょっと目を離した隙に、フィーは小さな〈マレビト〉をーーイチヘイの故郷と"同じ世界"から転移してきた花登という幼女をーー拾って来てしまう。
どういう経緯か胸に奴隷の焼き印を入れられている花登。
一方、この子をうちの子にする、といって聞かない気狂いのフィーは、反対するイチヘイに向かって『協力してくれるならあとは、イチヘイに殺されてもいいよ。ボク、イチヘイの言うこと、なんでも聞くから……』と、破れない魔法の誓を結んでしまう。…………それがすべての、始まりとなる。
ひとつ、ふたつと課された禁忌を犯し、幼い頃からそれぞれが『望み』『望まなかった』はずの結末へと流される彼ら。
やがて明かされるフィーの秘密、イチヘイの正体、花登の真実、トルタンダの顛末と、その絶望。
――――果たしてそこに、救いはあるのか。
破滅の中に希望をうたうヒトケモラブファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:39:18
47415文字
会話率:24%
北の大地に、瘴気が満ち始めた。
それは、魔王復活の兆し──世界の破滅のはじまりだった。
かつて王国騎士団の一員として戦地に向かった父は、十五年経った今も戻らない。
残された少年・リオは、剣の柄だけを手に、日々を鍛錬に費やしていた。
そん
な彼に、ある夜、世界の管理者たる「大精霊アクウェリナ」から啓示が下る。
これは、“勇者”とは呼ばれなかった少年が、ただまっすぐに剣を振り続ける──
精霊と共に歩む、ひとつの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 20:00:00
95567文字
会話率:31%
「王国の平和のため、この結婚を白い結婚にするわけにはいかない」
「……わかっております、旦那様」
王命による愛のない結婚。結婚式で初対面だった夫は戦地へ旅立っていった。初夜で授かった可愛い双子を私に残して。
――それから五年、双子と案外幸せ
に暮らしていた私の前に夫が帰ってきた。
悪意ある噂により死神騎士と呼ばれていた夫は今や救国の英雄であり、騎士団長。穏やかな暮らしは一変、ただし夫と双子からの溺愛つき。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:28:17
8843文字
会話率:41%
契約妻のメリッサは、夫が戦地から帰るのを待ち望んでいた。彼女は、夫の兄夫婦が遺した双子のお世話のために妻に迎えられた。その証拠に戦地に手紙を送っても返事もない。だから、夫が帰ってきたならこの婚姻関係は終わると信じて疑っていなかった。しかし、
帰ってきた夫は当然のようにメリッサを溺愛し始める。可愛い双子も母と慕うメリッサを絶対逃がしはしないのだ。ほのぼの家族&溺愛ロマンスファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 11:25:48
99516文字
会話率:47%
3年間放置された妻、カティリアは白い結婚を宣言し、この結婚を無効にしようと決意していた。
しかし白い結婚が認められる3年を目前にして戦地から帰ってきた夫は彼女を溺愛しはじめて……。
夫は妻が大好き。勘違いすれ違いからの溺愛物語。
最終更新:2024-03-07 07:48:34
55005文字
会話率:43%
主人公オーマ・ロブレムは、大陸一の大国の軍人。職業軍人として、戦地で戦う彼に妙な命令が下りる。それは、複数の女性を口説き、籠絡しろというもの。聞けば、その女の子たちは、魔王に対抗できる勇者の素質を持つ者だという。「何故自分が?」と、疑問を持
つも、引き受けることになるが、自分が選ばれた理由に気づき、死の運命が待っていることを知る。絶望したオーマは、自身が生き残るため、その作戦を利用して、勇者候補の女の子達を口説き仲間にして、帝国に反逆する。
この作品はカクヨムとノベルアップ+にも掲載します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 23:40:00
1374385文字
会話率:46%
私は戦場カメラマンの刑部竜一。ある時、戦地で少女をかばった事で爆発に巻き込まれて命を落としてしまう。
しかし、異世界の上位存在によって魂を救われた私は、召喚を試みた者の『願い』を叶えるべく異世界で新たな生を歩む事となった。
元々の世界にあっ
た自分の持ち物を召喚できるという特典と、それによる異世界を変革する許可も与えられた上で……。
だが、いざ召喚されてみたらどういう事か若返っているぞ、俺!
しかも『第二の生を満喫して頂くにあたって志半ばで終わるという事があってはなりません』とか言って『世界を構成するにあたって必要不可欠な要素』として組み込まれてしまった。
世界の維持に必要不可欠な重大要素が破損すると世界そのものが壊れるから、世界はその要素を自動的に修復し維持を図ろうとする――つまり世界そのものが俺の死を許さないという状態になってしまった。
まぁそれならそれで恩恵を受け入れよう。どうせ元の世界での肉体は死んでいるから帰れないし、異世界を満喫しつくすまでだ。
そのためにも、まずは召喚して俺に第二の人生をくれた人の願いを叶えてやらないとな。自由な旅は、その後でいい。
※ 6/20付でタイトルとあらすじを変更しました。
※ 週一更新中。基本的には月曜日夜間に最新話投稿しています。
※ 元タイトル『死んでも蘇る俺のゴリ押し冒険紀』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 22:43:31
1715777文字
会話率:37%
大陸全土を統一する勢いで各国を落としていくマーラ王国。そんな国には屈しないと最後まで抵抗するヴァイラス帝国。帝国の願いを聞き届けたかのように一つの音楽隊が戦地で癒す。魔法などないが音楽がある。音楽隊の奮闘劇をこうご期待。
最終更新:2025-07-13 08:00:00
46332文字
会話率:46%
孤児院育ちの主人公『ナオ・ブルース』は孤児院を卒園する年齢に達し、同じ孤児院育ちの幼馴染との結婚を夢見て将来の進路をビジネス界で成り上がろうと決心する。
そのための必須ともいえる大学に挑戦するも失敗し、それを原因に?幼馴染から裏切られる
。
地元の名士の息子に幼馴染を寝取られ、あまりにひどい扱いを幼馴染から受け死のうと自殺の名所まで行くが、死にきれず、その場で大泣き。
その時に軍への募集広告を発見して、自殺ができないのなら、戦争で敵に殺してもらおうと軍への志願を決心。
なぜが只の兵卒として戦地に行くはずが、この国の軍事エリートを養成する学校に放り込まれ、彼の人生が一変する。
しかし、まだ、死ぬことを諦めない頑固者は士官養成校で中二病を発症し、どんどん拗らせていく。
そのためどんどん周りを巻き込んで騒ぎが大きくなっていく。
いったい今度どうなっていくのやら。
果てしない宇宙を舞台にずっこけ士官が大活躍するスペースオペラの始まり始まり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 14:29:12
1198421文字
会話率:26%
”支配の龍”により世界が恐怖の支配を受けていた時代、とある勇者一行により”支配の龍”は倒され、世界は平和を取り戻した。
月日は流れ、英雄である勇者の仲間であった"カペラ"は戦地やモンスターとの闘争で亡くなった故人の荷物を
取りに行き、故人の品をその身内達に届ける[スターキャリアー]を仕事にしていた。
強い意志と信念と意味、新たな出会いと共にカペラは世界を変える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 19:00:53
305213文字
会話率:51%
帝国歴1183年──
帝国を支える名門〈ヴィゼリウス家〉の嫡子シリルは、幼くして正統な継承者の証「正妻の印」を継ぎながらも、義父の陰謀により帝都を追われる。
彼が保護された先は、皇統の血を引く帝国唯一の大公家〈ヴィオレーヌ家〉。
その屋敷で
、彼は一人の少女と出会う。
彼女の名はレーヴ・ド・ヴィオレーヌ。
紅玉の瞳と黒髪を持つ気高き少女は、母の死と継母からの冷遇にも決して折れぬ意志を宿していた。
そして──同じく「正妻の印」を持つ者として、運命に抗いながら気高く生きるふたりの絆は、誰にも知られぬまま、密やかに芽吹いてゆく。
やがて、帝国と隣国との間に戦が勃発し、シリルは12歳にして戦地へ。
そこで彼は数多の修羅場をくぐり抜け、“黒豹”の異名で知られる将軍へと成長する。
一方、屋敷に残されたレーヴもまた、社交界の陰謀や継母の画策の中、自らを「悪女」として演じながら、誰にも見せぬ涙を流していた。
──そして六年後。
勝利の凱旋とともに帝都へ戻ったシリルは、再びレーヴと対面する。
だが、かつて交わした“約束”を胸に再会を望んだ彼の前に立つのは、冷たく完璧に微笑む「帝都の薔薇」と謳われた彼女だった。
皇帝の策略、皇女の執着、妃選びの舞踏会──
次第に加速していく運命の渦の中で、ふたりの「約束」は、果たして愛か、あるいは破滅の始まりか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 13:48:00
1121文字
会話率:20%
2090年代、二大勢力に分かれつつある地球上において、有人人型ロボット兵器「機動兵士」を導入することになった日本。それを駆る少年少女たちは、超国家機密計画によりある手段を施された強化人間だった。彼らの戦地での活躍と葛藤を描いた物語である。
最終更新:2025-07-10 21:16:03
15142文字
会話率:46%
ある日二つの大国間で突如大戦争が勃発し、俺の唯一の家族だった妹も死んでしまった。数年後に戦乱は落ち着きこそしたが雇われ傭兵、両国の国境警備隊、犯罪組織、地元住民と様々な勢力が複雑に入り乱れて小規模な戦闘を継続した。
でもそんな地獄で暮ら
している俺に大きな転機が訪れた。俺の人生で最も濃密な時間が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 22:55:12
36177文字
会話率:72%
勇者が魔王に勝利し、人類が魔物を征服した。
人々の世界は魔法と歯車で装飾された活気に満ち、
世界は魔物の居ない安寧を獲得する。
だがそんな世界に異を唱える者たちがいた。
其れは魔王の腹心。或いは虐げられし血族。
或いは文明への復讐者。或
いは戦地に取憑く狂気。
或いは――人と魔の狭間に産まれ堕ちた殺意。
それはやがて集結し、群れを成し、
いずれは一つの時代を砕く『ラスボス』となる。
これはそんな宿命を背負う少年の育成観察録である。
※カクヨムにも同じ作品を投稿します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:01:05
241113文字
会話率:29%
ホーリーヘヴン
魔物とイレギュラーから人々を守るため、世界の秩序を維持する組織であり大きな世界の一部である大施設。その組織に属する特務執政官であるリュウイチ・ナルミが世界ではなく"自分の為に戦う"を貫いていく一つの物語。
頭脳明快、眉目秀麗、運動神経抜群であるが、他人と深く関わらないようにしているのだが、主人公自身の素の対応などが原因で、周りからの人望や信頼、好感は凄まじく高く、ファンクラブなども存在するほど人気者である。
彼を取り巻くのは、
幼馴染!同期!同僚!先輩!後輩!同志!家族!
私生活!職場!外出先!戦地!どんな時でも彼を囲むハーレムラブコメディーを交えたシリアス&ファンタジー長編物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 22:06:25
600976文字
会話率:59%
戦場から帰ってきたタカシ君が、再会を喜ばれながら高校生活を送ろうとする話。
10話完結
最終更新:2025-07-02 20:30:00
311684文字
会話率:45%
「魔道工具士」を目指し、日々父親のもとで修業している少年、ブルックス。
ある日、天より物体が落下し、この国クワイヨン政府から「リクエスト」と言われる命令が発令。天より落下したこの物体の回収が命令され、ブルックスの幼馴染の少女、アルクネメが参
加することになった。アルクネメはこの世界で使われる「魔導力」が非常に強い「特例魔導士」であるための命令だったが、この落下地点は、やはり「魔導力」を使う「魔物」達の住処であった。
ブルックスはアルクネメのため、魔導力を高める剣と盾を持って、戦地に向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 17:26:17
701884文字
会話率:24%
某国で徴兵されて少女兵だったタチアナは、とある戦地で、PMC(民間軍事会社)に部隊が強襲、鎮圧され、同じ部隊の少年少女と共に捕虜になる。
そのPMCは、少年兵やマフィア、ギャングなどに関わる子供を保護し、社会復帰させる活動をしていた。
社会復帰をしたタチアナは、荒事にウンザリしていた為、犯罪率が過去最悪と言われつつも世界的に見れば治安が1番いい日本で働くことを希望し、日本で働くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:49:49
12804文字
会話率:36%
王国と魔族の長きにわたる戦乱が続く中、回復術師として戦地の野戦病院で働くリアーナは、日々運び込まれる負傷者たちの命と向き合っていた。ある日、彼女の元に、"無敗の英雄"と謳われた騎士団長エルドリアスが、部下を守るために壮絶
な戦いの末、致命傷を負い運び込まれてくる。誰もが助からないと諦める中、リアーナは彼の中に燃える消えかかった生命の炎を感じ取り、その命を救うことを決意する。
献身的な治療と看護の日々の中で、リアーナは厳格な騎士団長の裏にある、国を想い、民を守ろうとする深い使命感と、孤独を抱えた人間としての彼を知る。一方、死の淵から生還したエルドリアスは、自分を救ったリアーナに深い感謝と、今までにない特別な感情を抱き始める。戦火の中で芽生えた二人の絆は、身分や立場の壁を越え、やがて国をも揺るがす大きな運命へと繋がっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 16:05:11
59916文字
会話率:17%
とある戦地での『紛争ダイヤモンド』の取材を命じられたジャーナリスト、凬巻散理。カメラをトリガーとした『異能』を操る散理は、自分以外にも異能を持つマフィアの少女ニシスと出会う。だがひょんなアクシデントから、政府軍に狙われる身となってしまい……
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 01:17:59
19972文字
会話率:48%
夫を戦地に送り出した貴族の妻シャロネーゼ。
毎朝白い衣装を纏い、美しい所作で祈り続けた日々。
けれど情報は錯綜し、社交界は享楽へと染まってゆく。
夫への想いを守るために、彼女は赤と白の輝石で“祈りのブローチ”を作り始める――
これは、祈り
を続けたひとりの女が、
愛と罪、影と赦しのすべてを受け入れ、生きなおすまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 23:58:53
17178文字
会話率:17%