ミアの婚約者ウィリアムは、これまで常に冷たい態度を取っていた。
しかし、ある日突然、ウィリアムはミアに対する態度をがらりと変え、熱烈に愛情を伝えてくるようになった。
彼は、ミアが呪いで目を覚まさなくなってしまう三年後の未来からタイム
リープしてきたのである。
ウィリアムは、ミアへの想いが伝わらずすれ違ってしまったことを後悔して、今回の人生ではミアを全力で愛し、守ることを誓った。
最初は不気味がっていたミアも、徐々にウィリアムに好意を抱き始める。
また、ミアには大きな秘密があった。
逆行前には発現しなかったが、ミアには聖女としての能力が秘められていたのだ。
ウィリアムと仲を深めるにつれて、ミアの能力は開花していく。
そして二人は、次第に逆行前の未来で起きた事件の真相、そして隠されていた過去の秘密に近付いていき――。
*カクヨム、アルファポリスにて先行掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 07:30:00
476916文字
会話率:42%
アーミャは加護持ちという稀なスキル持ち。
しかし、問題はそこではない。
彼氏に振られた。
一気に強くなって傲慢になってしまった男は裏切り新しい女を腕にぶら下げて、もう別れてくれという。
アーミャも彼を忘れ、友達の女神といつもの恋愛小説談義を
する。
武道大会で見納めて、街を去ろうかなとうっすら考えながらもコロシアムの客席に座る。
「義姉妹よ、義姉妹」
女神は自分で自分に微笑むのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 07:00:00
6387文字
会話率:42%
クラスメートの銀髪美少女クラシアさんはレンタル彼女。
ある日「私をレンタルしてみない?」と言われてレンタルしたら、僕はクラシアさんにハマってしまった。
美しい容姿に女神のような性格。学校でも外でも起こったところはみたことがない。あの
女神のような微笑みは永遠に続くと思っていた。
しかし、その日のクラシアさん(レンタル)とのデートで、彼女の本性が明らかになった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-29 02:59:33
84682文字
会話率:62%
王都で働く「装飾魔女」のアニスはある日、飲み屋で久しぶりに会った友人から、自分の恋人のはずの男の結婚話を耳にする。
どういうことよ! と問い詰めようと向かった先には、相手の娘に優しく微笑む彼の姿があった。
しかし、ひっぱたいてやる! と息巻
いた矢先、アニスは日々のハードワークが祟って店先で倒れ、一撃を入れるチャンスを失ったのだった。
傷心のアニスは故郷に帰り、医者にすすめられた「のんびり暮らし」をしようと意気込む。しかし、根深い「ワーカホリック症」がそう簡単に治るはずもなく……。
これは、ファンタジー×ワーカホリック×勘違い×ラブコメ×魔女と幼女と老女とインテリ男の紡ぐ、スローには生きられないアニスの物語(たぶん前編)。
※文学フリマ39に「ラノベジャンル」で参加した際のお話です。
※異世界転生タグが付いていますが、主人公とお相手は転生者ではありません。転生者もいる世界だというくらいの認識でお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 01:00:00
55142文字
会話率:38%
攻略キャラが二人ともヤンデレな乙女ーゲーム「ブラック・ナイト・パレード」に転生してしまったルナ。
「……お前も俺を捨てるのか? 行かないでくれ……」
黒騎士ヴィクターは、親に捨てられ修道院で育ち、その修道院も魔族に滅ぼされたという壮
絶な過去を持つ闇ヤンデレ。
「全く、危機感ないんだから。閉じ込めておかなきゃ駄目かな?」
大魔導師リロイは、魔法学園主席の天才だが、自分の作った毒薬が事件に使われてしまい、責任を問われ投獄され、犯人を半殺しにした暗黒微笑ヤンデレである。
ゲームの結末は、黒騎士ヴィクターと結ばれると、魔族との大戦争の果てヒロインは死にヴィクターは独身を貫き、
リロイと結ばれると大戦争に負け傷を負ったヒロインと共にリロイも命を断つ心中エンド。
メリーバッドエンドでエモいと思ってお気に入りだったが、どっちと結ばれても死んでしまう自分の運命に焦るルナ。
唯一生き残る方法はただ一つ。二人の好感度をMAXにした上で自分のステータスをMAXにする、大戦争を勝ちに導く光の聖女として君臨する、激ムズのトゥルーエンドのみ。
ヤンデレだらけのメリバ乙女ゲーで生存するために奔走する!? ヤンデレ溺愛三角関係ラブストーリー!
※短編です。好評でしたら長編にします!応援よろしくお願いします♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 22:20:00
17132文字
会話率:27%
人生50年、20代は嫁ぎ遅れ。そんな時代がベースの日本に似た世界の忍達と、現代に似た世界の主人公のお話し。
○歴史上の人物の名前がそのまま、または若干変えた漢字で出て来ます
○進むにつれ性描写、暴力描写、残酷描写がある、などR-15設定で
す
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
「望む言葉を吐いて緩く肌に触れて何度か逢瀬を重ねりゃ、男も女も口が軽くなるんだからちょろいもんだよね」と飄々と話すのは真田が忍《しのび》の長、猿飛佐助。
「…敢へ無しと思え。長は馬鹿なのだ」顰め面で毎回上役の尻拭いに眉間の皴を濃くするのは霧隠才蔵。
「アタシャ愉しくて仕方ないやぁね」上役の不器用過ぎる恋模様と、とばっちりで業務に追われる同僚の不憫な姿が心底楽しいと涙を浮かべて笑うのは由利鎌ノ助。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ほぼ初対面のチャラ男に押し倒され口づけされても「年上なめんじゃねぇ」と思いながら綺麗に微笑み両腕を伸ばせる程度には色々と経験のある社会人の主人公の燐が、付き纏われて絆されて、困ったりすれ違ったり面倒臭がったりしながら個性派揃いの忍達と髷の無い戦国時代のような世界で過ごす物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 21:33:27
239354文字
会話率:46%
ある日、高校二年生の尾鳥彩羽は同級生の、なぜかこの女子校で一学年に一人いる超絶美人の生徒である篠原天理が、自分の下の名前で呼び、見つけると嬉しそうに微笑むのか理由が分からなかった。
二人の関わるようになった、先月の文化祭を思い出すが理由
は分からなかった。
理由が分からないのなら本人に直接聞けばいいではないかと、翌日彩羽は天理に直接聞いてみることにした。
天理になぜかと理由を聞くが、天理は顔を赤くして逃げてしまい聞くことできない。
それと同時に彩羽は、なぜ自分がそれ程までに天理にこだわるのか、自分の本心を自覚してしまう。
放課後、ようやく天理を捕まえることができた彩羽は理由を聞く。
そしてその理由を聞き、天理と自分の抱く感情が同じことを知る。
しかしその感情を知らない天理、その答えを見つけるまで彩羽は天理のそばにい続けることを約束するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 21:26:37
21210文字
会話率:43%
僕が初めて愛した人は、花園の片隅に咲く、小さく可憐な花だと思っていた。
私が初めて愛した人は、数多の女性の尊厳を踏みにじった卑劣な男だった。
赤と緑の二つの月が青い空に輝く異世界で、未来の公爵位を約束された三人の貴公子たちは、暇つぶしに女
性たちを嬲り続けていた。
ある日、貴公子アーネストは娼婦に身を落とした元貴族令嬢フローラと出会い、気まぐれに囲い始める。
一方のフローラは、義妹をアーネストたちに凌辱され、家族と爵位を失った過去を持っていた。
――これは、破滅へと至る、二人の歪な愛の物語。
※ムーンライトノベルズ版をR15に改稿し、加筆した作品です。カクヨム・エブリスタに掲載しています。全6話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 19:00:00
7097文字
会話率:29%
僕が初めて愛した人は、花園の片隅に咲く、小さく可憐な花だと思っていた。
私が初めて愛した人は、数多の女性の尊厳を踏みにじった卑劣な男だった。
――これは、破滅へと至る、二人の歪な愛の物語。
※ムーンライトノベルズ版をR15に改稿した作
品です。カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-18 19:00:00
26039文字
会話率:31%
豪華客船で行われるゲームイベントに参加することになったミステリー研究会一行は不可解な出来事に遭遇する。
衆人環視のなか消えた等身大フィギュア。そして船長室には男の刺殺体が……?
天才と天災が交差する冴木&有栖川シリーズの短編最終章。
最終更新:2024-12-28 18:00:00
17147文字
会話率:49%
冷たい風が平原を駆け抜ける。
冬の訪れを前に静まり返った大地は、ただ厳しい季節を待つばかりだった。
揺れる馬車の中で、レティシア・デ・オリバスは窓の外の景色をじっと見つめていた。
その瞳は遠くを見据え、過去や未来を映しているかのようだ。
「お嬢様、何かお考えですか?」
隣に座るエマが、控えめに声をかける。その問いかけに、レティシアは微笑みながら静かに答える。
「ええ、少しだけね。」
その笑顔には達観した穏やかさが漂っていた。
レティシアには、誰もが持つとは限らない特別な力――輪廻転生の記憶があった。
何度も異なる人生を歩んだ記憶は、彼女に知恵と重荷をもたらした。
それでも彼女は、家族やエマの支えの中でその秘密を受け入れて生きてきた。
「お嬢様がどのような運命を背負っていようと、私にとっては関係ありません。ただ、私はお嬢様のために生きると決めています。」
エマがそう告げた日のことを、レティシアはふと思い出す。その言葉は彼女の心に深く刻まれ、今も大きな力となっている。
馬車の外には、北国特有の冷たい空気が広がっていた。レティシアはその景色をじっと見つめながら言葉を紡ぐ。
「私は、この地で新しい未来を作るつもりよ。どんなに厳しい場所でも、ここで本当の幸福を掴みたい。」
その言葉にエマは力強く頷き、言葉を返す。
「お嬢様がどこに行かれても、私はその未来を共に作ります。」
馬車の揺れが止まりかける。窓の外には、北の果てに広がる広大な土地が見えた。その光景を見つめながら、レティシアは静かに呟く。
「ここが、私の新しい始まりね。」
冷たい風が吹き抜ける中、彼女の決意だけが暖かな光となり、大地へと染み渡っていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 16:00:00
31528文字
会話率:42%
"人は……生まれながらに【罪】を背負っている……
人は生まれながらに【罪】の鎖に繋がれこの地に精をなす……。
成長という過程の中で善人にも罪人にもなりうる可能性を秘めた【罪】の枷をつけて……。
2030年大きく変化した"
;日本"という国……
ある1人の総理大臣が日本の経済その他を大きく変え、
世界中から一目置かれていた。
だが人々は何もしらない……それがある"天使の仕業"である事を……。
そんな日本に暮らす1人の青年ー"稲葉詩音"ー
親は数年前に事故死、叔父である稲葉高志が経営する
ーBAR【Dive to Blue】の2階に住んでいる。
ある日BARへ訪れた1人の男ー"ハイド"
「こんばんは〜堕天使さん、今日からお前は馬鹿な天使と悪魔共を狩るhunterだ……」
その一言から始まる殺し、笑い、涙ありの人生……
目標は女を抱く!ーそんな馬鹿な主人公の物語……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 14:51:44
2419文字
会話率:31%
2つの前世の記憶持ち令嬢ラビアンジェ=ロブール。
無才無能の悪女と評判の令嬢は今日もマイペースに生きていく。
※1話1,600文字オーバーくらいのさくさく読めるお話です。
※勢いで作ったせいか設定がまだゆるゆるしています。
最終更新:2024-12-28 12:20:00
1017642文字
会話率:21%
魔物や魔法のあふれる世界。
世界樹に守られている世界。
そんな世界で暮らす、少女エルーシア。
ある事件をきっかけに昏睡し、世界樹の神子デルミーラに保護され、目覚めた時に前世の記憶を呼び覚ます。
成長したエルーシアは、世界樹
の神子の地位、膨大な魔力、前世の記憶で王国を支える存在になるが……それらは重責であり、悩みのもととなる。
同じように、過酷な運命を歩む、半獣人の冒険者ルークと出会い、二人は恋に落ちるが……立場の違う二人の想いは、困難が多い。
しかし、二人の出会いは、王国だけでなく、やがて大陸の運命を変える……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 11:26:11
1504567文字
会話率:41%
地球が異世界と融合して同時期に現れた魔王に世界は危機にあった。人類は異世界の勇者と協力して魔王討伐を目指した。
あれから三年が経過して冒険者達は次々と魔王に敗れていった。
そこで政府は高校生を集め冒険者として覚醒させ冒険者と共に魔王討伐に向
かわせる政策に方針を変えた。
男子高校生の英太は一クラス全員で冒険者覚醒儀式を受けた。ギルド教会で儀式が開始されるなか、英太が惚れていた三人の女子がスカウトに来たイケメン勇者に取られ、自分は冒険者覚醒儀式によって可愛らしい六歳児の幼女に性転換してしまった。
儀式によってまれにTSするらしい。
不本意ながらオールレベル1 の幼女になった英太をスカウトする冒険者は一人もいないかと思えた。
一人だけ選ばれず好きな女子も勇者に奪われ、失意にさいなまれていた幼女英太に手を差し伸べる冒険者がいた。
勇者と引けを取らない実力と美貌を誇る白銀の聖女パラル。
彼女が英太の手を握ると優しく微笑み『サタンちゃま』と呼んだ。
どうやら幼女姿の英太の職業は悪魔王サタンらしい。正体知っていた聖女さまはサタンちゃまを冒険者のパートナーに選んだ。
戸惑いながら聖女さまに選ばれたサタンちゃまは内心ホットしていた。
しかし、聖女さまの肩にかけられていた鞄の中には、かまされたら最後。絶対服従の首輪が入っていた。
『サタンちゃまをあたくしの犬に出来れば、あのクソムカつく勇者をだし抜ける』と聖女さまはほくそ笑む。
そう、世間の評判とは裏腹に彼女は腹黒聖女さまだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 11:08:26
1361836文字
会話率:51%
数年前に途中で書けなくなり、凍結した小説を最初から追加執筆して連載再開しました。
今度はなんとか完結できるよう頑張ります。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ある王国に圧倒的な国民の支持を受けている令嬢がいた。後に、王国の黄金時代を築き上げ
た歴史に残る女性である。
しかし、その令嬢がどのような心境で激動の時代を生きてきたのかは誰も知らなかった。
その令嬢は2つ名でこう呼ばれた。
『微笑みの令嬢』と。
これは本人の行動と気持ちとは裏腹に、周囲が勝手に勘違いして物事を進めていく悪運の強い令嬢の物語である。
※同作者作品
【この悪役令嬢には悪さは無理です!みんなで保護しましょう!】
の、後継作品となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 10:10:49
85891文字
会話率:45%
【漫画です!】
第1話を漫画で完全再現しました。
小説家になろうで漫画の投稿は背徳感があってドキドキします!
※背景はフリー素材を利用しています!
ある王国に圧倒的な国民の支持を受けている令嬢がいた。後に、王国の黄金時代を築き上げた
歴史に残る女性である。
しかし、その令嬢がどのような心境で激動の時代を生きてきたのかは誰も知らなかった。
その令嬢は2つ名でこう呼ばれた。
『微笑みの令嬢』と。
これは本人の行動と気持ちとは裏腹に、周囲が勝手に勘違いして物事を進めていく悪運の強い令嬢の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-25 19:01:09
239文字
会話率:0%
死刑囚(未決)の未完の手記とそれを読んで曖昧な記憶を辿り執筆を始める、とある患者。それは果たして実際に起こった事件のミステリーとしての再現なのか? 単なる狂人の与太話か?
4作目の構想に苦しむ 尾崎諒馬=鹿野信吾は幼馴染の彼女の婚約パー
ティーに出席する。彼女の婚約者は近藤メディボーグの社長で、自社の保養施設の別荘でそのパーティは開催された。別荘は二階建ての母屋と別棟の離れから成り、間の小路にはライラックが紫の花を咲かせていた。その景色はかつて彼が習作として書こうとしたミステリー「針金の蝶々」の舞台に酷似している。
近藤社長は意味ありげな笑みを浮かべて鹿野信吾に離れの中を覗かせる。離れの中にはチープなお面が飾ってある。母屋に入ると立派な階段が現れ、そこで彼女が「いちりとせ」に誘う。旧友の水沼は「いちりとせ」は夜這いの歌だと言う。
その夜、胸騒ぎを覚えて部屋を出てみると、階段の踊り場にバケツを頭に被った「ブリキの花嫁」が……
果たして惨劇は起こるのか? 密室トリックは? 鹿野信吾は彼女を守れるのか?
AIと会話する藤沢元警部と謎の脳外科医尾崎凌駕。黒服、青服を従える近藤名誉会長。開かれる〇〇〇お茶会。
デビュー作「思案せり我が暗号」、二作目「死者の微笑」で伏線を張ったところもあるので、老脳に鞭打って実験的に公開を目指してみます。
まあ支離滅裂な変な小説かもしれませんが、そういう作風なので……
おかしなことをおかしく書く異様さ。
企みにあふれた挑戦的な作品。
2024/12/21 他所(カクヨム)であまりビューが伸びないので、こちらにもほぼ同じ作品を載せることにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 07:40:00
74107文字
会話率:29%
新設校である私立篠崎高校の生徒会長、橘美琴。彼女は天使のような微笑みでこう告げた。
「私はこの度、生徒会を立ち上げました。是非生徒会に入って私と一緒に学校を盛り上げていきましょう」
しかし彼女が生徒会を立ち上げた理由、そして生徒会長になった
のはとある思惑のため。
「_____覚悟しておけ。生徒会の力でお前らに地獄を見せてやる」
『生徒会のお遊び』という名の『復讐』が今始まる___________。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 02:41:19
326964文字
会話率:58%
綺羅びやかな披露宴会場。
嘲笑。
私の席にだけ無い椅子。
殿下と公爵令嬢様の強張った顔を見て、私は微笑みを浮かべた。
これから始まる、惨劇を予感しながら。
これは王族と親交を持ってしまった平民の娘が、身分違いの友情
を育みながら成長する、愛と勇気と希望の物語である〈嘘〉。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-27 23:17:39
179324文字
会話率:61%
綺羅びやかな披露宴会場。
嘲笑。
私の席にだけ無い椅子。
殿下と公爵令嬢様の強張った顔を見て、私は微笑みを浮かべた。
これから始まる、惨劇を予感しながら。
キーワード:
最終更新:2024-07-09 21:41:32
14372文字
会話率:55%
もう、いつもそれだ。お前は俺の母親か? もう聞き飽きたぞ。口を閉じろ! それにか弱いガーベラを睨むなと、何度言ったら覚えるんだ! お前の顔は怖いんだよ!」
「ですが、殿下」
「ええい、うるさい。もう去れ」
「………はい、失礼します」
私は第一王子の婚約者、ベロニカ・コールデンと申します。先程怒っていたのがその第一王子、ウィルデンガー・ゲインスト様です。
何やら私の言い方が良くないのか、最近すぐに怒られてしまいます。その上必要以上に距離の近い女生徒がいて、それは良くないことだとお諌めしていたのですが、4日程前に2人の仲睦まじい様子を見て、考えを改めました。
彼女の微笑みに目を細められる姿は、私には向けられないものです。彼女もまた目を輝かせて殿下を見つめていました。そして私を目に入れた彼女はニヤリと微笑み、殿下の胸に顔を埋めました。その後に殿下は私を睨み付けたのです。
私の雇う隠密の話によると、殿下は彼女の言うままに贈り物をし、彼女も殿下を喜ばせようと菓子を焼き贈っているそうです。
これぞ相思相愛。相互の意見を受け入れ尊重し、幸せに戯れて語る。
ああこれは、邪魔なのは私ですわ。
彼女が殿下をお諌めすれば、きっと殿下は良い方向に動けるのではないかしら?
そう思えるようになったのは、私の好きな小説『微笑むリトルフラワーは、僕の最愛』を読んだからですわ。内容は弱小貴族である、男爵令嬢と王太子との身分を越えた愛。国王や婚約者の妨害を乗り越えて、懸命な努力をし立派に成長した2人は、周囲を説得して結婚するのですわ。もう涙が止まりませんわ。愛ですわ。
そんな訳で私は傍観者に徹しようと思いますの。小説によると、私が女生徒の持ち物や本人に危害を加えるのですが、そんなことは出来ませんわ。だって未来の国母ですもの。
私はそっと身を潜め、彼らの目に入らないように致しましょう。幸い王太子妃教育は終了しておりますので、登城することもありません。出来る限りエンカウントするのは避けて、隠密からの報告を楽しみに待ちましょう。
楽しくなって来ましたわ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 19:16:48
34126文字
会話率:39%
「もう我慢ならん。 お前との婚約は解消する!」
見目麗しい紫の髪の伯爵令息は、婚約者カローラ・ドンマイを自宅に呼びつけて婚約解消を告げた。
「わかりましたサム様。 今までありがとうございました」
深々と礼をして去っていくカローラは、悲壮感の
欠片もなく慎み深い微笑みだけを浮かべていた。
「なんでだよ、カローラ! 簡単に納得するなんて」
婚約解消を言い渡した伯爵令息サム・ロンベサールは、悔しげにその後ろ姿を脱力して眺めた。
その背後では母親のマリンが、うんうんと頷きながら近づき彼の両肩に手を置いた。
「やったー! 婚約解消できた。 マジぎりだった」
カローラは、婚約解消を心から喜んでいた。
どうやらここは、小説の中のようなのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 12:57:43
46493文字
会話率:31%
「よろしいのですか? 声をかけなくて」
「ああ、良いんだよ。もう彼に任せたから。………心配をかけて、済まないね」
城の外れにある離宮から、聞きなれた艷声が聞こえてくる。
「やあっ、もっと強く。好き、好きよぉ。ああぁんっ」
「可愛い
よ、ナナリー、んあぁ」
そには国母たるナナリーが、国王そっくりな男と絡み合い愛を囁いている姿があった。
国王ライオネスは悲しげな微笑みを、共にいた側妃ブルーネに向け城を後にした。
「もう行こうか、ブルーネ」
「はい。ライオネス様」
この国スキエーヒは、少し前に国内で混乱状態にあった。
真実と思っていたことが、嘘に変わったのが昔のことのように思えた。
◇◇◇
賢王と呼ばれたライオネスには、王命で結ばれた王妃ナナリー(元侯爵令嬢)がいる。
ピンクブロンドの真珠のような艶の髪と、透き通る肌を持つ可愛らしい女性だ。うるうるの瞳は新緑の鮮やかさがある。
だが3年経ても子が出来ず、ブルーネ(元伯爵令嬢)が側妃として入宮することになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 16:59:35
12189文字
会話率:18%
「そなたは《毒》か、それとも《薬》か」
皇姫であった慧玲(フェイリン)は先帝の罪により死刑を命じられた。
渾沌の帝と称され、帝国全土に毒をまき散らした凶悪なる帝……その姑娘。だが彼女は薬師の一族・白澤の叡智を修得していた。
慧玲は皇帝
の問いにこういった。
「私は、如何なる《毒》をも絶ちて《薬》と致しましょう」
帝国・剋は先帝の悪政によって《天毒地毒》の禍に苛まれていた。
地毒は人を蝕み、《毒疫》という奇しき病をひき起こす。
鱗に蝕まれた妃妾。脚から梅の咲きこぼれる舞姫。毒疫は如何なる医師にも癒すことができない。ただひとり、後宮にいる食医の姑娘を除いては。
「あなたはいったい」
「ただの食医でございます」
処刑を一時取りさげられた慧玲は身分を捨て、後宮の食医となった。妃嬪たちから渾沌の姑娘と謗られ、疎まれながらも典医が匙を投げた患者たちをたちどころに解毒していく。
最高に美味しい《毒》を患者に飲ませることで。
「毒は、毒を制すものですよ」「口に旨き毒は《妙薬》となるものです」
それは償いか。それとも復讐への階か。
慧玲のもとに現れた麗しき風水師。彼は不敵な微笑を湛えて、慧玲に囁きかける。
「貴女の死を望むものがいる。その敏さはいつか、貴女の身を滅ぼすよ。緩やかにまわる毒みたいにね」
彼は果たして敵か、味方か。逢うべきではなかったふたりの袖が振りあうとき、国の運命が動きだす。
・ ライト文芸寄りの後宮お仕事ものです。
恋愛はするかどうか謎ですが、異性バディ(イケメン)はいます。
・ こちらの小説は《カクヨム》にも掲載(同時に連載)致しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 18:58:14
390070文字
会話率:39%
そのとき、竜に育てられた《少女》は竜殺しとなった。すべてはただ、竜にたいする愛ゆえに。
かつてひとは竜とともにあった。人類は竜を信仰し、竜の恵みを享けながら穏やかに暮らしていたが、際限ない欲望により《戦争》が勃発した。竜は争いを嘆き、壊れ
ていった。こころの壊れた竜は気候を乱し、暴れまわる。
斯くして竜とひとは、別れた。
殺せるはずのない竜を殺しながら旅をする娘《メリュ》は、謎の青年《ラグス》と出逢い、行動をともにすることになる。
何故、彼女は微笑みながら、竜を殺すのか。
美しき地獄に祈りの声はなく、ただ憐れみの賛歌が響きわたる……これは英雄にも勇者にも竜殺しの聖女にもなれない、ひとりの少女の、愛と殺意の旅路を綴った幻想譚(ダークファンタジー)である。
*連載について
毎日20時に投稿致します。
*注意書き
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・出来事とはいっさい関係がありません。ご了承ください。
最強とついていますが、対人戦では不殺を貫くので多少苦戦します。
またR-15程度の残酷描写があります。
*お知らせ
第26回電撃小説大賞最終候補作《死者殺しのメメント・モリア》
メディアワークス文庫より好評刊行中 です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 20:00:00
124228文字
会話率:33%