ごく普通の高校生だった俺、能美 崇(のうみ たかし)は、ある日突然、幕末の江戸に肉体ごと転移してしまった!
頼れるのは現代知識だけ。着の身着のまま、無一文。飢えと絶望の中、偶然出会った謎の浪人・仙吉の気まぐれに救われ、なんとか場末の米屋に奉
公人として潜り込むことに成功する。
「まずは生き延びる、そして成り上がる!」
持ち前の現代知識(読み書き計算)を活かし、劣悪な環境と厳しい丁稚奉公に耐えながら、徐々に店の信用を得ていく崇。斬新なアイデアで「ブランド米」を開発・ヒットさせ、ついに手代へと昇進! 順風満帆な成り上がり街道を歩み始めたかに見えた。
そんなある日、貧しさにあえぐ母子との出会いが、崇の運命を大きく変える。
「そうだ、この時代にないなら、俺が作ればいい! 現代の保険制度を応用した、米による相互扶助システム…『米保険』だ!」
この革新的なアイデアは、試行段階で大きな成功を収め、江戸屋の評判をさらに高める。しかし、その成功が、崇の中に眠っていた野心を目覚めさせてしまう。
独立と「米保険」の本格展開に必要な資金と後ろ盾を求め、崇は再び仙吉を頼る。だが、そこで足を踏み入れたのは、幕末の動乱の裏で暗躍する謎の組織「世直し組」の世界だった。
金と情報を武器に、崇は組織内部でのし上がっていく。持ち前の知恵と現代知識で頭角を現すが、同時に、邪魔者は容赦なく排除する冷徹な策謀にも手を染めていく。情報操作、プロパガンダ、そして裏切りと粛清…。かつての理想は歪み、権力への渇望が彼を蝕んでいく。
ついに組織のトップに立った崇。江戸全域に「江戸大互助講」の網を張り巡らせ、民衆を管理下に置き、絶大な権力を手にする。だが、その手は血に塗れ、心は孤独と猜疑心に満たされていた。幕府からの追及、内部からの反発、かつての仲間との決別…。追い詰められた彼が最後に選んだ道は、江戸を狂乱の渦に叩き込む、破滅的な計画だった。
これは、激動の幕末に転移した男が、知識と野心を武器に成り上がり、そして自滅していく物語。彼がもし、違う道を選んでいたら…? シビアで、時にダークな、幕末成り上がり(&破滅)シミュレーション、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 16:22:50
8432文字
会話率:29%
転生した。孤児だった。崖っぷちギリギリライフを営んでいたら聖女に選ばれた――なんで?
でもまあ、暖かい寝床とご飯がきっちりとあるのは有難い。
後ろ盾である公爵さまの計らいで後学の為にと、貴族の子女が多く通う王立学院へ放り込まれるこ
とになったのだけれど、聖女という役職持ちではあるものの平民の私が簡単に彼ら彼女らにに受け入れられる筈もなく。仕方ないので孤児仲間の二人とともに今日も学院の片隅で静かに読書に勤し――『おい、平民っ!』――……みたいのだけれど、どうして邪魔が入るのだろう。
※異世界学園日常モノ(なろう風味)が書きたくなったので書いて投げました。初投稿になります、お手柔らかに。
ハーメルン様にて同作品を投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 16:10:00
4844857文字
会話率:44%
戦国時代の日本、朝倉家の家臣として名もなき存在であった黒川真秀(くろかわ まほ)は、現代の記憶を持つ転生者として目覚めた。彼は、戦乱の世にあって戦争よりも経済を軸に権力を築くことを決意し、朝倉家滅亡後、織田信長の下で越前の統治を任される。
黒川家は、従来の軍事中心の支配ではなく、商業と交易による経済力を基盤とした支配体制を構築することを目標に掲げた。越前敦賀港を拠点に、堺・長崎・博多・琉球との交易ネットワークを拡大し、日本の経済基盤を確立していった。
堺の商人たちは、黒川家の台頭を脅威とみなし、さまざまな妨害工作を仕掛けたが、黒川家は織田信長の後ろ盾を得ることでこれを跳ね除け、最終的に堺の商人を傘下に収めた。また、明国との正式な勘合貿易を復活させることで、黒川家は日本の貿易を統括する立場を確立する。
しかし、新たな課題が立ちはだかる。ポルトガル・スペインといった南蛮勢力との交渉が本格化し、東南アジアの貿易市場を巡る競争が始まる。また、織田信長の天下統一が進むにつれ、黒川家が持つ独自の商業国家構想が、信長の戦略とどう折り合いをつけるかが問われることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 16:08:27
27455文字
会話率:28%
入学当初、友達作りの波に乗り損ねた俺、佐藤一(さとうはじめ)は、浮かれた話が一つも無いさびしい夏休みが終わり、二学期が始まってもクラスに友達は一人もいなかった。
その日も、昼休みに肩身の狭い思いをしながら、教室の自分の席でぼっち飯を食べてい
た。
俺の後ろ、最後尾の席に座るのは、学校一の美少女と噂される才色兼備の孤高の女子生徒、白川瞳(しろかわひとみ)。
一度も言葉を交わした事が無い、ぼっちの俺に、なぜか彼女が二つ折りのメモを渡して、美術室に呼び出した。さらに、あろうことかその日の放課後、駅前で待ち合わせ、彼女の自宅へ向かうという展開に。
果たして、彼女の目的とはいったい何か?・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 15:17:40
111377文字
会話率:48%
私の名前は桜下瑠衣。地方大学に通う3年生。小学校高学年の時に両親を事故で亡くし、それからはおじさんのところに居候。特に仲の良い友達もなく、孤独に生きてきた。大学生になって一人暮らしを始めた。誰の目も気にしなくていい、快適な一人暮らし。雑誌で
見た一人キャンプや一人山登りにはまる。
ある日出かけた山で大きな穴を発見。近づいてみると何かに引っ張られるように穴に落ちてしまった。目が覚めて周りを見ると穴に落ちたと思ったけど、落ちた場所は穴ではなかった。途方に暮れてどうしようかと思っていると後ろから声をかけられた。振り向くとそこにいたのは宙に浮かぶ小さな人。
彼女は精霊だと言う。私と契約をして、その国の結界を張る仕事を一緒にして欲しいと言う。そんな名前も知らないような国のために危険な旅に出るなんて…でもこんなところに一人でいても生きていけないだろう。私はその精霊を信じて一緒に暮らし始める。
結界を張るには他の精霊に選ばれた4人と一緒に行うらしい。初めは乗り気ではなかったけど、何かに導かれるように私はその4人と出会い、一緒に結界を張る旅に出る。
ローファンタジー、仲間との絆、そして恋。主人公ルイの新しい冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 15:00:00
70142文字
会話率:64%
ハーレム系ギャルゲーの捨てられヒロインである侯爵令嬢、ベルメ・ルビロスに転生した主人公、ベルメ。転生したギャルゲーの主人公キャラである第一王子、リアンの第一夫人になるはずだったはずが、次々にヒロインが第一王子と結ばれて行き、夫人の順番がど
んどん後ろになって、ついには婚約破棄されてしまう。
しかし、それは、一夫多妻制度が嫌なベルメによるための長期に渡る計画によるもの。
無事に望む通りに婚約破棄され、自由に生きようとした矢先、ベルメは元婚約者から、新たな婚約者候補をあてがわれてしまう。それは、社交も公務もしない、引きこもりの第八王子のオクトールだった。
『おさがり』と揶揄されるベルメと出自をリアンにけなされたオクトール、リアンに見下された二人は、リアンにやり返すことを決め、互いに手を取ることとなり――。
【この作品は、別名義で投稿していたものを改題・加筆修正したものになります。ご了承ください】
【この作品は『アルファポリス』『カクヨム』にも掲載しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 14:36:42
41768文字
会話率:26%
ある日、いつものように学校に遅刻しかけていた僕。
微かな希望にかけて通学路をひたすら走っていると、曲がり角で誰かとぶつかってしまう。
ぶつかってしまったことを謝り、その場を離れようとするとその人の後ろに謎のポータルが現れる。
どうやらその人
は魔王様だったようで、気に入られてしまったらしい僕は魔王に魔界へと連れていかれてしまって……?
※こちらはとある作品のリメイク版です。
そこのところご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 14:00:00
11569文字
会話率:16%
王国で再び広がるスキャンダル。王女ソフィア、カトリーヌ、エリザは、またしても社交界の噂話に興じている一方で、女王イデアは冷静にその報告を楽しむだけ。しかし、背後では、諜報チームのリーダー・クレストとその仲間たちが、再び動き出す。
今回の事
件の中心には、リシャールという若き貴族がいる。彼は愛と裏切りを信じ、王国の未来をかけた秘密計画を進めていた。その計画とは、「愛」を真実に変えるための技術。だが、その代償は想像を超えたものだった。リシャールはその技術を使って、貴族たちの恋愛を操り、権力を握ろうとしていたのだ。
一方、クレスト率いる諜報チームは、リシャールの陰謀を暴くべく動き出す。だが、彼の心の中にあったのは、ただ「愛を信じること」だった。だが、その信念は時に冷徹で危険なものとなり、彼の道を狂わせていく。
結局、リシャールはその計画を自らの手で壊し、愛と誠実を求めるが、その後ろには常に死と陰謀が付きまとっていた。事件が解決し、王国はまたひとつ平穏を取り戻すが、クレストはその背後で渦巻く新たな暗闘を予感する。
舞踏会では、女王と王女たちが優雅に噂話に花を咲かせ、クレストたちは暗闇の中でまた新たなスキャンダルを追い続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 12:58:12
6741文字
会話率:49%
ヴェルシグネルセ王国、公爵令嬢リュスティ・モルゲンレードは『屍操令嬢(しそうれいじょう)』と呼ばれている。“闇属性”の魔力を持つ上に死者を操る彼女は世界の理に反する、と忌み嫌われていた。
だが、そんな彼女を家族以外で理解し心から愛し
てくれるのは婚約者である王太子イスクレム。
しかし亜人種との協定を結ぶ準備で忙しいイスクレムとはすれ違いが続く。おまけに人狼同士の揉め事も勃発しイスクレムはより忙しくなる。
寂しさのあまりリュスティは訪ねてきてくれたイスクレムが急ぎ王宮へ帰らなければばらないと聞いたとたん、贈り物の懐中時計を突き返す、というわがままをぶつけてしまう。
自分が悪いのはわかっているのに素直になれないリュスティ。
兄に諭され、イスクレムに会うために王宮へ行こうとしたその時、イスクレムの双子の弟である第二王子イスカルドの遺体が森の中で見つかった、という信じられない一報が入る。
普段は行かないような場所で見つかったイスカルド。遺体の横にはなぜかリュスティが受け取らなかったはずの懐中時計が落ちていた。
疑われるリュスティ。当然犯人ではないが、犯人ではない、という明確な証拠もない。
そして国王から「三か月の間にイスカルドを殺した犯人を捜せ。できなければ犯人として処刑する」と言われる。
その条件を呑んだリュスティは、護衛を持つため聖堂裏にある罪人墓地に向かう。
そこで人狼と人間の夫婦、元聖女、大商会の娘、医師だという青年の五人を復活させる。ざっと全員の話を聞いたリュスティは夫婦がイスカルド殺害事件の前に起こった人狼事件で処刑された夫婦だと知る。
イスカルドの遺体が見つかったのは人狼事件の現場とほど近い場所。
なにか関係が、と考え込むリュスティの後ろから声をかけてきたのは、亡くなった第二王子イスカルド。聖堂に安置されていたせいでリュスティの魔法を受けてしまったという。
だがイスカルドには自身が死亡した前後の記憶がないらしい。
人狼事件を調べることがイスカルド事件の解決にも繋がるかもしれない。そう考えたリュスティは死者たちを率いて人狼の村に行くことを決める。
そしてリュスティが導き出した事件の真相とは──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 09:00:00
28211文字
会話率:44%
一番後ろの席でいつも寝ている陰キャな男子生徒がなぜか気になる優奈(ゆうな)。
ある日その男の校外での姿を目撃してから…
素人の初投稿です。
ご指摘、アドバイスなどありましたら是非共お願いします。
誹謗中傷はご遠慮いたします(笑)
最終更新:2025-04-19 08:31:43
624077文字
会話率:63%
もしもここが物語の世界だとしたら、悪役令嬢は物語の終わりに何を思うのか
⟡.·*.··············································⟡.·*.
「リリー・アンネット。貴殿の行ってきた数々の悪事を
見逃すことはもう出来ない。本日をもって君に離婚を言い渡す」
夫の言葉がホールに響き渡る
リリー・アンネットの物語はここで終わる
悪役令嬢として誰からも後ろ指を指される
悲しい物語が
決まった筋書きに抗うことも出来ず
ただ決められたレールを歩き続けたリリーは
ようやく本当に自由を手に入れる
生まれも
好きな人も
自分の行動すら決められた人生だった
『周りの目なんてもう気にしなくていいのだ
決められた物語を歩まなくていいのだ
その証拠が今の私だ
今走り抜けていく私こそが
本当の私なのだと胸を張って言える
今の私ならどこへだって行ける』
リリーは笑った
それは美しく、優しく、ただの少女のように折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 07:00:00
33732文字
会話率:41%
普通の魔法使いなら魔法がいくつも使えるのに、日本人から転生をしたエララが使える魔法はたった一つ!しかもお一人様一日一回限定!そんなら隠して、魔女の修行期間中を乗り切ってしまえ!!と、いう前向きだけど後ろ向きなエララの元に現れた騎士でもある美
女スーリオンさん。ずっと隠していたのに魔女だと知っているし、スーリオンさんにもある秘密があって‥。
えーー!!これからどうなっちゃうの?!!
な、感じのファンタジーラブコメです!(お久しぶりの投稿だけど、いつもの展開だよ!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 23:10:00
182776文字
会話率:55%
幼い頃から婚約者とは手紙でのやり取りしかしたことのなかったハロラーク侯爵令嬢のキャンベルは、国内ではあまりにも遅い十六歳を過ぎてから、ようやく初顔合わせの許可が下りたのだった。
不安と期待を胸に、婚約者であるロボロフ・ダルメンに会うためにダ
ルメン侯爵邸を訪れたキャンベルと、その父親であるハロラーク侯爵。だがダルメン侯爵の後ろから現れたロボロフは、キャンベルと言葉を交わすよりも先に、なぜかハムスターの姿になってしまって――!?
「は、ハムスターが喋ったぁぁ!?」
「落ち着け」
「しかも会話してるぅぅ!?」
姿が変化してしまうのは、魔女の呪いのせいだというのだが。しかし、そこにはまだキャンベルには明かされていない、様々な秘密があるようで……?
おかしな出会い方をしてしまった普通ではない婚約者たちが、時にすれ違い時に協力しつつ。魔女の呪いをどうにかしたいともがき共に成長しながら、お互いに少しずつ惹かれ合っていく。
だが同時に、思いがけず魔女の呪いの衝撃の真実にまでたどり着いてしまうことになり、最終的には国をも巻き込む大きな事態へと発展していくことになるのだが……。
果たして真実の先で、二人はどんな未来を選び取ることになるのか――!
☆毎日更新中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 21:21:25
79692文字
会話率:51%
魔力が多ければ多いほど淡い色合いの美しい見た目になる世界で、王族の中唯一美しくない見た目の第三王子ホーエスト。彼は貴族たちから「醜い王子」と蔑まれてきた。
そして彼の婚約者である宮中伯令嬢のリィスもまた、魔力が少ない濃い色合いの持ち主である
ことから「地味令嬢」と陰で囁かれる日々。
それでもお互いを良き理解者とし、平穏な日々を過ごしてきた――――はずだった。
醜い王子であるはずの第三王子ホーエストが成人王族として認められる十八歳になった日に、国中の誰よりも美しい青年となって姿を現すまでは。
彼らを取り巻く環境が一変した時、穏やかだった日常が崩れ出す。
そして明かされる、醜い王子と地味令嬢の婚約に隠された本当の意味。
「先に言っておくけど、僕とリィスの婚約は解消する予定ないからね?」
「え? ですが……」
「大丈夫。僕の隣に立っていいのは、リィスだけだから」
訳アリ体質の王子と令嬢は、果たしてどんな結末を手に入れるのか――!?
※途中で令嬢が後ろ向きになりますが、クヨクヨタイムは割とすぐに終わるのでストレスは少なめです。
☆毎週、月・水・金曜日に更新中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 21:56:58
148725文字
会話率:28%
そう、出会いは偶然だ。
ある小さな村を騎士団が襲う。その村は山奥にあり、どのような非道も隠せてしまう程、辺鄙な場所にあった。
実際騎士も村人1人を斬り殺した時、確信した。今回の仕事は楽だ。敵国であるし、心は傷まないと。
しかし彼ら
は出会った。黒髪の青年、狂戦士に。
そして同時刻。聖女は宣言をする。
大陸最大の国家、ニクス帝国に。
「私が愛した男。彼が帝国を滅ぼす」と折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 20:16:14
212983文字
会話率:42%
時は昭和。高校二年の男子、名は霧丘。彼は二学期の終業式があった夜、忘れ物を取りに入った学校で後ろの席の河野|文香《ふみか》が、他のクラスの男子を捕食した現場に居合わせることになった。彼女の正体を知った霧丘は次元を跨いだ侵略戦争に巻き込まれる
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 20:03:42
20715文字
会話率:55%
高校三年生になったばかりの俺。山下隆晴。
隣に住む幼馴染の工藤翠。
彼女と家の目の前にある高校へ通う、どこにでもいる高校生だ。
翠との仲を後ろの席の黒瀬に冷やかされ、意中の佐藤優子に誤解されないかヒヤヒヤする毎日。
どこにでもある平凡な高
校生活だろう?
あんなことになるなんて思いもしなかった春。
俺は折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 21:27:18
31641文字
会話率:54%
主人公、東魁-アズマ ハジメ-が講演でふと後ろを振り向いたら、全く知らない城の中だった。
言葉も何も通じない中で不審者として兵士に囲まれると、グレンと言う青年に日本語で話しかけられる。
ハジメのような人は珍しくない、既にこの世界に何人かいる
と言う。
最強もチートも一切なく、何とか生きるためにグレンに紹介された少女リリアに身を守られながら生きる術を身につけ、世界に興味を持ち冒険者として世界を見たいと夢を見る。
その夢のために、生きるために、ハジメは力をつけていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 20:00:00
114748文字
会話率:50%
トランポリン、というスポーツがある。
成瀬公音はそれの選手だった。
より高く、より美しく、より高度な技を、一切のブレなく披露する。宙を舞う白鳥のように、それを見事にやり切って、彼の眼を釘付けにした一人の女子選手がいて、それが彼の目標に
なった。
でも、彼は中学生の頃に出場した全国大会で挫折した。大きな壁に阻まれて。その壁を乗り越えられなかった自分に失望して。それで、トランポリンから背を向けて、もう忘れ去ったのだと思い込むことにした。
しかし、あの時の情熱は、彼を逃がしてはくれなかった。
高校生になって、あの時、白鳥のように見えた選手が目の前に現れる。
運命的な再開、逃げたものに向き合えという、試練の機会なのか、それとも自分自身の未練に付け込む悪魔の囁きなのか、それは分からないけれど。
──これは、挫折を引きずる後ろ向きの少年が、一度は諦めた目標に、もう一度向き合う物語だ。
挫折に向き合う臆病者の背中を押す、物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 17:27:03
70887文字
会話率:39%
主人公である白鷺悠は一般公立高校の高校生。成績はそれほどよくもなく、運動も特に苦手でもないし友達だってある程度いる。決して陰キャではないのだが、陽キャでもない。とにかく本当に普通なのである。しかし、悠には唯一周りとは違う趣味があった。それは
女の子としてVtuber活動をすること。ネット上では俗に言う男の娘。女声で女性の立ち絵で配信をする。
そんなあまり冴えない生活を送り、眠っていると夢の中で後ろで声が聞こえ、振り返ると霞がかった謎の少女がいた。「…たがメシ…と…なって…界を救って…」ボソボソと話す少女に何かを言われる。話が終り、目が覚めたら知らない天井があった。そこから色々な説明を聞き、この世界には謎の能力「エートス(特性)」というものがある事が判明した。
それに伴い激増した「エートス」を悪事に利用する「梟雄(きょうゆう)」。
その混沌の中で生きている中、とある一つの本の中に記されていた英雄。その名は「メシア」(救世主)。人々はいつかこのメシアが現れることを祈り毎日を過ごしていた。そこに異世界からの召喚者、白鷺悠が現れ、世界を変えていく。
これは、主人公が人々のメシア、もといこの超常世界の混乱のピリオドとなるまでの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 07:51:49
17544文字
会話率:36%
大学を卒業して就職先も決まり、これから新しい環境でさー頑張るぞ!
ってあれぇ!?
扉潜ったら異世界行っちゃった!
腕輪つけて重ね合わせれば、はい変身!
大型魔獣?3大怪人?8大罪?
そんな物まとめてぶっ飛ばしてやらぁ!
できらぁ!
異世界に行ったらヒーローになったSO!!
毎週・曜日・時・ら・・・中!
みん・・・くれ・な!
暗闇の中、光はなく、テレビの音声だけが暗闇の中を走る
音を煩わしく思いリモコンを押せば、ぶつりと音を立てて黒い画面は一瞬明滅し電源が落とされた
「くだらん、何がヒーローだ」
しゃがれた老人の声が響く
後ろから聞こえる女性の啜り泣く声を気にすることなく
老人はただ、消えたテレビを見つめ続ける
そうして、ただ一言だけ
女性へと顔を向けると言った
「残り3回・・・失望させるなよ」
そう言うと、男は肘置きに手を掛けると立ち上がり部屋を後にする
まだ女性の啜り泣く声は止まらない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 23:54:41
458300文字
会話率:51%
幼い頃魔法少女に救われ、魔法少女に憧れた女の子は、やがて自ら魔法少女となる。
星石と呼ばれる貴石に選ばれ、少女たちは魔法の力を手にする。そしてかけがえのない仲間と共に自由を駆け抜ける。
異世界からもたらされたという星石の力。次元の扉の
向こうからやって来る侵入者たち。魔法少女の力を欲する国家、組織。絡み合う思惑。
居場所を見つけた少女たちの魂は、決して後ろを振り向かない。
仲間と手を取り、魔法の力を胸に、どれほど過酷な道が待ち受けていようとも前へと突き進む。その先にこそ、彼女たちの求めるものがある。
物言わぬ星石はそんな少女たちの願いを叶えるため、いつもその胸にあって応えてくれる。無機質で無愛想な相棒。少女は時折、その胸の貴石を健気に思うことがある。
魔法少女としての日常に幸せを感じる時、少女は少しだけ、少しだけ、なんだか星石にしてやられたと思うこともあるのだけれど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 19:14:01
785213文字
会話率:24%