我儘お嬢様は、多少酷い目にあった位では反省しませんでした――。
レーヴェル侯爵家三番目の子供『アメリア・レーヴェル』は我儘でかつ上から目線という特に理由もある婚約破棄を言い渡される。
そのついでに、あまりにも我儘だった所為で噂に尾びれが付
きまくって、通っていた貴族学園にもいられなくなる。
更にそのついでのついでに、特に理由もないのに実家の『政』に巻き込まれ、最終的には『公爵家の財政に傷をつけた』なんて建前の責任を押し付けられて半ば追放に近い形で島流しに遭う。
自業自得と言えばそこまでだが、流石にそこまで酷い事はしていない。
ただ、我儘なだけだったのだから。
とは言え、起きてしまった事は取り消せない。
少なくとも、今は。
現状は汚名を払拭とか不服を申し出るとかそれ以前の状態。
今までの様な贅沢三昧どころか、働かなければ生きていく事さえ叶わない。
そんな多くを失ったアメリアに唯一残されたのは、堅物で生真面目な従者『ヴォルフレッド・アッシュ』ただ独りだった。
『ノベルアップ+』さんに投稿していた物と同じ物です。
長らく休んでいたので思い出すついでもこちらにも投下していきます。
また誤字や文法の修正や確認等で多少の誤差が出るかもしれない事をご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 21:35:46
264325文字
会話率:31%
小麦色の背中をしたマーメイド。
彼女に恋を忘れて欲しくない。
最終更新:2024-05-14 07:00:00
374文字
会話率:0%
金魚、スカーフ、久しぶりの出会い
最終更新:2023-04-09 20:52:54
477文字
会話率:12%
「……へ、に、人魚?」
ツーリングの途中、休憩がてら夜の湖に来た青年はその女を見て思わずそう呟いた。
大きな石の上に腰かけ、尾びれを伸ばしていた女は振り返ると同時にサッと体を丸めた。
無音の時間。
外灯がない、月明かりだけの空間。
目を細め、見た女の顔は驚き、強張り、警戒心に満ちていたが
青年の間の抜けた声の呟きを思い返したのか
女もまた「人魚……」と呟き、フフッと笑った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 11:00:00
1537文字
会話率:42%
嵐で遭難した王子を岸まで届けたら、胸に当てた貝のブラをゴミと間違えられて掴まれ、そのまま剥ぎ取られてしまった。
父である海の王から「胸当てを取った相手とは結婚を。さもなければ殺せ」と命じられる。
破廉恥な不埒者と結婚するくらいなら殺して
やる、と人間の足になる薬を手に、いざ、王子を殺しに人間の世界へ。
おなじみ人魚姫の物語をモチーフにした、とんでも人魚と不埒者呼ばわりされた王子の物語。
(対の話「人魚姫異聞」と区別がつきにくいため、副題復活)
海の日に軽い気持ちで書き始め、海の日に全く間に合わなかった海の話。
全11話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 00:00:00
23559文字
会話率:31%
ツイッタープロットシリーズ第2弾!!
川でたそがれていた男子高校生はある日、上流から人が流れてくるのを見た。近づくと足ではなく尾びれがあり、泳いで逃げられた。翌日、彼は担任の先生から休んでいる女子高生の家にプリントを届けて欲しいと頼まれる
。
そこに昨日の人がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 06:34:56
3097文字
会話率:25%
両親の再婚、いじめ、血の繋がらないことを知らない弟たち。
三ツ尾さくらの人生は、とてつもない厄介ごとが多く、嘘が、生き抜くための必須事項だった。
嘘に尾びれが付いていくのではなく、自分の尾びれに嘘を塗り固め、必死に水を切るのだ。
だけど、そ
の嘘が少しずつ彼女に傷をつけていく。
「誰か一人だけでもいい。
本当の私を知っていてほしい。」
彼女の告白は誰かに届くのか。
それとも・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 19:27:22
3592文字
会話率:34%
男にはいろいろな夢を持つ権利がある。逆に言えば、夢を持つことが男を男たらしめるのだと俺は常々思う。宇宙飛行士、国家スパイ、大金持ち、絶世の美女との戯れ。例にもれず、俺にも人生の糧としてきた夢がある。クラス中の女どもの唇の型を独自に作り、その
全てと口づけを交わすことである。ここで勘違いしてほしくないのは、俺はとんでもない変態でもなければ非一般的な思想をもつ犯罪予備軍でもないことだ。クラスでは常に成績首位をキープし、部活には入っていないが運動はできるし、付き合って早々2週間で別れたが彼女だってできたことがある。ただ一つ欠点として挙げるとすれば、精子が卵子に激突してどうにか尾びれの部分の情報だけで受精を成功させた様な顔立ちをしているのだ。生まれたい欲求が人より少し強いがためにこうなってしまったことは自分に非があるとしても、今までの周りからの扱いが解せなかった。このような境遇であれば誰だって、たとえそれがK-popのスターであっても、すべての女性を手中に収めるために俺と同じ夢を持ったであろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 16:58:20
509文字
会話率:0%
涼香のベッドの飾り棚には、尾びれを美しく翻した透明な金魚の標本瓶が置かれていた。彼女は生物学者である父と二人暮らしだった。六つの頃に母の連れ子としてこの家に来たが、母はまもなくガンで死んで、腹違いの兄と姉とは成人してから家を出て行った。涼香
が二十八になったある冬の日、父が死んで泣き通しだった彼女は、朝のニュースを耳にすると雪の中を飛び出して行った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-20 02:25:35
2948文字
会話率:39%
魚にされてしまった不運な村娘。ビチビチ尾びれを動かしていると助けてくれたのは騎士様で……「俺の恋人になってほしい(※真顔)」ちょっとどころか大分世間ズレした騎士様とツッコミスキル持ちの村娘のラブコメ。
最終更新:2020-04-10 20:00:00
10596文字
会話率:40%
目の治療で入院している17歳の少年、石森 創牡(いしもり そうぼ)。
交通事故の大けがによって、ケンボと同時期に入院した、同じく17歳の少女、大神 喜世姫(おおがみ きせき)。
2人が入院している病院は、地方では珍しいほど大きな敷地を持ち、
最先端医術で患者を治療する治太海病院(じだいかいびょういん)。都心の病院とは違い、のんびりとした空間の中で、ゆっくりと治療に専念できる事から、名だたる著名人も入院するほど有名な病院だ。しかしこの病院には、妙な噂があった。ある日その話を、ケンボはキセキに話す。その噂とは、この病院で不思議な『ドウブツ』らしき存在が目撃されていた。しかもその『ドウブツ』は、病院で患者が亡くなると必ず現れるという、不気味な尾びれ付き。
キセキはその話をあまり信じていなかったのだが、ある患者の死を境に、『ドウブツ』は病院に影を落とし、2人の周りで様々な事件が起こり始める。
そしてついに、『ドウブツ』による被害者は・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-27 08:36:09
80687文字
会話率:15%
同人サークルZeroGravity二作目ボイスドラマ
白銀屋をノベライズにしたものです。
――四年前、戦争があった
フレシア大陸、西側に位置するギシュール地方
そこには東西に分かれた二国、
西の古い伝統を持つ『エルキモア王国』
東の海に
面した近代国家『リシュテンラルフ』
近代兵器を用いたリシュテン側に対し
騎士団を中心に巨大な兵力と、
旧来の武器を用いるエルキモア。
当初、リシュテンの近代兵器によって
劣勢に立たされていたエルキモアだったが、
次第に数に押され、やがて戦局はエルキモアに傾く。
そして戦争そのものは
リシュテン側の降伏によって終結した――
終戦から二年後
リシュテンラルフとエルキモアの国境沿いにある
『ザナドゥ』という歓楽街で
ザナドゥ自警組合"駆廻"が一人『ルプス・カーシェル』
自らの"駆廻"の屋号を『白銀屋』と冠し、
街の警護から金融屋の代理集金回収、
人物や物の捜索等、多種多様な依頼をこなす
街の何でも屋であるが
「金さえ出せば汚い仕事であってもやる」といった
スタンスの為、同業者、或いは白銀屋によって
潰された者からの噂が尾びれを引く。
数々の行いからも街の内外にまでその名が知れ渡り
親しまれ、讃えられ、恐れられ、蔑まれる。
そんな彼の元に一人の少女
『アリア・ファロン』が訪れる。
彼女がルプスに持ちかけた依頼は、
とある『英雄』の殺害だった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-18 15:21:07
6519文字
会話率:26%
幼少の頃に溺れ掛けたトラウマからカナヅチになってしまった少女。
事故で川に投げ出された彼女は、薄れゆく意識の中、強く思った。
「もしも生まれ変わることが出来たなら、今度は絶対に泳げるようになりたい」と。
その願いはある意味では叶うことになる
。
生まれ変わった彼女は、確かに泳げるようになっていた……その尾びれで。
人魚として生まれ変わった少女の繰り広げる、異世界ファンタジー開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-03 19:00:00
52711文字
会話率:29%
「私の王子様~・・・って何処に居るの?」恋に恋する16歳の人魚娘は、御伽噺のような完璧王子を探して尾びれを捨てた。――――典型的な田舎人魚が地上に出てみるとどうなるか?1年の期限付きで地上に暮らせることとなった少女シャルロッテは、両親姉妹&
近所の魔女に与えられた断片的な知識だけで地上の男たちの中から彼女の『王子様』を見つけ出さなければいけない!もし1年以内にできなければ・・・。 基本どたばたコメディー 恋愛要素?何それおいしいの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-26 20:54:16
1642文字
会話率:40%
海で渦に巻き込まれたと思って気がついたら海に浮かんでいた私。
で、なんで足が尾びれに!?異世界トリップ?人魚?王子?何これ!!
海に逃げようとする私と阻止しようとする王子とのドタバタラブコメディ…の予定です。
最終更新:2010-09-22 17:40:46
18316文字
会話率:35%
雨の日がくるたびに、人魚は空を見上げる。尾びれを失った人魚とともに暮らし始めたタケルは、彼女と言葉を交わすうちに、自分の中にある「世界」と向き合い始めることになる。
最終更新:2008-12-02 21:08:46
9573文字
会話率:46%