俺――如月ユウト、高校二年。地味で目立たず、クラスでも空気扱い。
だがある日、突然自分の「影」に話しかけられる。
『やあ、契約者。今日からお前の影は、俺様のものだ』
名乗るは“アスモデウス”、地獄の上級悪魔。
影を媒介に力を貸してや
るから、対価を払え――って、俺の魂、担保になってんの!?
だがその日から、俺の影は自在に動き、戦い、守り、時には口も悪いけど……とにかくチート!
さらになぜか、学園内に“異能を持つ者たち”が現れ始めて――
「貴様……影の使い手か!」「この存在、只者ではない!」
気づけば、地味な俺が異能学園の注目の的に!?
影の悪魔アスモと共に、世界の裏側に潜む「影の戦争」に巻き込まれていく!
しかも、美少女転校生(実は天使)に
「あなた……その影、危険すぎる。だけど、助けたいの」って迫られて……!?
俺の青春、地獄(?)の幕開けです!
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最終更新:2025-06-26 18:30:00
19516文字
会話率:42%
音と自然が共に生きる世界——
風が囁き、水が歌い、草木が語るこの地で、人々は“音”に宿る命の気配を感じて暮らしていた。
その片隅、山と森に抱かれた集落に生まれた少女・メアは、生まれつき“すべての音を聴く”力を持っていた。
鳥の羽ばたき、雨
の振る舞い、獣の心音までもが、まるで言葉のように彼女の耳に届くのだ。
十歳になったメアは、特別な子どもたちが通う「響命(きょうめい)の学舎」へと進む。
そこでは、音を媒介として獣と心を通わせる技術や、命との向き合い方を学ぶ日々が始まった。
出会ったのは、言葉を持たぬ白銀の獣・シェイロ。
そして、無口な少年・アオル。おしゃべりな親友・ミーシャ。
失われた音を求める王子・リオヴェルと、音を忘れた父との距離——
すべての出会いが、メアの中の“響き”を育てていく。
これは、一人の少女が
音と命をつなぐ“巫子”として歩んだ、二十年の物語。
そして、やがて誰かに“音を託す”母となるまでの、静かで強い旅の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 10:17:18
1857文字
会話率:15%
礫沙漠に囲まれた都市スナバラは、熱をエネルギーにして半永久的に働く巨大な機械マキシカにより工業化し、大きく発展した。冷静沈着な理系少女コーリィは、暴走したマキシカを停止する仕事を請け負っている。マキシカを故意に暴走させる’熱過の媒介者’の存
在に気づいたコーリィは、調査を開始。マキシカの動力源と暴走の原因、熱都市スナバラの秘密、そして、熱過の媒介者の正体と目的に迫っていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-22 21:59:14
195887文字
会話率:41%
一千年ぶりの稀な月蝕の夜、銀月が隠れた蓬莱群島でいくつかの〈気〉が立ち上った。
事故に巻き込まれた十五歳の風子は記憶を失う。名門アカデメイアの特待生だったはずが、あまりの不出来ゆえに落ちこぼれ校〈蓮華〉に転校させられた風子。平凡な風子の
周りに、いつのまにか四人の異能者が集まってくる。人嫌いでタダ飯大好きの天才科学者アイリ、悪ガキでナルシストの美少年オロ(歌姫ルル)、余命幾ばくもない名家の御曹司シュウ、無表情で存在感のないリク。まったく無自覚ながら、風子は〈異能の媒介者〉だった。コミュ力ゼロの十五歳たちは、柴犬の子イヌモモと太った老ネコキキとともに闘いに挑んでいく。
彼らを指南するのは、忍術家門たる雲龍九孤族宗主ばあちゃん。その孫で〈蓮華〉の女教師サキ、サキの弟でアカデメイア学生リト、天月仙門の最強異能者〈銀麗月〉カイも集結。探偵ごっこの好きな変人無能弁護士ジェシンは、橋の下の浮浪者集団とともに、なにかと首を突っ込んでくる。一方、リトは美青年カイに秘かに思いを寄せ、リトを恋するオロがこれに嫉妬し、美少年シュウの初恋は脳天気な風子にはまったく届かず……。恋も混戦模様。
ルナ大祭典の準備という名目で天才音楽家九鬼彪吾の私邸〈櫻館〉に結集した面々。大祭典をとりしきるラウ伯爵の筆頭秘書レオンは、アカデメイア伝説上の優秀有能な美青年。レオンと彪吾には二十年以上にわたる何らかのつながりがあるようで……。
鍵を握るのは、古代ルナ王国に由来するルナ神聖石盤。謎が謎を呼び、立ちはだかるのは〈緋月の村〉の秘宝を狙う秘密結社〈天明会〉とカルト系の天志教団。発端となった事故、ルナ大神殿遺跡があるカトマール帝国で三十年前に起こったクーデター、ウル舎村の秘密実験、シャンラ王国の内紛、天月宗主の野望にも〈天明会〉が関わるのか。
異能の発揮は大きな代償を伴う。安易に異能に頼ると子どもたちは命を失う。子どもたちの異能が暴発すれば、人間が住む〈銀月の島〉とルナの神々が住む〈緋月の村〉の均衡がくずれ、世界が崩壊する。知恵が必要だ。十五歳の子どもたちを守るために、そして世界を守るために、ばあちゃんたちが立ち上がる。
これは、世代も性別も超えた信頼と協力の物語。女たちは強く自立しており、男たちは心優しい。性別や常識にとらわれず、自由な大人たちに見守られて、子どもたちは「仲間」として成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 17:02:06
632593文字
会話率:36%
(完結保証)世界に無料公開されたオープン・メタバース『レナルテ』。レナルテはデジタル空間上の模造都市ミラーワールドの生成を初めとして、国際的な政治・経済の交渉や取引の媒介として世界中に浸透した。その中で12億人もの登録者を持つMMORPG『
ノワルド・アドベンチャー』のなかで、ある事件が起きていた。神楽坂明はレナルテを公開した超巨大IT企業のCEO天城広河に、300億の賠償と引き換えに事件の解決を強制される。それは明に、ある秘密の能力があるためだったーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:40:00
203146文字
会話率:56%
あの人のおかげで今の私がいる。
届くことのない想いも。
届くことのない言葉も。
文字にして遺しておけば、いつかどこかで届くことがあるのかもしれない。
私を媒介して、あなたを他者へ伝えることができたら、私が言葉を遺す意味はあるのかもしれ
ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 17:25:53
6335文字
会話率:8%
ここは中世ヨーロッパをモデルとした剣と魔法の異世界(テンプレ)
ただし『権能』と呼ばれる不思議な能力があります。己の『名前』を媒介として、偉大なる神々の能力を行使できます。
【女領主アルテミスと運命改変の魔女様】
『王国』の英雄・アルテミ
スに与えられたのは『侯爵』の爵位と『荒れ果てた領地』と呼ばれる土地。謎多き『魔女様』に導かれて、異能領地経営が始まる!
※この作品はグロテスクな描写やセクシャルな描写、暴力的な描写、同性愛要素を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 12:35:50
229334文字
会話率:38%
──常識の外側から始まる、静かな反逆の魔法譚。
魔法を使うには、精霊と契約し、宝石を媒介にしなければならない。
世界の誰もがそう信じているなか、名門・魔法学院に入学した少年アマネは、
“宝石じゃない何か”から精霊の声を聞いた過去を、誰にも
言わず胸に秘めていた。
目立たず、ただの「標準的な生徒」として振る舞う日々。
けれど、その静けさの裏で彼は、捨てられた石に、壊れた道具に、
誰も気づかない魔力の流れに、ひとつひとつ耳を澄ませていく。
これは、“魔法とはなにか”を問い直す物語。
そして、標準の仮面をかぶった少年が、「標準じゃない答え」にたどり着くまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 17:00:00
35327文字
会話率:24%
『恋の終焉』は、音楽を通じて芽生えた男女の青春と恋、そして別れを描いた物語です。主人公の野村と、ピアニストを目指す渚の出会いは高校の音楽部でした。音楽を媒介にして、二人の関係は感情のクレッシェンドのように深まっていきますが、渚が音楽大学を目
指す決意を機に距離が生まれ、関係はデクレッシェンドを迎えます。それでも野村は渚の夢を応援し、彼女との再会を経て、新しい音楽を共有します。やがて、渚は国際的なピアニストとしての道を歩むためウィーンに留学し、二人は離ればなれになります。距離とすれ違いの中で、自然と関係は終焉を迎えますが、その愛は音楽として野村の心に響き続けます。本作は、恋がクレッシェンドとデクレッシェンドの繰り返しであると示しつつ、新たな章を切り拓く力強さを描く感動的なラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-01 09:31:25
7706文字
会話率:27%
「ちょっと待て。せめて質量保存則は成り立ってくれ、頼むから!!」
地球上のとある場所で、とある男が死んだ。それは至ってありふれた事象。
だが、なぜか男は異世界に転生し、よりにもよって非科学的存在 (魔物)になってしまった!?
「そも
そも、なんで動植物が地球のそれと一緒なんだっ」
「この不思議エネルギー(魔力)は果たして波なのか? 反射するのか? 媒介粒子はなんなんだ。というか、物理法則に干渉するエネルギーに、物理的定義が適用できんのか??」
仮にも理系としてツッコミどころは満載だが、男はあらゆる疑問から全力で目を逸らし、新しい生を気軽に()生きることにする――。
理系モノ異世界転生奇譚。
かつバディものです!
どうぞ!!
※カクヨムとアルファポリスでも投稿中!
【そして毎度の注意書き】
拙作はほぼ同じタイトルで既に137話 (約65万文字)まで投稿しております(https://ncode.syosetu.com/n7965gm/ 2025.1.26)。そしていまだに連載中!
ただ、投稿後に細々修正を加えておりまして……。個人的にその状況を整理したく、こちらの投稿をしている次第です。
万が一にも本編が気になる方がいましたら、どうぞあちらへ。
こちらはガン無視でお願いしますorz!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 11:00:00
262857文字
会話率:30%
地底“スーテラン”から湧き出る魔物、“カヴァリ”と人類が戦う世界。
公爵家の養子アルエット・ドゥプルワと、平民ながら魔術師の名門に引き取られたエグレット・エルは、オワゾー魔法学園に通う双子の姉妹。優等生の妹エグレットに比べて落ちこぼれの姉ア
ルエットは、引き取られた公爵家で冷遇されていた。公爵家に居場所の無いアルエットは、いつしか学園で最も優れた成績の者に贈られる大魔女の称号を得て自由になる未来を夢見るようになる。魔法を扱うには神魂獣と呼ばれる獣を召喚して媒介とする必要があるが、強く美しい神魂獣を召喚したエグレットと対照的に、アルエットの神魂獣は子犬サイズの骸骨でーー!?
魔術至上主義の王国で大魔女を目指して魔法学園に通う双子の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 00:30:38
17417文字
会話率:49%
”はなちるさと”に届く紙を媒介した呪いをきっかけに、従業員の”大波 武”は礼や若月と共に騒動に巻き込まれて行く。やがて呪いから派生した事件は、古杣と呼ばれる怨霊の排除へと発展する。怨霊に悩まされていた依頼者の香奈は礼に惹かれ、武は香奈に惹か
れる。
香奈の思いが自分に向かないことを悟った武は、古杣に悩まされる新たな女を助けるべく動くが、武自身も呪いと古杣に悩まされるようになり、命を危うく落としかけた。
若月に助けられれた武は、復帰後”はなちるさと”で行われるコックリさんを見学する。新たな香奈の同僚を中心として行われるそれを、ヒヤヒヤしながら見ていた武。
やがて、同僚の男が店に乗り込んできて、思わぬ関係性が明らかになる。
●主な登場人物
大波 武 : ”はなちるさと”従業員
瓊樹 若月 : ”はなちるさと”オーナー
安堂寺 礼 : ”はなちるさと”関係者
仲野 香奈 : 依頼主。怪異に悩まされる女
佐間 絵琉 : 香奈の同僚の女
都岡 乃菊 : 香奈の同僚の女
海秋 沙 : 香奈の同僚の男
小池 圭子 : ”はなちるさと”協力者折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 01:00:00
94529文字
会話率:54%
高橋頼信は大学時代、仲間たちとゲームを制作しようと立ち上がった。しかしよくあるイザコザによって頓挫し、夢半ばのまま社会人になった。30歳目前のある日、かつての夢を追いかけるには今しかないと辞表を胸に出社したが、その途中で記憶が途切れている。
そして気が付けば、洞窟の中だった。
そこでは獣人が闊歩し、魔法の媒介となる魔石とやらを採掘しているらしい。
というか頼信は、自分が鉱山に安置された現地人の遺体に、魂が憑依した存在らしいと知らされる。
混乱する頼信だが、同じように現代日本からこの世界に来ていた健吾という人物の手引きを受け、向かったのは領主の館。
そこには獣耳と尻尾を生やした美少女領主と、その従者の女の子がいて、魔法を使ってみろと指示されるが――。
頼信の心残りは、夢だったゲーム制作だけ。
この異世界でゲームを作るのか、それとも元の世界に戻る方法を探るのか。
いずれにせよ最優先なのは、世知辛いこの世界で生き残ること。
その鍵となりそうなのは、魔法の媒介となる魔石、そしてそこに刻まれる魔法陣。
頼信はゲーム制作のために蓄えた無駄知識で、異世界無双……する、のか?
◆この作品は「カクヨム」にても掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 10:10:00
825346文字
会話率:32%
本研究は、魔法伝搬網における情報識別技術の向上を目指し、巨大マジックオーア(魔法鉱床)を用いた新たなアーキテクチャを提案する。巨大マジックオーアは、自然界に点在する魔法石を蓄積したものであり、これを媒介とすることで魔法エネルギーの高効率な伝
搬と蓄積を可能にする。特に、本研究では水、炎、雷の三属性を対象とし、それぞれの魔法パターンを識別するための方法を検討した。この三属性は魔法界の基礎を成すものであり、我々の提案する識別手法が有効であることを示す。従来の魔法伝搬網と比較して、提案手法はより正確で迅速な情報識別を実現し、今後の魔法技術の発展に寄与することが期待される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 23:07:48
2698文字
会話率:0%
【〈ドク〉の言葉には「読」と「毒」の2つが意味が込められている——】
読書が従来の紙製、電子書籍に続き、第三の読書〝バーチャルリーディング〟が登場した近未来——新しいスタイルによって、物語はより一層の楽しみ方を得て、専用マシンで人々は物語
を脳内で体感できるようになった。
バーチャルリーディングは高次元媒介システム〈リュオ〉よって成立し、物語に潜入している間は現実感覚と同期した体感ができ、場合によっては死に至るケースもある。
そんなシステムを使って危険生物〈ドクモノ〉が登場する物語を意図的に作り出す危険な「ドク死ノベル」を執筆する〝悪筆作家〟が存在した。それでもドクノに入り楽しもうとするドク者は後を絶たず、物語の世界で〝ドク死〟するケースが横行していた。
そこで〈ドク死〉を防ぐために日夜活躍しているのが配置された〈ドク死ノベル掃討部隊〉通称〝ゲドックス〟であった。
主人公の女子高生、田波レミナは今日も物語の世界へとダイブするのであった——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 18:53:14
29494文字
会話率:45%
※まだ一部の設定や,一部の場面のイメージしか出来ていないため,あらすじとしては不十分です。勢いだけで書き始めたので,どうか優しく見守ってくださると幸いです。
少年漫画のような熱い展開を目指して書いていくつもりです。
物を書いたことが無く遅筆
です。5月1日現在プロローグも完成しておらず,未だ異世界にいません。頑張るので応援やアドバイスいただけると励みになります。
よろしくお願いします。
海野努力は人一倍不器用な高校2年生の男である。ある日努力は車に轢かれそうな小学生を助けようとしたはずみに異世界へ転移することになる。
転移した先の異世界では魔法が当たり前のように使われ,生活の一部として溶け込んでいた。誰もが息をするように魔法を使う世界にはルールが存在し,それは目に見えない概念的なものを媒介していることであった。例えば小さな子供は遊びの中で魔法を使うが,それは子供の持つ想像力を媒介に魔力を通して空を飛べるようにするなど,誰もが持つ得意なことを魔法によって増強するような世界なのだった。
努力にも魔力こそあったが,人一倍不器用な彼はその世界では上手く魔法を使うことが出来なかった。得意なことが何一つないからである。
そんな彼が唯一人生で人に負け劣らない能力が“努力すること”であった。
誰でも才能があれば魔法を使える世界では,努力という概念が存在しなかったのである。努力はそんな異世界で唯一のユニーク能力“努力”を武器に,彼を異世界に誘った妖精ハルとともに旅をすることを決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 05:00:00
123654文字
会話率:46%
かつて名声を夢見た医者、中村進は失敗続きで落ちぶれた日々を送っていた。ある夜、謎の老人から不治の病を媒介する『蚊』とその治療法を手に入れる。中村はその病を利用し、奇跡的な治療を行って名声と莫大な富を得るが、その成功には驚愕の代償が隠されてい
た折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 08:02:12
4789文字
会話率:38%
毎年、神無月(旧暦の十月)になると日本中の神様が出雲に集結する。が、留守になった各地には、神様に変わって土地を守る御役目の『留守護(るすもり)』が存在した。
滋賀県のとある田舎の小さな神社の孫娘、高校生の建美(タミ)は、ある日突然、神様
の『留守護代理』に任命されてしまう。その時とっさに手に取ったお爺ちゃんのゲートボールの道具。そのスティックが神様の力を媒介する神器に登録されてしまった。場当たり的に『留守護代理』をする羽目になった建美は… お爺ちゃんと幼馴染の次郎に助けられながら、相棒である『日本武尊』こと、タケル様と共に平和な世を守るべく、穢れや鬼と戦う道へと進んで行く。
<<一度、途中までUPしたのを児童書用に校正し直しています>>
【神社や歴史など諸説・差異がありますが、あくまで「お話」として軽く読んでいただけると幸いです。また、実際に存在する神社や地名等が出て来ますがフィクション(架空の設定)です。あしからず】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 10:16:43
66553文字
会話率:63%
「自殺病に罹った人は、もう二度と幸せになることはできない。そういう病気なんだよ」
世界には、人間の精神を汚染し、やがては自殺へと患者を導く精神疾患、自殺病が蔓延っている。
2000年、東京都八王子。
自殺病のウィルスを外部からの精神干渉に
よって、物理的に切除する"精神外科医"がいた。
医師である高畑圭介は、人間の精神内に夢を媒介として侵入できる能力を持つ、"マインドスイーパー"の少女、高畑汀と共に、自殺病患者の治療を行っている。
高畑汀は、半身不随の障害者である。
しかし彼女は、精神世界では無類の機動性と強さを併せ持っている。
圭介と汀が自殺病患者を"治療"していく中、精神外科を取り扱う赤十字病院のシステムが、テロリストにハックされてしまう。
汀に固執するテロリストの少年、一貴との出会いにより、亡くした記憶と自意識の間で苦しむ汀。
やがて精神外科に行われるテロ行為は加速していき、汀は自分という個意識を殺されてしまい、親友の理緒も精神に甚大な傷を受け、心が崩壊してしまう。
絶体絶命の中、テロリストの狙い、高畑圭介の策謀が明らかになっていく。
誰が正しいかも分からない、悪意が飛び交う中、汀達マインドスイーパーは、それでも"人を救うため"に命を賭けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 13:51:46
328277文字
会話率:44%
頽廃の時代、人類は自らの文化と文明を粉々に破壊した。そのような中にあっても彼らの子たる科学技術は飛躍的に進歩した。万能物質「血の瀝青」の発見と二つの偉大な被造物――生成装置「ビット」と機械人間「フーマニット」がそれである。二つの新たな力を
擁し、ワァルドステイトは自滅にひた走る人類を救うべく活動する。人類の自認識を揺るがす新たな混迷の時代の到来だ。
ワァルドステイトの本部とは大洋を挟んで反対側に位置する「学府」は世界中に破滅的な喪失をもたらした頽廃運動を辛くも耐えきった唯一の共同体だ。前時代の遺産を多く守り切ったこの地は人類の精神的支柱として無二の価値を放っている。学府中央の西に隣する都市「北條家領」――貴族の闘争による混乱冷めやらぬこの街で巨大な思惑が始まろうとしていた。
開道炯は瀝青を生成し使用することのできる「覚醒者」だ。彼は一人の女を追っていた。禁制品となった生成装置「コア」を使用し、これを流通させる「媒介者」と呼ばれる危険人物だ。その彼の元に一つの事件が舞い込む。協力関係にある自警団から殺人事件の解決を依頼されたのだ。事件は自警団の最大の支援者である栄秀平が惨殺されたというもの。現場には莫大な「血の瀝青」が瀰漫していた。
事件の背後に追い続けてきた「白の媒介者」の存在を感じ取った彼は、ワァルドステイトからコアの追跡と破壊の任務を帯びて来訪したフーマニット、ルーチェ・グラックス・ウェールスと共に事件の捜査に乗り出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 20:00:00
170540文字
会話率:57%