連日の猛暑の中、私、伯爵令嬢ヘレナ・バーモントが住まう屋敷に、絶交した旧友ミラ元子爵令嬢の手紙が届く。『私たち夫婦は幸せよ』と。
彼女、ミラは、タイト子爵家のご令嬢として生まれながら、父が勧める婚約者を捨てて、学園時代に付き合ったイワン・レ
ベロ男爵令息と、駆け落ち同然で結婚した。
その結果、実家から勘当されて平民落ちとなり、生活の厳しさから、今では夫イワンからDVを受ける身の上となっていた。
だから、私、ヘレナは、「そんな暴力夫とは別れろ」と忠告したのに、ミラは「彼は私がいないと駄目なの」と聞く耳を持たないばかりか、「彼を悪く言わないで」と私を非難する。
なので、絶交せざるを得なくなっていた。
それでも、絶交後も、毎日、手紙が届く。『私たち夫婦は幸せよ』と。
ところが、手紙の文面をよく見たら、文字が細かく震えている。
おまけに血痕らしき跡がみられるように。
たしかに、手紙に書かれてある内容自体は、至極幸せそうだ。
おめでたを機に、親からの勘当も解けて、出産するために、静養地の山荘に引っ越した、と書かれてあった。
それなのに、私、ヘレナに向かっては、『山荘には来ないで!』と記す。
これでは、お祝いにも行けないし、仲違いを修復することもできない。
おかげで、ミラに何かあったのでは? と勘繰ってしまう。
いくら妊娠したとはいえ、あの暴力夫が、妊婦に優しくするとは思えないーー。
そう思っていた頃、ミラの実家から馬車がやって来た。
老御者が、ミラの許へと、私を連れて行くと言う。
果たして、ミラは無事なのか。
私の婚約者レオ・デミス公爵令息に付き添ってもらい、私はミラを求めて馬車で駆けつけた。
するとーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 12:10:00
10586文字
会話率:12%
夫の馬車が接触事故を起こした。
その際、夫が、婚前の女性を馬車に同乗させていたことが判明した。
王国では、婚前の令嬢が既婚男性と馬車を共にするのはタブーとされ、不倫を疑われる。
しかも、その女性はなんと、王太子殿下の婚約者で、将来は王妃様に
もなろうかという娘だった。
実際に、若い女性ーーそれも王太子殿下の婚約者を相手に不倫をしていた夫は、妻である私に謝るどころか、言い訳すらせずに、一緒に不倫を隠蔽するのを手伝ってくれ、という。
事故相手に渡す口止め料を工面し、さらには、馬車に同乗していたのは不倫相手ではなく、妻であるおまえだったということにしてくれ、というのだ。
もし、お金が用立てられないなら、結婚指輪を売り払え、とまで言われる始末だった。
さすがに愛想が尽きた私は、お金を用立てないばかりか、一切、口を利かないことにした。
すると、あれよあれよと言う間に、事態が転がって行き、とんでもないことにーー。
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:10:00
17815文字
会話率:14%
私、セシリア第二王女は、ワガママ放題のアメリ第一王女に、子供の頃から、お世話係として尽くしてきた。
それなのに、酷い仕打ちばかりを受けてきた。
暴力的な虐待を受け、自由を奪われ、下女以下の扱いを受けてきたのだ。
国王夫妻である両親に
被害を訴えても、「お姉さんは可哀想なんだから我慢しなさい」と言われるばかり。
隣のヴァロ帝国に生贄として差し出される運命だから、姉は〈救国の聖女様〉と称され、崇められていたのだ。
ところが、いざ生贄になるときが迫ると、妹である私に押し付けて逃げ切ろうとした。
その結果、私は婚約者を奪われた挙句、家族によって濡れ衣を着せられ、姉である〈救国の聖女様〉を殺した犯人に仕立て上げられてしまった。
おかげで、王国の民までが、私に石をぶつけて嘲笑う始末。
しかも、弁明できないよう、舌を切られ、口も利けなくされてしまう。
そうした悲劇的な状態で、帝国への生贄として送り出されてしまったのである。
しかし、帝国に赴いてから、私、セシリアの逆転劇が始まった。
私は帝国の若き皇帝に直訴したのだ。
「実家である王家ごと、我が祖国を滅ぼしてください!」と。
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 12:10:00
28594文字
会話率:19%
記憶を売買する近未来。少女・カナタは、誰かを愛していた記憶だけを持ち、婚約者の存在を信じ続けている。だが彼女の戸籍も記録も、婚約者の痕跡も世界には存在しない。記憶は捏造だったのか?それとも、誰かが“消した”のか?
記憶と愛の正体を追い、少女
は“自分”と“真実の恋”を探す旅に出る。失われた婚約者の名は――あなた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-30 12:02:35
7365文字
会話率:31%
転生先は、乙女ゲームの世界。しかも私は、悪名高き悪役令嬢・アリシア。
ゲーム本編では、婚約者を巡ってヒロインをいじめ抜いた結果、断罪イベントで公開処刑コース。その運命を回避するため、私はヒロイン・リリアとは距離を取り、断罪フラグを全力回避
しようとしていた。
――だが、何かがおかしい。
ヒロインであるリリアは、なぜか攻略対象の王子を完全スルーし、毎日私のもとへ「お茶会に誘い」にくる。
微笑みながら、ささやくように言う。
「アリシア様が他の女と話していると……胸が、痛むんです」
え、これって……ヤンデレじゃない?
本来、清純で健気なはずのヒロインが全力で私に執着してくるせいで、乙女ゲームのシナリオは崩壊。
断罪どころか、攻略対象たちの出番すら無くなっていき、私は逃げ場を失っていく――
この恋、ゲームバランスぶっ壊れてませんか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 08:28:59
17091文字
会話率:30%
「君との婚約は破棄だ。僕は君の妹を愛している!」
社交界の華、公爵令嬢アリシアは、妹に婚約者を奪われ、家からも冷遇される“悪役令嬢”の烙印を押されてしまう。
すべてを失った彼女に突如下された皇帝の勅命――
それは「第一皇太子妃として、皇
太子シオン・ヴァルディウスに嫁げ」というものだった。
冷酷と名高い皇太子との政略結婚に戸惑うアリシア。だが彼は、なぜか彼女にだけ甘く、優しく、そして――深く執着してきて!?
「なぜ……私なのですか……?」
「お前以外に、妃など必要ない」
これは、“悪役令嬢”と呼ばれた少女が、本当の愛と居場所を手に入れる、逆転と溺愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 09:21:39
12366文字
会話率:34%
自然豊かで笑顔あふれるセルバス王国。
マデリアはセルバス王国が大好きだった。
ある日、そんな王国は隣国·イスレード王国に攻め落とされる。
民は切り捨てられ、父のように慕った国王や我が子のように慈しんで仕えていた王女は勿論、愛していた夫まで
もが処刑台に送られ、マデリアもまた処刑台にかけられた。
死ぬ瞬間に見たのは、十年前に己を捨てた元婚約者とイスレード王国国王とその元婚約者を寝取った女。
そして、かつて"父親だった男"。
奴らは大好きだったセルバス王国を、そして愛する人々を奪った。
『絶対に許さない』
死の直前まで思っていたマデリアの願いが叶ったのか、次に目を覚ました時には、どういうわけか二十年前に時を遡っていた。
イスレード王国公爵家、マデリア·アルタロッサとして、目覚めたマデリアは愛するセルバス王国を滅ぼした、婚約者である皇太子に、父親に、そしてイスレード王国に復讐を誓った。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-29 22:55:56
19986文字
会話率:20%
薔薇姫様。そう呼ばれるいわゆる悪役令嬢の私アグリアは、ある日突然、殿下から婚約破棄をされる。それは別に構わなかったが、私が殿下の真の婚約者をイジメていたとかその子に嫉妬していたとか言われるのは屈辱です!絶対に幸せになってやる!と思っていたら
、破棄された直後に隣国の王子に結婚を申し込まれ…!魔王と名高い王子と出会い、狂い出す世界、始まる戦争。
多くが絡む悪役令嬢物語、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 22:49:37
533395文字
会話率:34%
公爵令嬢シャンテは、婚約者である王子を奪った勇者マリアにした嫌がらせ等を罪に問われ、死刑判決を受ける。
処刑される前日、牢に不思議な人物が現れ、『モブ化』のスキルを与えられる。
モブの意味すら知らなかったシャンテが、断頭台の前でその意
味を悟り、行方をくらます。
生き延びたシャンテは、逃げも隠れもせず、復讐を始める。
婚約者を奪った勇者マリアに、モブ化のスキルで復讐するシャンテだが、死刑判決を受けた原因は、婚約者だった王子の母、現王妃の指示だったことを知る。
たまたま人間の町に遊びに来ていた魔王と知り合ったシャンテは、魔王をけしかけて王妃に復讐を企てる。
モブ化のスキルで平穏な人生を送ろうと思わないシャンテの復讐の物語。
悪役令嬢らしい悪役令嬢を描きたいと思って書きました。シャンテの悪役令嬢ぶりを楽しんでいただけたらと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 22:31:34
73482文字
会話率:47%
リラージュは婚約者とお茶をするために彼の自室を訪れた。
そこには「愛する者より」というカードのついたプレゼントが置かれていた。
その不審なプレゼントを婚約者が開けようとしたところで勘が働く。
とっさに婚約者を庇って猫になってしまう。
そのま
ま婚約者に保護されて悠々自適な猫ライフを送るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 22:30:00
64996文字
会話率:38%
メイベル・ホワイトは目立たない平凡な少女で、美人な姉といつも比べられてきた。
求婚者の殺到する姉とは反対に、全く縁談のなかったメイベル。
そんなある日、ブラッドという美少年が婚約を持ちかけてくる。姉より自分を選んでくれたブラッドに感謝した
メイベルは、彼のために何でもしようとひたすら努力する。
しかしそんな態度を重いと告げられ、君といると疲れると言われてしまう。
ショックを受けたメイベルは、ブラッドばかりの生活を改め、好きだった魔法に打ち込むために魔術院に入ることを決意するが……
◆アルファポリスにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 20:41:24
16975文字
会話率:43%
結婚式を三か月後に控えたある日、婚約者である侯爵子息スコットに「セシル……君のことを好きになれなかった」と言われた。私は驚きそして耳を疑った。(だってあなたが私に告白をして婚約を申し込んだのですよ?)
スコットに理由を問えば告白は人違い
だったらしい。ショックを受けながらも新しい婚約者を探そうと気持ちを切り替えたセシルに、美貌の公爵子息から縁談の申し込みが来た。引く手数多な人がなぜ私にと思いながら会ってみると、どうやら彼はシスコンのようだ。でも嫌な感じはしない。セシルは彼と婚約することにした――。他サイトでも公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 20:20:00
141752文字
会話率:41%
二十歳になってもヴァネッサは婚約者を決めかねていた。理由は初恋の人が忘れられないから――。だからといって告白はできない。もしも気持ちが通じ合ったところでお互い家を継ぐ立場で結婚はできないのだ。せめて彼に恋人か婚約者がいれば、諦めることができ
たかもしれない。でも彼には浮いた噂一つない。
未練を捨てられないまま過ごすある日、ヴァネッサは街で偶然彼を見かけた。嬉しくなって声をかけようとしたが、彼の隣に女性がいることに気付く。彼とその女性は寄り添い楽しそうに話をしている。ヴァネッサはその姿に衝撃を受け呆然と立ち竦んだ。胸にはじりじりと黒いものが滲んでいく。その女性は明るくて可愛くてみんなから愛される…………自分の妹だったのだ――。(他サイトでも公開しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 17:57:00
44929文字
会話率:43%
母親は側妃、でも僕は第一王子なので、王位継承権は第一位。
ようやく思考と肉体が繋がって、思い通りに体を動かせるようになったんだけど、どうにも僕の環境はよろしくない。
どうやら父親の国王陛下は、最愛の王妃様との間に出来た第二王子を自分の後継者
にしたいようで、第一王子とその母である側妃を放置。放置というか無視。
なんかこれってどこかの小説で見たようなテンプレじゃないか?
国王陛下から邪険に扱われる側妃を母親に持つ王子様が、自分は愛されてないとかなんとか拗ねまくって、あれは嫌だこれは嫌だ我儘放題に成長した挙句、学園の卒業式で、国王陛下が王命で決めた、家柄も容姿も性格も完璧な婚約者の令嬢に婚約破棄を突き付けて、ご立派な人格者な弟王子に婚約者を横取りされて、ざまぁされる王子様。
冗談ではない。
そんなやべーフラグは折るにに限る。
自分の将来のほうが大事。
まずは王子様をやめようかと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 20:00:00
827967文字
会話率:43%
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、
そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 19:49:56
146832文字
会話率:60%
ある邸で秘密の会議が開かれていた。
そこに出席している3歳児。王弟殿下の一人息子。実は前世を覚えていた。
どうしてちびっ子が秘密の会議に出席するような事になっているのか? 何があったのか?
『ばぶぁッ!』と元気な声で目覚めた赤ん坊。
おかし
いぞ。確かに俺は刺されて死んだ筈だ。
なのに、目が覚めたら見覚えのある部屋だった。両親が心配そうに見ている。
しかも若い。え? どうなってんだ?
体を起こすと、嫌でも目に入る自分のポヨンとした赤ちゃん体型。マジかよ!?
神がいるなら、0歳児スタートはやめてほしかった。
何故だか分からないけど、人生をやり直す事になった。実は将来、大賢者に選ばれ魔族討伐に出る筈だ。だが、それは避けないといけない。
何故ならそこで、俺は殺されるからだ。
ならば、大賢者に選ばれなければいいじゃん!と、小さな使い魔と一緒に奮闘する。
でも、それなら魔族の問題はどうするんだ?
それも解決してやろうではないか!
小さな胸を張って、根拠もないのに自信満々だ。
今回は初めての0歳児スタートです。
小さな賢者が自分の家族と、大好きな婚約者を守る為に奮闘します。
今度こそ、殺されずに生き残れるのか!?
とは言うものの、全然ハードな内容ではありません。
今回も癒しをお届けできればと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 18:41:10
421096文字
会話率:55%
レティシアは叡智を兼ね備えた才媛の姫と称えられている王女。その叡智とは、知識が豊富という意味ではない。実体のない存在で、膨大な知識でレティシアを小さい頃から助けてきた謎の存在だった。
その叡智がレティシアの婚約者に他の女がいることを見抜く
。しかも、それは継母の策略で他の女がいる婚約者をあてがい、悲惨な結婚生活を送らせるためだった。
悲惨な結婚生活は嫌だったレティシアは婚約破談を叡智に願い、二人で協力して婚約破談を狙った。二人の計画は成功し、見事婚約は破談になる。
しかし、継母は引き下がらなかった。婚約を破談させた責任を追及し、レティシアに王家追放を言い渡したのだ。だが、叡智はそれすらも予見していた。レティシアは思惑通り王宮から離れる事ができ、自由の身となる。
王家を追放されたレティシアに与えられたのは、なんと……財政破綻寸前の町。継母はとことんレティシアを苛め抜きたいようだ。
だけど、事前にそれすらも予見していたため覚悟は出来ていた。継母の妨害に負けず、目の前の問題にレティシアは取り組んでいき無双の活躍をみせた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 18:10:00
54799文字
会話率:65%
ベアトリス・ナミュールは敗者だ。
王太子の婚約発表の夜会にて。アデルバートは、マリー・ベルティエという子爵令嬢を連れていた。
「ねえ、知ってる? あのマリーって子、ベアトリス侯爵令嬢が付き従えてた令嬢なんでしょ?」
「じゃあ、自分の
連れに抜け駆けされちゃったってこと?」
「最初の頃はベアトリス様が婚約者になる予定だ、なんて言われてたのにね」
まさしく、婚約者を奪われた敗北令嬢として。
ベアトリスは社交界の場で後ろ指をさされていた。
だが、それでもなお。
ベアトリスは、凛と立ち。堂々と、真っ直ぐに前を見据えていた。
それは、ベアトリスが「未だなに一つ諦めていない」からであり。
同時に。それこそが「敗者」の在るべき姿である、と。
――勝者には、花道があって然るべきだ。
これは、ベアトリス・ナミュールという敗北令嬢の。
矜持と信念による、立ち居振る舞いである。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-29 17:45:04
110769文字
会話率:36%
ローゼライト=シーラデンの額には傷がある。幼い頃、幼馴染のラルスに負わされた傷で責任を取る為に婚約が結ばれた。
しかしローゼライトは知っている。ラルスには他に愛する人がいると。この婚約はローゼライトの額に傷を負わせてしまったが為の婚約で、ラ
ルスの気持ちが自分にはないと。
そこで、子供の時から交流のある魔法使いダヴィデにラルスとの婚約解消をしたいと依頼をするのであった。
※アルファポリス様にも公開しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 11:49:02
29398文字
会話率:51%
魔導公爵と名高いサンチェス公爵の養女ヒルデガルダ=サンチェスは、相思相愛と名高い婚約者がいたにも関わらず、王命により無理矢理引き裂かれた第二王子ノアンの婚約者となった。
元魔族の女王で退屈な長い生に飽きていたところをサンチェス公爵の誘いで
人間に転生し、養女となったヒルデダルダの楽しみは恋愛小説を読むこと。恋愛小説から飛び出したような二人を見るのが好きで、王命により結ばれた婚約を快く思っていない。
ノアンを揶揄いつつ、元婚約者を虐めていれば何れ婚約が無くなると考えたヒルデダルダはその時が来るのを待っている。
※ムーンライトノベルズ、アルファポリスにも公開中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 12:00:00
106393文字
会話率:64%
妹と違って家族にも、婚約者にも愛されなかったメルティナ。王国一の魔法使いエミディオの力で時間を巻き戻し、彼の妻になったメルティナは今とても幸福に満ち溢れていた。
魔法薬店を営むメルティナの許に、元婚約者が現れた。
嘗て狂おしい程に愛した
元婚約者を見ても、愛がすっかりと消えてしまったメルティナの心は揺れなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 13:56:01
7953文字
会話率:57%
公爵令嬢のミリエラは、これまでのメイドや平民、下級貴族に対する傍若無人な振る舞いを明かされ、アルバート王子に婚約を破棄された。婚約破棄され、以前にもまして周囲の人たちへの当たりが強くなる彼女を見て、メイドである主人公サラは、幼い頃の誰にでも
優しかったミリエラの姿を思い出す。そして、ミリエラを以前のような優しいミリエラに戻し、素敵な婚約者と出会わせると決意した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 10:11:48
5051文字
会話率:36%
第一王子の婚約者を決めるコンペが行われることになった。現在、『王子を喜ばせるためのプレゼントを用意してこい』ってお題の最中なんだけど、正解がさっぱりわからない。
「まあ、適当でいっか。ウチは所詮、人数合わせとしての参加だろうし」
王子と
歳の近い弟が喜びそうなものを、何か適当に見繕えばいいや。
まさか王妃に選ばれるなんて!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 09:02:05
2340文字
会話率:24%
「ピンク髪の元平民令嬢といえば、かわいこぶって人の婚約者を奪う悪女」
若い娘に大人気なロマンス小説の、そんな最近の流行のせいで、ピンク色の髪を持つ侯爵家養女のメリディアナは学園で尻軽悪女扱いされていた。
どんなに勉強をがんばっても、髪色や
生まれや特殊な魔力のせいで、小説の中のキャラクターと同一視される。
女子生徒からは嫌がらせ。逆に男子生徒たちは群がってきて、なぜかこの国の王子たちまでもがアプローチしてくる。
おかげで、王子の婚約者や取り巻き令嬢たちからも攻撃され、さらには決闘を申し込まれたり命を狙われたり────!?
「皆さんちょっとほっといてくださいよ……私は普通の人間ですけど?」
「普通の人間は魔獣の群れを瞬殺できないんだけど?」
人よりちょっと(?)魔力の多いピンク髪元平民令嬢が、初恋の人の力を借りながら、王子たちの求愛を突っぱね群がる敵を返り討ちにして平穏な学園生活を目指す物語。
【第24回書き出し祭り参加作品】
会場1位、総合5位。読んでくださった皆様ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 08:22:53
126925文字
会話率:38%
17歳の私リリス・ウィンザーは、悪役令嬢役や女傑役で人気の役者。
だけど、舞台で同じ劇団の女優に襲われ大怪我を負った上、悪評を流されて、劇団をクビになってしまう。
生きていくため仕事探しを始めた私は、ひょんなことから私と瓜二つの女性、婚約
者を毛嫌いして避け続けている侯爵令嬢、マレーナ様と出会い、身代わりとして、とある夜会で彼女を演じることになった。
相手は17歳、大公国の王子様(大公子)で、あとつぎじゃなくても将来は約束されている。なんの不満があるのやら……と疑問を持ちながら、マレーナ様を演じたところ、何を間違えたのか相手のギアン様にベタ惚れされてしまった! というか身代わり役が、一晩だけじゃなくなってるんですけど!? もしかして私を代わりに嫁がせる気ですかマレーナ様!!??
●『王子、婚約破棄したのは~』『セクハラ貴族にビンタしたら~』と同じ国の話(時系列的には『セクハラ貴族~』と同じぐらい)。クロノスとカサンドラはとりあえず出てくる予定です。
●本作を書くにあたり、『王子、~』の設定を一部変更します(ヒーローがヴィクターの友人のため)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 15:54:20
175504文字
会話率:36%
期せずして悪役令嬢となった日本からの転生者セシリアは、ストーリー上の役割を終えて田舎に引っ込んでしまった。
メインストーリーは終わっても、登場人物たちの人生はその後も続いていく。
ところが物語の舞台は電気もなければガスもなく車もスマホも魔法
もない、割とガチ目の中世ヨーロッパ風世界……入浴の習慣すらまともにない。
セシリアは生活のクオリティを引き上げるべく日々悪戦苦闘するのだった。
ある日そこに、やはり前世の記憶を持った公爵家の令息がやってきて……。
拙作短編『えっ、私が悪役令嬢なの? ところで悪って何かしら』を長編に改稿したものです。
悪役令嬢の「その後」を描く話となります。
どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 05:10:00
72212文字
会話率:40%
スライム職人の娘、ウニリィは今日も村でスライムを育てている。
母は幼い頃に亡くなり、兄は冒険者になるとかぬかして出ていってしまったので父との二人暮らしだ。
だがある日、立派な騎士様が村にやってきてこう言ったのだ。
「君の兄が軍功をあ
げて貴族に叙されたので、君は貴族令嬢になるから」
ふぁっ!?
突然、男爵令嬢となったウニリィ。だが父親も彼女もスライム職人をやめる気は無い。
スライムの飼育を続けながら、婿入りしてくれる貴族の婚約者を探さねばならなくなったウニリィの婚活の行方はどっちだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 01:16:49
136391文字
会話率:44%
雪国暮らしの子爵令嬢ミシャは、突然婚約者から「彼女のお腹に僕の子がいる」と宣言された。
呆れたことに、婚約破棄するつもりはなく、ミシャを第二夫人とし、子どもは未来の子爵に、さらに結婚資金は教育費にしたいとまで言いだす始末。
その発言を聞いて
前世の記憶が甦ったミシャは、ワンパンで婚約者を懲らしめ、見切りを付けた。
かねてから憧れていた魔法学校に入学し、身を立てる決意を固める。
魔法学校に願書を出したのはよかったものの、過去に魔法学校に通っていた叔父のやらかしにより、奨学金制度で通うことができなくなってしまう。
平々凡々な魔法使いであるミシャは魔法学校へ通うことを諦めかけるが、薬学科の教師から学費を払ってあげる代わりに、授業で使う薬草の管理をしないか、と持ちかけられる。その結果、魔法薬が栽培されている温室の管理の近くにある小屋での暮らしを命じられる。
全寮制の学校なのに、ミシャは寮母がいない、炊事洗濯をセルフで行う小屋での暮らしが始まった。
そこに監督生長であり、未来の大公である公子がやってきたり、ツンデレ公爵令嬢に懐かれたり、珍しい宝石スライムを使役したりする、楽しい魔法学校生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 00:00:00
764468文字
会話率:44%
十年もの間、婚約者を支えた薬草魔女レイは、突然婚約破棄されてしまう。突然独り身になった彼女だったが、こうなったら独り身ライフを謳歌してやる!と開き直った。長年営業していた薬局で魔女ランチを始めたり、元婚約者の妻となった聖女のケンカを買ったり
、常連だった男性との関係を深めたり――薬草魔女レイの第二の人生が始まる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 00:00:00
122653文字
会話率:42%