リネンサービスで働く赤根月人21歳はある夜、夢の中に響き渡る少女の声に目を覚ます。
ある休日の昼下がり、緑道公園のベンチでくつろぐ月人の目に盲目の少女が映る。
走る自転車と接触しそうになった時、少女の開いた両目は青白く燃えていた。
固まり目
を逸らすができない月人。
少女はすれ違いざまに「ありがとう」とつぶやいた。
それは..聞き覚えのある声だった。
その日を境に月人の行く先々で、盲目の少女を見かけることとなった。
不気味に感じ始めた月人は、少女に目的を尋ねるのだが..
作者より:こんぎつねの『野に咲くコスモスは色あせない』は、さらなる進化を遂げ、新たに生まれ変わりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 17:00:00
101960文字
会話率:39%
知的美人で感性豊かな「瀬尾美奈子」は、高校生の時に同学年の美術部の「漆原隆」の描いた絵が気に入り貰い受ける。後日の感想文には、隆の作品は「梶井基次郎」を絵にしたようだと思いがけない感性の賞賛が書かれていた。
隆は美奈子を意識することにな
り、卒業後三年ぶりに母校の文化祭で再開すると、写真のモデルをお願いし、哲学堂公園でポートレートを撮影する。その最中に美奈子から好きな花を聞かれて、コスモスしか知らないと答える。
大学卒業は渋谷のライブハウスの専属カメラマンの仕事や、デザイン事務所に勤務して、写真やデザイナーとして送っていた隆は、結婚もし、出来上がった美奈子の作品を渡せないまま時が流れる。
親友の建築士の「風間英一」と日本でのビルマ風寺院の建設プロジェクトで度々バガンを訪れていたが、そのために立ち寄っていたタイの寺院で美奈子と14年ぶりに再開した。夫とのこじれた別れ話で憔悴していた美奈子をバガンに誘い、三人でバガンを訪れる。
美奈子はバガンの遺跡群を目にし、様々な寺院をめぐり、仏陀像を拝むことで傷ついた心を癒すことができた。
哲学堂公園で隆が撮影した自身の写真を見て隆の愛情も感じ、夜の川辺で満天の星の下で抱擁し、ホテルの部屋で結ばれる。
しかし、妻子のある隆は美奈子との関係を続けることは出来ず、それを理解する美奈子も隆と別れることを決める。
英一の建築事務所の仕事は設計施工業界の不条理な慣習に苦しめられて厳しい状況だったがバブル景気の到来で、業績が盛り返し、更に設計コンペで入賞する。
隆も、39才にして写真作品が入賞し、ビルマの人々や女性のポートレートの作品を中心としたと写真展を開催した。
会場の片隅ではあったが過去の美奈子の写る作品も展示し、届くかどうか不明だったものの案内状を送ってみたが宛先不明で戻ってきた。
はたして美奈子はやってくるのであろうか。
注)地名表記について
ビルマ(現ミャンマー)関連の地名表記は、本小説の設定時代に合わせて、当時の呼び方で記しています。
ビルマ → 現ミャンマー
ラングーン → 現ヤンゴン
パガン → 現バガン
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 14:00:00
62451文字
会話率:41%
中学2年生である愛良は、授業中に寝てしまったまま戦争中の広島にタイムスリップしてしまう。そこで出会った高木さん達と日々を過ごしていくたびに、戦争の恐ろしさを実感する。そこは原爆の被害が大きいと知った愛良は——。
この物語を読むことで、いつも
は当たり前だと感じていた平和が、とても尊いことだと感じることができる。そこのあなたも、愛良と一緒に戦争の悲惨さ、そして、平和の尊さを感じてみてはいかがだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 21:59:33
17973文字
会話率:53%
彼氏いない歴=年齢アラサー橘梓《たちばな あずさ》。
趣味の乙女ゲーをプレイ中に顔面からパソコンへ突っ込んでしまう。
ふと意識を取り戻した彼女がいたのは、直前までプレイしていたゲームの世界、
なのだが。
まさかの悪役令嬢シルビアが『破
滅ルート』へ入った瞬間に転生してしまう。
スペースオペラ×恋愛アドベンチャーの世界で、前線へ飛ばされてしまった梓もといシルビア。
しかも彼女は設定上『すぐに戦死する』運命にあった。
悲嘆に暮れるシルビアだったが、任地で待っていたのは推しのイケメンで!?
さらに愛らしい妹分の少女にも巡り合い、生きる気力も湧いてきたところ。
彼女に忍び寄る悪意の陰……。
繰り返す危機から身を守るため。
ついに彼女は国家を転覆し自らが頂点に立つ決意をする。
愛と生存と出世、国家転覆をかけたスペースオペラが今始まる。
※カクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 12:12:07
831762文字
会話率:42%
兼業作家の主人公の想いはなかなか課長には届かない、そんな1シーンです。
※「なろうラジオ大賞5」に投稿した短編(1000文字)となります。
最終更新:2023-12-31 07:10:25
997文字
会話率:32%
『だいすきです。おおきくなったら、けっこんしてください』
幼い日、黄色いコスモスと共に彼に告白された私。しかし時が経って成長した二人を取り巻く状況は変化して、あの日のコスモスも枯れてしまった。私は彼に別れを告げようと決心する。
最終更新:2023-12-30 17:25:41
1000文字
会話率:17%
私の婚約者は王子様。今日も様子を見に行く私。
殿下の姿はなく、大きなピンク色が隠れていた。
【第5回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞】応募作品です。
募集テーマのワードから、タイトルに『コスモス』を使用しています。
最終更新:2023-12-30 00:01:42
1000文字
会話率:34%
5年前。私は秋桜の咲く丘で悲しい恋人達の別れを偶然目撃した……。※この話は『5年後。秋桜の丘で永遠の愛を君に』に登場していない小説のヒロインのお話となります。
最終更新:2023-12-29 18:03:59
1000文字
会話率:30%
5年前。私は秋桜の咲く丘で幼馴染に永遠の愛を誓われて求婚された。だけど私は……。
※早い人で40秒、遅い人で2分ちょっとで読み終わる、超短編異世界転生物語です。
最終更新:2023-12-17 01:23:00
1000文字
会話率:29%
小学生の頃、私(はるか)が何気なくつぶやいた「私、コスモス(秋桜)好きなんだ」と言う言葉に、彼はコスモスを花の名前だと知らなかったようで、その日家に帰って調べたらしい。その結果、宇宙という意味に誤認。真っ直ぐな性格で、ちょっとバカな彼は、私
にコスモスを見せようと頑張るのでした。
小説家になろうラジオ大賞5 参加作品。テーマは「コスモス」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 17:49:14
1000文字
会話率:32%
余命半年の育ての祖母とコスモスを見に行く。
コスモスの別名を祖母に告げるために。
最終更新:2023-12-26 10:43:04
1000文字
会話率:16%
私は、気がつくとコスモス畑に座っている・・・
注)残酷な表現はありませんが、自殺を連想するかもしれない表現が含まれていますので、R15指定の設定をしています。
最終更新:2023-12-25 23:50:00
767文字
会話率:19%
花占いの結果は……『嫌い』
最終更新:2023-12-23 20:32:08
1000文字
会話率:22%
とある雪山での出来事。
『第5回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞』参加作品です。
キーワードは雪山、コスモス、金魚。
©2023 Wakatsuki
Reproduction is prohibited.Unauthor
ized reproduction prohibited.
禁止私自转载、加工 版权所有。
禁止私自轉載、加工 版權所有
복제 금지.무단 복제 금지.무단 전재는 금지입니다.
Несанкционированное воспроизведение запрещено.
Воспроизведение запрещено.
Prohibida la reproducción no autorizada.
La reproduction est interdite.
Unbefugte Vervielfältigung verboten.
การทำซ้ำเป็นสิ่งต้องห้าม
Reproduktaĵo estas malpermesita.Neaŭtorizita reproduktado malpermesita.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 01:00:00
1000文字
会話率:21%
彼の負けヒロインにすらなれない私が、家に彼女が来ると現実逃避してぐだついていたけれど、やっぱり嫌で彼女の邪魔をするために全力疾走で帰り、熱に浮かされて衝動のまま叫ぶ。
「ただいまーっ!」と。
最終更新:2023-12-21 04:00:00
950文字
会話率:20%
町内会館広場にはコスモスが咲いていた。
それを見ていた赤ちゃん連れの夫婦がいた。
私もそんな夫婦になりたいと思っていたのに。
最終更新:2023-12-15 07:37:04
999文字
会話率:0%
文化祭が終わった後に告白という王道シチュエーション。
これにより、未だに彼氏ができたことがない真莉愛にも恋人が……できなかった!
振られた真莉愛は、同じ家に住む義妹の文奈に、慰めてもらいにいくのであった。
折角なんで、『第5回「下野紘・巽
悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞』に投稿しよう!
キーワード悩む……そや!
コスモス/雪山/温泉/パスワード/たまご/和菓子/5年/金魚帽子/クエスト/三日月/文化祭/暖炉
全部使えばいいじゃない!
という、深夜のノリで生まれた、ギャグストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 17:40:10
995文字
会話率:82%
王都で評判の花占い処には、お忍びで高貴な方々がやってきます。
「花占いを頼む」
「好きな花をお選びください」
スキ、キライ、スキ──と口にしながら花びらを一枚一枚捨てていく……。
占いの結果を聞いた高貴な方々が取った行動とは?そして
、占い処にはある秘密が隠されていて──
※「なろうラジオ大賞5」参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 09:37:41
1000文字
会話率:62%
恋をすれば誰もがハッピーエンドを願います。
でも私にとってハッピーエンドは、奇跡なのかもしれません。
最終更新:2023-12-02 21:46:21
305文字
会話率:0%
「コスモスの花言葉って知ってる?」
幼馴染のその問いに、調べた主人公は動揺する。
『調和』『謙虚』そして『乙女の純真』。
遠回しな告白かと慌てる彼の決断は?
『第5回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞』参加作品です。
最終更新:2023-12-01 19:00:00
1000文字
会話率:47%
あたしたちは双子の小学生。ご近所さんからは「コスモスちゃんたち」って呼ばれてる。それはね──
©香居
最終更新:2023-12-01 15:00:00
748文字
会話率:28%