――今年も宇宙船「地球号」で9億キロの宇宙旅行に出かけましょう。
星新一先生の年賀状に、そう書かれていたというエピソードを読んだ。地球の公転距離は9億キロ、宇宙船「地球号」は一年をかけて太陽の周りを回る。
素晴らしい。たった一文で、しっか
りSFしているし、オチも秀逸だ。こういうのを自分でも書いてみたい。そう思った。
もう一度、星先生のショートショートを読んでみたい。そういう方の為に、一編入魂、精一杯、頑張って書いたショートショート集。
どん底だったあの日、親父と花火を見に行った。あれから三十年、親父が危篤だという知らせが届く(花火)
そのカリスマ美容師の手にかかれば、黒々とした髪の毛を取り戻すことが出来ると言う(カリスマ美容師)
磯浜村の太郎は山賊の手先として捕まった亀を助け、城塞に連れて行かれ、音宮の姫と恋に落ちた(磯浜村の周郎)
僕は一日に一回、一秒だけ、時間を止めることができる(一秒でできること)
僕は鏡の中の自分と会話する方法を思いついた(鏡)
幼い頃、私には私だけにしか見えないお姉ちゃんがいた(お姉ちゃん)
終電間際の地下鉄の車内、目が覚めると時間が止まっていた(地下鉄)
亡き妻が神社で見守ってくれている(神社)
僕には”なかよしノート”がある(なかよしノート)
目が覚めると部屋には男が三人、テーブルに四つのボタンがあった(ボタン)
山歩きの途中、けもの道を歩んでしまったら・・・一人だけ違う時空に暮らす男の話(けもの道)
お祭りの日、屋台で射的をやって不細工な人形を手に入れた(射的)
アロイカの大宇宙船団が地球を侵略するためにやって来る(アロイカ・インベージョン)
「月光石を持って来た人と結婚する」と美姫は言う(狼の血族)
人の言葉を話す鳩ジョンのお話(伝書鳩ジョン)
深夜、タクシーがお客を拾った~幽霊話をショートショートに(幽霊はタクシーに乗って)
【注】これらの作品は「カクヨム」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 06:40:48
257135文字
会話率:23%
太陽の巨大なフレアが、地球を襲った。大規模停電が起こり、人工衛星のほとんどが破壊された。
世界中の人々が大混乱になり、疑心暗鬼から人々は各地で紛争を起こし始める。
フレアから35年後のこと、日本は島国という特性を生かし、鎖国をして世界の混
乱から距離を置く政策に打って出た。
鎖国から43年後、北村サエコが小さな男の子を連れて、津山17村の常駐医として赴任する。子供たちはタケルとトオルと言った。
タケルとトオルはのどかな農村で、元気に育っていった。
15歳になり新京市へ旅立つことになり、そこで2人は自分たちの秘密とそれを取り巻く陰謀に立ち向かうことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 11:13:03
217231文字
会話率:40%
2105年。その日、世界中に衝撃が走った。
15年後、銀河の中心から地球に向かって、隕石群が飛来する。しかも、その数は1000を超えると。
この揺るぎない事実を突きつけられた人類の対応は速かった。すぐさま地球政府が結成され、打開策が検
討された。3日間にわたる協議の末、地球政府が下した決断は、【ワームホールを製作し、星ごと移動する】という物だった。
計画の全容はこうだ。
8年前に、完成したばかりのワームホールを地球ごと覆えるサイズまで巨大化し、【くじら座タウ星】のそばに超遠距離移動。
隕石群が太陽系を通り抜けるまでの半年間は、そこに滞在し、隕石群が通り抜けた後、再度ワームホールを使って、地球圏に帰ってくる。
馬鹿げた希望だった。だが、人類に選択肢は無かった。第四次世界大戦間近と言われていた人類は、手を取り合い巨大ワームホールの制作に取り掛かった。
この15年間は、ある意味平和な毎日だった。
【壱弦ラグド《いちげんらぐど》】は、その束の間の平和を生きてきた。
少し刺激が欲しい。友人にはそう言ったが、本当の動機は【人々の記憶に残るものを作る仕事がしたい】だった。ハイスクールを出たラグドは、ワームホールを宇宙空間に設置する仕事に志願した。
「ラグド。このパーツを取り付ければ、ワームホールが完成だ」
「シモン。いよいよだね」
人類は予定通り、超巨大なワームホールを作り上げ、無事に【くじら座タウ星】のそばに転移することに成功した。
見慣れない空には、双星の惑星が輝いていた。
「無事ワームホールを抜けたようです! 成功です!」
「「おーーーー!!」」
地球政府の司令室は歓声に包まれた。あとは隕石群が通り抜けるまでの半年間、この場所で過ごせば良いだけ。計画は順調に思えた……。
が、不測の事態が起こる。転移したばかりの地球が双星からの攻撃にさらされたのだ。
広がる戦火。双星の惑星が輝く地で、ラグドは命をかけた戦いに巻き込まれていく。
「戦え! ラグド! 私と自分の為に!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 22:09:10
9999文字
会話率:61%
短文ですが、届いたら嬉しいです。
最終更新:2024-02-08 19:55:18
219文字
会話率:0%
フィフスディメンションとは5次元世界のこと。
西暦2123年、GDP世界一位を中国とインドが激しく競い合う時代、急速に発展した宇宙開発は4次元空間の発見に成功し、超長距離間の物体移動を可能にするワープ飛行を実現化させ、人類を銀河系探索の甚大
な欲求へと駆り立てた。しかし、太陽系の存在は確認できず、知的生命体との遭遇、並びに化石燃料などの資源の発見にはいまだ至っていない。地球から最も離れた日本の国有小惑星ソリュージュは、銀河系において地球以外で唯一海と酸素を有する惑星と認識され、日本は、巨大な中国の資本を借りてこの星を一大観光惑星へと変貌させた。地球からソリュージュへ向かう航路であるワープ空間は日本が管理する4次元空間であり、このソリュージュ専用のワープ空間はコスモロードと名付けられた。そのコスモロードの一部に重力地点があることをフランスの旅客船が偶然発見。フランスは、この地点が、発見を待たれる5次元空間への入口であり、その先の5次元空間には太陽系や知的生命体や化石燃料があるかもしれないとの仮説を立て、開発案を密かに中国に売り込む。この情報を察知した日本宇宙軍諜報局はこの計画を阻止しようと対抗する。中国は日本のスター卓球選手とCM契約を結び、そのCM撮影と称してソリュージュへのイベント航海を決行、重力地点の発見に成功、そのまま5次元空間への突入を目論むが日本宇宙軍諜報局に察知され紛争が勃発、撃破されてしまう。スパイを使い中国の計画を奪取した日本軍はついに5次元空間に到達。そこにはレアメタル、太陽系、そして第2の地球が存在していた。しかし、そこはもうすでにインドが秘密裏に実効支配していたのであった。このインドの独占行為は国連安保理によって審議されたが、紛糾、結論は出ず、依然インドの実効支配が続くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 00:36:37
27422文字
会話率:37%
ヤフーニュースより引用します。
世界初の民間月面着陸を目指した着陸船が、
着陸を達成できなかったことについて、
アイスペースの氏家亮・最高技術責任者(CTO)は記者会見で、
着陸船の高度の情報に問題があり、燃料切れを起こしたことが原
因との見解を示した。
「途中で燃料を過剰に使ったのではない」と説明した。
ここまで。
で、この記事を読んで、なぜ失敗したのか考えたのですが、
ワクチンが危険だと陰謀論を書いている私の予想としては、
月や地球や太陽などの宇宙に関する情報には嘘があると言われており、
実際の月や地球や太陽などの大きさが違うのではないかという話があります。
何が言いたいのかと言うと、月面との距離を映像の月の大きさで判定していた
のではないかという事です。実際の月が大きかった場合、着陸のための
噴射を早くやってしまいあると思っていた月面が、まだまだ下の方だったと
いう感じではないかという予想でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 17:05:54
392文字
会話率:0%
現在から少し先の未来、人類は苦しんでいた。
人口爆発──それは、貧富の差を拡大し、差別を助長し、不正と貧困を栄養にして、大きく育っていた。発展途上国であふれた難民は、先進国になだれ込み、経済発展の足を引っ張っていた。
『このままでは
共倒れになる』
地球人類を牽引する先進各国は追い詰められていた。
そこで、人口爆発の解決方法として、人類は地球圏外への移住を計画した。
スペースコロニー、月面基地、太陽系惑星のテラフォーミング……全てが失敗し、人類に明日はないかに見えた。
だが、そんな中、三人の科学者──エトウ(Etoh)、スズキ(Suzuki)、パウリ(Pauli)らにより超光速推進機関が発明されてしまった。三人の頭文字を冠して『ESPエンジン』と名付けられたそれは、光速の壁を突破し、何百光年もの距離を隔てた宇宙の果てまで人類を送り出すことに成功した。これにより、人類は太陽系外部へと進出し、銀河を探索できるようになった。
そして、第七十七太陽系発見に因んで名付けられた六隻目の超光速移民船──ギャラクシー77が、地球を出港し、大銀河の大海原へと飛び立った。
これは、とある事がきっかけでギャラクシー77のパイロットに選ばれた少女の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 02:51:31
407679文字
会話率:38%
「偉大なる冒険家、人類初の太陽圏脱出。」
時速約6万キロを超える高速移動は、
太陽の軛(くびき)を逃れると、
人類は新たな世界の扉を開いた。
地球型惑星を目指した日本人のみで構成された
移民船が、ひとつの星を失い、暗い海を漂う。
※本
作はフィクションです。
実在の人物や事件などとは一切関係ありません。
――――――――――――――――――――
他サイトでも重複掲載。
https://shimonomori.art.blog/2021/07/30/descendant/
※本作は横書き基準です。
1行23文字程度で改行しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 21:00:00
4060文字
会話率:1%
ノブオは小型宇宙艇999(スリーナイン)号を駆り、2万5千光年の距離を越え地球へとやってきた。故郷であるM13球状星団にあった人類の植民惑星が全て滅亡したためだ。しかし、彼の人類社会へ戻りたいという願いも虚しく、たどり着いた地球は既に滅亡
した後だった。ノブオは絶望し、家事ロボットにペットの世話と地球環境の復旧を託して自殺する。
一方、他の恒星系より太陽系を目指す宇宙船があった。この宇宙船、忠誠号に搭乗するディギーという知的生命体が、神と仰ぐ高貴な種族へ拝謁するための聖地巡礼の探検だった。やがて彼らは、心霊族と呼ぶ高貴な種族が住まうであろう地球に着陸する。
しかし、そこに人類の姿はなく、目の届く限り広がる高度な文明の廃墟を発見する。すると、呆然とするディギーたちの前にポンコツ寸前のロボットが出現し、一行を999号へと案内する。そこでロボットは、かつての主人であるノブオの屍と彼のペットであったハチをディギーたちへ引き合わせたのだった・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-23 08:33:20
10942文字
会話率:50%
<あらすじ>
悪役貴族に転生した主人公、クーガーは、5000兆枚の金貨と、攻略wikiの知識を駆使して、この世界で成り上がる――。
※※※ 以下、5000兆枚の金貨について ※※※
1)一枚ずつ積み重ねてタワーにすると、地球から太陽まで
の距離の25倍にのぼり、天王星まで余裕で届く(厚さ0.75mmと概算)
2)5000兆枚の金貨の重さは約250億t=人類が2000年以上かけてパソコン・自動車・ビルなどに加工してきた加工鉄鋼総量とほぼ同じ質量(金貨1枚あたり5gと概算)
3)中世スペインの国家予算にして10億年分(15世紀スペインの国家予算500万デュカート金貨として概算)
4)金貨を隙間なく敷き詰めたとき、面積は628万km^2、これは日本の16倍、インド二個弱の面積(金貨の半径20mmとして概算)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-27 19:05:38
261469文字
会話率:40%
太陽系から20光年の距離にある、とある星。ここではゲームに熱中する生物が多く、ありとあらゆる会社が、いろいろなゲームを開発していた。
そんな中、開発されたのが「他の星に出かけ、星を制圧するゲーム」。
このゲームはすぐさま大人気となり、近くの
惑星は瞬く間に制圧されていった。
そして迎えたアップデートの日。新たに増えた星は「太陽系第三惑星」。そう、地球が標的にされたのである。
そんな事を知る筈もない地球では、アップデートと同時刻に20歳以上の大人が消えてしまっていた。
ゲームが開始され、残された子供たちはただただ殺されていく。
そんな中、生き残る為に何をするべきか理解した者も多く、生き残る為の戦いを仕掛けることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-05 19:23:19
33571文字
会話率:44%
夜郎星雲軍団の超長距離ワープ隕石嵐攻撃を受けたおとめ座銀河合唱郡団太陽系村地球5次元時空山脈。
三六九光年前に次善諜報を察知した太陽系村次元管理局は地球3次元時空山脈に埋伏ブービートラップ部隊を要請するため21世紀から百名以上の過去世共生
転移者を選抜。2022年からのWW7ハルマゲドン攻撃に備えるために全太陽系第一級防衛防災臨戦態勢を施行する。字地陽星球時空山脈日本大陸方面第7・第8接続時空山頂安土桃山分隊長特務曹長神皇帝グランゼンは行方不明、曹長三(四)上帝、軍曹七(八)大魔王、二曹十二(十六)皇子親王、二十六(三十二)公王(公方王族)の間では山頂皇帝代理守護代上帝筆頭戦国時空WT3ハルマゲドンごっこが繰り広げられていた・・(続く)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-04 23:46:51
2630文字
会話率:81%
近未来。太陽系を取り囲むオールト彗星雲に重力レンズを備えた天文台がいくつも設置されていた。
本来は天体観測のための施設であったが、光速を越える通信手段、量子結合通信が実用化されたことにより犯罪捜査にも利用されるようになったのだ。
そ
んなある日、地球から七光日の距離にある天文台カイパー106にも捜査依頼が待ちこまれた。
一週間前にあった殺人事件の現場を撮影してほしいという物だったが、観測した結果かえって容疑者のアリバイを証明する結果になってしまう。だが…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-22 08:00:04
1909文字
会話率:39%
人間の認知能力・知能、地球という重力井戸、太陽という重力井戸、そして距離による隔離。
誰かが、それらの牢獄からの脱出を考える。
medium.comと重複
最終更新:2016-07-06 14:03:03
33047文字
会話率:55%
これは生き物と言えるものがいなかったころの地球と、太陽の物語。
最終更新:2012-02-08 22:47:54
843文字
会話率:0%