家の近所に、土地神を祀っている小さな神社がある。
週に一度、僕はそこの社を掃除することを習慣にしている。
ある日、姉に「何も言わずに処分してくれ」と大量の本を託された僕は、いつものように掃除をしてから本を捨てに行った。
ああ……あの時、
本を一冊落としていたことに気が付いていればーーー。
ーーー土地神様がこんな風にはならなかったのに……。
「こ、こういう薄い本ってどこで手に入るんかね……?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 16:57:56
162273文字
会話率:53%
曾祖父ちゃんが亡くなった。
地域で守ってきたお稲荷さんの社にお参りするのは俺しかいないらしい。祖父ちゃんはそういうものだと言うし、父さんはいいから行ってみろとしか言わない。
何も知らずに足を踏み入れ、それまでとは違う世界を知った主人公の物語
。
*この小説はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 15:40:00
136643文字
会話率:36%
女子高生のヒロイン栃野柚香(とちのゆずか)は幼少期『怪異』が見える少女だった。
そんな彼女の初恋相手は、小さい時に一緒に遊んでいた『土地神様』。
当時自分より少し年上のお姉さんだった『土地神様』をユズカは慕っていたが、
成長するにつれ会
えなくなってしまう。
そしてユズカは高校入学後、学校で周囲となじめず孤立するようになる。
消極的なユズカは毎日退屈に過ごしながらも、
「自分は『元霊能力者』という特別な存在で、周りの連中とは違う」
「いつか、自分には『特別な出会い』があるに違いない」
という思いを拠り所にするようになる。
そしてある日の夕方、謎のお爺さんから「霊能力を取り戻せる薬」を譲ってもらう。
最初は半信半疑だったが、実際にそれを飲んで『土地神様』に再会できたユズカ。
彼女はそれによって、その高価な薬にはまっていくようになる……。
エログロ表現を一切排した、正統派の百合ホラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:35:00
19983文字
会話率:43%
金と青のオッドアイで生まれついた由椰は、神無司山の麓の村で気味悪がられ虐げられて育った。由椰が十六歳のとき、雨不足で村が干ばつになり、土地神様への生贄として山奥の洞窟に閉じ込められる。
それから三百年後。神無司山と隣合う二神山の土地神・烏月
の従者であり、あやかしの泰吉と風夜が、花嫁衣裳を着て眠っている由椰を見つける。生贄として捧げられた由椰は、なぜか朽ち果てることなく、十六歳の姿のまま眠り続けていたのだ。
神無司山の土地神・烏月のもとに連れて行かれた由椰は、魂を清めたのちに人の世に還されることになるが、なぜかうまく還れない。
由椰が人の世に還れないのは、現世に未練がないかもしれない。そう考えた烏月は、人の世での未練を思い出すまで由椰をそばに置くことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 16:43:30
81408文字
会話率:43%
豊かな自然に囲まれた、地方の小さな神社「水杜(みもり)神社」。その神社の跡取り娘で、女子高生巫女の**宮森 詩乃(みやもり しの)**は、真面目で責任感が強いしっかり者…のはずが、少しおっちょこちょいなのが玉に瑕。彼女は、神社に祀られている
土地神様の世話という、ちょっと変わった役目を担っていた。 その土地神様・ナギは、人々の信仰心が薄れたせいで力が弱まり、気まぐれで食いしん坊な、見た目だけは可愛い少女の姿で現れる。普段はぐーたらしているナギだが、実は数百年を生きる存在で、深い知識や、忘れられた存在ゆえの寂しさを抱えていた。ナギの姿は、基本的に詩乃にしか見えない。 ナギの気まぐれ(「甘いものが食べたい」「退屈だから面白いことをしろ」)に振り回されながらも、詩乃は巫女として、そして友人として、一生懸命に神様の世話を焼く。時には、ナギの残り少ない神通力(と詩乃の知恵と体力)で、街で起こる小さな異変――力の弱いナゴリや、いたずら好きなあやかしが原因のトラブル――を解決することも。 人間と神様、世話焼き女子高生とぐーたら少女神。共に過ごす賑やかで温かい日々の中で、二人の間にはいつしか特別な絆が芽生え、淡い恋心が育っていく。ほのぼの時々ちょっと切ない、人外お世話系・年の差(?)ほっこり百合ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 20:30:00
17003文字
会話率:40%
“あの祠に近づいてはいけない”——王国の辺境に位置するインシュー村には、そんな言い伝えが残っていた。村人たちから恐れられる、「土地神様」の封印された祠。しかし、そんな祠のあるインシュー村を訪れたのは、「何にでも魔法をぶっ放す」と噂される魔法
使いで…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 19:20:00
4605文字
会話率:50%
“たたり”といえば皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか。
家の物がこわれたり、ケガをしたり、家族に不幸があったりといったものを連想する人もいるでしょう。あるいは霊障が起きて毎日怖い思いをする、ということもあるかもしれません。
でも、この町で起きたものはどれにもあてはまりません。ただ“たたり”があったという噂だけが聞こえてくるのです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 19:34:33
2336文字
会話率:12%
PCゲームをしているとゲーム仲間から人生を交換して欲しい、そう言われて主人公アオトは妖魔と妖獣が住まう異世界に送り込まれる事になる。
そこで狐の妖魔、コンと知り合い。土地神様に会いに行く為の旅に出る事となる
最終更新:2022-10-23 15:28:13
121315文字
会話率:63%
戴冠式を終えた夏目優斎は、国から認められた陰陽師となった。
先代の陰陽師であった師匠の背中を追いながら国の平和のため、優斎は妖や土地神様などとの交流をしていく。
しかし、師匠が遺してくれた土地神様の入道は契約してくれたというのに、
優斎には全く心を開いてくれないようで。
重責に押しつぶされそうになりながら、新米陰陽師である優斎の奮闘が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 19:22:10
88747文字
会話率:56%
周りに人の集落も無く、本来はダンジョンにしか生息しない吸血鬼。
しかし、森には捨てられてしまったのか吸血鬼の赤ちゃんがいた。
冒険者を引退した女性に偶然拾われて小さな村で育てられた。
赤ちゃんはシャーロットと名付けられた。
お母さんが亡
くなるまで一緒に過ごしたシャーロットはお墓を建てた。
そして、同じ場所で眠りたいと願う。
お母さんも守っていた村を、シャーロットは守り続けた。
その結果、安全な村として評判となり人が集まった。
その頃には人々から尊敬されるようになっていた。
更に月日が流れ、村から街に変わる時に名前を変える事になった。
シェリル街、命名権をもらったシャーロットはお母さんの名前を付けた。
シャーロットが街を守る理由が1つ増えた。
500年以上の歳月が流れた時、彼女は土地神様として街の人々から崇められていた。
※吸血鬼シャーロットと周りを取り巻く人々との日常です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 23:00:00
1727149文字
会話率:32%
――家魔法。
この大陸にはそんな魔法がある。
土地神様から授けられるこの魔法は、家を召喚することが出来る。
だが便利そうな家魔法にも、欠点があった。
明かりもつかない、真っ暗な家。
十六歳の少女、ポルテは何一つ使えないハズレの家を引いたせ
いで『宿借り』と言われ、街からも追放されてしまっていた。
不運は更に続き、遂には仕事も食べ物も無くなってしまう。
明日をどうやって生きるかも分からず、途方に暮れるポルテ。
そんな彼女の元に記憶喪失の銀髪の少年、レーベンが訪れたことで彼女の運命は一八〇度変わることとなる。
「勝手に電気がついたわ!!」
「この“かれぇ”ってすっごく美味しいよ!」
「お風呂にお湯が入る日がくるなんて……」
一転して順風満帆の生活になるポルテ。
しかしレーベンの謎が、彼女に更なる試練を呼ぶことになるのであった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 19:39:55
10781文字
会話率:27%
アレルギー持ちの私。
しかし、動物好きでもある私。
動物のことをちょっとだけ語ってみたくなりました。
第四回の今回は、へびさんについて。
ユーモラスにしようかと思いましたが、あとがきで結構大事なことを語っているかもしれません。
最終更新:2021-06-23 20:00:00
1555文字
会話率:6%
いつものように学校へ登校中、事故にあってしまった主人公「琴波 雫」
死んでしまった彼を待っていたのは神様だった。
真っ白な空間で修行をし、力をつけて異世界で旅を謳歌する。
異世界転移をした少年を待っていたのは、土地の神様で人間から御召物
と言われていた女の子だった。
「妾をここから連れ出してはくれないか?その暁には、そなたの所有物に妾はなろう」
これは1人の少年と土地神様が人と出会い、仲間と共に駆け、成長していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-11 11:14:27
11493文字
会話率:27%
神様に善行を積んでくるよう修行に出された柴犬もも。物語は柴犬ももの視点を中心に進行します。周囲の人間(土地神様)を巻き込み、たまにハラハラな場面にも遭遇しますが、ももは飼い主の新田くんと幼馴染の大和田さんを結びつける恋のキューピットになり
ます。
※1話平均は1500~2000文字程度となります。
※カクヨムと小説家になろうで同時掲載中です。
本編第十六,十七,三十四,三十五,三十六,三十七話に
スピンオフ「高野美咲は使い魔が欲しい」の裏事情をside storyとして追記しました。
スピンオフ「高野美咲は使い魔が欲しい」
対外諜報機関で働く彼女の使い魔候補は一匹の犬でした。
こちら→ https://ncode.syosetu.com/n4685gl/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-12 20:45:33
99719文字
会話率:39%
「......わたし、魔法も力も能力も、何もないです。なんにも、できないです。」
紅い目に黒い髪。魔眼もちの不吉な子供として虐げられてきた少女リシェ。
__商品として運ばれていた馬車が化け物に襲われ、命からがら逃げだすも、自分の境遇に
絶望して崖から身を投げてしまう。
死んでしまったと思ったが、目を覚ますとそこは見知らぬ世界で... ‘妖’と呼ばれる人外と人間とが平和に暮らしていた。 「自分には価値がない」と頑ななリシェだったが、土地神様や妖たち、里の皆とのふれあいで徐々に心を開いてゆく。
これは彼女が自分の在り方を見つける物語。
...一方そのころ、同じ時間に里から異界へと世界を跨いでしまった鬼族の少女の姿が! ひたすら強くてマイペースな冒険譚も、同時に開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 00:01:16
8193文字
会話率:25%
「鷹原国黒田城詰め、雑兵小物格、一郎!」
■気が付けば、大名が国を治め、侍が魔物退治をして、神主さんが魔法を使う和風の異世界『大倭』に飛ばされていた俺、松浦一郎。こっちに来てから何故かやたらに力が出せるようになって、小鬼や浪人者なら一ひねり
! ある時、都のお姫様を助けたことがきっかけで、波瀾万丈の出世街道を進むことになってしまったのだが……これはもう、覚悟を決めて突っ走るしかない!
■天龍・魔妖・土地神様、公家に忍者にお姫様、何でもありのなんちゃって似非和風成り上がりファンタジー、はじまります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-18 21:43:59
490664文字
会話率:44%
『お願い事があるのなら、紬喜神社へ行きなさい。神子様がきっと叶えてくださるから』
都会から離れた静かな町――清ノ原。そこには願えば必ず叶えてくれるという縁結びの神社がある。人々の信仰心の強かった昔と比べ、参拝者の少なくなった神社はすっかり
寂しくなった。けれど、土地神様と神子様は、確かにその役割を全うし続けていた。
しかしそんなある日、神子を務めていた女性――結が病に倒れてしまう。神子の務めができなくなった彼女に代わり、跡継ぎとして呼び出されたのは、高校二年生の彼女の孫――結衣。
数年町を離れていた結衣は、結に仕えていた女装癖のある男性――遥を教育係に迎え、一日でも早く一人前の神子となるべく修行の日々を送る。
これは、縁結びの神社――紬喜神社で神子見習いとして生きる、少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-24 19:00:00
106285文字
会話率:61%
『お願い事があるのなら、紬喜神社へ行きなさい。神子様がきっと叶えてくださるから』
都会から離れた静かな町――清ノ原。そこには願えば必ず叶えてくれるという縁結びの神社がある。人々の信仰心の強かった昔と比べ、参拝者の少なくなった神社はすっかり
寂しくなった。けれど、土地神様と神子様は、確かにその役割を全うし続けていた。
しかしそんなある日、神子を務めていた女性――結が病に倒れてしまう。神子の務めができなくなった彼女に代わり、跡継ぎとして呼び出されたのは、高校二年生の彼女の孫――結衣。
数年町を離れていた結衣は、結に仕えていた女装癖のある男性――遥を教育係に迎え、一日でも早く一人前の神子となるべく修行の日々を送る。
これは、縁結びの神社――紬喜神社で神子見習いとして生きる、少女の物語。
※こちらは、連載作品【縁の管理人】の第一章を読み切りとしてまとめたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-21 22:32:59
33099文字
会話率:59%
谷中の老舗餅菓子屋の娘で、高校二年生になる清宮姫華は、妖かしが『見える』ことに悩んでいた。
新学期初日、タチの悪い妖かしに困っている所を、鬼を連れた少年に助けられる。
金髪緑眼で絵本に出てくる王子様のような少年は、身の丈2メートルを越える赤
鬼を連れていた。
悩みを打ち明けた姫華は、土地神様から加護を授かるが、放火魔の捕縛を命じられ……。
谷中、根津、千駄木界隈を中心に、『見える』女子高生と鬼使いの少年の奮闘が始まります。
毎日21時更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-19 21:00:00
124432文字
会話率:44%
バイクに乗って自分探しの旅に出た月ヶ瀬利行と、その付き添いであるメイドの月ヶ瀬四恩は、道中、山の中で落車事故に遭う。
全身の痛みの中、目を覚ました利行の前には場違いにも制服を着た女子高生がいた。彼女は利行に伝える。
「混乱するのも分かります
が、ひとまず、状況説明をするので聞いてください!私は先程不思議な力でちょちょいっとあなた達の命を助けたこの町の土地神様です!しっかり感謝して下さいね。そのお礼と言っては何ですが…………」
土地神を名乗る女子高生、桜花は満開の笑顔で伝える
「この町のある人を救ってあげてくれませんか」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 18:20:20
74426文字
会話率:51%
「ワシと契約して魔法少女(かみのしと)にならないか?」
アレクサンドラ・レゲンデーア伯爵令嬢は、アガラロ・リュート王太子に婚約破棄された上【妖魔の森】に追放されてしまう。そこは入ったら二度と出てこれないダンジョンだった。アレクサンドラはそ
こでうっかり封印を解いてしまい土地神様を解放してしまう。出てきたのは小汚い爺だった!! どうなる!! アレクサンドラ!! 恋愛は始まらないぞ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-10 00:00:00
5310文字
会話率:48%