1年前、東京に突如現れたダンジョンは、現代に溶け込み観光名所と化した。
ユウサクはブラック企業をクビになり、四畳半のアパートに沈んでいた。
幼馴染シンタローに誘われダンジョンへ。
そこで出会ったのは、土方のような口調のエンシェントド
ラゴン“ミヤシゲ”。
土方口調のトカゲおっさんミヤシゲが、ユウサクの部屋に転がり込み奇妙な同居がスタート!
四畳半でビールを飲みつつ、ミヤシゲが語るダンジョンの秘密に耳を傾ける2人。
ダンジョンには神話生物や魔道具が溢れ、異世界との境界が曖昧に。
ミヤシゲの過去から、ダンジョンが世界を飲み込む危機が明らかに。
四畳半のアパートで冒険者として稼ぐ道を模索。ユウサクはミヤシゲに励まされながら、再起への一歩を踏み出す。
ゆるい日常とちょっぴり危険な冒険が織りなす、笑える新生活が始まった! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 18:57:42
9771文字
会話率:41%
弱小王国の末っ子王子ネオンは、12歳の誕生日、王族が授かるスキルを授からなかった。
そのまま罰として、世界を代表する三つの超大国に囲まれた「捨てられ飛び地」の領主を命じられ、追放されてしまう。
すると、そのショックで前世――日本で神器を発掘
する考古学者だったこと――を思い出した。
ネオンは追放を良い機会と考え、慕ってくれるメイドと飛び地に向かう。
飛び地は荒れ果て、人もおらず、その日暮らしもままならない。
ネオンはメイドとのんびり暮らすために開拓を決心した瞬間、『神器生成』というスキルを発現した。
父親と兄たちはネオンの誕生日を正確に覚えておらず、この日が真の誕生日だったのだ。
『神器生成』を使ってみると、枯れ葉からエリクサーを生成したり、単なる石から古龍も貫く剣を生成したり、ゴミから神話級の魔道具を作るチートスキルだった。
超大国からの難民団を領民に迎え、目立たないように開拓するが世界最強の領地にしてしまう。
それだけで目立ってしまうのに、さらにもう一つ。
実は、難民団は超大国のスパイ集団だった(互いに、スパイ同士だとは気づいていない)。
ライバル国を探る拠点の製作が目的だったが、ネオンを見て方向転換。
自国に引き入れようと裏で画策し、彼が何かするたび本国に報告する。
結果、ネオンは自分の知らないところで、超大国が注目する重要人物となってしまうのであった。
一方、国王と兄たち。
ネオンの活躍のせいで、自分たちの利権が侵害されて逆恨み。
王国に伝わる秘術で魔神を召喚して飛び地を襲撃させ、確実な破滅への道をたどるのであった。
※他サイトでも掲載中でございます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 17:10:00
142232文字
会話率:31%
絶界と呼ばれる巨大な山の中腹に住む少年リンクス。自称大賢者ナシリスと古龍であるティネントに育てられ成長した。そんな少年が塩を求め街へ買い出しに行く物語。
途中、勇者の娘に出会い助け、その父も合流し街へと向かうドタバタ劇。
読ん
でいただけたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 11:00:00
321364文字
会話率:60%
音無無音(オトナシ ナオト)は、幼い頃に両親を亡くし、中学生の頃から一人暮らしを始めていた。そんな彼は勉強もスポーツも平凡なごく普通の少年だ。
そんな無音は、学校で執拗にいじめられていた。
そんな無音を助けてくれるものはどこにもいなかった。
こんなある日、無音はクラスごと異世界アルムンドに転移してしまう。どうやら異世界アルムンドは今魔王によって攻められており、魔王を倒してほしいということだった。他のクラスメートたちは、チートな魔法、スキル、職業、専用装備を手に入れ、ナオトたちを召喚したアルスト王国に手厚い歓迎を受けている中、無音が手に入れたのは、一般人でも頑張れば手に入れることができるスキルがいくつかと、どこでも手に入るような黒塗りの短刀、他の誰も聞いたことのないスキルだが、効果もたかが知れてるゴミスキル、そしてほかのクラスメートたちとは違う珍しいだけの種族だけだった。そのせいで異世界に行っても
無音の立ち位置は変わらず、相変わらず虐げられていた。
そんなある日、無音はクラスメートと共にレベル上げのため魔物狩りに訪れていたが、異常事態(イレギュラー)
である魔物が発生し、囮として取り残され、魔物によって食い荒らされてしまう。死の淵に立った無音が思ったのは
クラスメートたちへの、己の身をも焼き焦がしかねない深い憎悪と、ドス黒いまでの復讐心だった。これは、命も尊厳も踏みにじられた少年の暗殺復讐劇ここに開幕…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 19:52:20
1572文字
会話率:16%
高校に入学したその日。私は自殺した。
そんな原野陽菜の前に現れたのは、自らを古龍と名乗る絶世の美人。
古龍は提案する。
『我らの魂を交換し、互いに第二の人生を歩もう』と。
女子高生の体を手に入れた古龍ソフィアリスは、現実世界をどう生き
るのか!?
友情、勉強、勉強。
龍とは違う、不便な体で、不遜で傲慢でだけど少し調子乗りで。
そんな女子校生になった古龍様の奮闘日常!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 21:19:58
22955文字
会話率:39%
フェリウスと呼ばれるこの世界には、かつて竜角人と呼ばれる人々が存在した。古龍に祝福された種族と言われた彼らの竜角には、ある伝説があった。『白磁の竜角』———竜角人の王族のみが持つという白い竜角は不老不死の薬になるという伝説だ。そしてその伝説
を信じた者たちの手によって、ライン大陸東部海上の島国に住んでいた竜角人は絶滅し、歴史の表舞台から姿を消してしまう。
竜角人の絶滅からおよそ300年後。ライン大陸西部の国、リンドブルム王国で貴族であり冒険者でもあるリッカとクオンの姉弟は、王国南部に広がる『翠の森』の探索をしていた。その途中、地下遺跡の中で、二人は魔法により仮死状態で眠っている竜角人の少女を見つける。彼女の竜角の色は白―――伝説の『白磁の竜角』だった。
目を覚ました少女はカリンと名乗った。最初は警戒していたカリンだったが、リッカとクオンの優しさに触れ、次第に打ち解けていく。しかし、もし彼女が『白磁の竜角』を持っているのなら、悪人に竜角を切り取られて殺されてしまうかもしれない。リッカとクオンは、世界で独りぼっちになってしまったカリンを守ることを決意する。しかし『白磁の竜角』には、カリン本人も知らないある秘密が隠されていた・・・。竜角人への悪意が残るこの世界で、姉弟はカリンを幸せにできるのであろうか?三人の物語が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 08:10:00
722386文字
会話率:65%
宮が群雄割拠して、覇を争い合う“実力主義”の時代。
主人公は、マルス=アリティニーとして産み落とされた。
しかし、剣ノ宮の主の嫡子であるにも関わらず、レベルが一も上がらない。
ついに来た“武の試練”で鬼人(オーガ)を討とうとする。
しかし、
鬼人(オーガ)を討つ所で、バリアが施される。
俺を都合良く処分しようとしているのを知り、全身から怒りが沸騰し……
力を持った主人公に、古龍は言う。
“貴方こそ、生ノ宮の主になるべき御方です”と……
◆◆◆
この作品は完結まで頑張っていけたらなと……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 02:06:02
30582文字
会話率:32%
ダンジョンマスターを養成する魔王学院ダンジョン経営学部を卒業した超絶エリートのヘンリーと劣等生のナタリーの男女コンビが様々な問題を抱えるダンジョンを立て直していきます。物語は二人の在学中からスタートし、研修→就職→ダンジョンコンサルタントと
進んでいき、ハイエルフや古龍(エンシェントドラゴン)などの一癖も二癖もあるダンジョンマスターを手懐け、ダンジョンの問題を解決していきます。家族間のトラブルを解決したり、果ては領地経営までコンサルしたり、彼らの業務は多岐にわたります。
また、ポンコツ劣等生と思われたナタリーが実は、意外な特技があり、それも問題解決の一助になります。
<完結>勇者ビジネス~勇者を使ってみんなが好き勝手に稼ぎます!!
https://ncode.syosetu.com/n3716ii/
のコインの表と裏のような関係の作品になりますので、よろしければこちらもお楽しみください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 20:05:15
398404文字
会話率:37%
フーゲンベルク大陸で、長く大陸の大半を治めていたバッハシュタイン王国で、最後の古龍への生贄となった第三王女のヴェンデルガルト。しかしそれ以降古龍が亡くなり王国は滅びバルシュミーデ皇国の治世になり二百年後。封印されていたヴェンデルガルトが目覚
めると、魔法は滅びた世で「治癒魔法」を使えるのは彼女だけ。南の国の戦を収めるのに協力し、バルシュミーデ皇国の反乱を未遂に解決した彼女は、彼女を愛する五人の薔薇騎士、眠り続けている南の国バーチュ王国の王子、東の国のレーヴェニヒ王国の王達に溺愛されて幸せな生活を送る。
(このお話は、『【本編完結】五人のイケメン薔薇騎士団団長に溺愛されて200年の眠りから覚めた聖女王女は困惑するばかりです!』の続編の攻略対象相手との溺愛ルートの短編集です)
この作品は、アルファポリスにも掲載しています。
表紙背景画像:かなめ様(pixiv)
人物紹介背景:ヨシュケイ様
人物イラスト:カリカリ様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 18:30:00
47402文字
会話率:48%
フーゲンベルク大陸で、長く大陸の大半を治めていたバッハシュタイン王国で、最後の古龍への生贄となった第三王女のヴェンデルガルト。しかしそれ以降古龍が亡くなり王国は滅びバルシュミーデ皇国の治世になり二百年後。封印されていたヴェンデルガルトが目覚
めると、魔法は滅びた世で「治癒魔法」を使えるのは彼女だけ。亡き王国の王女という事で城に客人として滞在する事になるのだが、治癒魔法を使える上「金髪」である事から「黄金の魔女」と恐れられてしまう。しかしそんな中。五人の美青年騎士団長たちに溺愛されて、愛され過ぎて困惑する毎日。
この作品は、アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 18:00:00
245546文字
会話率:52%
魔族として生まれたアレンは古龍の討伐依頼で前世の記憶と異世界の攻略法の両方を失う。そんなアレンが仲間たちとたどった道筋を記した物語。
最終更新:2024-05-28 16:00:00
3809文字
会話率:36%
ニーナ・パルニアは生まれる前から母親に嫌われていた。生まれた後は養育放棄をされ、謎の光に護られて成長していく。四匹の龍が加護という名目で監視するユーエラニア王国。国王のセルジュ・トリニアは、秘密裏に古龍、白虹の愛し子を探していた。眠りから覚
めた白虹の過去を知ったニーナは、どのような未来に辿り着くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 00:51:18
52725文字
会話率:60%
勇者パーティの斥候イーグルは突然クビを言い渡されてしまう。その理由は勇者が先日スカウトした少年だぅた。山育ちで常識の無い少年ヒロは普段は温厚だが山賊を見るや全力で殺しにかかる狂人だったのだ。そんな話あり得ないとイーグルは勇者の忠告を聞かずヒ
ロに挨拶に行ったが、古龍とトカゲの区別も付かないヒロには山賊と斥候の区別が付くはずも無く、イーグルを一目見るなりヒロは襲いかかる。こうして、平穏に暮らしたい斥候イーグルと最強非常識少年ヒロの命懸け追いかけっこが始まったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 16:19:12
8140文字
会話率:68%
陸海空の頂点に立つ古龍種の討伐に成功した男、コンラート。三冠王の異名を手にした彼は、実家の肉屋で働いていた。
そんなある日、一人の少女が来店する。
大陸最強の男が、一途な女の子に攻め落とされるまでのお話。
最終更新:2023-11-04 22:32:31
19039文字
会話率:44%
アニメ、マンガ、ラノベに小説好きの典型的な陰キャ高校生の西園千成はある日河川敷に花見に来ていた。人混みに酔い、体調が悪くなったので少し離れた路地で休憩していたらいつの間にか神域に迷い込んでしまっていた!!もう元居た世界には戻れないとのことな
ので魔法の世界へ転移することに。申し訳ないとか何とかでステータスを古龍の半分にしてもらったのだが、別の神様がそれを知らずに私のステータスをそこからさらに2倍にしてしまった!ちょっと神様!もうステータス調整されてるんですが!!
木曜定休日でできるだけ毎日午後7時に投稿します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 14:57:21
169365文字
会話率:31%
「無能はいらない」と言われパーティーを追放されたイアン。イアンのスキル〈竜を統べし者〉は一度も効果を発揮していなかった。イアンは竜を探す旅に出ることになり、ひょんなことから古龍であり龍のなかで最強と言われている4頭の龍の一角の羅刹龍の女の子
、
カムイに懐かれる。カムイと過ごすうちに〈竜を統べし者〉は実はとんでもないスキルだということに気づいたイアンはそのスキルを使い仲間を増やして成り上がる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 14:35:16
2670文字
会話率:40%
『俺が勝者だ。だから俺の……嫁に、なってほしい』
そう、黒龍に言った男は。傷だらけの黒龍を守って、人間たちに殺された。番になるという返事を聞かないまま、この世界から消えてしまった夫の転生を待ち続けた黒龍は。
――人間に生まれ変わった六
年後に、黒龍の生贄となった。
崖から海へと突き落とされた彼は思う。僕が僕の、贄になるの? 人間に殺され、四百年後に生まれ変わった黒龍――クロは。愛する番を探して、愛猫と共に世界を旅する。
誰もが忘れてしまった真実を教えるために。(主人公にその気はなく、伴侶と親友たちが〝人間〟を断罪していきます)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 20:00:00
40269文字
会話率:38%
6000年前、この大陸では古龍と人間が争っていた。
人間が龍の怒りを買ったからだ。
現代じゃ古龍大戦なんて呼ばれ方をしている、この戦争…この時代には今では「古代魔法」と呼ばれる魔法を使っていた。
古代魔法は龍を滅ぼす為の魔法、龍が居な
い今、必要無い筈だった。
俺は、いつ、どうしてここに居るんだろう。
誰かの思惑としか思えない、知らない世界に俺は居た。
森の中で出会った3人と共に近くの遺跡に入り雨宿りをしていると…遺跡の奥で、俺達は魔法に出会った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 00:00:00
111115文字
会話率:46%
竜やゴブリン、オークなどの様々なモンスターが存在するとある異世界。
オルン=イズルハは国内最強と称される冒険者パーティー『ギルツ』に所属していた。数多くの依頼をこなす日々を過ごす中、古龍討伐の後に開かれた祝勝会の終わり際、ギルツのリ
ーダーであるべリウスからパーティーを抜けてくれないかと伝えられる。詳しく話を聞くとオルンの力があまりにも強すぎた結果、冒険者として共に活動する自信を無くしてしまったようだ。
そんな悩みを打ち明けたのはべリウスだけではない。話を聞くと盾役兼料理人のケルン、回復師のエリンとマリーンもべリウスと同じく自信を失ってしまったようだ。
結局オルンは彼らの主張を受け入れ、ギルツから抜けることとなる。べリウス達は自信をもってオルンの横に並ぶことができるほどの力を身に付けてくるために一から修行してくることになり、オルンも彼らが自分を迎えに来ることを待つことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 18:55:56
25883文字
会話率:65%
猫獣人の突然変異によって悪魔のような赤い瞳、白銀の髪、白い肌、他の猫獣人とは違う容姿をしているリズ。
容姿だけならまだよかったのに呪適合化体質という自身に受けた呪いと適合し、その呪いの力を操ることが出来る能力も手に入れてしまっていた。
普通
の猫獣人と違う容姿のせいで同じ一族には悪魔の子と呼ばれ虐げられる。その過程でリズは一族が住んでいた村の近くにあった呪いの洞窟、赤晶洞窟に入れられる。
赤晶洞窟は入った者を赤晶化させてしまう呪われた洞窟だった。
呪適合化体質のことを知らず、赤晶洞窟へ入れられたリズは1度赤晶化したものの呪いと適合し、赤晶化の力を手に入れる。
それを見た一族は悪魔の子としての信憑性がより深まったとし、当時まだ幼かったリズを追放する。
追放後、森の中で産まれたばかりの古龍と出会う。これが運命の出会いだった。産まれたばかりの古龍と共に過ごし、ニアと名前を付けてあげ、森の中で生活をしていると同い年くらいの少女が舞い降りた。天使族のテトラスと名乗るその少女はとある縁で地上に降り立った。まだ幼い彼女たちにとって遊び相手のような友人を得る。数年後、彼女たち3人は旅に出る。
途中様々な出会いがあり、弟子も出来、種族の壁を超えた最高の仲間たちも増え、旅をする。
そんな旅の途中、悪魔を彷彿とさせる赤い瞳、赤晶化の呪いを操り、人族から悪魔と恐れられる。その結果、リズは人族に封印をされてしまう。
封印を解こうとした仲間たちも天界の禁忌により、封印を解くことは出来なかった。
それから300年、世界を滅ぼそうとする邪教徒たちが悪魔と勘違いをし、リズを封印から解き放つ。
これは300年の時を超え、封印から解放されたリズがかつての仲間たちに会いに行き、また共に旅をする。そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 09:12:54
9441文字
会話率:49%
魔法教育を押し付ける養父に見限られ追放された少年ブレイズは、十二歳という若さで家を出た。
形見の魔剣を手に、恐ろしい魔物はびこる山で生き抜いていく。
そう決めてから十年の月日が経った頃、ブレイズは古龍すらさしたる苦労もせずに勝利できる、
最強の剣士となっていた。
強さを追い求めるだけの十年が過ぎ、強さを極めてしまったブレイズには、何の欲望も残っていない。「敵を殺せ」と囁いた魔剣の誘惑も、もはや弱い。
そう静かに絶望していたその時、魔剣が神秘的な少女に変貌し「外の世界を見たい」と言った。
困惑するブレイズだったが、その言葉に突き動かされ、共に下山する。だが、十年人里から離れていた剣士と、人間初心者の魔剣が問題を起こさないはずもなく。
山賊を一網打尽にし、冒険者に絡まれ、ギャングと敵対し、戦い三昧の日々を送ることに。だがそんな中、正体不明の暗殺者がブレイズに迫る。
魔剣の少女ティル、商売狂いの男マーチャ、かつてのメイドベティ。個性豊かな仲間たちと共に、ブレイズは自らの過去の真相、そして待ち受ける苦難の運命と対峙する。
『呪われた勝利の十三振り』の使い手たちを殺せ。でなければお前に、生きる道はない。
十二歳で追放されて十年、最強となった剣士は、死闘続きの日々に身を投じていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 12:00:00
107501文字
会話率:58%