八年前の夏、京都の名門大学・南洛大学で、ある青年が姿を消した。
彼の名は香月慧(かづき けい)。ホラー・オカルト愛好会に入会して間もない新入生であり、歓迎イベントとして行われた“肝試し”の最中に、サークルの一行とともに訪れた洞窟──通称「鬼
ノ淵(おにのふち)」で、地底湖に泳ぎ出たまま戻らなかった。
事故として処理されたその失踪事件は、やがて世間の記憶からも薄れていく。
だが、妹である香月雫(しずく)だけは、その“違和感”を忘れられずにいた。
兄は泳ぎが得意ではなかった。なぜ暗く冷たい地底湖に、進んで身を投じるような真似をしたのか。しかも、失踪前日に投函されていた濡れた走り書き──
「湖の底から、何かが俺を呼んでいる」
まるで予兆のようなその言葉に、雫は「何か」があったと直感していた。
八年の歳月を経て、雫は一人の探偵の元を訪れる。
彼の名は真神怜司(まがみ れいじ)。三十代半ばの男で、表向きは地味な調査事務所を営む探偵だが、裏では“見えぬもの”をも追う霊能者としても知られている人物だった。
しかし、今回の依頼において怜司が着目したのは、霊的な要素ではなかった。むしろ、より現実的で生々しい“人の悪意”だった。
調査を進めるうちに明らかになる、かつてのサークル内の人間関係。
そこには恋愛と嫉妬、支配と服従、若さゆえの軽薄な残酷さが渦巻いていた。
当時、香月慧が好意を寄せていた女子学生は、サークルの上級生──特にリーダー格の男と密かに関係を持っていた。そして慧の存在は、次第に“邪魔なもの”として扱われていったという噂も浮上する。
“肝試し”という名の行事は、ただの娯楽だったのか。
それとも、もっと意図的な“処分”だったのか。
そして、地底湖で何が行われたのか──。
水の底に広がるのは、怪異でも神秘でもない。
人が人を呑み込んで隠してしまった、“罪と沈黙”である。
真神怜司は、封印された八年前の真実に踏み込み、証言と記憶の綻びから真相を暴いてゆく。
その先に浮かび上がるのは、たった一人の死をめぐる、若者たちの歪んだ絆と、その代償。
やがて怜司は、地底湖の底に“何もない”ことこそが、最大の恐怖であると知ることになる──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 01:37:15
115320文字
会話率:24%
「え、俺、死んだはずじゃなかったっけ……?」
尊王攘夷の嵐吹き荒れる幕末京都。
新選組十一番隊に拾われたばかりの新人隊士・篠原伊織は、初任務として尊王派のアジトへ潜入するも、あえなく斬られて――まさかの即退場。
目を覚ましたら、
そこは現代の京都。
刀の代わりに持たされたのは、スーツと名刺と「事故物件専門・壬生不動産」の新人研修マニュアル!?
上司はスーツ姿の土方歳三(部長)。 営業主任は沖田総司(毎日テンション高い)。 経理には山南さん、内勤に井上源三郎と、やたら顔ぶれが濃い!
「ここ、あの壬生屯所ですよね!? なんで不動産会社になってるんですか!?」
クレーム対応に心霊物件、ゴネる大家と泣き叫ぶ住民、そして曰くつきの風呂場から見つかる“なぜか現代に現れた斎藤一の霊”。
パワハラ寸前の営業ノルマを押し付けられながらも、伊織は現代で社畜として生き抜こうと必死!
だが、事件はこれでは終わらない。
営業で大失敗するたびに、なぜか時間が巻き戻されて江戸時代へ強制送還!?
「タイムリープって、クレーム処理の罰ゲームですか!?」
戻った先の壬生では、新選組の仲間たちが次々と消えていく謎の“歴史の空白”が進行中。
事故物件の裏にあるのは、怨霊か、改変された歴史か、それとも部長(ヒジカタ)の陰謀か!?
社畜としてブラック不動産を生き抜け!
隊士として新選組を守り抜け!
斬られて、就職して、また斬られて、また出社する!?
現代と江戸を行ったり来たりの、ツッコミ不在の爆走社畜タイムリープ劇、開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 17:06:34
7152文字
会話率:30%
恋なんて嫌い
ただまっすぐ誠実に生きていたいだけなのに
どうして人を傷つける結果にしかならないかな
ほんとに…バカ
私は高校一年生の佐々木華。只今絶賛修羅場中です。
原因は…入学式の時にの理人くんから告白されたけど、初日でいきなり
付き合えないですってお断りして
一ヶ月後にクラスで隣の席になった南くんに告白されたけど、お断りして
その後も何十人かに告白されたけどお断りして
それでいつのまにかぼっちになっちゃった。
クラスでカリスマ性があって可愛い原田さんが山﨑先輩と付き合ってたけど、山﨑先輩が私のこと好きになったからって理由で振られたみたいで、それが原因で私がいじめられるようになった
いじめられるって言ってもそんなに大したことじゃないけど
調子乗ってうざいとか陰口言ってたり
机に変な液体ばら撒かれたりしたぐらいかな
陰口も気にしてなかったし、
机だって綺麗にすればよかっただけだったから
気にしてなかったんだけど
クラスの男子達がめちゃ怒ってて
大丈夫?って何回も聞かれて
大丈夫だよ。気にしてないよ。って答えてたんだけど
担任の先生とか学校の校長先生とかも出てきて大事になってきてしまって
大丈夫なのでってずっと言ってるんだけど
健気だとか本当に優しいねとか言われて
そんなつもりじゃないんだけどな
だって大好きな人が取られて辛い気持ちになるし、衝動的にやってしまう気持ちもわからなくもないし
原田さんが校長先生や親に呼び出しされて怒られてる姿を見てる方が辛かった
クラスは完全に原田さんの味方である女子チームと私を哀れに思う男子チームの二極化されたまま
遠足に行くことになった
帰りのバスで不運にも事故に巻き込まれて
前方の方に座っていた私含め女子数名が亡くなった。
目が覚めるとなんか陽気でチャラそうな神様がいて
君達は乙女ゲームの世界に転生して貰うよ
華ちゃんはもちろんヒロインね!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:12:55
519877文字
会話率:88%
一つの大きな大陸は主に北部大陸、東部大陸、南部大陸、西部大陸に分かれていた。
その全ての大陸で等しく存在している職業があった。
ダンジョンを探索し、モンスターを倒して報酬をもらい生活をする。そう冒険者である。
このお話は南部大陸にて、そんな
冒険者に憧れた神官の少女とある目的から旅をし続ける冒険者の男の長き旅のお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:00:03
14762文字
会話率:45%
時は少し前か少し後か、はたまた遠く離れた時代か。
とある事件からちょうど2年が経つ頃、俺、氷野 南斗はいつも通り高校に登校していた。
が、高校がその日突然消えた。
意味わかんない。いやマジで。
まあそんな状況で冷静になれるわけなく
関係者は全員混乱していた。
「あ、修炎」
「おい、氷野くんおそいぞ」
彼、笹道 修炎は俺の友達であって同じく今回の被害者だ。
それで学校に変な奴が来たりなんやかんやあって水矢という男に出会いこう言われる。
「君たちは"自分だけの血液型"を持っているから悪血(バッドブラッド)を殺すのを協力してほしい」とね。
そっから始まった俺たちの物語。
イケメン(?)二人は悪を成敗するべく、命を懸けるのであった。
…………………こんなかんじでいいのか?
多分大丈夫…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:00:00
145266文字
会話率:50%
借りたのは金か、それとも未来か──?
二ヶ月前、メルクリア王国の南部で突如として発生した“昆虫モンスターの異常繁殖”。
迫り来る災厄を食い止めるため、王国は討伐隊を編成し南部に防衛線を築くが、敵は日々増殖し続け、王国の戦力は消耗の一途をた
どる。
追い詰められたメルクリアは周辺国に援軍を要請するも、宗主国ミグルスとの交渉が決裂。援軍も資金も得られず、国庫は底をつく。もはや滅亡は時間の問題だった。
絶望が王国を覆う中、第一王女シャルロットは最後の手段として、世界中の金融商会からの融資を提案する。しかし、リスクの高すぎる融資に応じる者は誰一人いなかった。
──ただ一人、謎の新興金融商『アヴァロニア金融』のアダムを除いては。
しかし彼が提示した融資の条件は、常識を覆すものだった。
「融資額、金貨三千枚。その担保として、メルクリア王国第一王女、シャルロット・アイネ・メルクリア王女殿下の身柄を預からせていただきたい」
この一言をきっかけに、王国の命運と王女の人生は、交錯する陰謀と契約の渦へと巻き込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:00:00
102484文字
会話率:30%
「異常才覚者矯正法」——西暦2092年に世界規模で同時に施行された法に基づいて、少年エリオ・マーキュリーは南太平洋の隔離施設島に収容された。
高度な才能と破綻した人格が同居した若者を、矯正するプログラムを受ける日々を送るエリオと少年少女た
ち。担当教官リネット・アンドルー少尉は、エリオの反抗的なリポート、言動に頭を悩ませていた。
指導室に呼び出されたエリオはリネットに、この島は近いうち、大津波に飲み込まれると警告する。エリオの異常な計算能力を知ってはいるものの、取り合わないリネット。
そんなある日リネットに対して上官から、エリオ・マーキュリーの身柄を引き渡すよう命令がくだる。不安を覚えるリネットの通信端末に届いたのは、エリオからの短いメッセージだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 23:09:50
259695文字
会話率:57%
大原ミチル16歳は南條工業高等学校フュージョン部所属、サックス担当の二年生。しかしある時、部活が存続の危機に立たされた。
奔走するミチル。時は待ってはくれない。そんな時、どこからとなく知っているロックが流れてきた。古い扉を開けたミチルに、
運命を変える出会いが訪れる。
◆すでにWeb上で公開している漫画ネームの小説化になります。ペン入れする余裕がないので、むしろこちらの方が完成版になるかも折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 21:10:49
1160735文字
会話率:54%
高校生のルツは森羅が大好き。2人で横浜にいるとき警察に追われ、偶然、1000年後の南アフリカにタイムワープした。そこで、日本人は西暦2200年ごろに突如歴史から消滅したと知る。未来では日本人消滅の謎を究明しようとしていた。ルツは、どさくさに
紛れて1000年前の森羅の闇アプリを処分しようとする。大震災、世界大戦不参加、長寿、経済格差、国債。日本人は世界の最先端を独走して滅んだと分かる。1000年後は遺伝子操作によって生まれた人間が大半。世界の大部分に国境はない。能力差から生まれる経済格差が深刻となり、貨幣経済はすでに無い。ルツは、美しくなく雑然とした横浜を恋しく思いながら、森羅のそばを選ぶ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-24 22:34:20
188090文字
会話率:58%
神々の計略により、グレイプニルによって縛り上げられた大狼Fenrir。
ラグナロクの日、彼が神話界へと舞い戻るまでを描いた再訳の物語。
「今度は、俺が狩る番だ。」
自らを束縛する戒めを壊すため、彼は自らの複写を、一匹の狼として、異世界へ
産み堕とす。
時は9世紀初頭。降り立ったのは、第2階層、ミッドガルド。
ルーマニアのカルパチア山脈周辺はブルガリア帝国の支配下にあり、地方的な領主たちが自治的な領域を形成していた。
黒海に睨まれたコンスタンツァ寄港有するドブロジャ地方の無名小国ヴェリフラートは、絶えずブルガリア帝国とビザンツ帝国による支配権の争奪に晒された傷跡を残しながらも、交易港として発展を遂げる。
しかしながら、ドニエプル川を通じて黒海方面に進出し、スウェーデンよりビザンツ帝国へと南下する過激なヴァイキング勢力の侵攻により、次第に彼らの略奪に晒されるようになって行った。
出逢ったのは、神様によって、ヴァイキングによる侵略戦争の火種として妻を殺された青年シリキ。
「復讐が、したくは無いか。」
互いに、利用し合えそうじゃないか。
こいつは、嗅ぎ覚えのある臭いをしている。
そう、あいつと同じ臭いだ。
優しかった大狼は、もういない。
底知れぬ人間の憎悪が、神々への報復の手段をより歪んだものへと変えていく。
唯一心を許してしまった裏切りの友には、どんな死が相応しいだろう。
そして、彼が決して神話界で味わうことの無かった、同じ大きさの、普通の狼同士の触れ合い。
群れを率い、番を持つようになること。
その全てが、ずっと、なりたかったもの。
初めから、ありさえすれば、そう悔やんでも、もう遅いのだ。
最後の日、彼が齎し、そして迎える死とは。
最愛の我が狼が、どうか納得の行く最期を迎えられますように。
前作、「Wolfhound ウルフハウンド ―神話に殺された狼のやり直し―」の続編になりますが、単作としてお読みいただけます。
狼や人外が好きで堪らないという方、是非読んでみてください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 22:19:14
240580文字
会話率:22%
迷宮ーー。それはある時突然この世界に現れ、それ以降様々な場所に生まれてその数を増やしてきたと言われている。迷宮内は平原や森林、海、空など多種多様な環境にあふれており、その規模も千差万別である。
当初迷宮がこの世に現れた時、現れた国の対応
はそれぞれ異なっていた。出現により村が一つ消えたことから周囲一帯を封鎖し立ち入りを禁止したり、不審なものとして入り口を封鎖したりとさまざまであった。なかには静観した結果迷宮から魔物が溢れ、周囲の村や街を飲み込んだ結果制圧できた頃には地図から県が消えたと言われている。
一方で、果敢にも内部へ調査隊を派遣した国もあった。その国も初めのうちは少数精鋭で調査隊を送り込んだものの、一カ月が経過しようとも誰一人として帰ってこなかった。しかし、ある時調査隊の一部が帰還に成功したことで内部の様子が判明した。その結果、迷宮内には大きな危険が存在するが、それ以上に資源や未知のモノに溢れていることが判明した。
それ以降、各国はこぞって迷宮探索に乗り出し、時には多大な犠牲を払いながら、時には危険を持ち帰りながらも探索を進めて行った。
その結果、得られた資源や迷宮内の魔術理論の解析などから急速に武器や魔術が発展し、安全性が向上するに連れさらに大きな成果を持ち帰るようになった。
現在においては迷宮内の探索を専門に行う職業である探索者は当たり前のものとなっている。
しかし、今回記して行くのは現在の迷宮探索の様子ではなく迷宮が出現した初期、いわゆる黎明期と言われる時代のことである。
様々な冒険譚や探索にまつわる手記などを読まれた各人に取っては当時の人々の行動や決心は愚かしく感じる部分も多々あると思われる。しかし、これは紛れもなく当時未知の領域に文字通り生命を賭けて挑んだ人々の物語である。その何かが読者諸氏に響くものが有ればこの話を纏めた甲斐があると思う。
ーー序文より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 22:11:56
461913文字
会話率:38%
現代中国の大学研究室。若き歴史学者、林暁は、魏晋南北朝時代の複雑な歴史と、その時代の「不老」の思想に憑かれたように没頭していた。彼は自身の集大成となる論文を書き上げ、最後の筆を置いたその瞬間、過労により静かに息を引き取る。だが、それは終わり
ではなかった。神のいたずらか、彼の魂は、最も深く研究していた時代――天下統一を志す若き日の司馬炎が台頭する乱世へと転生する。
目覚めると、林暁は知識と記憶を持ったまま、見知らぬ乱世の只中に放り出されていた。現代の常識が通用しない世界で、出自不明ゆえに彼は剣闘奴隷として過酷な日々を送る。文献知識として知っていた血生臭い歴史の現実を、彼は文字通り肌で体感することになる。民衆の苦しみ、人間の欲望、そして命の軽さ――これまで紙の上でしか知らなかった時代が、生々しい現実となって彼の目の前に広がる。
当初、林暁は未来の知識を活かし、持ち前の知恵と洞察力で司馬炎の統一事業を支え、二人は固い友情で結ばれていく。林暁の協力もあり、司馬炎はついに中国を統一し、西晋王朝を築き上げる。しかし、平和が訪れたのも束の間、林暁の体に異変が起き始める。彼だけが歳を取らず、若々しい姿を保ち続けるのだ。
親友だったはずの司馬炎は、自らが老いる一方で変わらぬ林暁の姿に、次第に怪訝な感情を抱くようになる。やがてその感情は深い警戒心へと変わり、遂には毒殺を試みるまでに至る。林暁は奇跡的に一命を取り留めるものの、不老の秘密が露見したことで居場所を失い、世をさまよう中で貴族に拾われ、剣闘奴隷として過酷な日々を送ることになる。
血と砂埃にまみれた闘技場で生き抜く林暁の目の前で、司馬炎が築いた西晋は、八王の乱という内紛によって急速に瓦解していく。かつての友の王国が崩壊する様を、林暁は皮肉にも最底辺から見つめる。そして、西晋の終焉を決定づける永嘉の乱が勃発。戦火から必死に逃げ惑う林暁は、偶然にも安楽公 劉恂の屋敷へと転がり込む。
林暁は、剣闘奴隷としての過去を隠しながら、この新たな場所で生き延びようとする。彼の「不老」の体は、乱世を生き抜く術となるか、それともさらなる不幸を招くのか。そして、彼はこの時代で、歴史の傍観者となる「楽塵」としての、長い旅路へと足を踏み出していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:55:47
55776文字
会話率:29%
少人数のサーカス団。
拗れた恋愛相関図。裏切り、愛憎。エモ。ミステリー。
最終更新:2025-07-24 21:30:00
32092文字
会話率:10%
「あーっ…弟が…可愛い可愛い癒しの権化の天使な弟が欲しいよぉ~っ」
やつれ気味実力派社員・若月美南は、弟キャラをこよなく愛する二十二歳。そんな美南を励ますため、親友の翼がとある乙女ゲームを紹介する。美南は早速その乙女ゲームをダウンロード
しつつ帰宅するが、弟適正抜群な美少年を車から庇い、割とあっさりと生涯を終えた。
…しかし美南は、ダウンロード中だった乙女ゲーム『Call Of Love』略して『こーらぶ』の世界の悪役令嬢・エリザベスに転生してしまう。だというのに、本人は全く気にも留めていない様子で異世界をエンジョイし始めてしまい、さらにはどんどんまわりを巻き込んでいって…?
これは、最強(努力)の快活主人公が、異世界エンジョイしつつ弟を愛で、無自覚に老若男女問わず魅了していく異世界ラブコメ。
※R15は保険
※PM9:01投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:03:06
155095文字
会話率:39%
恋なんて、オレには一生縁がない――そう思ってた。
でも、文化祭で出会った「椎名瑠璃」は違った。
完璧すぎて別世界の人みたいな彼女に、一瞬で惹かれてしまった。
だけど、オレはただの男子校に通う恋愛経験ゼロの高校生。話しかける勇気すらない。
そんなとき、スマホに届いたのは──
【成長型恋愛サポートAI・AICOを起動します】の通知だった。
どうやらこのAI、恋愛指南をしてくれるらしい……けど、
なぜか“やたらボケ倒すタイプ”で、話が噛み合わない!
それでも少しずつ、AICOと一緒に彼女に近づいていくオレ。
好感度を上げるたび、AIもどこか人間っぽくなっていって……?
これは、ひとりの恋愛初心者と、ひとつの成長型AIが、
“本気の恋”を攻略していくラブコメ物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:00:00
89672文字
会話率:38%
ある日突然召喚された主人公。
召喚術式のエラーで遥か天空の上に放り出された?!
おまけに身体がこれあたしのじゃありません!?
名前を失くしたり、降って湧いたトンデモ魔力に振り回されたり、神様にお会いしたり、王子様に睨まれたり。主人公の明日
はどっちだ?!
残酷描写要素は今回こそ保険(直接描写は今の所しない予定……)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:00:00
1868262文字
会話率:25%
人類滅亡の予言とやらに振り回されているのは地上の人類だけじゃなかったかもしれない話。
最終更新:2025-07-06 00:00:00
2013文字
会話率:13%
とある村に住む少女の誤算とは?
最終更新:2024-05-06 21:04:00
6403文字
会話率:13%
友情はあるけど恋愛からは縁遠い女子高生 神田美由紀 16歳
意を決して6月26日 木曜日から 日記を書くことにした
さて 今日の日記は?
キーワード:
最終更新:2025-07-24 20:10:00
10723文字
会話率:2%
現代から異世界の名門貴族の悪役令嬢に転生した主人公リリアナ。
前世の記憶と知識を活かし、腐敗しきった貴族社会の政治を根本から改革しようと奮闘する。
しかし、その改革は既得権益にしがみつく者たちの反発を招き、陰謀と暗殺の危機も…。
だがリリ
アナは、正義と民衆のために悪を断罪し、真の政治と平和を取り戻すべく立ち上がる。
悪役令嬢としての烙印を跳ね返し、世界を変える物語が今始まる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 17:00:00
37998文字
会話率:21%
「360ボール(360Ball)」は、南アフリカ発祥の比較的新しいスポーツで、円形のコートの中でプレイされるスピーディで反射神経が試される競技です。
360ボールとは?(簡易解説)
円形コート(直径5〜6m程度)の中心に「リバウンド・ネッ
ト」がある。
プレイヤーはラケットを使い、このネットに交互にボールを打ち込む。
ボールは壁や床に触れる前に打ち返さなければならない。
シングルス・ダブルス両方あり、反射神経、俊敏性、戦略性が求められる。
まさに“360度から来る攻撃にどう対応するか”が肝!
こんなマイナースポーツをする部活があったら...。
高校3年間の青春ストーリーです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 13:31:22
5346文字
会話率:24%
1996 年、ユネスコ世界遺産 44 地点が突如「ヴォイド・ゾーン」に呑み込まれ、洞窟も古城も地下都市も、火薬も電力も通じない迷宮〈ダンジョン〉へと変貌した。
それから三十年。ダンジョン内部でのみ産出する希少鉱石 †マグネリウムや †オルカ
ルサイトは、国家財政を左右する“黄金の地層”となり、各国は公的攻略庁を、企業や冒険者は私設部隊を結成。地下深くに眠る〈核晶コア〉を奪い合う“資源戦線”が地上の戦争に取って代わった。
主人公・神樂蒼真(かぐら そうま)は、日本連合隊 PADB の英雄として名を馳せながら五つめのダンジョンを制覇し、最後は仲間を逃がして散った父・烈司の遺志を継ぐ青年だ。
「借金で首を差し出すくらいなら、自分の腕と頭脳で稼ぎ切る」
そう誓った蒼真は、わずか十名の仲間とともに私設攻略部隊 黒曜機関 を旗揚げする。手元にあるのは父の遺品・試作フォトンブレード〈黎明〉と、外郭層で掘り当てた金とダイヤ三億円分――それだけだ。
初陣の舞台は奈良・吉野地下迷宮。入り口付近でさえ装甲列車を切り裂く獣が跋扈し、中層には人智を超えた結晶蟻の軍勢が待ち受ける。
同じくダンジョンを狙う南米連合 AMAZONA RAID、北欧の氷雪部隊 NORDVARG、そして国連直轄 AEGIS の重装部隊――巨大資本と国家権力を背にした強敵たちが、武力と法で黒曜機関を圧迫する。
それでも蒼真は退かない。
父が命を賭けて守った世界を、今度は自分が“生かして”みせる――
黒曜フォトンブレードの黒光りを頼りに、蒼真たちは迷宮深層へ踏み込み、資源争奪と環境破滅の境界線を切り拓く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:06:01
5767文字
会話率:36%
オルディス統一暦1011年、海洋貿易で繁栄を築いたセラフィス諸島連邦と、広大な大陸を誇るヴァルディア王国がついに激突した。
両国が領土と覇権を巡って火蓋を切った戦争――「ヴァルディア侵攻戦争」は、数多の犠牲と国土の荒廃をもたらし、世界の秩序
を一変させる。
二度の大戦――「ヴァルディア侵攻戦争」(1011~1013年)と「セラフィス反撃戦争」(1023~1026年)の最中で、それぞれの立場から国を救うために奮闘する者たちがいた。迫り来る絶望の中、果たして彼らは希望を見いだせるのか。
そしてオルディス統一暦1034年、新興勢力アルヴェリクス帝国の台頭により、極南の大陸で発見された「未知の資源」を巡る新たな争いが幕を開けようとしていた。
波乱に満ちた大地と海、運命に翻弄されるふたつの大国の衝突が、いま始まる。
地図上で異なる歴史を辿ってきたセラフィスとヴァルディアの「双極」の行方、そしてカイルとアーサーが示すそれぞれの正義が交錯する壮大な戦記ファンタジー。
誰もが求めるはずの平和――しかし、国と国が覇を争う限り、その道には多くの血が流れる。新興帝国が伸ばす手が、世界に新たな混乱をもたらすか、それとも光をもたらすのか。
今、海と大陸に渡る壮大な物語が動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 22:46:24
16555文字
会話率:37%
異世界の生活の中にある、ショートショット。
異世界あるあるから、魔物まで読み切りの作品です。
最終更新:2025-07-24 19:50:39
123190文字
会話率:23%
実話をアレンジしました。
一話完結となります。
最終更新:2024-08-22 23:21:25
3722文字
会話率:17%
自分や友人の不可思議な体験集。
少し怖い話。奇妙な話。などをダラダラと書き出しています。
キーワード:
最終更新:2024-08-09 07:41:12
7448文字
会話率:1%
魅惑の新大陸へようこうそ! 冒険者支援課にお任せください!
二十年前に発見された新大陸ノウリッジでは、未踏の地である大陸の東端を目指して開発が進んでいた。
港町テオドールはノウレッジの南西に位置する新大陸の玄関口だ。魔王の出現により遅
れていた、新大陸の開発が本格的に始まってから五年、この町には一攫千金を夢見る冒険者たちが日々たくさん訪れていた。同時に未知の魔物や厳しい自然、罠が張り巡らされた遺跡やダンジョンなどで幾多の冒険者が傷つき命を落としていた。港町は夢と希望を抱く者たちが希望に満ちて旅立つ場所であり、夢破れ新大陸から去っていく者たちを静かに見送る場所でもあった。
冒険者ギルドは冒険者たちの新大陸離れを危惧し、新たに冒険者支援課を設立した。彼らの仕事は道案内から始まり、冒険者が発見した遺物などの研究や運搬の手伝い。他にも支給品の配布や死体回収などの地味な作業から、魔物が巣食う遺跡やダンジョンの休憩所であるセーフルームの確保、さらには大型モンスターの討伐を手助けしたりと様々だ。それに時には有害と判断された冒険者を秘密裏に処理したりするこも……
支援課に所属するグレンはかつて冒険者だった。しかし、五年前に仲間に裏切られ死にかけ、支援員の先輩であるクレアに救われた。クレアはグレンの特異な才能に気づき、彼を引き取り冒険者支援員として育てたのだった。
今日もたくさんの冒険者が新大陸へやって来る。その中にエリィとキティルという二人の少女冒険者がいた。彼女らも他の冒険者と同じく新大陸で一旗揚げることを夢を見ていた。
ある事件をきっかけに二人と親しくなったグレンは、新大陸に存在すると言われる伝説の”白金郷”をめぐる争いへ巻き込まれていくのであった。
※更新は不定期です。カクヨム、アルファポリスでも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:34:53
502362文字
会話率:53%
『ポロぺ王国』そこには差別や偏見の標的、癖者と呼ばれる異形の者たちが自由に暮らす楽園。
だが女王メーリアにとって、彼らは退屈な日々を彩る玩具や観察対象に過ぎないのであった。
今日も女王は新しい癖者を求める。
そんな時、南方の遠国にて当国の
従者に勧誘されたのはガンピストルの頭部を持つ紳士な癖者「ベレッタ」
彼はポロペ王国の癖者ばかりの街中、それでいて差別や偏見を感じず平和で賑わいを感じる空間に驚き心躍っていた。
いざ故郷の家族に報いるため王宮へ赴くのだが
王女メーリアの美貌と強烈な魅力に圧倒され「美しい」と呟いたのをキッカケに女王に問い詰められ?!
コレは癖者好き女王と紳士な銃男の一癖も二癖もある物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:00:00
59144文字
会話率:30%
(毎日19時投稿中)まだ『ブルー』という組織が存在しない頃。碧は学校で無敗を誇る水面を校舎裏へと呼び出した。
※この話単体で読めます。
※この作品は『カクヨム』様にも投稿中です。
※この物語はフィクションであり、実在する人物・団体・国
とは一切関係ありません。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:00:00
16366文字
会話率:54%
(毎日19時投稿中)『制服が可愛い』の一点張りで『ラビット』に入ることを決めた紬。
愉悦組織『ラビット』の面々と出会い、非日常に遭遇していく。短編作品。
※この話単体で読めます。
※この作品は『カクヨム』様にも投稿中です。
※この物語は
フィクションであり、実在する人物・団体・国とは一切関係ありません。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 19:00:12
39676文字
会話率:51%
(毎日19時更新中)
——「若葉ちゃん! 文樺ちゃんが、『ブルー』の襲撃に巻き込まれて、殺されたって……!」
若葉にとってその知らせは、世界が変わる合図だった。
若葉が噂の新興組織に出会い、その一員になるまでのお話。
※この話単体で読め
ます。『抗争の狭間に揺れる白』の軽いネタバレを含みます。
※この作品は『カクヨム』様にも投稿中です。
※この物語はフィクションであり、実在する人物・団体・国とは一切関係ありません。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 19:00:08
165860文字
会話率:45%