「わかれよう」
そう言った、カレ。
あたしはただただ俯いて。泣くしかできなかった。
追い縋ることも。
別れたくないって、そう口にすることも。
何もできなかった一年前。
雨が降るこんな日は、本当は一人でなんかいたくない。
ゆったり
とした雨が街全体を包み込む、そんな金曜日の午後。あたしは街角のレトロな喫茶店に立ち寄った。
お気に入りの席に座りゆったりと心を落ち着かせようとするあたしの目の前にどっかりと座る彼。
サークルの先輩の洋一郎さん。
そんな彼の言葉に、心の底の関が崩れてしまったかのように泣き出してしまったあたしでしたが……。
まだ、恋に恋していた、そんな頃。
そんな青春時代の1ページを綴ったリリカル短編です。
お気に召していただけると良いのですが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 20:22:23
4045文字
会話率:24%
今から2年前の春、大学の入学式の日にとある女性に恋に落ちてしまった主人公の純。
彼は様々な日々を経て想い人に思いを伝えその思いを成就させることに成功した。
それから1年近くの時間、彼女との甘い恋を味わうがある日事件が起こる。
彼女が別れたい
と告げてきた。唐突に告げられたことに純は戸惑い別れたくないと頼み込むが否が応にもふたりは離れることとなった。
彼女がいなくなったことで彼はもがき苦しむこととなり彼の生活は急変し、破滅的なものとなっていく。彼は彼女をまた自身の手の中に戻そうと苦しみながら挑戦していく。
彼の選択の先にあるものとは···折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 22:17:07
10321文字
会話率:23%
「お願いルドウィク、私と婚約破棄してほしいの!」
とても良く晴れた日。婚約者のリュシエンヌから、突然告げられた信じられない言葉。
いままで何の揉め事もなく来ていたはずの二人。意味が分からずにルドウィクは狼狽えてしまう。
すると、今度は彼女か
ら「今から雷雨になる」と、驚くような言葉が続けられた。
こんなに澄み渡る青空の日、いったい何を……?
困惑しているルドウィクをよそに、空は真っ黒になり、稲妻が光ったかと思うと大雨が降ってきた。
「私は一度死んだの、原因はあなたが他の女の人を好きになるから。これから先に起こることすべてがわかるわ」
愛する彼女の告白を最初は信じていなかったルドウィクだが、次々と起こる事実にこのままじゃいけないと思い始め、彼女と別れたくない一心で未来を変えようと決意する。
そんな時、二人の間に、美しい一人の女性が現れた!
二人がなぜ婚約破棄になったのか、美しい女性は誰なのか?
そして、ルドウィクは未来を変えることができるのか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 20:00:00
116833文字
会話率:33%
王命で王太子アルヴィンとの結婚が決まってしまった美しいフィオナ。
逃走すら許さない周囲の鉄壁の護りに諦めた彼女は、偶然王太子の会話を聞いてしまう。
「跡継ぎができれば離縁してもかまわないだろう」「互いの不貞でも理由にすればいい」
誰がこんな
奴とやってけるかっ!と怒り炸裂のフィオナ。子供が出来たら即離婚を胸に王太子に言い放った。
「必要最低限の夫婦生活で済ませたいと思います」
だが一目見てフィオナに惚れてしまったアルヴィン。
妻が初恋で絶対に別れたくない夫と、こんなクズ夫とすぐに別れたい妻とのすれ違いラブストーリー。
ご都合主義満載です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 07:00:00
36111文字
会話率:28%
「姉様、いい加減にカルヴィン様と婚約解消なさったらいかが?」
妹のジュリエットにそう言われ、ジュリアーヌは困り顔になる。
公爵令嬢ジュリアーヌ・アラバスターの婚約者であるカルヴィン王太子は、いわゆるダメ男だった。
顔だけはいい。だがそ
れ以外の全てが悪いのだ。ジュリエットは早く別れろと言うが、王命の婚約であるしそんな簡単に婚約解消するわけにはいかない。
そう言ってカルヴィンとの結婚を受け入れていたジュリアーヌだったが、ある日、ジュリエットの作戦によってカルヴィンから婚約破棄を告げられて……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 16:00:00
11500文字
会話率:37%
第一王子オーウェンが婚約者イーリヤを婚約破棄し断罪するという事件が起きた。それが原因でオーウェンは失脚し、第二王子のエーリックに立太子の話が周ってきた。王になるならば愛するウェルシェとの婚約を解消しなければならない。あの優しく淑やかな婚約者
と別れたくないと嘆いていたが、エーリックはウェルシェから大丈夫だと告げられる。そしてエーリックがおっとりしていると思っていたウェルシェは実は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 22:46:24
9290文字
会話率:47%
王宮の共用休憩所の片隅にひっそりと置いてある掲示板。そこにとある投稿がされたようです。
最終更新:2022-11-15 19:10:36
2271文字
会話率:7%
大好きなあなたへ、別れたくないよ。
最終更新:2022-08-13 19:52:22
2356文字
会話率:12%
勇者召喚? やってません、そんなこと。でも、なんか魔法を失敗して異世界から人間呼んじゃった。そのうえ、その人は行方不明。どうしよう。チートも何もない主人公は、人跡未踏の森で妖精に拾われていた。その森には、二〇〇年前に陰謀に巻き込まれて爆殺さ
れたお姫様が、違う世界を壊しかけた龍と融合転成して眠っている。異世界大陸を舞台に、だらだら日常を過ごしたり、戦争に巻き込まれたり。でも、やっぱり日本に帰りたい。だけど、この世界で出会った仲間とも別れたくない。異世界のひとびと、妖精、そして龍が織り成す物語が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 00:58:11
665363文字
会話率:13%
ずっと好きだったクラスメイトに告白された、高校2年生の山本めぐみ。罰ゲームによる嘘告白だったが、それを承知の上で、彼女は告白にOKを出した。好きなひとと付き合えるなら、嘘告白でも幸せだと考えたからだ。
すぐにフラれて笑いものにされると思っ
ていたが、失恋するどころか大切にされる毎日。ところがある日、めぐみが海外に引っ越すと勘違いした相手が、別れたくない、どうか結婚してくれと突然泣きついてきて……。
なんだかんだ今の関係を最大限楽しんでいる、意外と図太いヒロインと、くそ真面目なせいで盛大に空振りしてしまっている残念イケメンなヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。
この作品は、アルファポリス及びエブリスタにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 21:03:54
7525文字
会話率:58%
自分の浮気が原因で主人公と別れることになってしまった瑞穂夏帆。
大好きな主人公と絶対に別れたくない夏帆は行動に出ることにした。
『浮気をしても反省しない彼女への愛が冷めてしまった話』の続きの話です。
この作品は「カクヨム」にも掲載してい
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 18:07:15
2998文字
会話率:59%
俺は黒谷航樹。
俺には高森夏目という幼馴染みがいる。
高森夏目は俺にとっては大切な彼女だ。
しかし、ナツメはなぜか1年前からいきなり素っ気なくなってしまった。
大学の中で出会っても嫌な顔をされ、同じマンションにいても部屋からあまり出
てこない。
そんなナツメの態度に悩んでいた俺にふるゆわ小悪魔系後輩の辻中奏がある提案をしてきた。
「彼女さんに別れ話をしてわからせるんです」 そのいきなりの提案に保留にしていたが、ナツメと話してこれまで溜まっていたものが爆発してしまった。
そして俺はナツメをわからせるために素っ気ない態度をやり返し、別れ話を切り出したのだが……ナツメの反応は思っていたのとは真逆だった……
これは俺が彼女に泣かながら懇願され、甘々な態度になり、後輩に告白されたりする話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 18:11:13
9822文字
会話率:46%
「願いが叶うと、記憶を一つ失うんだ」
願いが叶うと噂の「紺碧の洞窟」を目指して五人は旅を始めた。
親の再婚で居場所がなくなった花木碧理。
彼女と別れたい赤谷慎吾。
彼氏と別れたくない高田翠子。
親のダブル不倫が原因で不登校になった白
川美咲。
そんな四人が心配で一緒に行動することになった森里蒼太。
願いは叶った。
だが、その願いは当初の予定とは違う形となり記憶を失った。
五人で過ごした三日間の記憶だけが消えてしまう。
そんな中、花木碧理だけが三日間の記憶を覚えていた。たった一人苦しみながら。
だが、十月の半ば、一気に事態は動き出した。
碧理以外の四人に、記憶を失くした三日間の間、それぞれが大切にしていたアイテムが見つかったからだ。
それを不思議に思いながら四人も動き始める。
記憶を取り戻し、何があったのかを探るために。
一人だけ記憶がある花木碧理は、どうしても口を割らない。
だが、碧理もまた記憶を一つ失っていた。
真実は、もう一度訪れた紺碧の洞窟で明らかにされる。
消えてしまった管理人と失くした記憶。
どの記憶が真実なのか。五人は高校生活最後の夏休みをどういう想いで過ごしたのか。
その記憶を探して奮闘する。
カクヨム、エブリスタにも掲載済みです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 21:00:00
111423文字
会話率:36%
一生のあいだに
似たような事を経験する人はきっといるかもしれない。
DVだったんだと
後に自分がされていたことを知った。
それは愛情だと思っていて
別れたくないからと
何人も子供を妊娠させるのもそれもDVらしい。
だからと言って
晴は子
供を嫌いではなかったし
晴は自分の為に
この子らの為に自分が
存在してくれてると信じています。
そして今は
死にたくないと思っているんです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 05:12:55
4502文字
会話率:0%
昔恋した人が幽霊になって現れた。成仏して欲しいけど...複雑です。
最終更新:2021-07-02 05:21:06
11523文字
会話率:33%
幼馴染みで恋人だった彼女から、他に付き合いたい人ができたからと、別れ話を切り出される。本当は別れたくないが、彼女の為と諦めようとした時だった。俺に他の人格が生まれて、身体を奪い、すっぱりと別れてしまう。
「元から君を好きでなかったのだから、
これ以上彼女と関わるのは得じゃない」
と、のこと。
損得勘定で動く天才のもう一人の俺と、これから始まる高校生活を描いたドタバタラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 07:00:44
74710文字
会話率:40%
アンゲラス大陸の西部に位置するイーノン村。
肉・野菜・魚も取れる自給自足が出来るのどかな村。
村長ディルクは、日課のほこら掃除へ出かけると、そこに1人の少女が倒れていた。
少女の名前はマキナ。異国の装束と異国の武器を身に着けている不思議な
少女。
名前は憶えているが、それ以外の記憶を一切失っているいわゆる記憶喪失だ。
マキナは一人の少女と出会う。ディルクの孫娘のリイナである。
リイナはマキナと意気投合して、村の隅々を案内してくれる。
そんな時、村の狩人たちが事件に巻き込まれて・・・・・・
魔術師であるリイナとマキナが村を飛び出し、
狩人たちが向かったイレイズの森へ助けに行く。
狩人たちを救ったマキナは村の伝承の救世主と称えられてしまう。
村での生活や事件を通じて、改めて自分の記憶を取り戻したいと思ったマキナは、旅に出ることを決意。
マキナと別れたくないリイナも同行を決意。
これは、マキナが記憶を取り戻す旅に出る話・・・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 19:37:21
76554文字
会話率:55%
ずっと好きだった幼馴染に告白され、晴れて両思いになった俺。
しかし、翌日もう一人の幼馴染が俺たちを別れさせようと動き出した!?
これは初めての彼女と絶対別れたくない俺と、絶対に別れさせたい幼馴染の戦いの記録である——。
第10回書き出
し祭り用に書いたやつの供養。
いつもの冒頭短編なので続きはないよー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 19:00:00
3541文字
会話率:48%
「それめっちゃ重くない?」
恋人のことを全て把握しようと思うのは、重い。束縛しすぎ。そう言われて、自分が「重たい」部類なのだと初めて知った。
重いのは面倒くさいらしく、嫌われる恐れもあるらしい。それなら別れたくない私は、自分の「重たい」部分
を我慢するしかないのだけど、我慢すればするほど見えてくることがあって……。
「あれ。もしかして、私……そもそも好かれてなかったかも?」
恋人を好きすぎる重い女の子が我慢して我慢して「普通」になろうと努力をするけど、重い行動を笑顔で受け止めてきた先輩に結局仕留められるまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-16 16:16:07
11741文字
会話率:45%
魔法少女の彼女ができた。
別れたくない俺は、気づかない振りをした。
最終更新:2019-09-23 14:57:10
782文字
会話率:6%