シェイリーンは葬送を担う黒衣の魔女である。魔術協会に属すが、とある事情から護衛騎士が見つからず、閑職をほしいままにしていた。契約の縛りはあと半年。それが終われば自由の身だと、残された日々を緩やかに過ごすだけだと思っていたのだが、穏やかな日常
は呆気なく崩れ去ることになる。
遺跡の調査に行っていたはずの調査隊が魔物によって壊滅し、先輩の黒衣の魔女が攫われた。事態を憂いた協会は塔の魔術師と協力して事態の収拾にあたるようにとシェイリーンに任務を下す。護衛騎士を欠いたまま、敵意を剥き出しにする同僚や厄介な塔の魔術師と協力し、調査を続けていくのだが――。
人との関りが苦手で、傷つけられることを恐れ避け続けていた主人公が、他者と向き合うことによって、自分自身の心の在り方や生き方を獲得していく、終焉に向かう物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 07:00:00
37722文字
会話率:29%
遡れば大公家の血筋を引きながら、どこかもっさりとして冴えないイエル。
父や義母に疎まれ、あわや廃嫡されかかっていたイエルに、母方の祖父が用意したのは、大国アンシェーゼの第一皇女マリアージェ(八歳)との婚姻だった。
異母弟セガーシュはプラン
ツォ家の爵位欲しさにマリアージェにすり寄るが、幼いマリアージェは何故かセガーシュには目もくれず、夫イエルだけを一心に慕ってくれた。
「庶民の血を引く、元皇女の独り言」の対となる作品です。
短編の予定で書き始めましたが、文字数がかなり多くなりましたので、数話に分けて投稿することにしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 10:00:00
175751文字
会話率:27%
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み
、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
※短編投稿していたものを他サイトのコンテスト応募のために中編恋愛小説として再編成し、それを長編に再編成しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 21:39:20
92781文字
会話率:59%
傲慢で思慮の浅いアーロン王太子の婚約者として選ばれてしまった伯爵令嬢のリアナは、王太子の失態を隠すため、体のいい小間使いとして扱き使われていた。今回もまた、学園で平民娘のロマンス詐欺に引っかかったアーロンがリアナに事態の収拾を求めたため、リ
アナは平民娘を容赦なく断罪する。
アーロンとの婚約関係はしょせん仮初のもの。いずれは解放される。そう信じていたリアナだったが、アーロンの卒業を祝う舞踏会の日、リアナはアーロンの婚約者であることを笠にした傲慢な振る舞いをしたとして断罪され、婚約破棄されてしまう。
その上、明確な罪状がないまま国外追放までされてしまったリアナ。周囲の心配をよそに毅然とした態度で会場を後にするが、その場に崩れ落ちて。
そんなリアナを追いかけてきたのは、第二王子のジェームズだった。誰よりも高貴な身の上でありながら不遇な立場に追いやられているジェームズ。想いの通じ合った二人は手に手を取って隣国に渡る。だが、隣国で意外な事実が判明する。どこまでが彼女の計算だったのか。全ては誰かの手の平の上。
悪役令嬢役を強いられた令嬢がしたたかに幸せを掴み取るお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 20:58:23
8256文字
会話率:50%
ある夏の日、富士山が噴火した。
関東地方全域に火山灰が降り積もり火山弾や溶岩流で千名近い死者が出た。だが災害はそれだけでは終わらない。火山灰を吸い込んだ人々が謎の高熱を発した後、ゾンビ化し無差別な殺戮を始めた。政府は非常事態宣言を発令し市
民の外出を禁じ、自衛隊や警察が事態の収拾を試みたが失敗。人々は次々と高熱とゾンビの犠牲になっていった。
東京都に住む高校一年生の冠木望(かぶらきのぞむ)は噴火以来ずっと家に籠っていた。しかし救助は来ず、電気や水道も停止。備蓄していた食料も尽きかけていた。餓死するくらいならと外の世界に飛び出した望は絶望的な世界で生き抜くために必死の戦いを繰り広げる。
これは終末の世界に抗う人々の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 20:32:58
652427文字
会話率:63%
西暦二〇四五年、十月三一日のハロウィン。
世界中の軍隊と警察がソルブス(Strike Operation Land Battle System SOLBS)と呼ばれる、パワードスーツを着て、戦争、テロ、犯罪に相対す時代。
横浜市内
の百貨店内にある高級レストランにおいて、生物兵器である『キメラ』と称される怪人が立て籠りを起こし、人質を毒物で殺害。
事態の収拾を確実に図りたい、神奈川県警ISAT(Independent Special Armored Teem 独立特殊機甲部隊)は警視庁ISATに協力を要請。
警視庁ISATが保有する魔都の死神と称される、特A級スナイパーの海原千世巡査を使い、毒物が蔓延した百貨店内に突入する事なく、狙撃で決着を付ける作戦を神奈川県警ISAT隊長の井辺智樹は練っていた。
しかし、事態は政治を絡めた大事へと発展し、その作戦を快く思わない者もいたのであった。
2022年の秋に投稿した「機動特殊部隊ソルブスウルフ」の約三カ月前を描き、警視庁ISATを全面的に主役にした近未来のハードボイルドSF警察小説の短編一話。
横浜の夜空の中で死神の魔弾がターゲットを射抜く。
ご拝読、よろしくお願い致しします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 23:00:00
31932文字
会話率:35%
妙なことになっている。しかも全てカリムのせいで。
星奈は異世界で「水の乙女」であるとして王宮に招かれたが、気が強いせいで周囲からほとんど孤立していた。さらに星奈をからかって喜ぶいけ好かない護衛騎士のカリムのせいで、二人が恋仲だという不名誉な
噂まで広まってしまう。
一刻も早い事態の収拾を求める星奈だったが、穏便に済ませるためにはしばらく本当に付き合っているふりをするしか手はないようで……。
全体的にコメディ。
22/10/26~11/18毎日一話ずつ更新。本編20話+番外編4話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 00:00:00
60779文字
会話率:46%
流浪の女戦士マルフィサは、旧友の騎士アグラマンの頼みで、中東最大の帝国アルバスの都・マディーンを目指していた。
帝国内には近頃、人ならざる魔物の姿が多数目撃され、事態の収拾を手伝って欲しいとの事だったが……その裏では、帝国そのものを揺るがす
簒奪の陰謀が蠢いていたのだ。
罠に嵌められた少年皇子ハール、異国の魔法使いの少女アンジェリカと共に、マルフィサは帝都を脱出する。
果たしてマルフィサたちは、敵の陰謀をくじき、帝都と帝位の奪還を果たす事ができるのか?
これは後世「麗しき顔より下は、軍神の如き肉体」とまで謳われた、怪力女傑マルフィサの戦いの物語である!
※★のついている回は挿絵つきです。
※毎週火曜と金曜、週2回ずつ投稿予定です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 21:00:00
259021文字
会話率:37%
『巨人と少年』、『エンデラの森の黒き魔女』に続く、『巨人と少年omnibus』の第三部となる作品で、ハレがシンからの手紙を受け取る『エンデラ』のエピローグから繋がる、前二作からの直接的な続編。
異空間への『門』が開き、そこから溢れ出る
エネルギーを吸った一帯の魔物が凶暴化する『箱庭現象』が、アシリアの各地で発生していた。この現象の裏に、敵組織・夜明けの月光の思惑が介在していることを察知したシンは、これまでの旅の仲間たちへと、協力を求める報せを送る。至急、箱庭現象の発生地へと赴き、事態の収拾および夜明けの月光の調査に尽力されたし――と。
シンからの報せを受けて故郷を旅立ったリリとドボロの前に現れる、白い髪を持つ謎の少年。ルチカとバーンズが訪れた旧国家を治める女将軍・“嵐の矛将(むしょう)”ランツェ。シンとハレが出会うその父、憎しみに燃える“焔(ほむら)の盾将(じゅんしょう)”シルド。リリたちの前に立ちはだかり、一騎当千の力を振るう巨大な魔物“ギルガント”。暗躍する夜明けの月光、そしてトーマ。それぞれの思惑が絡み合い、その意志と共にぶつかり合うとき、遥か天上の祭壇に六番目の大精霊が覚醒する――。
※このお話は続きものです。
未読の方は『巨人と少年』からどうぞ↓
https://ncode.syosetu.com/n7092eo/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 22:27:17
99813文字
会話率:40%
主人公の名前は、御十神マナセ。未種学園に通う高校二年生。普段通り登校した朝、彼は千と二百人の生徒や教員と共に異世界へ転移してしまう。マナセは異世界でホグラと名乗る美少女に出逢い、物質創造のスキルを手に入れる。生徒会長の猪鹿月水無月に頼られた
彼は、スキルの力を学園存続の為に使い始める。最初は異世界転移など夢だと考えていた生徒も、日が経つ毎に現実を受け入れていく。しかし元の世界に家族を残してきた教員は、日が積み重なる毎に焦り始めていた。異世界の調査及び食糧確保の為、生徒教員は学園の敷地外を囲む深い森に足を踏み入れる。学園外の調査は一向に進まず、帰還方法も未だ見当が付かない。焦り始めた教員・保志仙二を、男子生徒・駄斉納が唆す。独断で森へ入り、そして仙二はモンスターの急襲を受ける。その姿を見届けた納は一人で学園へ戻り、元の世界へ帰る為の扉を見付けて教員が帰ってしまった嘘を告げる。しかし同時に、納の後を付けて来たモンスターに学園が襲撃される。マナセは水無月及び生徒会のメンバーと共にモンスターを退けた。しかし納が流し始めた噂で学園に混乱が齎される。帰還を目指して我先に森へ入る生徒教員。見捨てる事も無く、メンバーを分散させて事態の収拾に当たるマナセと生徒会。その隙を突き、納は彼に従う生徒と共に集団で生徒会メンバーを各個強襲する。元の世界で冴えない生活を送っていた納は、異世界で人生の再起を目論んでいた。しかしマナセは勿論、生徒会の一人も倒せず彼は敗れた。納を押さえた事で学園の混乱は次第に鎮静化し、生徒会長の水無月は益々人望を集めた。その彼女を見、女子生徒・毒島傾子は憎悪を募らせた。傾子は自分より美貌が劣る水無月の人気に嫉妬し、マナセを始め彼女に近い男子生徒をスキルで寝取る計画を立てる。しかしマナセには誘惑が効かず、醜く暴走した傾子も敗れる。平穏を取り戻したマナセ達は、森を抜けた先で現地人と出逢う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 21:09:56
42016文字
会話率:60%
異世界転生してTSさせられて第二の人生を生きることに不本意ながら失敗したら魔王の配下になっていた主人公。気が付いたら時代が進んでいて魔王の支配が崩壊、周辺領土が無政府地帯化していたのでしょうがなく軍閥化して事態の収拾を図ることに。中世を既
に通り越し、近代へと至った世界で主人公は安寧を再び取り戻すことができるのか。
※この作品は作者の「近代くらいの魔法のあるシビアな異世界が見たいなぁ。レベルとかスキルとか無しで。っていうか軍閥作るとか見たくね?」という妄想に基づいて制作されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 23:00:00
64368文字
会話率:38%
2096年の大阪。大阪のあまりの暑さにIOC理事会は大阪オリンピックの競技種目の削減を協議している。日本人理事たちは何とか全種目の実施をするべくあの手この手の策を講ずるのだが、大阪と神戸の反目が事態の収拾を危ういものにさせている。果たして、
全種目の実施は実現できるのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-26 10:55:51
6671文字
会話率:60%
迷える子羊たちに女神の祝福を。
かつて世界を震撼させたウイルステロ。それはWHO(世界保健機構)が開発した対ウイルステロ用外骨格、アヴィスーツの活躍によって鎮圧された。だが発展を続けていった医療、生体工学技術はやがて人々を脅かし、犯罪と戦
争の苗床となりつつあった。
日本の首都、トーキョーの小学校に突如、シャコ型巨大生体兵器ハルマゲドンが出現し、児童や教師を次々と殺害、捕食し始める。警視庁のアヴィスーツ部隊が鎮圧をはかるものの、素早い動きと硬い甲殻に阻まれ、返り討ちにされていく。全滅は必至かと思われたその時、WHOに雇われた対生体兵器軍事会社スターライト・バレットのアンタレスが到着し、合体アヴィスーツ、ヴェネーノによってハルマゲドンの排除に成功する。
何故、WHOでも最上級危険種に指定されていたハルマゲドンが現れたのか? わざわざ学校で暴れだしたのか? 理由が定かにならないうちに、付近にハルマゲドンが産卵していた痕跡が見つかる。もしもこれが一斉に孵化すれば、トーキョー中の人間に危機が迫ることになる。
WHOから事態の収拾を依頼されたアンタレスは惨劇を生き延びた女教師、マリアの協力を得て事件の解決に挑む。
だがこれは、事件の幕開け、そしてアンタレスの心理的外傷(トラウマ)の再現の、ほんの始まりに過ぎなかった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 19:03:07
216638文字
会話率:45%
祓い屋、清水武彦(シミズ タケヒコ)は日本最大の霊能者集団、輪菊会に所属する霊能者である。
輪菊会に所属する祓い屋の中でも実力者として幹部にも期待を寄せられる清水だが、必要以上に霊体と関りを持とうとする厄種として、同僚に疎まれる孤独な生活を
送っていた。
ある日、輪菊会に政府から内密に招集がかかる。
政府が危険因子として厳重隔離していた少女が自殺、霊体となり、隔離施設を一瞬にして死の世界に変えてしまった。
国の抱える霊能者たちが総じて返り討ちとなり、事態の収拾を求められた輪菊会は清水を含め、腕利きの霊能者を隔離施設に派遣するが、強大な呪霊体となった少女を前に輪菊会の霊能者たちなすすべもなく全滅する。
世界は暗転し、次に目覚めたときには黒いローブを身に纏った骸骨の前に立っていた。
ある世界の死を司るというその骸骨は、清水に自ら世界で死を守護する眷属になるように求めた。
もし眷属になるのであれば一つだけ願いを叶えると付け加え、骸骨は笑う。
清水は少し考えるそぶりを見せると、こう答えた。
「…では、あの少女も一緒に、連れていかせてください」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 03:08:41
8672文字
会話率:32%
新米聖女のミーメアは叫んだ。自分がここまで連れてきた昏睡中の筆頭聖女を指差して、事態を飲み込めない王子様へと。
「この人と結ばれてください!」
◆
とある水晶へ祈りを捧げる聖女たちがうっかり願いをかけてしまったせいで、王都に魔獣大暴走の気配
が迫ってさあ大変。ひとりだけ無事だった新米聖女ことミーメアが事態の収拾を図ったらあらあらいろいろ転がって実はほんのりこっそり想っていた王子様とあらあらまあまあになりました。頭ゆるくして勢い任せにどうぞされていただけるとさいわいです。
◆
本編一話『その当日』で完結してますが半年前のお話を付け加えておきたいので連載にして置いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 21:32:06
25353文字
会話率:43%
笑いあり涙あり感動ありロマンあり笑いありの、一大アクションファンタジー巨編そこに開幕(注;目指しているだけのメガ盛り煽り文句デス)
(1章は主人公がまだ幼く、女性キャラも少ないので、恋愛系の話は2章以降になります)
★★累計23万PV達成し
ました!★★
第1章 ポーター編 ★ざっくりネタバレ的あらすじ
多くの謎を抱えたスラムの少年ゼンは、そんな事はお構い無しに名付け親であるゴウセル商会長に気に入らると、冒険者になる事を勧められ、新米冒険者パーティー『西風旅団』にポーターとして参加する。そこでもゼンは特異な才能を発揮して旅団の4人(リュウ、ラルク、アリシア、サリサ)に仲間として認められ、冒険者見習いとなる。ゼンを養子にと望むゴウセル、その婚約者のギルマス・レフライアに、4人の仲間達との、今まで得られなかった幸福で暖かな日々。それはいつまでも続くかに思えたのだが……。
●1日に1話。18:00~20;00頃に更新予定。
★感想、意見、ご希望、なんでも歓迎中です。誤字報告は特に。
(なろうユーザーの方は誤字報告は、下の方の誤字報告項目からどうぞ)
★小説家になろう 勝手にランキングバナー こちらは踏むとランク投票になります
★ツギクルで出た、この話のAI分析レポートを公開設定にしました。
下のバナーから移動して見れます。中々面白いです。結構文章の事は的確な分析かも?
連載は、なろう、カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ、ノベルバにて。ツギクルは登録。
第2章 流水の弟子編 ★びっくりネタバレ的あらすじ
あれから2年半が過ぎ、厳しい修行の旅を終えて、強くなって帰って来たゼンを待つのは、義父と慕うゴウセルの商会の乗っ取り借金騒動に、西風旅団の迷宮での失敗により、解散寸前までに追い込まれた二人の実力の伸び悩み?それに対して、成長した『流水の弟子』は、その身に秘められし7人の従魔と共に、事態の収拾へと乗り出すのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-04 19:00:00
1210443文字
会話率:37%
生まれ持った容姿で差別を受ける一族に、一人の少女が誕生する。
ラーディア一族の第三皇女リンフィーナは、一族内では忌み嫌われる銀髪で、人目につかないように暮らしていた。彼女は容姿にコンプレックスを持ち、日々変身願望を強くしていく。
彼女
の一族は、呪術の類のいっさいを否定し、科学の力で人と共に発展し、呪術が宿る銀髪や黒髪の民を阻害してきたため、彼女は一族内で異端児として扱われろ。
対照的に、呪術の育成を重んじ、繁栄してきたラーディオヌ一族の存在があった。夜の民と言われる漆黒の髪の一族は呪術士会を束ね、呪術や薬の流通拠点として独自の文化を築いている。
価値観が違う二つの氏族が隣接する土地で、リンフィーナが心を惹かれたのは、対立する他族の長ラーディオヌ一族の若き総帥アセスだった。自分に自信がない彼女は、意を決し、自己肯定感を得るために、呪術を勉強し始めることになる。
そんな時、異例の人選で彼女の婚約者がラーディオヌ一族の総帥に決定した。
二つの氏族に波紋が広がり、リンフィーナと彼女の兄、そしてアセスが事態の収拾に奔走する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-28 20:21:39
195063文字
会話率:23%
魔族と人類が数世紀に渡り戦い続ける異世界に転移したのは大都市『東京』。
昼間人口約千八百万人もの人々を抱える都市は
転移当初は混乱に陥るも、植民地化を目的とした人類側諸王国の侵攻を跳ね除け、友好的な交渉を行なっていた魔王国を実質的に併合
する。
転移後約八年で現代水準の生活が可能なレベルまでインフラ整備を引き上げたその都市はいつしか独立都市『東京』と自称するようになっていた。
独立都市『東京』と魔王国の連合軍として設立された統合軍に所属する吾妻新太郎は麾下の中隊を率いて人類側諸王国の一つキネロ王国の中に作られたリーズ要塞へ向かう。
そこは度重なる王国側の侵攻や要塞司令官を始めとした兵士達の自殺で混乱に陥っていた。
事態の収拾を任された吾妻は一つの妙案を思いつく。
それは電撃的な作戦によってキネロ王国の王女を人質に取ることだったーーー
この作品は『カクヨム』にも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-10 18:25:49
116047文字
会話率:29%
地球を侵略していた多数の怪獣星人。
それに対抗して人類が使用した安全安心超兵器は想定外の大参事をもたらしてしまった。
絶望的な事態の収拾に半ば強制的に選ばれた冷却能力を有する鬱屈少女『ユキ』とAI『チルド』が送り込まれる。
異能力は使いま
すが、直接バトルはありません。
場面によってシリアスだったりほのぼのしたりします。
出て来る科学的な数値はかなりいい加減です。
読み上げソフトで間違えて読まれると困る漢字は一部カナで書いてあります。
初参加なので短編でも大変でした。
これを書く前に書いていた別の2本がありましたが、まとまらなかったのでボツか保留にしました。
この話は書くのに13時間くらい、修正作業に10時間くらいかかってしまいました。
文法、日本語的にいろいろおかしいかもしれませんが、ご容赦ください。
小説を書くのは大変ですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-14 09:23:35
10623文字
会話率:58%
エイリアンの手に落ちた超軍事大国アメリカ。その世界侵略に対抗すべく各国は対米人類同盟を締結し、ここに第2次世界大戦が勃発した。全く意図していない事態に困惑した「神さま」は事態の収拾に当たろうとするが、神力の影響を受けないエイリアンに対し成す
すべがなかった。なんとか時間を戻すことに成功した神さまはシミュレーションゲーム好きな女子高生に世界の命運を託すのだった(ちょっと投げやり)。
この小説は拙作「世界侵略大戦 アメリカvs人類連合軍」を別の角度から見たものになります。アッチはその世界の中の人目線、コッチは神様(プレイヤー)目線です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-05 01:00:00
3112文字
会話率:21%