没落貴族、リーファ・グレデールは幼いながらも貧しい実家を支え逞しく生きていた。
ある日領主であるロイデル家で使用人募集の紙を見て使用人となった。
安定した給金を得られるようになったある日、庭でぽつりと寂し気に本を読む少年を見かけた。
名前は
サリアス。
その姿が弟のように思えて見かけるたびに構っていたらある日呼び出された。
少年はロイデル家の遠縁で、貴族だった。
あまりにフランクに接していたせいであわやクビかと思っていたら、お世話係を仰せつかった。
姉のように接し、弟のように可愛がっていた。
けれど実家からサリアスを引き渡せと書状が届く。
帰りたくないけれど、その命令を拒むことが出来ずサリアスはロイデル家を去って行った。
リーファは一度結婚の話が出たものの、実家の父が騙され借金を背負ってしまいそれが原因で破談。
それからは借金を返す日々。
そんなある日、リーファに縁談の話が舞い込んで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 17:08:46
14935文字
会話率:32%
魔物に両親を殺され天涯孤独となったラリア。
自分と同じ思いをする人を一人でも減らしたい。
そんな気持ちから魔物を倒す専門家である魔術師になった。
ある日偶然凶悪な魔物だった九本の尾を持つキツネの魔物、ナインテールの封印を見に行く依頼を受け
た。
三百年前に封じられた凶悪な魔物に施された封印は今にも解けそうだった。
ラリアはそれを阻止するべく戦い、浄化し、ついに使い魔とすることが出来た。
その時ナインテールの九本のうちの八本の尾が逃げてしまう。
凶悪な魔物の核となるそれを放っておけない。
ラリアは使い魔となったナインテールに新しくイールという名を与え八本の尾を回収する旅に出る。
不本意ながらも主従になった一人と一匹。
少しずつ互いを知りながらその距離が徐々に縮まっていくのであった。
魔術師ラリアと使い魔イールが織りなす冒険ファンタジー。
二人の心の距離はどこまで近づいていくのか。
孤独だったラリアとイールが唯一無二の相棒になるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 14:00:00
21115文字
会話率:31%
魔法使いとしての才能に恵まれていたターニャは、幼馴染であり親同士が決めた婚約者カリクスと王都の魔術学園に通っていた。
田舎育ちで野暮ったい見た目だという自覚はあるものの、学園で出会った同級生のアランと共におしゃれより魔法の腕を磨くことに夢
中になっていたある日のこと。ターニャはカリクスの浮気現場を目撃してしまう。
幼馴染の延長の気持ちではあったものの、カリクスとの結婚への意思をすっかり失ったターニャは、アランからの提案により婚約破棄よりも効果的なある計画を実行することを決意。
果たしてその計画は成功するでしょうか?ターニャの将来の行方は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 07:00:00
15776文字
会話率:35%
福岡・中洲の屋台街を舞台に、人々の物語が交錯する。
行き詰まりを感じていたベストセラー作家・綴は、偶然出会った人気イラストレーター・霧真との会話から創作の新たな着想を得る。
一方、親との確執に悩む霧真は、綴や屋台主の後藤との対話を通じて、自
身の進むべき道を模索し始める。
そんな二人をよく知る会社員・無気島は、かつて抱いていた小説家への夢を思い出す。数多の悩みと葛藤が、【のれん】の中で徐々に解きほぐされていく。
屋台の灯りの下、ロックグラスの氷が溶けるように時が過ぎる中で、それぞれが自分の未来への一歩を踏み出す決意をする。夢と現実、理想と妥協の狭間で揺れ動く彼らの姿を通して、現代の人々が直面する課題と希望が浮き彫りになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 19:00:00
12631文字
会話率:50%
ある王国の辺鄙な田舎町に住む少女セツは、洗濯に訪れた河で少年を見つけた。
増水する河の中洲にひっかかっていた少年はじりじり流れに引きずられ、今にも呑まれそうで、それを見たセツは、己の前世を思い出す。
家族とのキャンプ中にダムの
放水に気づかず、押し寄せた濁流で命を失った過去を。
少年を助けたセツは、前世は前世。二度目の今を楽しもうと割り切るが、過去を呼び起こしたことにより、自分が歌好きだったことも思い出してしまい、ついつい口ずさむ。
……それがとんでもない事態を巻き起こすとも知らずに。
音楽の根絶した世界に歌姫として舞い降りたセツ。歌をこよなく愛する精霊達をお供につれて、彼女の新たな人生が始まる。
※アルファやカクヨムにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 12:00:00
30804文字
会話率:21%
夜夢野ベルの祖父の遺産である『Oliver Lilian War』という英書を翻訳した作品。
小国のエスカラン王国とウェリアン共和国が戦争を始めた。二国間にはオリヴァ川とリリアン川が流れており、その中洲地帯を奪い合う歴史を繰り返してきた。
長らく停戦していたが、ウェリアンを支援する大国が別の場所で起こした戦争をきっかけにエスカラン軍は中洲地帯へ進軍を開始。小さな戦争が激化することとなった。
これは小説ではない。歴史書である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 02:34:39
40114文字
会話率:25%
そのとき、その相手が、用意してくれるからこそ、無二の価値が生まれるというもの。
最終更新:2024-05-27 18:00:00
3074文字
会話率:0%
仔羊が吠える - end of the world 02 -
生物を〈生ける屍・グール〉へ変化させる感染症の発生によって封鎖された九州へと、それぞれの目的で上陸した者たちが織り成す群像劇。
*
南九州に建つ研究施設から漏
れだした有害物質によって、生物を〝生ける屍〟に変化させる感染症が発生し、九州が混乱に陥ってから七年——
封鎖されて廃墟と化した九州へ上陸した白石と柏樹の二人は、福岡の中洲を拠点として活動している遺品管理センターの本部を訪問した。
白石らは、路上で出会った広域捜査官・宍戸と行動をともにしていたが、銃や刃物を手にした不法上陸者の襲撃を受けて、中洲のビルの中に閉じこめられてしまう。
——凶弾に倒れる遺品管理センターのスタッフ、
さらにはビル内で、密室殺人事件が発生する。
(重複投稿)この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-17 12:44:54
10218文字
会話率:27%
社会人になって、平日は毎朝出社し、残業をして夜遅くに帰り寝る、疲れて休日は一日中寝て過ごす……そんな毎日。
5年目を迎え28歳の春、一人暮らしのアパートの隣に、女子大生が引っ越してくる。
女子大生とおっさんが作る物語
最終更新:2021-12-02 10:37:30
1317文字
会話率:69%
「ありふれた主人公なんて、俺は望んじゃいない。」
『赤坂小道』は過去の栄光を棄て自宅に引き篭もり、日々を無産に生きていた。
『神屋麗華』は己を蔑み孤高を貫き、自己を確立しようとしていた。
『清川夏帆』は立場に囚われ環境を憎み、
憧れに縋っていた。
『中洲彩香』は自己を欺き周囲に溶け込み、ご機嫌を伺っていた。
この物語は、青春 家族 理想 人間関係 。
そんなありふれた日常と戦いながら、時に対立し、時に手を取り合って。
自分の理想へと近づいていくような、そんなお話。
つまり、この物語に、『○○○』は居ない。
本編と関係の無い話。
[赤坂小道の退屈]
[生徒会の小話]
[“もしも”小道達がゲームの中に閉じ込められたら1・2]
[新元号発表会の日の生徒会(かなり遅い)]
[改号前夜の生徒会〜赤坂編、神屋&中洲編、清川編〜]
[令和元日の生徒会(少し遅れた)]
[間違っている彼には、やはり届かない。〜50話記念!!ちょっと長めの話〜]
[一周年のご挨拶]
[作者卒業記念の話。]
[嘘つき。〜エイプリルフール記念〜。]
以上の話は、完全に作者の趣味趣向で書かれた話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 23:53:00
257413文字
会話率:42%
俺は福岡の不動産屋で、山下ユウキって言う。
福岡でも中洲っていう一大歓楽街で古くからやってる店の二代目だ。
不動産屋って毎日なにしてんの?って思う奴もいるだろうけど、意外とすることがある。
しかもうちの店子は殆どがキャバクラやホストの
飲み屋だ。
毎日トラブル続きでもう大変。
そんな俺の日常を、ちょっと垣間見て欲しい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 00:00:00
23148文字
会話率:49%
青燈舎様より書籍版発売中!
ある日、無名の作家が運営しているブログに1通のメールが届いた。
19年前――、福岡県の某所で起きた未解決の連続殺人事件を、被害者が残した日記から解明してほしいという依頼内容だ。
興味をそそられた作家は
、殺人事件の被害者が殺される直前まで書いていた日記とは、いったいどういうものだろう? 見てみたい、読んでみたいと好奇心が湧き、いくたびかのメールの往復を経てメールの送信者と対面した。
2020年1月上旬、場所は福岡市営地下鉄中洲川端駅の近くにある、昭和の風情を色濃く残す喫茶店にて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-17 18:18:28
140461文字
会話率:22%
中洲、そう遠くない未来。
アンドロイドが普及したこの時代でも、歓楽街では人間の欲望が交差している。
その片隅にある、古ぼけた探偵事務所のドアを、欲望とは縁のなさそうなハーフの女子高生が潜った時、物語は動き出す――
依頼内容は、失踪したアン
ドロイドの捜索。
探偵・黒田は、助手のアンドロイド・コルネットと事件を調査するが、開始早々に何者かの尾行を受け、事件の裏で何かが暗躍している事を感じ取る。
日本有数の暴力団、アンドロイド社会を変えようとする海外マフィア、国内最大級のアンドロイドメーカー、博愛の世を目指す宗教団体……それぞれの思惑を掻き分け、やがて黒田が辿り着いた結論に、全ての謎が終息する……。
原尞先生リスペクト、近未来ハードボイルド探偵小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 18:41:04
119147文字
会話率:75%
時は現代。場所は日本。
催花雨が降る4月の初め、桜が散った町。
かつて起こった水害の痕を残す”中洲の町”。
跋扈する魑魅魍魎と囁かれる”童子様”なる物の噂。
私立玉津川高校に通う生徒数名が一つの怪異譚に巻き込まれる。
ホラー風現代ファン
タジーです。
● 各項3千字 ● 現在97,996文字
※人体損壊、カニバリズム的描写、生理的嫌悪感を催す描写がなされる場合があります。※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-24 13:34:23
98642文字
会話率:29%
ラフティングに行ったら不思議な体験をして・・・。この続きは本編読んでね。
最終更新:2018-10-21 09:18:08
5438文字
会話率:20%
神聖皇国『旭光』、ここは鬼などの人外の者が実在する、現代の『御伽の国』であった。
帝都東京の誇る運河地区次期領主の僕飯塚ナオヤは、ふとしたことから『鬼の呪い』を受けてしまった姉のナオミを助けるために『鬼退治』を行おうと、鬼殺しの専門家で
ある腕利きの『鬼術師』たちを河口近くの中洲にそびえ立つ巨大な居城へと呼び寄せる。
しかし実は我が飯塚家自体が古の『平安鬼族』の血を引いていて、すでに姉は銀髪に黄金色の縦虹彩の瞳と十二歳ほどの幼き身体という鬼そのものの姿へと『先祖返り』してしまっているのであり、鬼術師たちは単に姉の『糧食(エサ)』としておびき寄せただけだったのだ。
人肉を喰らったときだけ本来の二十代半ばの大人の女性の姿へと戻ることのできる姉と、実の姉弟でありながら男女の交わりをくり返していく僕。
そう。もはや人の血肉なしでは生きていけない姉はすべての事情を知る弟に縋り続けるしかなく、そして僕はそれをいいことに実の姉を自分だけのものにしていたのであった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-15 21:32:25
31449文字
会話率:41%
ある日、中洲ハクトは話し掛けた途端に乱暴な少女にぶん殴られる。彼女との出会いが平和だった日々に終わりを告げる。
主人公やヒロインの心の成長を描く、ファンタジー系戦闘物語
最終更新:2018-02-26 23:38:25
21561文字
会話率:63%
日本の江戸時代を思わせる異世界。しかし、この世界には角と怪力を持つ「鬼」が存在し、今「川の中洲村」は、彼らに襲われ食糧を奪われ続けていた。巫女である辛島さやかが神に祈ったところ、現代から少年・大江鉄平が出現。彼は怪力を発揮して鬼を撃退するが
、その時彼の鼻には「角」が…!鉄平は鬼のような姿に変身してしまうのを隠しつつ、さまざまな能力を持つ鬼と戦い、さまざまな少女たちと絆を結んでいくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-27 04:05:01
101465文字
会話率:60%
アメブロに掲載しているものです。若干の改変あり。
登場人物が二人しかいない、動きの少ないお話ですが、
読んでくださった方の中で様々な絵に変わることを期待
しています。
もともとはサウンドノベルのシナリオとして書いたもの
なので、表記に癖が
あります。ご了承ください。
大河に面した船着場で客を待つ渡し守。
彼のもとを訪れたのは……。
あとは、読んでみてください。(^^)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-17 19:48:50
21224文字
会話率:32%
宿泊の予約がないまま遠くの受験地にやって来た受験生。
彼の明日はどっちだ。
最終更新:2015-02-27 17:03:18
2185文字
会話率:13%
福岡は第九縁具特区“中洲”で繰り広げられる縁主のお話。今回は“雪女”こと雪見屋氷のある1日を追う。まずは仕事嫌いな彼女のビルからの脱出編を。
最終更新:2009-02-04 19:09:36
13690文字
会話率:56%