「……町長が、直々に話を持ってきたのだ。エミル。お前に……竜の一族に、嫁入りするように、と」
かつて鬼と人が争っていたオーガスト聖国。
その小さな町の片隅に、鬼の末裔であるオーガスト家は暮らしていた。中でも、鬼の先祖返りであり強い力を
持つ少女エミルは、その長身と特徴的な赤い髪もあって人々に石を投げられるような毎日。味方をしてくれるのはいつだって、両親と血を分けた弟カミルのみであった。
そんなエミルが十六歳の時、隣国の竜の一族への政略結婚の話が持ち上がる。北の大国に対抗する目的と、町長が体よくエミルを町から追い出す口実を作るためだった。
家族のため、己でも誰かに役立てる存在だと信じるため、エミルは政略結婚を受け入れる決意をする。
しかし悲壮な決意とは真逆に、嫁いだドラゴニスト家で待っていたのは優しい花婿と温かい家族で……。エミルは徐々に夫、オスカーを心から愛するようになる。
鬼の花嫁、エミルは知らなかった。
竜の王子オスカーの秘密と、その悲しい運命を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 19:00:00
105053文字
会話率:41%
人喰い鬼に愛されてしまった不運な少女のお話。
ご都合主義のSS、相変わらず拗らせヤンデレがお相手役。
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2024-03-15 23:36:40
2301文字
会話率:34%
学校からの帰り道。
超イケメンに
「お前は特別な血を持つ吸血鬼の“花嫁”だ」
と言われた……。
妹が!
妹は五人の吸血鬼の中から結婚相手を選ばなきゃならないらしい。
え?
私もついでに?
何よついでって⁉
っていうかあんた達、私
の可愛い妹をちゃんと守れるんでしょうね?
守れなかったら許さないわよ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 18:00:00
368089文字
会話率:30%
親友に嵌められて礼拝堂の火事の犯人にされた聖女フィーネ。
罪人聖女の烙印を押されたフィーネは何度も何度も見受けに失敗する。
そんな時、オスヴァルト・エルツェ公爵が彼女を大金で買いに来た。
「今日から私の妻だ。稀血の聖女、フィーネ」
生ま
れつきの赤い跡や翡翠の目から虐げられてきた彼女が、再会した幼馴染だったオスヴァルトに溺愛されて幸せになる話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 12:57:01
26307文字
会話率:49%
《吸血餽―ヴァンプドール―》
……それは、少女の生き血を吸うことでしか生きられない少女たち。
彼女たちは《狼餽―ウェアウルフ―》と呼ばれる
異形の存在を殲滅するため、
帝國陸軍特務機攻部隊・通称《野犬殺し―ストレイドッグカーネイジ―》として
闘う。
そんな彼女たちに「兵糧」として与えたれたのは
《花荊―はなよめ―》と呼ばれる少女たちだった――。
——が、二宮衣蕗(いぶき)は吸血鬼だが、吸血が苦手。それには理由がある。
「ごっごごごごごごごごごご、ごめんっ! ……や、やや、やっぱり嫌だったか?」
「……いっ、嫌とかじゃないの! ……私、こういうの慣れて……ないからっ!」
吸血には性的興奮が伴うのだ。
幼馴染みの篠蔵蒼緒に《花荊―はなよめ―》になってもらったものの、上手く吸血できそうにない。
一方の蒼緒は、幼い頃から衣蕗に淡い気持ちを抱いていて…?
ちょっぴりえっちな吸血鬼百合イノセントストーリー
完成済み(10万字程度)で毎日1話ずつ投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 12:02:28
115060文字
会話率:32%
なんか人気があるらしいので読んでみた…
ただのざまぁ小説だった。
キーワード:
最終更新:2023-01-15 18:29:38
1053文字
会話率:4%
長年片思いしていた幼馴染みが、姉と結婚した。二人の結婚を素直に喜べなかったアリシアはその日、不運にも蒼の吸血鬼に襲われ――目覚めると吸血鬼になっていた。
助けてくれたのは、紅の吸血鬼の住まうハイグランド帝国の皇太子フォルネウスだった。
アリシアはそこで破格の厚待遇を受けながら、吸血鬼として生きていくための知識を身につけてさせてもらう。
さらに普通の血が飲めず血液錠剤で食事を取っていたら、フォルネウスが毎晩自身の血を与えに来てくれるようになった。
魔力にも目覚めたアリシアは特殊な魔法も覚え、無事一人前の吸血鬼になれた。
借りすぎた恩を返すため、そろそろ自立して頑張ろうと思っていた矢先に、とある現実を知る。
何故かハイグランド帝国では幼い頃の自分が、皇太子様を救った奇跡の聖女と祭り上げられていて銅像まで作ってあった。
確かに昔、迷子になっていた吸血鬼の少年に血を分けて助けてあげた事がある。その少年がフォルネウスだったようで……
私が、皇太子様を救った奇跡の聖女?!
血嫌いの皇太子様が唯一美味しく飲めるのが、私の血だけ?!
愛のある結婚しか許されていないこの国で、アリシアは未来の皇太子妃として期待されていた。
平民の自分にはそんなの相応しくないと、地に足をつけて自立しようとしたアリシアだが……
「ずっと、好きだった。あの時俺を助けてくれた君の事が、ずっと好きだったんだ。たとえ君の心が別の者へ向いていたとしても、それでも……失いたくなかった。こんな邪な気持ちで君を縛り付けた者に、感謝などしなくてよいのだぞ」
フォルネウスの溺愛に、溺れずにはいられない?!
「脅されてあんな吸血鬼の花嫁にさせられたのでしょう?! あぁ、可哀想にっ! 貴方の居場所は私が作るわ。だから一緒に帰りましょう」
その上実は、姉が対立する蒼の吸血鬼を統べる女帝で?!
このお話は、二つの愛の力で奇跡の聖女として覚醒したアリシアが、遠い昔に仲違いして二つに分かれた吸血鬼の種族を一つにまとめあげ、世界を平和へ導く物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 19:02:23
195956文字
会話率:61%
これはずっと昔のお話。
昔ーーーーーーーーーーーーー
そう、あやかしと人間の世が別れてはいなかった時代には、
「花嫁」という存在がいた。
「花嫁」とは、あやかし自身が選び、その選ばれた娘のことを指し、
それはそれは大切に扱われたのだ
という。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 01:39:43
3887文字
会話率:32%
私の名前はソフィア。私には前世の記憶があり、そして私は前世でプレイしていた乙女ゲーム『イグドラシルの聖女』の悪役令嬢に転生してしまった!
なんてテンプレな展開!と思いきや、なんかキャラクターが原作と少しずつ違ってる?
でもそんなの関係ないわ
!私は面倒くさい貴族のしがらみなんかにとらわれたくないから、悪役令嬢の役割を全うして国外追放されてやろうじゃない!
全てが順調にいき、見事私は断罪イベントで国外追放を勝ち取った……はずだった。
「ソフィア・アイン・ベリックスを聖女を虐げた罪により、彼女を『鬼の花嫁』に処す!」
『鬼の花嫁』って何?って言うか、そんな設定無かったよね⁉︎
あれよあれよと言う間に私が連れて行かれたのは、魔物が出ると言われている禁断の山だった。
そこで私は魔族に襲われてしまう。
絶対絶命…そう思った時だった。
「…大丈夫ですか?」
私を助けてくれたのは顔の半分を鬼の仮面で隠した謎の男だった。
そして私は何故か男の屋敷で軟禁生活を強いられる事になる。
どうやらそれには私の前前前世が絡んでいるみたい。
そんなのしったこっちゃないわ!私は自由を手にするんだから!
仲間達と力を合わせ、脳筋令嬢が世界の危機に立ち向かう。
新しく投稿し直しました。
感想などいただけると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 21:02:26
18956文字
会話率:24%
これは、普通の女の子だったアリス・プレゼンスが吸血鬼となり、無双する話
アリスが悪い奴ぶっちめて行くお話になります。時々負けるけど、安心してください
吸血鬼は死にましぇーん。なお、アリスは意外と腹黒で、悪い奴らを惨殺します
最終更新:2020-07-19 08:00:00
119632文字
会話率:49%
私の妹、王禅寺花恋はありとあらゆるものに愛される美少女だ。
両親に愛され、男に愛され、なんと鬼にも愛され、花嫁になってしまった。
鬼は人間を支配する生き物で、その花嫁に選ばれることは名誉なことと言われている。
だからわがまま放題で、私を召使
いのように扱い、虐げてもしょうがない……なんて言うわけがない。
──いつか絶対に殺してやるからな。
これは、鬼と花嫁とキレそうな私の話。
虐げられるヒロインとざまあの話が書きたくて書きました。
※アルファポリスでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-05 16:07:10
39047文字
会話率:50%
後継者争いに負け、故郷を追放された老吸血鬼のラドゥ十二世。
特に負い目に感じてはいなかったのでバレないように密かに帰ろうとしたのだが、吸血鬼一の女好きなのに今まで結婚していなかったことに気づき、従者を引き連れて花嫁探しの旅に出る。しかし
その先で出会うのは美しい女ばかりでなく、持って生まれた強い力で人間を支配しようとする他の吸血鬼たち。
彼は愛した人間を守るため、最強種族吸血鬼を相手に無双していく。
※一つのエピソードごとに掲載していくので、投稿は遅め
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-22 19:41:13
18591文字
会話率:52%
テクタイト王国の第一皇女、リアナ·フィオーレは隣国の超大国コランダム帝国の第一皇子ルイ·シャルムを婿に迎えるはずだった…
しかし、昔迎えに来ると告げて消えてしまった吸血鬼の王シアン·クアエストルがリアナをさらいに来て…!?
ー 愛し合って
いるのに結ばれない、種族違いのラブファンタジー ー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-16 19:10:34
1500文字
会話率:47%
気が付いたら千代(ちよ)は花嫁になっていた!
彼女は普通の人間なのに、何故かまわりは妖怪ばかりで隣には鬼の新郎。
ビビリの花嫁と意外と乙女な鬼新郎の新婚生活が始まる…始まる?
最終更新:2018-07-28 14:18:16
4280文字
会話率:30%
神聖皇国『旭光』、ここは鬼などの人外の者が実在する、現代の『御伽の国』であった。
帝都東京の誇る運河地区次期領主の僕飯塚ナオヤは、ふとしたことから『鬼の呪い』を受けてしまった姉のナオミを助けるために『鬼退治』を行おうと、鬼殺しの専門家で
ある腕利きの『鬼術師』たちを河口近くの中洲にそびえ立つ巨大な居城へと呼び寄せる。
しかし実は我が飯塚家自体が古の『平安鬼族』の血を引いていて、すでに姉は銀髪に黄金色の縦虹彩の瞳と十二歳ほどの幼き身体という鬼そのものの姿へと『先祖返り』してしまっているのであり、鬼術師たちは単に姉の『糧食(エサ)』としておびき寄せただけだったのだ。
人肉を喰らったときだけ本来の二十代半ばの大人の女性の姿へと戻ることのできる姉と、実の姉弟でありながら男女の交わりをくり返していく僕。
そう。もはや人の血肉なしでは生きていけない姉はすべての事情を知る弟に縋り続けるしかなく、そして僕はそれをいいことに実の姉を自分だけのものにしていたのであった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-15 21:32:25
31449文字
会話率:41%
その国には、吸血鬼が住んでいる。
黒い月が出る夜に生贄として若い娘を一人差し出すよう要求し、何百年もその血を啜って生きている化け物に怯えて暮らすのが、生贄を送り出す儀式を担う村で暮らす娘、ネイラにとっては当たり前の事であった。
此度吸血鬼の
生贄として選ばれてしまった妹の代わりに生贄になるべくネイラは替え玉として吸血鬼の花嫁になる。しかし吸血鬼から下された要求は、妹の為に自分の命を差し出そうとしたネイラにとってあまりに奇妙な申し出だった……。
替え玉の花嫁をもらった吸血鬼と、その吸血鬼の花嫁になった一人の娘が永遠ではない時を生きる物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-12 20:51:57
49956文字
会話率:49%
かつて、人と鬼は地上の覇権を巡り激しく闘い、地は朱に染められ幾つもの命が失われた。
その大戦に敗北した鬼は、大江山に封じられる事となった。
それから数百年、許された僅かな土地で細々と血脈を繋いでいる鬼は、濃さを増す鬼の血と閉塞感、そして奇妙
な病に悩まされている。
人間に追われた広い世界に憧れる次期長の酒呑は、ある時鬼の掟を破り、人間の少年の刀水士『とみじ』と出会い、人の世界を少しずつ知る機会を得る。そして、人の世界に通じる川で溺れかけた人間の少女を助ける酒呑。助けられた娘、沙穂は刀水士の縁の者だった。
刀水士と沙穂、この人間達との得難い出会いにより、この世のどん詰まりにあるかの様な、鬼の未来を切り開く闘いを決意する酒呑。
酒呑の孤独な闘いが始まる。
◇◇◇◇◇
ムーンライトノベルズで掲載している「鬼の系譜」の前日譚に当たります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-16 16:41:08
65436文字
会話率:34%
いじめを受け、家族からも嫌われている少年、神根 信也(しんね しんや)17歳は、自殺を決意し学校の屋上から飛び降りる。
絶対に死んだそう思っていたのだが………
「お兄様」そう呼ばれ起こされたのだった?
目の前には白髪の美少女、そして頭の中に
響く声、一体ここはどこなんだ?
不定期に更新していく予定です。
内容の修正をすると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-28 23:37:45
38150文字
会話率:36%
古城に住む吸血鬼と、その花嫁のお話。
注:独自の吸血鬼設定があります。
最終更新:2015-04-23 23:00:06
3652文字
会話率:0%
吸血鬼の花嫁になってしまった女の子、だが、ひょんなことから、幼馴染までも巻き込む事件へと発展してしまう。
時代は無視しております。温かい目で見てくださるとうれしいです。
最終更新:2014-08-29 09:00:51
40820文字
会話率:60%