人生50年、20代は嫁ぎ遅れ。そんな時代がベースの日本に似た世界の忍達と、現代に似た世界の主人公のお話し。
○歴史上の人物の名前がそのまま、または若干変えた漢字で出て来ます
○進むにつれ性描写、暴力描写、残酷描写がある、などR-15設定で
す
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
「望む言葉を吐いて緩く肌に触れて何度か逢瀬を重ねりゃ、男も女も口が軽くなるんだからちょろいもんだよね」と飄々と話すのは真田が忍《しのび》の長、猿飛佐助。
「…敢へ無しと思え。長は馬鹿なのだ」顰め面で毎回上役の尻拭いに眉間の皴を濃くするのは霧隠才蔵。
「アタシャ愉しくて仕方ないやぁね」上役の不器用過ぎる恋模様と、とばっちりで業務に追われる同僚の不憫な姿が心底楽しいと涙を浮かべて笑うのは由利鎌ノ助。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ほぼ初対面のチャラ男に押し倒され口づけされても「年上なめんじゃねぇ」と思いながら綺麗に微笑み両腕を伸ばせる程度には色々と経験のある社会人の主人公の燐が、付き纏われて絆されて、困ったりすれ違ったり面倒臭がったりしながら個性派揃いの忍達と髷の無い戦国時代のような世界で過ごす物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 04:25:24
157644文字
会話率:46%
とあるQ&Aサイトに投稿された『テナシって何ですか?』という質問。ベストアンサーに選ばれていたのは『両腕を失くし、笑っている子供の霊のことです』という不気味な回答だった。都市伝説が大好きな大学生の一条千里は、質問を投稿した人物と会って話を聞
くことに。テナシとは鬼渓村という地図に載っていない村の言い伝えであることが分かり、都市伝説好きが集うサークルのメンバーと共に、その正体に迫ろうとするのだが、思いもよらぬ恐怖の渦に引き込まれてしまうのであった――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 00:20:00
13918文字
会話率:30%
軍事国家アヴァロニア連邦。だが実態は一人の閣下による
独裁政治で、上層部は腐っている。真実など一般市民が
知る由もない。魔術も栄えるこの国。認められた魔導士は
国家魔導士と呼ばれている。
義手の魔導士、レイラ・ハートフィールドは閣下から
直
接認められた魔導士だ。彼より特別な権限を与えられた
彼女は旅に出る。
彼女の両腕は何故無くなってしまったのだろうか。
それだけでは無く、この旅は国の秘密すら暴く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 18:01:02
5751文字
会話率:34%
小人族ハーフなゼファーは孤児院の屋根裏に勝手に住み着く孤児である。
だが惨めな借り暮らし生活も今日まで。冒険者になれば、キレーなお姉さんとの夢物語が待っている。
そう信じて冒険者ギルドを訪れるも冒険者にはなれず、しかも絡まれた怖い大人に反撃
したせいでお尋ね者として追われ、捕まったところを親切な冒険者に助けられる。
とは言えそれは一時しのぎに過ぎず、遠くに逃げる必要があるがそんな金などあるわけもなく。
そこで彼らが気を利かせて荷物持ちとして雇い、氷の魔界で一稼ぎすることになるがそれは罠だった。
裏切りを受けたゼファーが大ピンチに陥ったその時、突如として現れた黄金のドラゴンによって、一人残らず冒険者たちに非業の死がもたらされる。
これで危機は去ったかに見えたが、敵が黄金のドラゴンに変わっただけで絶体絶命なのは変わらず、彼らと同じ非業の運命を辿ろうとした瞬間、颯爽と現れた女が氷の魔法で黄金のドラゴンを倒してしまう。
彼女は自らを魔女と自称する金髪碧眼のダークエルフであった。
安堵するのもつかの間、ドラゴンの死骸が黄金のドロドロとなってゼファーを襲う。
何とか防御を試みたものの盾にした両腕は黄金の痣が刻まれ、なおも浸食は止まらず。だが魔女が己の黄金の髪を食べさせ、ある契りを結んだことで浸食は治まる。
しかし、その代償は大きかった。なんと契りとは生涯魔女のものになるという奴隷契約だったのだ。
「魔女ユイドラ・ディジーヴルが言い渡す。少年よ、私と共に竜殺しを為せ」
こうして、少年と魔女の竜殺しの物語が始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 12:03:14
24043文字
会話率:40%
ディティス・アンカーは同じ村の恋人、シャルティ・バウと駆け落ち同然の形で街へと出る。
手っ取り早く生計を立てるために、力に自信のあるディティスが冒険者になることを決め、シャルティはディティスの冒険者試験中の仮住まいとしてギルドに住み込みで働
くことになった。
男でも1枚持つのがやっとな巨大な杭撃ち機能の付いた盾、鎚盾<<バンカーシールド>>を両腕に装備して、冒険者になるための最初に試練に挑む
pixivとカクヨムでも同じもの上げてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 18:00:00
746062文字
会話率:44%
元A級冒険者のリッドは相棒とともに、暴走前のダンジョンを閉ざす。
かつて『血塗られた両腕のリッド』(リッド・ザ・ラスティレッド・ガントレット)と呼ばれ、A級冒険者だったリッドはある時をきっかけに彼のパーティーとともに数年ほど行方不明にな
っていた。
数年の時を経て、再び現れたリッドは当時のパーティーが未だ消息不明のまま、ただ一匹の動物ウィノーを相棒にC級冒険者として復帰する。
以前の強さを保ったままのリッドだったが、復帰した彼が受ける依頼はどれも保有魔力が低くて崩壊寸前、さらに崩壊後に魔物の暴走を誘発するようなダンジョンに関わるものばかりだった。
人は今の彼のことを『ダンジョン仕舞いのリッド』(リッド・ザ・ダスキーグレイ・クローザー)と呼ぶようになっていた。
彼は求め、そして、集めていた。かつての仲間を救うため、仲間との平穏を取り戻すため、ダンジョンに眠る「人の想い」を。
【この作品は短編ないし中編の連作になります】
【この作品はカクヨムさんでも並行して連載しております】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 00:20:00
75063文字
会話率:50%
※バンダナコミック 縦スクロールマンガ原作大賞応募シナリオです。小説ではなく、シナリオ形式で執筆しています。
※Wordデータで応募済のため、こちらには応募用タグをつけていません。
■あらすじ
戦闘用人型ロボット「剣闘機」乗りの少年レイジ
は、孤児院の経営を支えるために違法な賭け試合での戦いを生業にしていたが、孤児院の子どもたちを最底辺の暮らしから抜け出させるために、正規大会「ケンタウリ・チャンピオンシップ」への出場権を賭けた試合に挑む。しかし、対戦相手はレイジの幼馴染を人質に取り、八百長試合を強要。愛機の両腕を失い、敗北寸前まで追い詰められるレイジ。しかし、謎の人物によって人質が解放され、見事な逆転勝利を収める。ケンタウリ・チャンピオンシップの出場権を手に入れたレイジは、これまで以上に過酷な戦いの世界へと身を投じていくのだった。
■企画のポイント
・スラム出身の主人公が、さまざまな敵を倒しながら成り上がっていくカタルシス
・「破壊」の爽快感。フレーム以外、ほとんどが氷で出来たロボットなので戦闘中にどんどん壊れる
・「氷で作って壊せる玩具」が展開可能
※大賞は連載予定とのことなので、「ドナ・クイーン」というキャラクターを長編化に備えた伏線として登場させています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 11:56:17
7857文字
会話率:50%
風には翼があるけれど、君にも両脚があるじゃないか。
最終更新:2024-08-20 07:00:00
251文字
会話率:0%
傷つけ、血塗られた両腕を呪えど。
もし、それらを失ってしまえば。
もう二度と、君を擁きしめることが叶わなくなる。
最終更新:2022-07-07 07:00:00
419文字
会話率:0%
『女vs男! 男女は分かり合えないのだろうか? バトルの果てで何が!』
24世紀、200年前の衝撃的なファーストコンタクトで男性が地上から居なくなってしまった。
突如、ミュウ大尉の元に緊急任務が下った。
宇宙から謎の物体が地上に落下したと
いうのだ。
その調査に向かったミュウに何が起きるのか?
そこで初めて出会う物とは?
大型多目的万能人型メカ バトル・トレーサー
D-1 アールマティ
体長約10メートル。
人型メカの第四世代の機体で、それ以前は四肢付きの重機デザインであったが、アールマティは人型を意識したデザインになっている。
現時点でこの一機しか運用されていない。
顔のほとんどがセンサーで半透明な金属で保護している。
胴体は可動エネルギーシステムと四肢のメインサーボ、反重力システムも内装。
両腕には武器がつけられるハードポイント付き。
脚部は小型エネルギーシステムとショックアブソーバー、走りやすさと起き上がりやすさを兼ねた補助アーム付きで足が長くなっている。
背中には横に伸びたウェポンラックがあり、四ヶ所パイロンがある。
コックピットはお尻にキャノピーのない戦闘機の機種のような物がくっついていて、乗り降りのとき上下する。
人型の理由は謎の知的宇宙異生物ドーンと対抗するために造られたためだ。
カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 01:30:00
10183文字
会話率:20%
吉原一の浮雲花魁と密かに結婚を約束していた新ノ氶(しんのじょう)。ある時、その浮雲の身請けが決まってしまう。傷心に打ちひしがれていたが、町で気になる噂を聞いた。
『何でも願いを叶えてくれる妖がいるらしい』
ただ条件として、願いを叶える代
わりに自分の体の一部をその妖と交換しなければいけないとのこと。半信半疑ながらも、新ノ氶はその妖を探し始める。だがそんなに簡単には会えず、半ば諦めて最後の望みの茶屋で休憩をしていた時、隣に座った男の両腕には噂に聞いた通りの刺青が彫られていた。
コッソリと覗き見ると、噂に聞いたままの妖の姿をした真っ赤な髪の男であった。
『赤髪の狐』その者は、名前を百狐(びゃっこ)と言った。
新ノ氶が願いを伝えた時、百狐から言い渡された条件は『目』を交換することだった。
百狐が長い前髪で隠した左目は、真っ黒に澱んだ目だった。驚きながらも浮雲を拐うため、新ノ氶は自分の左目を差し出すと約束する。
その後、百狐が呼び寄せた鬼の妖、鬼ノ助(きのすけ)と共に、浮雲花魁を拐った後、新ノ氶と浮雲が逃げた場所は『宵の国』という、百狐が作り出した国だった。
ここは百狐が見定め、妖となった者だけが移り住める場所。新ノ氶と浮雲花魁は宵の国で第二の人生を歩み始める。
新ノ氶たちを救ってくれた百狐はその寿命を終わらせる時期であった。最後の大仕事として『吉原大火』を企て、吉原の街に火を放つ……そしてその炎の中、鬼の助に異能を授け消えていった。
数ヶ月ぶりに宵の国に帰ってきた鬼の助は真っ赤な髪になって新ノ氶と浮雲の前に現れる。そうして百狐が自身の人生を終えたと報告を受ける。
新ノ氶と浮雲は百狐の訃報を悲しみながらも、与えてもらった環境に感謝しつつ生きていこうと改めて決意するのだった。
★作中に出てくる人物、設定は全て架空のものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 11:24:05
21786文字
会話率:39%
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ
方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
【アメーバブログ】
https://blog.ameba.jp/ucs/top.do
【男山教会ホームページ】
https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/
【YouTube】(不思議のパルプンテ)
https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos
【ノート】
https://note.com/unique_panda3782
【カクヨム】
https://kakuyomu.jp/my/works
【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 03:33:39
11136文字
会話率:14%
シャトーロワール国・グレイヘイブン領の領主・シャルル・ド・ヴァンドールが一人息子のジャックには2つの悩みがあった。ひとつは貴種の証である魔法が発現しないこと。もうひとつは別の世界で生き、そして死んだ記憶あること。別世界の記憶が邪魔をし、ジャ
ックはぬぐえない違和感とともに生き続けていた。
グレイヘイブンに訪れる危機にきっかけにジャックの運命が大きく変わっていく。
剣と魔法の両腕。その両腕で抱きしめるものは何か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 07:00:00
67926文字
会話率:45%
つい最近。お姉様に、婚約者候補の方ができました。
彼は金髪碧眼で、如何にも女性に好まれそうな王子様みたいな容姿。
そんな彼がお姉様との交流中にわたくしに会いに来てくれるようになったのです。
何度も何度も、彼はわたくしに会いに来てくれて
。わたくしのことを気遣い、お花や、可愛らしいアクセサリー、お菓子などをわたくしへ贈ってくれました。
何度も不適切なこの関係を絶とうとしました。けれど、
「君と先に巡り会えていたなら、なにを置いても君に求婚した。だというのに、なぜ俺は君の姉の婚約者となってしまったんだ? 君の方が遥かに儚げで……こんなにも守ってあげたいと強く思うのに」
熱い吐息で、酔ったような顔で、彼がわたくしに囁くのでした。
「大丈夫。君のお姉さんと結婚しても、俺が本当に愛するのは君だけだ。心配しないで?」
そんな甘い囁きにわたくしは――――
「こんなことを言うと……お姉様にも、お母様にもはしたないと、淑女失格だと叱られてしまうことは判っているのです! ですが、もうわたくしはこの強く育ってしまった思いを我慢することなどできません!」
にこりと、嬉しそうにとろけるような笑みを浮かべて両腕を広げる彼へと、
「ああ゛? いつもいっつも、婚約者候補の妹相手に欲情した視線向けて、くっさくて荒い鼻息フンフン吹っ掛けおってからに、バチクソキッショいんじゃワレぇっ!! とく去ねやっ!!」
我慢していたこの熱く滾る苦しい胸の内を、思いっ切りぶちまけることにした。
という感じの、多分コメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 12:23:16
5080文字
会話率:29%
【ヒロインは中学三年生の女の子。軽く読める感じの、ゆるゆるした異世界青春ラブコメです】
夢かな……。
そう思った瞬間に、口を口で塞がれた。
熱い吐息が口の中に広がり、殴ろうにも両腕を彼の手で固定されている。赤い瞳を睨みつけながら舌を噛んで
やろうか思った瞬間、やっと顔を離された。
彼が言う。
「仕方ない作業だよ。そう思って諦めてよ」
「召喚者である俺と定期的にキスをすると、この世界に馴染んで言葉が通じたままになるってわけ」
夢だと思ったこの世界。
いつまで経っても覚めないまま。
「幼い頃からのびのびと魔法を使わせた方が、才能が開花しやすいし強い子はさらに強くなる。子供たちの魔法を防ぎながらすくすくと育てる強い魔導保育士が今、求められているんだ」
これは、十四歳の辺境伯の息子であるレイモンドと主人公アリスが共に時を過ごしながら少しずつ距離が近づいていく、ハッピーラブコメディです。
※ラブコメメインのため、物語の進行はかなり遅め。トキメキに全振りで、一般的なファンタジーや貴族モノとは設定などが相違しています。
※50話あたりまでは毎日更新。
※他サイト様にも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 08:04:43
441004文字
会話率:50%
A市という市では血で天使の輪を描き、両腕を羽に見立てて殺害するという所謂「天使男殺人事件」が発生し続け不穏な空気の最中にあった。
それを追っていたはずの記者はある特大ネタに夢中になり、それを皮切りに市に住む厄介者達が徐々に動き出すようになる
ちょっと空気の悪い、サスペンスありアクションあり、燃える恋愛もある日常譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 09:52:00
11869文字
会話率:47%
幸福なのは不幸であり、同時に罰である。
自他共に認める「不幸人間」こと渡辺深幸は高校入学初日に両腕を骨折した。
衝撃で記憶はないが、階段から足を滑らせた女子生徒を受け止めた結果のものらしい。
両腕骨折程度、いつもの事なので気にしていなかった
のだが、なぜか俺が受け止めたらしい女子生徒「雪時香夜」が「恩返し」と称してつきまとうようになった。
新雪のような真白の髪を持ち、才色兼備という言葉が似合う彼女はどうやらこの学校の生徒会長らしい。
騒がしくてお節介。迷惑ごとは大量に持ち込んで、いつだって暇無しの日々を作る。
一人で静かに暮らしたい俺にとって彼女も不幸なのか、今の時点ではわからない
けれど、このままではいられない。この幸福を享受し続けてはいけないことぐらい、わかっている。
これは両腕を使えなくなる事故をキッカケに紡がれる、俺と先輩の何気ない日常。
そして、その日々が俺にとっての幸福になるまでのお話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 04:00:43
48519文字
会話率:66%
辺境伯が長女アザリア・グロリエルは、死産した正妻の一人娘。存在を疎んじられた父と後妻によって軟禁され、十二歳まで侍女達に虐待され続けていた。
ある日顔にスープを浴びた際に蘇った記憶によって、自分は遥か昔、国崩しの大怨霊、桜花姫が転生した
存在であった事を思い出す。
更には創造神ディアドラ様によると今は雑に数万年の未来であり。
剣と魔法が世の中心となった時代であり。
魔王という不の感情の集合体で出来た、絶対滅ぼすべき悪があり。
私は魔王に殺されると、魔王に喰われて逆に吸収して世界を滅ぼすトンデモ存在になるのだとか。え?ぇえ?何それ突っ込み所多過ぎない?
私が見ていた死の夢は未来視の加護による予知夢?勇者を探して魔王を倒して、世界を私が救ってくれ?イヤイヤ情報量多過ぎますよ?!
私の目的は前世から抱えた両腕に宿る家臣や民草達の成仏、供養です!
彼らの冥福こそが目的であって、未来の命運とかどうでも良いんですけど!
新しい家臣とか民衆とか、抱えさせないで下さいよぉ!!
桜花姫の常識と超(怨念)パワーを元に、アザレアが(半元凶の)未来を救う!
片目腕無しの白髪美少女です!誰彼構わず魅了しつつ(本人の思い通りかには蓋をして)、何となくふわっと世の中を良い方向に変えてみせます!
……因みに私、乙女ゲーで言う悪役令嬢だって事を誰か教えてくれませんかねぇ?
ちょっとそこのまだ見ぬヒロイン?ちゃんと私の目ぇ見て?
私致命的な情報を、まだ知らないんですよ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 20:00:00
198174文字
会話率:24%
どこにでもいるようなサラリーマン片野忍は、通勤中に魔法陣を発見し訳も分からないまま異世界に転移してしまう。
ところが、転移の際にリバウンドという現象で両腕を失ってしまった。不運なのはそれだけに留まらず、転移者に発現する強力な天恵もない事から
《失敗作》と呼ばれ、理不尽にも召喚した王らに監禁されてしまう。
更に王は七日の内に天恵が発現しなければ廃棄という条件を突き付けた。
まともな食事も与えられず劣悪な環境で過ごしていくうちに、忍の心は復讐に蝕まれていく。
遂に七日目を迎えたがそう都合よく天恵が発現する訳もなく、忍は当初の予定通り廃棄されてしまう。
そんな不運の連続だった忍が捨てられた先で出会ったのは、亡国の宮廷魔導師の老人と口の悪い美少女で──?
これはかつて《失敗作》と呼ばれ復讐に囚われた男が、理不尽で身勝手な異世界で《災厄の魔王》へと駆け上がる復讐譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 18:32:05
113482文字
会話率:30%
妖術大国【カイドウ帝国】の田舎町――ある夜のこと。
調香屋を営む神代アオバのもとに帝国軍【黒龍隊】の総長・院瀬見シュロが「腕が取れた」と店に駆け込んできた。
院瀬見は両腕がなく、妖術を施した特殊な義腕を身につけていた。知り得る妖術で彼の
義手を直していた最中、突如アオバの店に領主の家臣達が押し掛けてきた。話を聞けば、養父が借金返済のために【店】と【アオバ】を領主に売り渡したという。おまけに領主のバカ息子がアオバを嫁にするとまで言い出す始末。
行く宛てを失った上に、大嫌いな領主の息子の嫁にされそうなアオバに、院瀬見は「俺の婚約者にならないか」という提案をもちかけた。院瀬見は元上司から大量の縁談をもちかけられ困り果てていた。アオバは住む場所を得るため、院瀬見は縁談から逃れるため【偽りの婚約者】として互いに協力することになる。
香と妖術を操る【香術師(こうじゅつし)】アオバの、恋×仕事×妖術の和風ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 15:58:04
149255文字
会話率:56%
騎士の爵位を承った両腕が義手となった元兵士の女性「ブリジット」は、シルヴァン公爵のパーティに招かれていた。
しかし、感覚のない両腕故に粗相をしてしまう。
それを見た貴族令嬢はシルヴァンに自分こそが側にいるのにふさわしいというのだが…。
最終更新:2023-11-30 20:42:57
3982文字
会話率:32%