異星種族「遼州人」の青年・神前誠が発動した“干渉空間”と“光の剣”――その異能が、貴族主義者によるクーデター未遂事件「近藤事件」を阻止してから一か月。だが、宇宙に法術師の存在が公表されたことで、世界は静かに混乱の只中にあった。
そんな中で
も、誠が所属する司法局実働部隊――通称「特殊な部隊」は今日も元気にバカをやっていた。
運用艦『ふさ』の艦長・アメリアと、非情なサイボーグの副官・西園寺かなめの思いつきで、「野球部夏合宿」という名の混乱イベントが始まる。嫌な予感しかしない誠だったが、半ば強制的に巻き込まれていく。
高級ホテル、混浴風呂、貴族的な晩餐……合宿先で誠は、かなめの正体――名門貴族国家・甲武国の“姫”としての姿と、東和共和国の20世紀末的な庶民生活とのあまりの違いに衝撃を受ける。
しかし、夏休み気分を打ち砕くように、「遼州人の解放」を掲げる革命家たちが誠を襲撃。法術を駆使する彼らとの戦いは、誠の力と正義を改めて問うものとなる。
これを機に誠の警護体制が強化され、アメリア・かなめに加えて、無表情な戦闘用人造人間・カウラも“護衛”として同居を開始。男子寮の平和は完全に崩壊した。
そんなドタバタを、酒とタバコと諦めで生きる嵯峨特務大佐と、『人類最強』な天才幼女クバルカ・ラン中佐は、どこか達観した目で見守る。そして、その裏では“廃帝ハド”が掲げる「強者による支配」の理想が、静かに牙を研いでいた――。
異能と陰謀とバカ騒ぎ。これは、宇宙で一番カオスな「お仕事SFギャグロマン」である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 19:27:57
284184文字
会話率:48%
この世界は・・・
僕が前世で作った乙女ゲーの世界だった。
ヒロインの聖女が王子たちと共に恋と友情に生きるロマンあふれる乙女ゲームの世界!!
だったはずなのに・・・
どうして僕が!?
制作者の僕が・・・なぜに!!
乙女ゲーの内容にまったく関
わりのない辺境の村で僕はいきなり奴隷となっていた!
いわゆる・・・奴隷始まりである!!
乙女ゲー世界なのに僕だけハードボイルド!!
乙女ゲー世界なのに僕だけ世紀末!!
ならばいいだろう!!
僕はメイドな狸やイノシシもどきを率いて・・・・
ハードボイルドで世紀末的な新しい乙女ゲーム世界を作ってやる!!
これが本当の・・世紀末聖女伝説だ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 02:57:23
144131文字
会話率:17%
《Vengeance Oath of X ZERO》、通称『ヴォックソ』は、その初心者お断りなシステムから世間一般的な評価としてクソゲーの烙印を押されていた。
それにはPKの多さや、取っつきにくいシステム、悪ふざけと紙一重の自由度、死に覚
えゲーである原作をリスペクトしたクソ強い雑魚敵など様々な理由があるのだが……しかし、自治クランが暴走してPKを繰り返すような世紀末的世界に魅入られた廃人達は、今日もヴォックソをプレイし続ける。
運がなさすぎて買おうとするゲームが軒並みクソゲーになってしまう男、七月怜穏は、そんなヴォックソの世界へ足を踏み入れた。
何故か「運」のパラメーターがマイナスに極振りされてしまったものの、クソゲーで培ったプレイヤースキルを元手に、彼は世紀末を生き抜いて行く。
やがて自らがトップクラスの廃人になる事などつゆ知らず……。
※タイトル変更しました。(元タイトル:超絶不運を圧倒的実力でねじ伏せる鬼畜VRMMO攻略紀)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 17:04:25
288390文字
会話率:31%
世紀末的治安悪化に苦しむ佐賀。そこで生きる賞金稼ぎの少女を少しだけ追ったレポート。
最終更新:2019-12-21 07:00:00
977文字
会話率:12%
なんやかんやあって荒廃した世紀末的な世界を、ひとりの旅人が旅をするお話。
最終更新:2019-11-05 19:00:00
10220文字
会話率:36%
「大戦」によって荒廃してしまった世界。植物は枯れ、動物は姿を消して、砂漠化が進み、さらには人を襲う巨大な虫「ワーム」が蔓延る、そんな世紀末的な世界で「ワーム」から〈街〉を守るために巨大人型ロボット「Frame Head」に乗り戦うクローン兵
士の一人である主人公。理不尽な世界に抗うために戦うことを決意した彼が知ることになる世界の真実とは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-03 13:59:41
41270文字
会話率:29%
続けてお読みいただくと、残酷な箇所が出てまいります。ご注意ください。
さて、あらすじ。
誰もが上を目指し、希望を胸に、薄暗い世の中を照らそうと躍起になっていた時代。
裕福な家に生まれた少女カトリーヌは、父親主催の夜の宴会を抜け出し、
恋人アランと会う。夜の林で語らう二人であったが、あまりの楽しさに時間を忘れ、別れる頃には夜も更けてしまっていた。
あるとき、カトリーヌ恋しさに、街をうろついていたアランは、わけあって一人の青年を殺してしまい、遠くの村へと逃げる羽目になる。
五年後、恋人二人は、ある場所で再会を果たすのだが、そこには悲しくも、残酷な結末が待っていた。
参考にした文学作品がいくつかありますが、人物などを流用したりはしていないため、あえて「二次創作」のキーワードはつけておりません。それらの文学作品の名前は、最終話の後書きにでも記そうかと考えております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-16 12:55:50
5667文字
会話率:45%
日本人キザオミはある日突然、ゲームを模した異世界に居た。
それは異世界転移の定番とも言える流れであり、キザオミ自身、人間離れしたゲームキャラの性能を持って、ただ現実がゲームとすり替わったような感覚でいた。
何が原因でか解らない。何か目的が
あるのかも解らない。そして、何をして生きればいいかも解らない。
取り敢えずゲームシステムが活用できるので楽して生きれるのは確認できた。
取り敢えず、同じ状況の残念美少女の面倒を見なければならないとは思った。
そして最後に、新しい現実はゲームとは違う達成感を得られると知った。
人生の目標なんかはまだ無いが、取り敢えずゲームから引きずった目的は残ってるので、まずはそれを成そうと決めた。
『おしっ、創るぞ、巨大ロボ!』
世紀末的舞台で剣と魔法とロボットで無双しあうお馬鹿な仮想空間ゲーム【Paradise of Fauve ♂】。
それが模された異世界にて、取り敢えずキザオミは趣味に生きると決めたのだ。
※注
今作品に登場する機械類は現代地球に存在する物か、もしくは模型として販売された物をモデルとします。
特に人型機械は、日本人男性ならば『ああ!』と思い至る物ばかりだと思います。そこらへんで“ニヤリ”とできれば、まあ、今作品の思惑通りという次第ですw
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-20 21:06:16
178615文字
会話率:29%
突然、世界を我がモノとする男が現れた!
人々は世紀末的状況に困惑する中、
一人の女が世界の為に立ち向かう。
戦闘らしき戦闘をしない
ニュータイプヒーローショーをご覧あれ!
最終更新:2014-10-17 23:43:39
2340文字
会話率:30%
良くも悪くも純粋なまま病死した青年は、その魂の堕落を狙う悪魔の導きで異世界に再び生を受ける。
本来ならチャンスを得たと喜ぶ転生、しかし再び生まれた身体は相変わらずの病弱。更に彼を取り巻く環境は貧乏、極寒、戦争状態という悲惨極まりない状態だっ
た……。
与えられたのは辺境貧乏零細領主の息子という地位と、病弱ながら美少年、というか美少女っぽい繊細な容姿。そして一応機能する身体。
領民は子供を売らなければ食べられないほど貧しく、作物の実らぬ領地には代わりに魔物や人間の軍隊、盗賊連中が跋扈している。
これでもかというくらい悲惨で暴力的な世の中に怯えながら、なんとか身の回りの平穏を守り状況を良くしようと四苦八苦する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-16 12:27:59
72178文字
会話率:34%
連載物になるのか1話読み切りになるのか?
漠然とゾンビが発生した世紀末的な世界を書きたいだけの不定期更新です。
キーワード:
最終更新:2012-07-20 18:28:59
25173文字
会話率:38%
ハーレー彗星の再来した年、地球の対照軌道に見つかった惑星ヘスティアへの第一次移民が行われた。
戦争で家族を亡くした俺は、一人移民船に乗る──。
そこで出会った一人の女性、彼女は驚くべき素性を持った人だった。
「そう。チャールズおじ
さんは、……政治家なの。地球の政治家たちのやり方に反対しているのよ」
(中略)
「それでね、何でヘスティアに行くかって言うと、戦争から疎開するため」
「疎開?」 (第4章)
湖調査班には、もう一つ大きな発見があった。湖底の泥よりのプルトニウムの検出である。
プルトニウムは、ウラン238に中性子が吸収されてできる人工の元素で、自然界には微量でも存在しないはずのものだった。(中略)
プルトニウムには毒性があるため、この発見は、当時結構問題になった。
湖調査班につづいて陸上調査班でも調査が行われ、ヘスティアの土壌にはごく微量だがプルトニウムが含まれていることが確かめられた。
結局、ミーティングでの結論は、かつてヘスティアで地球の国のどこかが核実験をしたのだろう、ということになった。――だが、この結論がおかしいことは皆認めざるを得なかった。
というのも、この星の土壌からは、セシウムやストロンチウムといった、核爆発によって生じる他の元素は何も検出されなかったから。セシウムやストロンチウム同位体の中には半減期数十年のものがあり、ここ百年以内に核実験があったとしたら、残っていないはずがなかった。一方、プルトニウムの半減期は二万数千年。もし核爆発があったとするなら、それは数千年以上前の話でないと辻褄が合わないのだった。(第8章)
戦争と、再生、そしてやがて知る歴史の真実、宇宙の意志。
大昔に書いたSF小説です。20世紀に見た世紀末的未来はこんな感じでした。
原稿用紙80枚程度ですが、当時の自分には大長編でした。長編1冊分の設定は詰め込んであります。
拙い文章ですが、読んで感想など頂けますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-04 21:57:07
21828文字
会話率:45%