日本人キザオミはある日突然、ゲームを模した異世界に居た。
それは異世界転移の定番とも言える流れであり、キザオミ自身、人間離れしたゲームキャラの性能を持って、ただ現実がゲームとすり替わったような感覚でいた。
何が原因でか解らない。何か目的が
あるのかも解らない。そして、何をして生きればいいかも解らない。
取り敢えずゲームシステムが活用できるので楽して生きれるのは確認できた。
取り敢えず、同じ状況の残念美少女の面倒を見なければならないとは思った。
そして最後に、新しい現実はゲームとは違う達成感を得られると知った。
人生の目標なんかはまだ無いが、取り敢えずゲームから引きずった目的は残ってるので、まずはそれを成そうと決めた。
『おしっ、創るぞ、巨大ロボ!』
世紀末的舞台で剣と魔法とロボットで無双しあうお馬鹿な仮想空間ゲーム【Paradise of Fauve ♂】。
それが模された異世界にて、取り敢えずキザオミは趣味に生きると決めたのだ。
※注
今作品に登場する機械類は現代地球に存在する物か、もしくは模型として販売された物をモデルとします。
特に人型機械は、日本人男性ならば『ああ!』と思い至る物ばかりだと思います。そこらへんで“ニヤリ”とできれば、まあ、今作品の思惑通りという次第ですw
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-20 21:06:16
178615文字
会話率:29%