現実世界に不満を持つ男は「異世界に行きたい」と神に祈った。現れた神は寿命が尽きていない男を異世界に行かせるために「現世に疲れた彼」と「異世界から逃げたい少女」の精神を入れ替えてしまった。
少女と肉体を交換する形で訪れた異世界だったが、
そこは浪漫溢れる剣と魔法のファンタジー世界ではなく怨嗟渦巻く修羅の世界だった。
少女は村を襲った盗賊を殺したことでその頭に認められ、彼に師事する形で強さを磨いた。
その師すら失った後も一人で生き抜く強かさを身に着ける。やがて彼女が廃城に居を構える頃には〝惡姫〟と呼ばれるまで強くなった。
そんな彼女の噂を聞きつけた煌びやかな少女が惡姫の力を欲して勧誘に訪ねてくる。
紅華帝国第七十三皇女名乗る少女は、内乱に荒れる国を再統一すべく若くして旗揚げしたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 00:03:32
1705704文字
会話率:49%
人の数だけ、幸福は存在する。自分は満足していても他人は不満かもしれない。じゃあ、全員が共通する幸福とは何だろうか。少なくともこの世界では、「魔王陣営が消滅すること」かな。人間は皆そう思ってる。でも、俺たちは違う。俺たちにとっての幸福は、「今
の勇者がこの世からいなくなること」。まぁ、その内皆の幸福がどちらか一方に片寄るだろう。それがどちらであっても、俺は命を懸けて、"俺たち"の幸福をもたらせる。そうすれば、きっと世界が________。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 17:44:02
87105文字
会話率:75%
Lost19 第五部
~それは、どちらの歴史にも残らなかった影の残滓である~
「あなたは一体誰の味方なのですか?」
冒険者ギルドで何でも屋を自称するギュードは、例え昨日の敵であっても、条件さえ揃えば善悪関係なく等しく仕事を受けてきた
。
そこへ飛び込んでくる王国騎士団惨敗の報。ゲンテの街に続き、ブレイダスの放棄。東の状況は国民にも徐々に知られ始め、王都は混乱に向かっていた。住民達の不満は自然と王国騎士団、そして王族へと向けられる。
王国騎士団では緊急の会議が開かれるも、有効な案が出されないまま責任の所在だけが問われていく。
王都に帰還したデルとフォースィ達は、魔王軍との戦いに備えて一致団結を訴えるも、自分達の権力に固執する貴族派、クライル宰相の不自然な行動。誰も見ようとしなかった王都の中にあった混沌が蠢き始め、等しく全員の首を締めようとしていた。
利的行為に走る貴族派。タイサの危惧していた事が、現実のものとなる。その時、王女殿下のとった行動とは……… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 16:00:00
61656文字
会話率:43%
王都に住むジークは生前、エリートの道を進んできたサラリーマンだった。
しかし、出世争いに負けた相手に恨まれ、包丁で腹部を刺されて死んでしまった。
何故か孤児として異世界に転生してしまったジークだったが、引き取り先の師から錬金術を学び、
持ち前の頭の良さと前世の知識で若くして国家錬金術師の資格を取り、再び、エリート街道を突き進んでいた。
しかし、出世争いをしていた貴族に恨まれて権力を使われ、その椅子を奪われてしまい、さらには追い打ちをかけるように師であり、親でもある上司から辺境の地への異動を命じられる。
それは左遷を意味し、望んでいた出世の道は完全に絶たれてしまった。
ジークは二度の失敗でようやく自分が仕事はできても人間性が良くないことに気付いた。
口惜しさと不満を感じていたジークだったが、使い魔の黒猫の助言のもと、転勤先では今度こそ上手くやろうと思い、2度目の生まれ変わりを決意する。
そして、辺境の地で出世とは違う別の人生を探すことにしたジークだったが、転勤先は錬金術師が2人しかいない危機的状況な支部だった。
ジークは持ち前の錬金術の腕で支部を立て直し、出世とは違う幸福を見つけていく。
人生とは何が幸せで何が大事なのか……
出世欲に憑りつかれた男が辺境の地で真の幸福を見つける…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 12:00:00
336365文字
会話率:58%
気がつくとそこは知らない場所で、目の前には地獄の王、閻魔大王の姿が。
死んであの世にやって来た茜が言い渡された判決は「転生」
しかしまた人間として生まれ変わるなんて絶対に嫌!
それならいっそ地獄に落として下さいなんて不満を述べると、閻魔大王
の補佐官から思わぬ提案を受けることになる。
転生を逃れるため、地獄での茜の奮闘が始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 11:07:45
13460文字
会話率:76%
女神が造った新たな星は古代文明で発達が止まり、女神はおいしいものが食べられなくて御不満。姉女神に頼んで異世界の日本から救い主を召喚し、星中に食文化を行きわたらせて食べ物をあたしにお供えさせたい!
おいしいものを食べるためだけに星を造ったの
で、人類とか世界平和とかどうでもいいです。お供えしてくれる従順な人間だけ残ればOK。とにかくおいしいものをお供えさえしてくれれば、こまけぇ事は一切アナタにお任せしますので、好きにやっちゃってください! もちろん優秀なガイドも用意してありますよ!
追伸 救い主に与えられるはずの力のすべてを、食文化スキルにつぎ込んでアナタに付けておきましたてへぺろ
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一から文明を起こして行くような、完全に内政モノです。魔法は使いますが、魔法で戦ったりも、武器を持って戦ったりも、ハーレムも一切ありません。冒険もありませんし、細かく話が進んで行きますので、どちらかと言うと大人向けです。
百万文字程度で完結する予定になっております。完結まで、毎日一話ずつ投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 11:00:00
422745文字
会話率:73%
武雄(35)は気が付いたら魔法あり、魔物ありの中世的な世界に居た。
右も左もわからないまま、人と出会い、人と話し、生活を向上させていく。
ご厄介になっている先の孫娘と婚約していたり、食文化を広げたり、知り合いは大物だったり、仲間を探しに行き
大物を引き当てたりしていきます。
中年男性が異世界で基本のんびりと過ごしていきます。
波乱万丈ではない、ちょっと刺激の強い日常を書いていけたらと思います。
《概要項目》
※下欄に関連された方(登場人物)のコメントを記載しています。
・居候先の内政に口を出してみよう
某執事より:すみません、予算というものを考えていただけませんでしょうか。
いえ、もちろん発想は大事です。
なので事前に相談をして頂き皆で話し合いましょう。
・街の住民を説得して物を作ってみよう
某商店主より:出来たら半年に1個程度の発想をして・・・いえ、嫌じゃないんです。
いつでもお越しください。
・交渉は基本です、臆することなく話してみよう
某施政者より:その・・・やりすぎるなよ?
・依頼があればこなしてみよう
上記某施政者より:些か自由な結果を・・・いや、頼んだのは我だ、不満はない。
・優秀な部下を探してみよう
某部下:助けて頂きありがとうございます。25年間尽くさせていただきます。
・可愛い子には食事を与えてみよう
某貴族息女より:皆、食べっぷりが良いですからね。
新作料理期待しています。
某部下より:美味しそうな匂いが厨房から漂ってきます。
※かなりの長編になってしまっています。
1話辺り2000~3000文字以内で投稿させていただいています。
毎朝の通勤・通学時にふと読んでいただければ幸いです。
※出来るだけ毎日7時の連載を上げられるように努力していきますので、よろしくお願いいたします。
※皆様からのご意見、ご指摘、ご声援ありがとうございます。
本文を書く時間を確保をする為、今後はご感想・ご意見を頂いても基本的には、返答は差し控えたいと考えております。
ですが、作者的にご返答が必要と感じた物については、感想欄を通じてご返答をいたします。
また、誤字・脱字のご報告につきまして、今後ともご報告いただければ確認し、直す物は直すように心がけて参ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 07:00:00
7693461文字
会話率:46%
新宿駅で全て完結。
世界一つどう場所、新宿駅。
ここで、主人公は急にひとりの女子から一億円を要求される。
日和見主義の主人公は彼女に乗せられ、”フラグさがし”たる企画に巻き込まれ、忙しい日々が始まった。
と思いきや、主人公の行動はどうやら
周囲には不満そう。
その理由を推理すると、あらゆる要素が全て繋がって線になる。
さて、主人公は最後にどんな決断を下すのか。
思いを紡いで、新宿駅をひた走る。
ドキドキハラハラ要素強めのラブコメアクションミステリー。
でも、暴力事件も殺人事件も起きません。人は死なないのでご安心を。
新宿駅”のみ”をリアルに描いた青春物語です。
斬新さを見出せること請け合い。
なお、この作品はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 05:00:00
66249文字
会話率:46%
平坂仁は悩んでいた。
変わりたいのに変われていない自分に不満を抱える日々を送っていたある日、
交通事故に遭いあっさりと死んでしまった。
だが、次に目を覚ますとなぜか大勢の人と渡し舟に乗っていた。
訳もわからず、事情を聴こうと角の生え
た漕ぎ手に話を聞くとここは死後の世界だった!!!!!
ああ、このまま死ぬのか…
そう覚悟したとき
身体が勝手に渡し舟から逃げだそうと三途の川に飛び込んだ。
いうことを聞かない身体を必死に動かし泳いでいると、遠くから「海賊だー、海賊が出たぞー」という男の声が聞こえてきた。
これが彼の運命の出会いだった。
これは海賊の娘とその仲間と歩む冒険譚、そして平凡な青年、平坂仁の物語……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 01:24:36
369230文字
会話率:48%
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
最終更新:2025-01-20 23:37:35
3765911文字
会話率:30%
神界に住む最高神達から世界の危機だと告げられた魔王の側近、シュナク。
「世界の均衡のため、人間界の勇者と呼ばれる者に接近しバカ魔王のもとに連れてこい。あのバカ魔王は私達が何とかする」
人間達が魔物への不満を募らせ、放っておけば人間と
魔物の全面戦争になると神様は言う。
当然拒否する権利など無く、彼は半強制的に人間界へ飛ばされてしまう。
人間界で自らを勇者と名乗る青年マルクに出会ったシュナクだが、マルクのあまりの弱さに危機感を覚え、本当に勇者か疑ってしまう。
しかし、彼が本物の勇者だと知ったシュナクは、尋常ではない爽やかオーラを放つマルクを魔王との戦いで傷つけてるわけにはいかないと、自発的に勇者を鍛える決意をする。
いつかマルクが力をつけ、最高神達によってパワーアップした無気力系魔王メルスと戦う日を目指し、魔王の側近と最弱勇者は道中出会った奇妙な幼女と共に世界を救う旅に出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 21:07:39
80102文字
会話率:36%
物流会社で働いていた鷲見志朗(ワシミ シロウ)は、実績も経験もあり、会社から評価をされても、なにか、物足りなさを感じていた。
それは、会社の業務に忙殺され、会社の歯車の1つとして働く事を余儀なくされ、志朗が理想とする物流システムを作るとい
う夢から、どんどん遠ざかっていたから。
その不満と葛藤が頂点に達した時、どこかの誰かの気まぐれなのか、異世界へ転移させられてしまう。
その世界は、物流・流通に関する知識は、物を運び、小屋に保管をするだけで、管理というものをほとんど行っていなかった。
その状況を見たシロウは、自分の理想の物流を実現する為に奮闘していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 21:00:00
19897文字
会話率:20%
薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。
花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が明けるまでおとなしくしていようと思うのだが、彼女の好奇心と知識はそうはさせない。
ふとした事件を解決したことから帝の寵妃や宦官に目をつけられることになる。
早く市井に戻りたい、猫猫はきょうも洗濯籠を片手にため息をつくのだった。
旧蛇足編は、薬屋番外編のほうにおいてあります。
書籍化されました。
レイブックスさんにて全一巻、ヒーロー文庫さんで現在十四巻まででております。文庫版一巻はレイブックス版の一巻をもとに加筆修正しております。
ビッグガンガンさんとサンデーGXさんでそれぞれ、コミカライズ連載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 18:20:29
1424842文字
会話率:40%
林悠馬は、平凡な日常生活を送るサラリーマンであり、自身にはなにもないことに不満を感じ。金曜日の夜、仕事を終えた彼は一人で酒を飲みながらテレビを観ているが、過去の彼女や学生時代の辛い記憶に苦しんでいる。
その夜、ベランダでタバコを吸っている
最中不慮の事故でベランダから転落し、意識を失い。気がつくと、異世界の森の中で、魔法を使う少女リンとその仲間たちに救われ。現実世界に帰るためにユウマはエンチャントレルム魔法学校に向う折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 15:10:00
470295文字
会話率:63%
50年前、異人と呼ばれる能力者と能力に秀でたツノ付きと呼ばれる異人と人類の間で戦争が起きた。
多くの人間が死に、ライフラインは破壊され、世界は荒廃した。そして、それでも数に勝る人間が異人を差別、迫害するのに大した時間はかからなかった
。
青年『祇園アキラ』は鉄を操ることができるツノ付きとして覚醒した。
アキラは育ての親である平和通から荒廃した世界を旅するように命じられる。
人間と異人の完全別離を目指す平和通が属する組織『殻』に不満を抱く祇園アキラは別の道を見つけるために旅に出る。
もっとマシな間違え方を探すために折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 04:43:42
156256文字
会話率:54%
「悪いが、僕は君のことを愛していないんだ」
結婚式の夜、二人きりの中。
私の夫となった人。アスタリア帝国第一皇子ルイス・ド・アスタリアはそう私に言い放った。
(まぁ…当然でしょうね。)
別に、その言葉に私が驚くことは無かった。
私たちの結婚はお互いを愛し、結ばれたものではない。
親同士が決めた政略結婚の関係なうえに、私は小国の第二王女だ。私は彼にとって邪魔な存在でしかない。
だから愛していないと言われても、そりゃそうよね。としか思わない。
彼は、皇后の直々の息子ではなく側室の息子。継承争いで皇后から命を狙われている身。
皇后からの命令で、十日後には戦地へと送られる。生きて帰ってこれるかどうかも分からない。
そんな男に愛されても、迷惑な話よ。
戦地へと向かった夫を想い、涙を流すわけでもなく。
私は可哀想な皇子妃として、中々に皇宮暮らしを楽しませていただいていた。
そんなある日、メイドが夫に手紙を出せと言い出してきた。
彼に手紙を送ったところで、私を愛していない夫はきっとこの手紙を読むことは無いだろう。
そう思い、普段の不満の手紙、悪意を込めて手紙に書きだしてみた。
それがまさか、彼から手紙が返ってくるなんて・・・
☆
短編版より、一部加筆があります。
題名に♡がついているものが加筆されている部分です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 23:54:01
58544文字
会話率:35%
「悪いが、僕は君のことを愛していないんだ」
結婚式の夜、二人きりの中。
私の夫となった人。アスタリア帝国第一皇子ルイス・ド・アスタリアはそう私に言い放った。
(まぁ…当然でしょうね。)
別に、その言葉に私が驚くことは無かった。
私たちの結婚は、お互いを愛し、結ばれたものではない。
親同士が決めた政略結婚の関係。
だから愛していないと言われても、そりゃそうよね。としか思わない。
彼は、皇后の直々の息子ではなく側室の息子。
継承争いで皇后から命を狙われている身。
皇后からの命令で、結婚式から十日後には皇后の命令で戦地へと送られる。生きて帰ってこれるかどうかも分からない。
そんな男に愛されても、迷惑な話よ。
戦地へと向かった夫を想い、涙を流すわけでもなく。
私は可哀想な皇子妃として、中々に皇宮暮らしを楽しませていただいていた。
そんなある日、メイドの一人が夫に手紙を出せと言い出してきた。
不満はいくつもあったが、一応は皇子妃として良い暮らしをさせてもらっている身。
きっと私を愛していない夫はこの手紙を読むことは無いだろう。
そう思い、普段の不満の手紙、煽りの手紙に書きだしてみた。
皇后からの嫌がらせ、無関心な皇帝陛下、変に付きまとってくる第二皇子。
それがまさか、彼から手紙が返ってくるなんて…!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 02:06:17
22603文字
会話率:30%
バードテイマー(鳥使い)の天職を持つ俺トリガー・シタガウル。そんな俺に王より無茶な命令が下された。
「不死鳥をテイムせよ」
馬鹿じゃねえのと思ったが最高権力者には逆らえない。俺は不満を隠し、粛々とその命令を受け入れた。
不死鳥は国の創生神話
に登場する聖なる鳥だ。
テイムも何も所在がわからない。しかも不死鳥が鳥なのかも定かじゃない。幻獣とか精霊の可能性もあるんじゃないの?困難が容易に想像できる。俺は考えた末、結論する。
「よし。逃亡しよう!」
そう決意したが、幼馴染の女騎士にすぐに捕まり、連れ戻されてしまう。
俺の明日はどっちだ!?
これは王より無茶な命令を受けた主人公が四苦八苦しながらときに逃げたりサボったり怠けたりしながら、最終的に帳尻を合わせて解決したことにする。そんな話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 20:13:12
75246文字
会話率:51%
ある日突然前世の記憶を取り戻し、乙女ゲーム「Royal LOVERS」の世界に転生していることに気づいたモブ同然の悪役令嬢、エリザベス・バートン。
イケメン攻略対象ばかりが優遇されるこの乙女ゲームという世界のあり方に不満を感じるエリザべ
スは、そこではたと気が付く。
「そうだ。私も攻略対象になればよいのだ」
かくして公爵令嬢エリザベスの、主人公《ヒロイン》に惚れてもらえるようなノーブルでファビュラスな攻略対象を目指す日々が始まった。
男装して自分を磨き、女の子たちにキャーキャー言われ、時になぜか他の攻略対象との絆が深まりつつも邁進する、ハートフルラブコメディ。
(※ガールズラブのタグは保険です)
(※「カクヨム」にも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 18:10:00
1101592文字
会話率:31%
現代社会に強い不満を持ち、そんな社会に変革を起こそうとする異端者。
そんな主人公のもとに様々な異端者が集まり、巨大な組織となった。
そん理想と現実との差に苛まれながらも己の信念を貫き通すために行動し、
それが故に変化する「なにか」によって異
端者(主人公)が様々な姿に「へんか」する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 18:02:58
38880文字
会話率:41%
『浩之、来週家から出て行ってね?』
土曜の朝、親父から急にそう言われた俺、東九条浩之高校二年生。混乱する俺に、親父は言う。
曰く、その少女は容姿端麗である。
曰く、その少女は成績優秀である。
曰く、その少女は運動神経抜群である。
曰く、その少女はお嬢様である。
今日日、ライトノベルのヒロインでも使わない様な設定がもりもり詰まったその少女にはしかし、その全ての美点を引いてもまだマイナスが勝つ様な欠点があった。
『……桐生彩音って……『悪役令嬢』じゃねーか!』
毒舌で、性悪。着いたあだ名が『悪役令嬢』なそんな許嫁と始まる、ドキドキ同棲ライフ。今、スタート!
……と、思ったら、なぜか幼馴染の二人が不満そうだし、後輩もブチ切れてるし、親戚の女の子は乗り込んでくるし……
頼むから、俺に平穏な生活を送らしてくれっ!
※本編完結済。現在は番外編である『えくすとら!』を連載中です。『えくすとら!』はただのイチャラブです。頑張った主人公の為のボーナスステージ扱いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 16:49:09
1174419文字
会話率:75%
魔王を倒した伝説の勇者である『アンジェリーナ』
彼女の活躍により、世界は平和になった。畑に、海に、空に、そして――街に、人々の顔に笑顔が戻った。誰もが勇者アンジェリーナに感謝し、そしてアンジェリーナに寄ってもたらされた平和と平穏を享受
していた。誰もが笑顔で、誰もが楽しそうで、誰もが嬉しそうで、そして、誰もが幸せだった。
「――何故だっ!! 何故……何故私は『結婚』出来ないんだっ!!」
――そう、当のアンジェリーナ、彼女以外は。
魔王を倒した勇者、世界の英雄、そして、今でも世界を守る為に設立された『勇者庁』の初代長官で美貌、名声、地位、財産……そればかりか、『物理的にも強い』という超バリキャリウーマンの彼女に男たちは尻込みし、誰も彼女に愛を囁く男は居なかったのだ!
「金も地位も名誉もあるぞ!! 何が不満なんだ、世の男どもはっ!!」
「はいはい。世の男の見る目がないんだな」
「……せめて、お見合いでも出来れば……自信はあるのだが……」
「あんの?」
「馬鹿にするな!!」
「……んじゃ、お見合いのシミュレーションでもしておくか? 特技は?」
「ドラゴンを一刀両断だ!! これでも『ドラゴンスレイヤー』の称号を持っている!」
「…………得意料理は?」
「オークの丸焼き、マンドラゴラソースを添えてだ! 美味いぞ!」
「………………趣味は?」
「迷宮探索とアンデッド狩りだ! 流石の私と言えども、生きている魔物を狩るのは良心の呵責があるが……アンデッドなら死んでるから問題ないしな!」
「…………」
「どうだ! 完璧だろうっ!」
「あー……うん、アンジェがそれでいいなら良いよ」
「そうだろう、そうだろう!!」
「……育て方、間違えたかな~……」
そんなアンジェリーナに寄り添うのは『授ける神』として、彼女を十歳の時に『勇者』にスカウトした神様の一柱、オラトリオ。
「はっははは! これで完璧だな!! あー……早く来ないかな、お見合い!!」
「……ま、頑張ってくれ」
――この物語は、『婚活の勇者アンジェリーナ』と後に神話になることになる勇者アンジェリーナと、その側に共にあった『苦労人の神様オラトリオ』の二人による、汗と涙の婚活ストーリーである。
※画面は開発中のものです。実際の文章と差異がある可能性もありますので、悪しからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 15:24:38
30925文字
会話率:77%
――私と契約して、『魔法少女』になりませんか?
そんな言葉を掛けられた少女、鹿島恭子。幼い頃から憧れていた『魔法少女になる』という夢への扉に手を掛けた恭子は、この世界を救う『魔法少女』になって――
「……いや、キョーコさん? 流石
にその説明は無理がありませんかね?」
「やかましいわ!」
イケメンの『マスコットキャラ』、アルフに半ば騙し討ちに近い形で『魔法少女』にさせられた鹿島恭子。それでも幼い頃からの憧れだった魔法少女になった彼女を待ち受けていた、強大な敵に彼女が勇敢に立ち向か――
「だから! マジでウチのマスコットキャラが使えないんだけど! そもそも、『ナマケモノ』って何よ! あんまり可愛くないし!」
「いえ、それはイイんですけど……命を懸けて戦う割には、少しばかりお給金が安いのではないかと……」
「マジで勘弁してよ! 私、今デート中なのよ! なんでこんな時に呼び出すのよ!」
「ってか、勝てる訳ないでしょうがあんな敵! なによ、頭が三つあって火を吹く犬って!」
東に『彼氏に振られた!』と嘆く魔法少女が居れば『私にも彼氏がいない』と宥め。
西に『給料が安い!』と不満を述べる魔法少女が居れば『私の方が低い』と肩を叩き。
南に『敵が強すぎ!』と怯える魔法少女が居れば『私なんて魔法すら使えない』と慰め。
北に『疲れた』と言う魔法少女が居れば『ふざけるな』と喝を入れる。
「いや、なんか違う! 私の憧れてた『魔法少女』となんか違う!」
「ははは~。現実はそんなモノですよ~。あ、キョーコさん。仕事です」
今日も今日とて恭子は駆ける。強大な敵――『魔法少女の待遇改善』に向けて!
「いやぁーーーー!」
頑張れ恭子! 負けるな恭子! 魔法少女の労働条件は君の双肩に掛かっている!
「ってか、何処の世界にパートタイムの魔法少女が居るのよ!」
――パートタイマー魔法少女、鹿島恭子の冒険が今、始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-07 18:10:51
133142文字
会話率:73%