こちらは短編作品「厄介なテンセイシャの処分法」(https://ncode.syosetu.com/n5444je/)の長編化作品です。
あらすじ
男爵令嬢のアマーリエは憧れていた魔法学校の入学式当日、何者かに肉体を乗っ取られて自分は幽
霊のような状態になってしまう。
誰にも気付いてもらえず万事休すかと思いきや、死霊使いの一族のヘスターに拾われ、自分の肉体を乗っ取ったのが「テンセイシャ」だと知らされる。
テンセイシャとは異世界から来訪した魂のことであり、憑依された人間はどう運命が転ぶか分からない災いとも僥倖とも言われる存在。
更に乗っ取ったテンセイシャは第一王子を始めとした複数の男性を攻略しようと企んでいて……!?
そんな最低な人間に自分の身体を好き勝手にされたくない!協力者のヘスターと共に自分の身体を取り戻す為の戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 12:00:00
91874文字
会話率:31%
クラスメイトたちと共に異世界転移した少年は、召喚されてまもなく一人だけ追放される。
何の特殊な力もなく、与えられた聖剣だって何の能力があるんだか分からない。なんなら普通の剣のように斬ることさえできない。
八方塞がり、万事休す、あとは死を待つ
のみというところで聖剣の能力が発動する。
「すっごい普通の日本の1LDKだ……」
「家を出せる」能力を持つ聖剣を携え、元の世界に帰るための冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 01:20:48
8661文字
会話率:13%
「ククク……私は四天王の中でも最弱……」最弱四天王のレイヴンは、勇者の聖剣によって瀕死だった。万事休す。だが、レイヴンは勇者にキスをされる。勇者はヤンデレだったのだ。勇者は重すぎる愛を最弱四天王に告白したのち、その場を離れる。レイヴンは、同
じ四天王であるナイトシェイドに助けられ、一緒に戦おうとするも、ナイトシェイドはレイヴンを別の場所に転送する。レイヴンは聖女に助けられたが、その代わり『封魔と使役の腕輪』を付けられていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 06:38:27
23269文字
会話率:28%
不意のトラック事故により命を落としたと思われた主人公の西崎夫楼々(にしざきおろろ)だったがなぜだか古びた廃病院で目を覚ました。だか、世界はまるでパンデミックが起きたあとのように荒廃してしまっていた。生存者を探して歩み出した夫楼々だったが、偶
然その諸悪の権化である鏡の住民と呼ばれる人間の本心や本能をむき出しにした鏡像の化け物と遭遇してしまう。そして、万事休すかと思われた時、この物語りのキーパーソンである青山善輝(あおやまぜんき)やそのファミリーである人々に助けられる。そこでこの世界に一体何があったのかや契約と呼ばれる鏡の住民への対抗策である特殊能力についても知ることとなる。
なぜ夫楼々は生きられたのか?鏡の住民とは何者なのか?数多くの謎を紐解いてゆくサバイバル兼異能力バトルをどうぞお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 11:00:00
55049文字
会話率:54%
わたくしこと、ルエリアは王太子であるウェリス殿下に婚約破棄を夜会にて突きつけられていた。
殿下の隣には、小柄で可憐なリリア嬢がいる。それでも、ルエリアには理解ができずにいた。
何故かって?だって、リリア嬢とは初対面なのだから。
殿下はルエリ
アがリリア嬢に数々の嫌がらせをしたと訴えてくる。
万事休すなルエリアだったけども?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 20:42:01
3490文字
会話率:69%
ラーズと幼馴染みのミリアは、民間の魔法学校に通う一般平民だった。
物語の主要人物が通うような王都立の魔法学園ではなく、何の変哲もない普通の学校。しかしある日、ミリアがその王都立魔法学園への特別編入が許可された。飛び抜けた才のない自分が
どうしてと、不安がる彼女は、ラーズも一緒にと誘う。
「ミリアは俺が守る」
特例中の特例として、幼馴染みを守ると誓った彼は共に入学すると決めた。
ある種の奇異の目を向けられるラーズだが、入学後すぐミリアと一緒になって担当教師から呼び出しを受ける。そうして向かった先にいたのは、魔法学園の長――グラドニア。
彼はラーズとミリアを引き離すと、少年に向けて強力な魔法を放つのだった。
だがしかし、
「あ、れ……?」
万事休すかと思われた時、その魔法攻撃は霧散する。
そして学園長、グラドニアは告げた。
「お前には、特別な才能がある」――と。
その一方で、幼馴染みのミリアにもある事実を告げられていた。
これは互いを思い合う幼馴染み同士が、手を取り合って困難に立ち向かう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 20:16:25
8883文字
会話率:42%
人のために戦う事を義務づけられた、人造人間“機巧兵”カミツの出会う運命
友軍内部へ行っていた潜入任務に失敗し、差し向けられた追っ手によって脚部と機関ユニットへ致命的なダメージを受けた対“外理棲侵略者”人型兵器・NMH社製B-9型機巧兵“
カミツ”は、山中に不法投棄された機巧兵の残骸でカモフラージュして潜伏していたが、ダメージを受けすぎて痕跡を消すことが出来なくなっていたために絶体絶命の状況に陥る。
万事休すか、というところで、突如現われた自衛陸軍兵器開発局機動隊長の穗村と名乗り、“墓掘り”と呼ばれる狐面のような仮面をした女性軍人によって庇われ事なきを得たカミツは、修理を受けた後に彼女から懐刀として傍に置きたいとヘッドハンティングされることになった。
しかし、カミツと話しながら部下と合流する地点へと向かう最中、不気味でニヒルだった穗村の言動が気弱なものへと変わっていき――。
※この小説はフィクションであり、実際の出来事や個人名、団体名とは異なります。また、作中の描写には差別や紛争等を肯定する意図はありません。
※無断転載お断り
カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 20:00:00
15009文字
会話率:62%
友達と初詣に出かけようと家を出た少年・隆哉は、アパートの出入り口付近で待っていた妙齢の女性・柏葉に呼びかけられた。
彼女は少し前に、偶然ゴミ捨てのタイミングが合った事で隆哉と知り合ってから、彼を見かける度に何故か積極的にコミュニケーションを
取ろうとするご近所さんで、嫌いというほどではないものの、隆哉は彼の母親ともいつの間にか仲良くなっている彼女をすこし鬱陶しいと感じていた。
そんな彼女を連れて歩いていると、すれ違った一緒に行こうとしている友達と柏葉からイタズラっぽくからかわれた事が恥ずかしくなって、隆哉は柏葉の元から走り去った。
ぼやきながら歩いているそんな彼は、突然現われた異形の化け物に襲われてしまう。必死に逃げようとするも逃げ切れず、万事休すかと思われた彼を救うために現われたのは……。
※この作品はフィクションであり実際の事柄とは無関係です。また犯罪、違法行為等を助長する意図はありません。
※R-12程度のバイオレンス・性・残酷描写があります。
※無断転載お断り。
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/1177354054894024549折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 16:24:17
5406文字
会話率:45%
とある一連のテロ事件の首謀者として死刑判決を受け、東京拘置所に囚われていた尊師(グル)にも、ついにそのときがきた。
死刑執行の日が来たのである。
刑場へ連れていかれ、目隠しや手錠をされて首にロープをかけられ、ブザーとともに足もとの床
が割れた瞬間――グルの身に信じられないことが起きた。
肛門の近くにあるムーラーダーラ・チャクラが突如として開き、眠っていたクンダリニー(生命エネルギー)が熱い昇竜となって脳天まで迸り、目隠しされた視界のなかに光をあふれさせた。
落下するはずだったグルの身は、水中クンバカで水槽の底から浮き上がるように、上へ上へと昇っていった。
空中浮揚。
超越人力によってグルの命は助かり、その意識は光に包まれて消えていった。
目を覚ますと、そこは日本とは違う、異世界だった。
農家の娘であるミーナに助けられ、グルはこの世界であらたな布教を始めることを決意する。
かつて切望した、仏教の理想郷『シャンバラ』を実現するために――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 11:05:34
8653文字
会話率:32%
ブラック冒険者ギルドで治癒術師として働くアンリティア。上司のパワハラや過度な労働に耐えながら愚痴を漏らす日々。でも辞めたくても辞められない。そんな彼女にはある秘密があった。
それは世間で忌み嫌われ迫害の対象となっている【魔女】であること。も
しバレたら殺されるか実験の材料にされてしまう。バレるわけにはいかない……と思っていたら。
「なぁお前、魔女だよな」
「な、なんのことでしょう?」
ひょんなことから秘密がバレてしまった。しかもバレた相手はロクデナシで有名な第三王子。絶体絶命のピンチに諦めかけた時、彼から思わぬ提案が持ちかけられる。
それはなんと、今の職場を止めて王宮で働くことだった?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 11:00:00
9773文字
会話率:37%
とある子爵家に、アリシャという娘がいた。彼女は二人の姉とは違い正妻の子ではない。このためアリシャは、姉や義母から酷い虐めを受けていた。しかし、アリシャはどんな嫌味を言われても意に介することなく、姉達の神経を逆撫でする始末。
ついにアリシ
ャは姉達から、森の奥深くに捨てられてしまう。万事休すと思われたその時、妖精がアリシャをとある屋敷へと導く。
そこにはアリシャと同じ年ごろのディミトリーという少年が暮らしていた。
アリシャはしばらくの間、彼の世話になることにしたのだが――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-20 00:03:15
10154文字
会話率:47%
ハーフエルフのメルは、かつて勇者が最初に訪れたという始まりの町ベルルに向かっていた。
しかし、ベルルに繋がる街道で森の茂みから出てきた怪物に襲われてしまう。
メルは魔法で対抗しようとするも、上手く魔法が発動出来ずにピンチになってし
まう。
万事休すかと思った時、彼女を救ったのは如何にも怪しい恰好をした、無精髭のおじさんだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 13:00:00
39276文字
会話率:20%
※流行りモノではありません。
※キャラ数が多いです。
『ああああは しんでしまった!』
そのメッセージが流れて数年後、魔王が世界を滅ぼす7日前、次のメッセージが流れた。
『これはエックスが16歳の誕生日を迎えた朝のこと――』
世界に新たな
希望の星が現れた。名前はエックス、この世界に転生した自信のない高校生である。
勇者の上位職業である《救世主》のエックスは、魔物によって苦しめられる人々を見て、人類を救うために立ち上がった。
王様に謁見し、言い渡されたバーサーカー討伐の命令。バーサーカーが出没するという森の中で、エックスは捕らえられた少女の姿を見る。その少女を救い出したが、なんと彼女こそがバーサーカーであった。
圧倒的な強さを誇るバーサーカーに追い詰められてしまったエックス。万事休す! ……かと思われた中、真っ黒なウィンドウが突然現れる。
『バーサーカーはなかまになりたそうに こちらをみている!』
《救世主》のチート能力、それは《人を仲間にする能力》だった。
この能力に助けられ、危機を回避したエックス。しかし、このバーサーカー討伐自体が罠であることに気付く。全て仕組まれていたのだ。
こうして大臣の策略により王国から追われる身となってしまったエックスは、バーサーカーを仲間にし、王国に反旗を翻した。
――――そして、魔王を討つため、大臣のような悪者をぶっ飛ばすため、エックスは世界各地で仲間を集める旅を始めた。行く先々で人助けをし、時には助けられ、7日間の短い旅路。
彼の中で、熱い“正義の炎”は燃えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 04:28:29
83296文字
会話率:38%
目が覚めたら傷ついた体でダンジョン内に置き去りにされ、周りは獰猛な魔物たちに囲まれあわや万事休すのところに神の声(?)が……。仲間たちから見捨てられた男に、明日はあるのか?
最終更新:2021-07-05 08:00:00
1082119文字
会話率:34%
とある途上国にて歩いていると、突然、野犬に追いかけられ、万事休す!
最終更新:2021-06-27 12:29:00
536文字
会話率:0%
唯一の家族の妹のためにアルバイト生活を送っていた内気な少年・久野優愛(くのゆうあ)。ある日、妹をトラックから庇って意識を失った優愛が目覚めた時、彼の目の前には不思議な光景が広がっていた。生い茂った見たことのない植物、空を飛来する龍、そして
魔法を扱う人々……混乱する優愛にモンスターと呼ばれる怪生物が襲い掛かる。万事休すかと思われたその時、謎の腕輪に導かれた優愛はそれを装着、黒いスーツの戦士に変身した。
英雄になるとはどういうことなのか。強大な力を手に入れ、新たなる生への一歩を踏み出した優愛の前に、何が待ち受けているのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 23:49:02
41523文字
会話率:36%
一点の迷いもない人生だったが、離婚し、元妻から轢死を言い渡される。最後の最後になった「自分は間違っていたのか」思い悩む、だが手遅れだ。カフカの「判決」からの着想→
最終更新:2020-09-18 23:28:27
14769文字
会話率:80%
俺は心底参っていた。
スーパーの安売りに乗せられて、まんまと買ってしまった食パン5枚切り三袋!
賞味期限は今日。
ジャムもバターもなく、万事休すかに思われたその時、塩の小瓶が目に入る。
最終更新:2020-05-27 00:58:26
2494文字
会話率:6%
嫌な結末といい結末、明日になったらわかるかな。
最終更新:2020-05-16 00:29:23
467文字
会話率:0%
「ケチな冒険者だって、時には一端の飯屋で食事をするくらいの金を持っているんだ」
まだ見ぬ食を求め世界を旅する冒険者フーリオ。今回彼が訪れたのは、砂漠の国アリービア。ケチな依頼を受けた彼は盗賊に夜襲を受け、依頼人と共に砂漠の只中で水を失う。
渇きに侵され、万事休すかと思われた時、砂丘の向こうから傘を差した女が現れ、二人に告げる。
「もうすぐ雨が降るわ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-27 07:33:18
19099文字
会話率:45%
昭和四十年代半ば、十一月の下旬、男子二名女子一名の高校生が奈良県と三重県の県境にある池木屋山に登ろうとした。一日目は登山口までバスで行き、宮の谷の出合にテントを張って泊まった。二日目は宮の谷を遡って行き、当初予定したルートとは違ったが、何と
か県境稜線に出て登頂することができた。帰路は別のルートを選んだために途中で道を失ってしまい、山中でビバーク(露営)をする破目になってしまった。予備の食糧は既に食べてしまっていたし、水も残り少なかった。夕食なしで迎えた夜は寒さとの戦いだったが、何とか夜を過ごして夜明けを迎えることができた。三日目は元来た道を引き返し、池木屋山へ戻った。昨夜眠れなかったこともあって頂上で休んでいたら暖かい日差しを浴びて眠ってしまっていた。日が傾きかけた頃に目を覚まし、降りる道を急いだが、ここでもまた道を見失ってしまった。水や食糧もなく、再びビバークをする体力も気力もなくしてただ山の中をさまようだけになった。万事休すと思われた時、偶然にも山林労務者に出会うことができ、小屋に泊めてもらい、食事までさせてもらった。その夜は雪が降って、もしもう一度ビバークをしていたら恐らく三人とも駄目だっただろうと思われた。翌朝、途中まで道を教えてもらって帰路に就くが、途中で新しい熊の足跡と思われるものを発見してパニックに陥ってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-23 19:50:48
5352文字
会話率:42%
昭和四十年代半ば、十一月の下旬、男子二名女子一名の高校生が奈良県と三重県の県境にある池木屋山に登ろうとした。一日目は登山口までバスで行き、宮の谷の出合にテントを張って泊まった。二日目は宮の谷を遡って行き、当初予定したルートとは違ったが、何と
か県境稜線に出て登頂することができた。帰路は別のルートを選んだために途中で道を失ってしまい、山中でビバーク(露営)をする破目になってしまった。予備の食糧は既に食べてしまっていたし、水も残り少なかった。夕食なしで迎えた夜は寒さとの戦いだったが、何とか夜を過ごして夜明けを迎えることができた。三日目は元来た道を引き返し、池木屋山へ戻った。昨夜眠れなかったこともあって頂上で休んでいたら暖かい日差しを浴びて眠ってしまっていた。日が傾きかけた頃に目を覚まし、降りる道を急いだが、ここでもまた道を見失ってしまった。水や食糧もなく、再びビバークをする体力も気力もなくしてただ山の中をさまようだけになった。万事休すと思われた時、偶然にも山林労務者に出会うことができ、小屋に泊めてもらい、食事までさせてもらった。その夜は雪が降って、もしもう一度ビバークをしていたら恐らく三人とも駄目だっただろうと思われた。翌朝、途中まで道を教えてもらって帰路に就くが、途中で新しい熊の足跡と思われるものを発見してパニックに陥ってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-21 21:34:35
9618文字
会話率:33%
昭和四十年代半ば、十一月の下旬、男子二名女子一名の高校生が奈良県と三重県の県境にある池木屋山に登ろうとした。一日目は登山口までバスで行き、宮の谷の出合にテントを張って泊まった。二日目は宮の谷を遡って行き、当初予定したルートとは違ったが、何と
か県境稜線に出て登頂することができた。帰路は別のルートを選んだために途中で道を失ってしまい、山中でビバーク(露営)をする破目になってしまった。予備の食糧は既に食べてしまっていたし、水も残り少なかった。夕食なしで迎えた夜は寒さとの戦いだったが、何とか夜を過ごして夜明けを迎えることができた。三日目は元来た道を引き返し、池木屋山へ戻った。昨夜眠れなかったこともあって頂上で休んでいたら暖かい日差しを浴びて眠ってしまっていた。日が傾きかけた頃に目を覚まし、降りる道を急いだが、ここでもまた道を見失ってしまった。水や食糧もなく、再びビバークをする体力も気力もなくしてただ山の中をさまようだけになった。万事休すと思われた時、偶然にも山林労務者に出会うことができ、小屋に泊めてもらい、食事までさせてもらった。その夜は雪が降って、もしもう一度ビバークをしていたら恐らく三人とも駄目だっただろうと思われた。翌朝、途中まで道を教えてもらって帰路に就くが、途中で新しい熊の足跡と思われるものを発見してパニックに陥ってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-20 22:40:45
9040文字
会話率:39%