― 始まりも終わりも、同じ場所にあった。 ―
【 PROLOGUE|前編・後編 】
海と崖に挟まれた港町——。
鯨殻街=ソルトマグナ
その街の大灯台には、灯台守の姉妹が暮らしていた。姉のシアナスと妹のキロシュタイン・ヴォルケ・ベッカ
ー。二人は流れる雲のように、静かで変わらぬ時を生きていた。
しかし、ある日。
キロシュタインが灯台に置かれた不思議な椅子に座った瞬間、意識が遠のく。次に目を覚ますと、そこは都市も人々も消え去った、水没した世界だった。
その世界で、彼女はノアという少女に出会う。
ノアは「アカシアの巫女」として、この世界を観測し続ける宿命を背負い、一万年もの孤独を生きてきた。二人はやがて心を通わせ、「オルデキスカのサイン」で友情を誓う。
しかし、静寂は長くは続かなかった。
突如、漆黒の魔法起動機兵/カルディアがアカシアを襲撃する。絶望的な状況の中、エメラルド色に輝くもう一機のカルディアが現れ、二人を守った。
その機体のコックピットから降りてきたのは—— 成長した未来のキロシュタインとノアだった。
やがて、風が吹く。
気がつけばキロシュタインは、再び灯台の椅子に座っていた。まるで夢のような出来事だった。しかし、目の前には確かに、ノアがいた。
それは幻ではなく——
運命の輪が導いた、新たな始まりだった。
【 ACT 1|メフィスト・ワルツ 編 】
⇒ 現在執筆中……
※カクヨム/様でも連載中です。
@或火譚 『Orde Qiska//オルデキスカ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 13:46:57
269227文字
会話率:22%
東の国ヒノモトで剣の修行に明け暮れ、天下無双とまで呼ばれるに至った剣士タケゾウ。
しかし思い描いた理想の剣士とはかけ離れた命のやり取りの毎日から逃れ、自らを見つめ直すために旅立った。
海を渡り、西へ西へと向かい辿り着いた城塞都市ブルーノで一
人の魔法使いと出会う。
彼女の名はローテアウゼン、少女の面影の残る姿をしているが500年余りを生きる魔法使いだった。
彼女は里帰りの護衛をタケゾウに依頼する。
こうして魔法使いとタケゾウの珍道中がはじまる。
しかし、その行く手が穏やかであるはずもなく、襲い掛かる魔獣、刺客、そして巻き込まれる事件の数々。
そんな旅の中でタケゾウはローテアウゼンを守ることに理想の剣士像を見つける。
そして少しずつ明かされていくローテアウゼンの生きてきた軌跡、彼女はなぜ自分に封印を課したのか。
なぜ里帰りをするのか?
彼女の郷里で待つものは何か?
第一章 城塞都市ブルーノ
第二章 漆黒の姉妹(レイヴェンシュワルツシュバイセン)
第三章 コリーンのイセッタ婆さん
第四章 決戦 スツーカ砦
第五章 黒い森のクロエ
第六章 黒金の城(シュタールシュロス)
第七章 英雄
最終章 エピローグ
Twitter【@kow_fukuyama】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 05:00:00
409909文字
会話率:43%
日本の都心に霧の街があった。
それは嘗ての産業革命時のものとは異なる自然の霧に染まった街。
その街の一角に、年齢も性別も身分もバラバラの男女が住まう【マンション・ワルツ】があった。
穏やかな日常、満たされた日々、彼らには苦に感じることはなか
った。
だが少しずつ、歪の足音が近くなってきた。
僕らは、何かがおかしい存在だと、認識し始めた。
そして揺らぐ存在、それはまるで―――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 12:00:00
32981文字
会話率:57%
「もう一度、母に伝えたい言葉がある――」
深い森の奥に存在すると伝えられる“死者の泉”。
そこは、五つの試練を乗り越えた者のみが辿り着ける、魂と記憶の交差点。
少年・シュワルツは、母の死に際して伝えられなかった言葉を胸に、その泉を求め旅
に出る。
だがその道は、精霊による五大試練、未知なる魔力の覚醒、仲間たちとの出会いと別れ――数多の運命が待ち受ける過酷な旅だった。
やがて彼は、一振りの“因縁の剣”を手にし、刻まれた《精魂の紋章》の謎と向き合う。
それは己の過去、そして世界の真実へと繋がる扉だった。
――試されるのは、力ではなく魂。
これは、少年が“伝えたかった言葉”を胸に世界を越える、魂の冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 20:00:00
29139文字
会話率:33%
「妖精と王子様のへんてこワルツ(https://ncode.syosetu.com/n0406gi/)」シリーズ最新作です。
逆恨み王族のアルフレッドの件も落ち着き、当初から気になっていた故郷が隔離される要因となっていた通路も舗装できた。
アルフレッドが引き起こした戦争の結果、味方となったアイマルも周囲に馴染んできている。
色々と順調に進んでいる。
いよいよエルフリートとロスヴィータは自分たちの結婚式の準備を進める傍ら、女性騎士団としての今後に繋げるべく頑張ろうとしていた。
【毎週水曜・土曜、20時更新/1話あたり2,000~2,500字程度】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 20:00:00
99401文字
会話率:47%
「妖精と王子様のへんてこワルツ(https://ncode.syosetu.com/n0406gi/)」シリーズ最新作です。
色々ひと段落!
シリーズ内にちりばめられていた伏線のほとんどが「へんてこチャチャチャ」で回収されたわけですが……
エルフリートとロスヴィータの関係は、あんまり変わっていないぞ!?
今期の二人は遠距離恋愛。でも、離れる事で見えてくる事もある。
あまりにも乙女すぎるエルフリート、とエルフリートがロスヴィータと結婚する覚悟ができるのを待つロスヴィータ。
さてさてどうなることやら。
【毎週水曜・土曜、20時更新/1話あたり2,000~2,500字程度】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 20:00:00
175751文字
会話率:45%
「妖精と王子様のへんてこワルツ(https://ncode.syosetu.com/n0406gi/)」シリーズ最新作です。
戦争が終わり、後処理も順調。だけど、やる事はどんどん積もっていく!
ロスヴィータは女性騎士団長の職務の他に、新し
く創設された騎士学校の運営手伝いが増え、エルフリートはエルフリーデとして忙しくなったロスヴィータを支えるべく、精力的に副団長としての活動にまい進していた。
休まる時間がなく、どんどんやつれていくのを実感していたエルフリートは、同じく忙しい日々を送るロスヴィータを休ませようとするが……?
ラブコメ感復活!
隻腕となったルッカや、前作からのニューフェイスの活躍・成長も楽しみなストーリーに!
【毎週水曜・土曜、20時更新/1話あたり2,000~2,500字程度】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 20:00:00
172600文字
会話率:51%
前世では、趣味でバンド活動をする三十路の社会人だった。
今世では、男女の出生率が三毛猫並の世界で、男子高校生になる。
80年前に起きた太陽フレアの異常活動により、人類のY染色体が壊れて、出生率が大きく偏った。
そのため日本では、2
0歳まで未婚の男性に対して、22歳までに国がマッチングした5人と重婚させる法律を作った。
だが待ってほしい。一体どんな相手と結婚させるつもりだ。まさか巨乳じゃないだろうな。言っておくが、俺は貧乳教徒だぞ。
こうして俺は、自らの信仰を保つべく、配信者として活動を始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 18:00:00
245737文字
会話率:30%
私、劉柳留。12歳の天才少女――だった、はずです。
「世界で最も挑戦的でトップレベルの数学オリンピック」の首位を獲得した直後、不運にも車に轢かれて命を落としてしまい…気がつけば、「ワルツィナイズ・ミロスラックフ」という異世界はに転生していま
した。
しかも、転生先は貴族家系の没落した家の子供で、なぜか性別も男性に変わっている……!?さらに、前世の記憶を鑑定・保存してくれる謎の「システム」までついてきてるなんて、これは完全に異世界転生もののテンプレじゃないですか!しかも、目に映るこの世界、人口構成から文化まで、まるで中世末期のヨーロッパを見ているような感じです。
でも、最近の流行は「反パターン」小説だと聞きますし、この状況を受け入れ、せっかくのトップクラスの魔法の才能も手に入れたことだし、異世界でハーレム冒険のようなロマンに挑むべきなのでしょうか?……って、待って!魂は女の子なんだから、そんなエッチなことを考えすぎないでくださいよ!
それにしても、このシステム、どうやらバグがあるみたい?もしかすると、この世界の根本的なエラーが影響しているのかもしれません。この大陸にはまだ未解決のエラーがあるとすれば、自分の力でその原因を探し、修正しなければいけないのでは……?
さあ、まずはこの世界の歴史、魔法、言語を把握し、転生者であることを隠しつつ、他の転生者がいないかも調査してみよう。もしも同じような奇妙な転生例があるなら、他にも「普通の」転生者がいるはずです!
しかし、このシステム、どうやらバグが多いみたいだ。もしかすると、この異世界自体の基礎フレームにエラーがあるのかもしれない。もしそうなら、大陸にまだ隠れたエラーが残っているということだろう。それなら、この手でこれを見つけ出して、正してやるべきじゃないか?
経済活動などは他人に任せるつもりだ。やりたいことに集中したいからね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 10:47:36
358205文字
会話率:47%
恋を知ったその日から、墨と白紙だけだった自分の世界に鮮やかな色が溢れ出した。(大学生×高校生)
最終更新:2025-07-03 13:16:19
27324文字
会話率:48%
腕利きの剣士と面倒見の良い僧侶の金欠に喘ぐ旅の冒険者コンビ
ロバート・レッドグレイヴとハンス・ラーベ
依頼を達成し手にした報酬は、やはり予想通り大半が消え去っていく。
金欠は解消されず、二人はまた次の街へ、次の依頼へと旅を続ける。
報酬でワルツを踊るどころか、鉄屑のような金銭状況で、それでも彼らは旅を続けるのだった。
ハードボイルドな危険と隣り合わせの日常と、二人のコミカルなやり取りが織りなす、金とトラブルにまみれた冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:09:01
53516文字
会話率:27%
幼馴染の彼女(金持ち)のため、女装して奮闘する彼(貧乏)の物語。
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パートリッジ伯爵家は困窮していた。
ジェフリー・モートという商人の甘言に乗って借金を重ね
てしまったからだ。
このまま没落するかと思われたパートリッジ伯爵家だが、有り余る財産で新興貴族となったジェフリーからひとつの提案があった。
「私の娘サラに貴族としての振る舞いを教えてください。期間は半年、サラが社交界デビューをするまでです。そうしたら借金をいくらか帳消しにして差し上げましょう」
こうしてパートリッジ伯爵の娘エレノアは家のため、サラに貴族の振る舞いを教えることになった。
……のだが、当のエレノアは、
「あんな家の娘に教えを授けるなんて、絶対に嫌ですわ!」
と、断固拒否の姿勢を貫く。
困ったパートリッジ伯爵はもう一人の子どもに泣きついた。
こうしてパートリッジ伯爵の『息子』グレアムは女装し、エレノアのフリをして、サラに貴族の振る舞いを教えることになった。
すべてはパートリッジ伯爵家の存続のために。
――とは、見せかけだけの話。
実は家のためではなくて、ほのかな恋心を抱いていたサラのためだけれど、それはグレアムだけの秘密だ。
果たしてグレアムはサラに女装だと気づかれるなく、教師役を完遂できるのだろうか?
だけど多分、サラはグレアムの正体に――。
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※女装男子ですが男の娘ではありません。
※不定期にのんびり更新していく予定です。
※タイトルに★がついてる話にはイラストがあります。
※イラスト:むなかたきえ様(X(旧ツイッター):@kkkie_m)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 20:23:02
105435文字
会話率:38%
ワルツはもう古い!? 貴族のステータスはラップとダンス!
格式高い貴族社会――しかし、そこではワルツではなくヒップホップが支配していた!?
公爵令嬢クリステラ・バリントンは、ダンスもラップも完璧な“宮廷の女王”。しかし、ある日突如現れた平
民の少女ミルラが、自由奔放なステップで王太子ラファエロの目を奪う!
「ふざけないで。貴族の舞台(ステージ)は、私が支配するのよ!」
熾烈なダンスバトル、ラップの応酬――宮廷はまるでクラブ状態!?
ライバル心むき出しの令嬢と平民ダンサーの戦いは、やがて王宮を巻き込みとんでもない事態に…!?
ビートが鳴れば身分も関係なし! 貴族とヒップホップが交差する、痛快&コミカルなリズムバトル開幕!
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 19:30:00
36342文字
会話率:39%
日々の生活は大変だけど、とりあえずごはんを食べれば大丈夫。
食べることが大好きな“私”が、無理せず気まぐれに美味しくごはんを食べるだけ。
ときどきお酒とおつまみ。
※まずは無理せず、毎月25日の更新を目指します。
最終更新:2025-06-25 00:00:00
99144文字
会話率:14%
貧民街で生まれた少女・プレセペは、ひょんなことから貴族として生きることになる。優れた才能を示し、貴族の子女が通う名門校に入学することができたプレセペは、周囲からのやっかみを受ける。孤独に苛まれているところに、麗しい男性が近付いてきて……。
最終更新:2025-06-22 22:34:26
11607文字
会話率:43%
バレエ・バレエ・バレエ
続・バレエ・バレエ・バレエ に続く
続・続・バレエ・バレエ・バレエ です。
一貫して気軽に読めるバレエエッセイとなっています。
作法も何もないので、どこからでもどうぞ、です。
以下は前編のものです。よろしければコピ
ペしてご覧ください。
バレエ・バレエ・バレエ ⇒ https://ncode.syosetu.com/n6688bu/
続バレエ・バレエ・バレエ ⇒ https://ncode.syosetu.com/n2189bw/
子ども関係 ⇒ ☆
加齢関係 ⇒ △
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 06:01:35
94249文字
会話率:9%
最愛の夫は、呪いをかけられ、ぶち模様のガチョウになった。
それでも私たちは、仲良し夫婦のままだった――あの日までは。
これは、愛と魔法が残した、ちいさな羽の記憶。
最終更新:2025-06-07 18:09:19
2551文字
会話率:9%
どこか遠くに本当にある場所。オフィーリアという国での群像劇です。
本編:王道(定番)の古典恋愛風ストーリー。ちょっぴりダークメルヘン。登場人物はクセ強め。ラストはハッピーエンドです!
外伝:本編の登場人物達が織りなす連作短編。むしろこち
らが本番です。
シリアス、コメディ、ホラーに文学、ヒューマンドラマなどなど、ジャンルごった煮混沌系。
■更新→外伝:年4話程度(2,5,8,11月末頃)
■漫画版→フッターのリンクへ
■挿絵が苦手な方はなろうの設定で挿絵機能をオフにしてくださいませ。
検索用:そして二人でワルツを
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 08:23:40
258483文字
会話率:41%
ロゼ=シュワルツェはちょっと引っ込み思案な神殿所属の風使いの戦闘員。神力もそこそこにあり、身長も少し小さめで、顔も普通のどこにでもいるような女の子。
ある日、上司の提案で火使いの男と共闘訓練をすることになる。知らない人と2人で訓練することに
不安を覚えるロゼの前に現れたのは、とてつもなくデカい(デカいで済むのか?)、そして何よりも顔の怖い寡黙な強面男だった。
引っ込み思案、だけど芯の強い女の子と、デカくて怖い男の、お互いに懐いたり懐かれたりする話。
そんなに長くする予定ではありません。とにかく溺愛が書きたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 20:21:57
214776文字
会話率:41%
世界がホモサピエンスから進化した”ノアル”。それ以外から進化し今も生物の特徴を持って生まれてくる”アブノル”
その2種類が生まれ、生きているそんな世界で
主人公「鷹原 澄」(たかはら きよし)は「空型」のアブノルで、コンドルとしての特徴を
持って生まれ、演劇団「エンジェル・カクテル」で裏方作業に日々を費やしている。
そんな中、新しく入った団員「蟲型」オオムラサキのアブノル
「蜃蝶華 香純」(じんちょうが かすみ)が変わる
普通だった、異常な舞台の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 00:25:52
3956文字
会話率:34%
始業のチャイムが鳴るはずの朝、
私立学園から生徒も教師も、すべてが消えていた。
届いたのは、一通の封書。
差出人は──神代セリカ。
ナズナへの暗黒の招待状
ナズナは、誰もいない校舎へと足を踏み入れる。
そこから始まるのは、“存在の定義”
すら揺らぐ静かな対話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 10:13:14
1947文字
会話率:15%
魔法執行官クロア・シュワルツとその相棒ミーノ・キルフェは、なんだかんだで息ぴったりのエリートバディ。バディ結成7周年記念も近づいて、クロアはミーノを喜ばせようと色々計画するも、ちょうど王国じゅうを騒がせていた魔女連続殺人事件が、二人の運命を
も切り裂いていく……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 23:08:58
7925文字
会話率:36%