幼いころのマリア像の記憶、叔母の葬儀へ向かう車の中で主人公が独白として語ります。
作者の内面を過不足なく語った作品です。
最終更新:2025-03-14 22:34:01
4491文字
会話率:7%
―――雪が静かに降り続ける或る日。
まるで白雪のような美しい肌をしたアンネは同じく陶器人形のように美しい公爵に嫁いだ。
愛する人の記憶を、心の奥にそっと閉じ込めて。
「病める時も 健やかなる時も
富める時も 貧しき時も
妻として愛し 敬い
慈しむ事を誓いますか?」
「はい……誓います―――」
何の感情も無い冷たい表情でそう告げるアンネを、聖母マリア像は慈悲深い瞳でじっと見つめていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 11:31:26
73056文字
会話率:60%
とあるミッションスクール(キリスト教主義学校)のお話です。
最終更新:2024-08-14 10:29:00
507文字
会話率:0%
祖母が亡くなったとの連絡を受けて、真理を連れ長崎に込んだ多恵さん。葬儀会館の裏を流れる浦上川を描いていると、何時もの幽霊軍団と祖母が現れる。祖母の通夜も葬式も寂しいものだったが、賑やか好きの祖母の為、幽霊軍団がパーテーを開くことに。母は魂だ
けになった祖母にマガタマに一緒に行って、これから暮らそうと語り掛ける。そのマガタマに帰って来た多恵さんの所に祖母が現れる。母が又長崎に納骨式に戻るまで少し時間があるので、その間に鎌倉に行きたいと言う。そこで花画家の柏木さんと二人で出かける事に。多恵さんの言動や自分自身に起こったことから、段々多恵さんの霊が見える事を信じる用のなった柏木さん。この後祖父の霊も現れて幽霊の杉山君も大忙し。所が母が長崎に行ってる間、父が家の階段から落ちて、発見が遅く緊急治療室の入院してしまう。見舞いに行きたくてもコロナの為行くことが出来ない。祖父母も暫くこの世に留まること決めた。浦上川の絵を描きながら原爆の事や母が描かなければならない奇跡のマリア像に思いをはせる多恵さんだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 14:55:39
47654文字
会話率:56%
戦国時代末期に登場した新教徒オランダの実像とは
最終更新:2021-01-13 01:00:00
2052文字
会話率:0%
20歳の誕生日、朝実家へ帰宅した由紀を絶望の淵へ叩き付けたのはリビングテーブルの上で有象無象に置かれた通帳と解約済みの母のスマホ。扶養から抜け出した娘を置いて蒸発するのは育児放棄か、犯罪か、愛か。娘が母に抱いていたマリア像は幻想なのか。
最終更新:2020-07-25 05:09:23
249文字
会話率:17%
狼子由さまからのお題「夜汽車」
しがない行商のヴァレンチノは、夜汽車のコンパートメントで、バローニと乗り合わせる。
バローニは、盗まれたマリア像を探していると言うが。
最終更新:2020-02-02 23:20:21
4761文字
会話率:47%
舞台は2100年。第三次世界大戦後から10年後の物語である。戦後は少子化対策により、多数の先進国が移民を受け入れる事になった。
だが、同時に移民に紛れた犯罪者も増えてしまった。すると、その犯罪者を捕まえる職業ができた。それを人々は賞金稼ぎ
と呼んだ。
物語の主人公は美少女2人の賞金稼ぎである。
西洋人の少女『ナツ』カポエラの達人。
日本人の少女『冬子』射撃の達人。
この2人が黄金のマリア像の奪還依頼を受けるところから、物語は始まるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-27 18:13:25
356806文字
会話率:41%
ちょっとした行いをしていたおかげで、事故で死亡するところを仏の慈悲により救済された千里梓。しかし、諸事情で魂が仏像の中に入り込んだ状態になってしまう。元の体に戻るには、徳を積まねばならないらしい。そこで、梓(仏像)はクラスメイトの塩澤和臣
に協力をお願いし、徳積みに励むことに。とはいえ、マリア像の真似をしようとして挫折したり、弥勒菩薩に八つ当たりをしたり、吉祥天のコスプレをして◯◯するはめになったりと、彼女が人へと到る道のりは決して平坦なものではなかった。果たして梓は無事、人間に戻れるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-29 20:06:39
204090文字
会話率:31%
アメリカの黒人の女の子ホリー。寒い真冬に、木で彫ったマリア像を売り歩くのが彼女の日課だった。その時代背景と弟ウィルへの愛情を描いた童話作品。
最終更新:2013-01-22 11:15:00
1844文字
会話率:24%