将来悪の帝王になると予想されているリアム・カルムを更生させる依頼を受けたオフェリア・クラウンは、エージェントとしてマグナ・クルガ魔法学校に入学することになる。
オフェリアはリアムにどう接触しようか、入学式前の学校直通電車のコンパートメント内
で考えていると、なぜかオフェリアのところにそのリアムがやってきた。
「オフェリアのことは全部知ってるよ」
なぜかリアムはオフェリアのこともオフェリアの任務も知っていて……?
未来改変のために奮闘するオフェリアとそんな彼女を溺愛するリアムの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 21:03:39
91094文字
会話率:49%
列車の中で居眠りしていたぼくは、目が覚めたとき、コンパートメントの向かいの席の紳士が河童なのに気づいて凍り付いた。
河童はそんなぼくを見て笑い、生い立ちを語り始める。
少年時代をこの町の全寮制の学校で過ごした河童は、その学校の在学中に自分が
河童であることを知り、また仲間たちが風に乗って空に帰る様子を目にした。
そして、数十年が過ぎた今、自分も故郷に帰るためにこの町に戻ってきたのだ。
河童が列車を降りたあと、ぼくは、自分自身も故郷から切り離されてこの世界に取り残されていることを知るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 20:30:31
9765文字
会話率:22%
狼子由さまからのお題「夜汽車」
しがない行商のヴァレンチノは、夜汽車のコンパートメントで、バローニと乗り合わせる。
バローニは、盗まれたマリア像を探していると言うが。
最終更新:2020-02-02 23:20:21
4761文字
会話率:47%