聖女の力を持ちながら、王太子によって静かに“座”を解かれた公爵令嬢エルフスリス。追放同然のかたちで辺境の地・ヘズレアに身を寄せ、診療所で静かに祈りを続ける日々が始まる。肩書も称号もない“ただの癒し手”として。
けれど、誰に教わったわけでもな
いその祈りは、瘴気すら痕跡もなく消し去る。本人に自覚はなくとも、それは世界の均衡すら揺るがす「何か」の始まりだった。静かに流れる辺境の時間、感情豊かな冒険者との出会い、忘れていた痛みとぬくもり。
そして、遠く極北の封印がわずかに揺らぎ始めるとき――
“元聖女”だった少女の名もなき祈りが、再び世界に触れはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 22:47:37
1371文字
会話率:20%
カメリアム・シンヘズイ公爵令嬢は、継母と義姉に自由を奪われ、約5年間クローゼットの中に監禁されていた。
カメリアムは亡くなったはずの両親に勇気づけられ、毎年誕生日に姿を見せる婚約者であり第二王子のノルドレッド・ワンダルフォンに助けを求め無
事に救出される。
王城で目覚めた彼女の耳元で囁くのは、妖艶な女性の声。「稀代の悪女キャロリエンヌ」と名乗った彼女は、「自分が亡霊であること」「カメリアムが闇の魔力を持ち、死者の声を聞く力を持つこと」「復讐をするつもりなら手伝う」と持ち掛ける。カメリアムは姿の見えない亡霊と協力し、自らを虐げた人間と第二王子への復讐──そして二度と虐げられないよう、生前稀代の悪女として名を馳せた彼女のような悪女になると誓った。
だが、第二王子はカメリアムを束縛・溺愛し、カメリアムが他の男を誑かすのをよしとしない。女好きの第一王子、オークのハーフで迫害されている第三王子、ドMな警備隊長に愛されながら。カメリアムは踏みつけられるドアマットとしてではなく、悪女として輝けるのだろうか?
*
☆完結保障
☆際どい言動・前半軽い暴行シーン・微ざまあが2回あるためR15(保険)
☆逆ハー要素は軽度。主人公は最終的に一人の男性と相思相愛になります。
☆軽い女王様プレイ(背中を踏む等)あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 21:00:00
114901文字
会話率:54%
幼少期の黒髪の鬼神ライ・ラムサスとその養父、レインフォルス・ブラッドホークに関わる物語。ラ・カーナ王国東にあるロクヴィス地方に人目を避けて森の中に暮らすライとレイン。静かで平穏な日々を暮らしていましたが、ある日レインがヘズルに行く、そう言い
だしたことから二人の旅が始まります。ライがお父さん、と呼ぶことを頑なに止めさせ、ライの知らぬ所で人間を相手に戦うレイン。まだ幼いライにこの旅の先に待つのは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 02:37:31
94346文字
会話率:39%
北欧神話をベースにした破天荒な冒険譚。主人公ヘズは飛び出した世界で何を見るのか。
最終更新:2020-10-21 02:56:22
3670文字
会話率:10%
世界に存在する難攻不落の7つのダンジョン、通称セブン・ス・ヘズンを探索中だったカイトは、謎の石に触れた瞬間、ダンジョンモンスターの一匹であるアリになってしまう。一時は絶望したものの、ダンジョンの中のシステムでは魔物は何度死んでも生き返ること
ができると知り、彼の夢でもあったダンジョンの攻略を始める。最弱のモンスターアリ、立ちはだかるは幾多の勇者、大賢者を阻んできた難攻不落のダンジョン、”モノキュロス”。無謀にも思えるその挑戦、果たして彼はダンジョンの頂点にたどり着けるのか? 少し抜けている元冒険者現アリの、ダンジョン攻略物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-28 21:38:55
3256文字
会話率:34%
森に住む魔女ライラは五百年もの間、国を滅ぼした石を封じる為に黒猫の姿をした悪魔ペルケレと共に過ごしていた。ある日、盲目の呪いを掛けられた王子ヘズを拾い、呪いを解くように脅される。ヘズとの生活はライラに変化をもたらすものだった。
ファンタジー
寄りの恋愛ものです。ハッピーエンド目指してます。あまりキラキラしてません。一話あたり四千字前後、完結しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-17 07:54:36
85649文字
会話率:53%
姉妹間の格差を埋めようとしたらとんでもないことになった話。
最終更新:2016-07-03 20:16:14
3126文字
会話率:50%
この世界にはいろいろな生物が存在している。
犬、猫、虫、魚、鳥、そして人間。
その中でも人間と知能が同じとされているのが“ウサギ”だ。
ウサギは人間に耳としっぽが生えているだけであまり変わりはない存在である。
数は人間の10分の1しかいない
ものの誕生して以来人間と共存し、現在はかなり長い間一緒に生きてきた人間との間にできた人間の血が混じっているウサギしか確認されていない。
長い歴史とともに本来のウサギはもう絶滅しているとされてきた。
しかし、どこかに未だに混じり気のない純粋な血を受け継いでいるウサギがいるとされている。
人々にその幻の存在は"野うさぎ"と呼よばれている。
そんな世界で二人は出会う。
人間の少年イクトは幼いころにある男に家族を皆殺しにされてしまう。大切な家族を目の前で殺されてしまったイクトはその男に復讐を誓う。しかし、まだ子供であったイクトは復讐どころか生きていくことさえ難しかった。そこでイクトは豪族ばかりを狙う窃盗団「ヘズベルク」へと入団。盗みや脅し、時には殺しを繰り返しながら15歳、ある城に攻め入った際にウサギの少女サアヤと出会う。城の外から一度も出たことのないサアヤはウサギや人間についてなにも知らず彼女が知っているのは母親のことだけだった。城にはいったものの目ぼしいものを見つけられなかった窃盗団のボス、レートンはサアヤを売ろうと企てる。しかしサアヤの境遇や優しさんい触れたイクトは復讐を手伝う条件でサアヤを逃がすことにした。しかし、外の世界を知らないサアヤは初めての「友達」と離れることを嫌がった。結局イクトも窃盗団から逃げ出し一緒に生きていくため旅をしていくことを決心。
こうして二人の旅が始まった。
しかし、世界は残酷で知りたくなかった事実や運命に二人は翻弄されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-06 16:35:24
425文字
会話率:0%
ヘズはまっしろな世界にいた。傍らにいるのはまっくろな友人。
雪が降り積もる世界で、二人は何を思うのか…。
最終更新:2013-02-11 23:59:51
3117文字
会話率:19%
女神よ。残酷で美しい海の魔性よ。どうか連れて行って。波の下の都、常若の楽園へ。海賊一家に育てられた少年ヘズ、彼は海の女神の贈り物という特殊な金の瞳を持っていた。ある日彼ら海賊たちは、海を漂流する二人組を見つけたが……。400字詰め原稿用紙換
算202枚。自サイト完結済小説です。作者:輝血鬼灯 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-05 14:54:08
65256文字
会話率:50%