両親が仕事で家を空けることが多かった高校生、栗城幸多は実質一人暮らし状態。そんな幸多のお隣さんには中学が一緒だった笹倉秋稲が住んでいる。
彼女は幸多が中学時代に告白した時、爽やかな笑顔を見せながら「ずっと友達ならいいですよ」とズッ友宣言をし
てきた快活系女子だった。他にも彼女に告白した男子も数知れずいたもののやはり友達止まり。そんな笹倉秋稲に告白した男子たちの間には、フラれたうちに入らない無傷の戦友として友情が芽生えたとかなんとか。あくまで友達扱いをしていた彼女は、男女関係なく分け隔てない優しさがあったので人気は不動のものだった。
「高校生になってもずっとお友達だよ!」
「……あ、うん」
「友達は友達だからね?」
やんわりとお断りされたけどお友達な関係、しかもお隣同士な二人の不思議な関係。
本音がつかめない女子、笹倉秋稲と栗城幸多の関係はとてもゆっくりとした時間の中から徐々に本当の気持ちを運ぶようになる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 22:45:50
63884文字
会話率:54%
俺は中二病である。
人より自身を客観的認識する事には長けているからわかる。まあ定義はいろいろあるだろうけど間違いなく中二病と言われる部類には入るはずだ。
ちょっと顔が良くてイケメンと言われても、やっぱり中身は中二病なので恋愛は下手くそ。
物心つく頃から何かと女性にちやほやされるくらいにはかわいい容姿だったらしく、それは高校に上がってもやっぱりそんな感じ。可愛い、だけじゃ男としてはモテても少し複雑。
小学校、中学校、そして高校。モテと同じくらいフラれ続け気がつくと俺の恋愛観は捻くれまくってイタいヤツになっていた。
これでも結構努力した。それでも結構頑張った。
でも、結果はいつも同じ。
ならさ、これが恋愛ってことなんだよね?
セックスしてりゃ恋愛ってことなんだよね?
中二病じゃなきゃ違ったのかも。
モテない人生なら違ったのかも。
でも誰も教えてくれないし、頑張って身を削って見つけたこれが俺の答えだ。
恋愛=セックス
純粋だった中二病少年は、そこそこモテて全てフラれた結果ここまでイタいヤツになりました。
でも本当は夢に描いたような普通の彼女、やっぱりほしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 14:33:37
206979文字
会話率:29%
昔から、好きになるキャラはいつも当て馬だった。
*
ブラック会社に勤めている主人公は、Web小説である「光の公女様と運命の恋」の更新を楽しみに生きていた。深夜の残業も、朝の苦痛な満員電車も、上司からの嫌味だって全部推しを思えば頑張れた。
…………それなのに。ある日、推しが(また)フラれた!
寝ても覚めても変わることがない現実に生きる意味を失っていた主人公だけど、死んだと思って目を開けた先は推しがいる世界!?
現実を受け止め、ここで過ごすのも悪くないなんて思ったのも束の間。ヒロインが現れ、自分がヒロインの邪魔をする悪役令嬢だということを思い出す。
ヒロインになるならまだしも、よりによって推しと関わりすらない悪役令嬢だなんて。
しかもこのままいけば、待っているのは破滅のみ。って、そんなの無理!
だから誰とも関わることなく、推しを遠くから眺めて、ただ平穏に過ごすつもりだったのに。
いつの間にか人が寄ってくるし、面倒事に巻き込まれるし、勘弁して。
そんな主人公が成長したり周囲から愛されたりしながら、推しの幸せを探していく話。
*恋愛要素は当分先です。
*タイトル回収も先です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 13:29:00
249232文字
会話率:49%
俺神島翠星《かみしま すいせい》は中二の春、思いを寄せていた人に告白をした。
まぁもちろんのこと俺はフラれた。恋愛には興味が無いだとさ、それから俺は家に引きこもるようになった。
自宅警備員となった俺はある動画サイトであるアイドルと出会った。
最終更新:2025-01-18 12:26:21
109635文字
会話率:57%
中3の夏、近所に住む2歳年上の速水結華にフラれた八百咲斗は、結華を忘れるため進学先を地元から離れた高校に決め、高校進学を機に一人暮らしを始める。しかし、結華が忘れきれない咲斗は自分と結華が結ばれた未来を想像した小説をサイトにアップするように
なる。そんな中、執筆活動がクラスの女子にバレてしまい...折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-16 23:49:41
2833文字
会話率:41%
恋人に浮気されてフラれた男、星川 翔は絶望の中の帰り道にカラスに囲まれた白い子猫を見つける。知らないフリをすることができなかった翔はカラスを追い払い、その猫の負っていた酷い怪我を迷った末に手当てをすることに決めた。動物病院で手当てを施された
猫は回復し、その夜、翔の部屋で翔とともに寝るが、翔は翌朝に目を覚ますとそこには猫耳が生えた少女がいて…!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 07:00:00
21855文字
会話率:49%
あらすじ:
クラスの美少女・椎名莉緒(しいなりお)と付き合うことになった相馬湊(そうまみなと)。しかし、夢のような日々は一ヶ月も持たず、あっさり振られてしまう。絶望の中で出会ったのは、同じく失恋したばかりのクラスメイト、恋伊瑞小和(こいず
いこより)。互いに心の傷を抱えながら、友情とも恋愛ともつかない曖昧な関係を育んでいく。失恋から始まる、ちょっと不器用な青春ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 22:44:38
116073文字
会話率:44%
大事に愛を育んできた彼女を、ムキムキの男に寝取られた千秋。
彼女が言うには、なよなよしていてヘタレな自分よりも、強引にでも奪いに来てくれる男らしい男の方が好きになったらしい。
絶望のどん底に突き落とされた千秋が、家まで帰れずに公園で1人悲
しみに打ちひしがれていると……
全4頁の短編です!
反響があれば続きを書きたいと思います(*・ω・)*_ _)ペコリ
悠太くんや麗奈さんは登場しません!
初BLに挑戦だ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 17:12:27
8176文字
会話率:49%
恋愛において勝つことが約束されている存在━━━メインヒロイン
「君は今、恋をしているかな?」
人気アイドルグループ『スター☆トレイン』の元センター━━━灰銀唯煌(はいらぎゆきら)は偶々屋上で昼ご飯を食べていたモブこと枯水瑪瑙(かれみずめ
のう)に話しかけた。
なんでもアイドルを辞めた理由は、灰銀の中学からの同級生でクラス委員である金城真(かねきまこと)に告白をするためらしい。
元・人気アイドル、文武両道、容姿端麗、光風霽月・・・
これだけのステータスを揃えた灰銀唯煌は━━━完膚なきまでにフラれた。
諦めきれない灰銀は横恋慕を画策するが、瑪瑙の前で見せるその残念な姿はメインヒロイン、などではなく、ヒドインと呼ぶにふさわしかった。
灰銀唯煌の悲願は達成できるのか?あるいは、新たな━━━
カクヨムにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 18:10:00
129983文字
会話率:60%
私立桃円高校に入学した神岡義零は筋骨隆々、英語堪能、学力トップのマッチョなイケメン。
しかし彼は小学六年生まではとんでもない肥満児であり、それが原因で初恋相手である幼馴染みに手酷くフラれた過去がある。
俺の人生に恋愛など不要、全てを平らげる
力を手に入れ、頭ん中お花畑満開な恋愛脳のクソ共を片っ端からひねり潰してくれる――失恋のショックから極端な恋愛嫌悪に染まってしまった義零は、元アメリカ海兵隊二等軍曹で現在は駄菓子屋の店主を務めている若崎源次郎に師事して、海兵隊流のブートキャンプで徹底的に鍛えて貰った。
更に彼はマーシャルアーツやブラジリアン柔術などの格闘技、サバイバル術、ネイティヴレベルの英語、米軍式の戦術論などを学び、まるで別人の様に逞しく精悍な若者へと成長した。
そんな義零が高校入学後、学区が異なる為に他の中学に通っていた魅姫や、名門財閥総帥の孫娘である近衛里琴といった数々の美少女らの心に、強烈なインパクトを残してゆく。
★R15と残酷描写は念の為につけてます。
★本業微妙に忙しかったり、PBWのマスター業やライター業で時間取れなかったりで、かなり不定期な更新になるかと思いますが、良かったらお付き合い下さいませ。末永く読んで頂ける物語を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 13:36:56
42851文字
会話率:25%
オタクに理解があり陰キャにも優しいギャルなんて幻想だった。
宇津木太一。ぽっちゃり体系のインドア派。
ある日クラスでカーストトップのギャル、不破満天が彼氏にフラれる場面に居合わせた。
しかし太一は彼女がフラれた理由を聞いて思わず吹き出して
しまい、不破からの怒りを買ってしまう。
不破が彼氏にフラれた理由、それは――彼女が太ってしまったことだ。
校舎裏に連れていかれた太一は不破から詰め寄られた末に、
「あたしのダイエットに付き合え!」
自分をフッた相手、そして自分を陰で笑ったクラスメイトに復讐するため、不破は太一を巻き込んでダイエットに挑む。
しかし、カーストトップとカースト底辺の二人の関係が対等な筈はなく、太一は日々、不破に降り回れる日々を送ることに…
ひょんなことから始まった二人の交流。
凸凹な二人組の関係は、徐々にその性質を変化させ、バグって行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 09:40:17
730817文字
会話率:42%
【2024/3/1 角川スニーカー文庫より発売!】
(書籍版とは内容や展開が異なりますので予めご了承ください)
旧題『「その結婚ちょっと待った!」と花嫁略奪された側の俺は、ひっそりと平穏に暮らしたい。〜なのに黒髪清楚系ギャルの義妹が毎日慰め
にきて困ってます。気づけば溺愛されてて幸せな新婚(?)生活が始まってたんだが…』
結婚式当日、見知らぬ男が乱入してきた。どうやら俺の婚約者を奪いにきたらしい。
オモチャの指輪でプロポーズを始める。は?幼い頃に結婚を誓い合った仲だと?
そして俺は呆気なくフラれた。
大勢の前で婚約破棄されたあげく花嫁略奪され、疲れ切った俺の前に現れたのは婚約者の妹だった。
それから毎日慰めに家にくるように……。
なんか気づいたら溺愛されてて幸せな新婚(?)生活が始まってた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 11:16:58
110296文字
会話率:39%
高橋隆史(たかはしたかし)は幼馴染みに告白してフラれてしまい屋上に行くと、そこには泣いている女の子がいた。
学校一の美少女、白雪姫と呼ばれている白雪姫乃(しらゆきひめの)だ。
フラれたショックがあるものの我慢して泣いている理由を尋ねると、姫
乃のことを気に喰わない女子たちに呼び出されてかなり酷い嫌味や妬みを言われたらしい。
無意識の内に姫乃を抱きしめてしまった隆史は、彼女に「辛い時は思い切り泣けばいい」と言って自分の胸を貸す。
泣き終わった姫乃は隆史に「今度は高橋くんが私の胸で慰められる番です」と言ってきた。
幼馴染みにフラれたことを知った姫乃は、お礼として隆史を慰めたいらしい。
慰め合いを終えた二人は一緒にいるようになり、無意識の内に周りにイチャイチャ砂糖を振りまくから周りからバカップル認定されるのだった。
距離がどんどん縮まっていく中で、学校一の美少女が自分を好きになってくれる訳がないと思っている隆史と、未だにフラレた幼馴染みが好きだと勘違いしている姫乃とのじれじれ両片想いラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 10:06:50
270508文字
会話率:34%
鈴木亮太は幼馴染である黒川凛花に告白をしたが、家族として見られているためにフラれてしまった。
でも、諦められないから家族としてではなくて異性として見られてほしいと思ったからイチャコラを始めることにした。
最終更新:2023-08-25 12:03:05
2594文字
会話率:34%
都内の高校に通う松岡優斗は彼女にフラれ落ち込んでいた。フラれた翌日、登校中に女子中学生が二人の男に絡まれている所に遭遇する。空手の都内チャンピオンの優斗は苛立っていた事もあり暴力も辞さない覚悟で止めに入ると二人組はスゴスゴと引き下がった。助
けた少女は宮里みのりと名乗り優斗に〈未来の日本を救ってくれ〉と突拍子も無い事を頼んできた。呆気にとられる優斗にみのりは〈私は未来から来ました〉と告げる、馬鹿馬鹿しくて帰ろうとするとみのりは〈私が未来から来たと証明する〉と言いそれを証明した。そして優斗が未来の日本を救う条件とは〈特定の女性と恋人になれるように口説いて欲しい〉というモノだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 01:03:30
103340文字
会話率:38%
俺の事が好きと聞いて、俺がその子に告白したら? 即フラれたんだけど。
キーワード:
最終更新:2024-10-04 03:00:00
1569文字
会話率:53%
ずっと両想いだと思っていた女の子に俺が告白したら? あっけなくフラれた!
キーワード:
最終更新:2024-09-18 03:00:00
1378文字
会話率:44%
“女心と秋の空” 僕は、一度フラれた彼女と付き合う事になった!
最終更新:2023-10-17 03:00:00
1178文字
会話率:24%
僕はフラれた。とても悲しい。
キーワード:
最終更新:2024-10-03 13:58:46
1619文字
会話率:3%
幼馴染のハリーと婚約の話が出た。その頃私の周りにはハリーしか異性がいなかったから、ハリーと婚約できるなら良いかな。と思っていたけれどハリーは違った。婚約をしない理由はハリーが、超ナルシストで自分勝手な男だと分かったから。
ハリーがここまでナ
ルシストだなんて知らなかったから、話をした後は急にハリーへの気持ちがすんって急に冷めた。寧ろナルシストだって知れて良かった。冷めてしまったものは元に戻らないもの。ハリーとはよく会っていたけれど、身体の弱い弟アンドリューが静養のため領地に行くというので一緒に帰ることにした。ハリーの顔を見たくもないし、気持ちの整理の為でもあったんだけど……領地へ帰る途中の町でキレイな顔の男の子と出会うことになる。
アルファポリスさんにも投稿しています。
少し題名を変えました。
※ 旧)初恋は苦い思い出。でも、出会うべく人と出会いました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 18:00:00
125142文字
会話率:62%
朝倉梨央(高1♂)は、フラれた女をもう一度振り向かせるくらい強い男になる為、日々活躍するヒーローのように力が欲しいと願った。
―――すると、その願いを聞き届けた淫乱ヤンデレ女神の手により、梨央は魔法少女になった。
つまるところ、彼はエロ
い攻撃を仕掛ける悪の銀髪薄幸巨乳えちえち美少女・リカちゃんに変身できるようになり、戦うことになっちゃったのである。
そんなリカ(Fカップ)は、男女問わずヒーローたちをムフフでえちちな誘惑で翻弄する。これには大きなお友達も大喜び。一部の味方も大喜び。
…………なお当の本人、めっちゃノリッノリ。
そんなリカを含めた悪の組織、魔法少女ご一行【自由とヒステリー】、愛称じゆヒス。
他人を巻き込んで欲望の限りを尽くす癖に、なんだか絶妙にラブコメの香りが漂う彼女たちは、今日もヒーローたちに迷惑をかける。
目標はただ1つ!愛をぶち撒けヒーローをボコボコにして、誰より目立つために!!
※カクヨム様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 10:08:45
35143文字
会話率:54%
『幼馴染みざまぁしてみていかがでしたか?』
放課後の教室で幼馴染彼女をフったクラスメイトいわく、ざまぁ最高!もう全部遅いんだよ!との事で……。
自分から聞いておいてなんだけど思ったよりも酷い感想だ。同じ事をやろうとしているのにそう感じ
るのは何故だろう。
きっとそれは片方の感想しか聞いていないからだ。
だから俺はフラれたモラハラ幼馴染みさんにも感想を聞いてみた。
彼女の答えを聞いた俺は放っておくことも出来ず……。
そして2人の感想を聞いた上で俺を裏切った幼馴染みを俺は──
これはモブ視点から始まる幼馴染みとの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 18:43:48
199744文字
会話率:46%
「り、理佳子……」
「――!」
彼女である理佳子に、用事があるから行けないと断られた夏祭りの会場。
そこで俺は、二年の藤島先輩と手を繋ぎながら歩いている、派手な浴衣姿の理佳子と遭遇してしまった。
あまりの光景に、脳が現実を受け入れる
ことを拒否している。
全身の血が冷水に変わったんじゃないかというくらい寒気がする。
それなのに心臓だけは、ドクドクと今にも爆発しそうなほど早鐘を打っているのだ。
う、噓だよな理佳子……。
これは、何かの間違いだよな、理佳子……!
「あーあ、まさかここで康太くんと会っちゃうかぁ」
「……!」
が、当の理佳子は、まるで授業中に先生から問題を解いてみろと指名された時みたいな、気だるげな態度を取っている。
そ、それが、浮気現場を見られた第一声かよ……!
こうして最悪な形で彼女にフラれた俺は、もう二度と恋愛なんかしないと、心に誓ったのである――。
「あれぇ? う~んと、おっかしいなぁ~?」
「……!」
そして季節は巡って春。
二年生になった俺が、いつものように放課後部室に向かっていると、廊下のド真ん中でうろうろしている女の子がいた。
これが同じ部活の後輩になる、宮永さんとの出会いだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 21:01:16
8335文字
会話率:47%
「ゴメンね、松永くんみたいなデブのキモオタは、タイプじゃないから」
「…………え」
勇気を振り絞って片想いをしている吉岡さんに告白した俺。
が、吉岡さんの口から放たれた返事は、何とも残酷なものであった。
あまりのショックに河川敷で一
人号泣していると――。
「アレ? 松永じゃん。どしたん、そんな泣いてさ?」
「――!!」
クラスメイトでギャルの木津根さんに声を掛けられた。
これは……、ラノベでよくある、『オタクに優しいギャル』というやつか……!?
俺は藁にも縋る思いで、先程吉岡さんにされた仕打ちを話した。
――が、
「なるほどね。それは松永が悪いよ」
「っ!!?」
木津根さんからの第一声は、オタクに優しいギャルとは真逆のものであった。
「な、何で……」
「何でって。松永がデブのキモオタなのは事実じゃん」
「……!!」
「でも大丈夫。人間は努力次第で、誰でも特別になれるからさ! アタシが松永のことを、一人前の男に鍛えてやるよ!」
「は?」
――こうして俺の、オタクに厳しいギャルにシゴかれる日々が幕を開けた。
※柴野いずみ様主宰『ざまぁ企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 21:08:20
9464文字
会話率:49%
「ひ、氷海(ひうみ)さん、好きです! 俺と付き合ってください!」
「……死ねばいいのに」
「ガハァ!?」
とある高校の昼休み。
二階の教室の窓からふと裏庭を見下ろすと、今日もクラスメイトの氷海さんにこっぴどくフラれた男子生徒が、地面に
倒れて天を仰いでいた。
これで今月だけで何人目だろうか……。
だが、倒れた彼はどこか恍惚とした表情をしていることから、そっちの趣味がある人種なのかもしれない。
だとしたらむしろご褒美なの、か……?
氷海さんは氷のように冷たい威圧感のある言動と、世界三大美女を彷彿とさせるその容姿から、【絶氷の女帝】の異名を持つ、雲の上の存在だ。
同じクラスというだけで僕とは神様とミジンコくらい住む世界が違うので、僕が氷海さんと関わり合うことは生涯ないと、この時は思っていた――。
※コラボ作品です。
【原案】しいたけ
【文】間咲正樹折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 21:05:15
5029文字
会話率:33%