14の時、家族は野党に襲われた
生き残ったのは私だけ、その私も親戚筋の孤児院に預けられた
孤児院を経営しているスペンサー公爵家は、成人して孤児院を出て行かなくてはいけなくなった人間を自分の屋敷の使用人として雇ってくれる
春に孤児院を出るこ
とになった私も、そのお屋敷でお世話になることになった
でもスペンサーの家の人は誰もが知っている。私が貴族の娘であったことを
だからみんなが私を親戚として扱おうとするんだ、私はこのまま手に職をつけて自立したいのに
ましてや子供の頃、“永遠”を約束した憧れの人は思い出からはずっと変わっていて、しかも私を露骨に避けてくる
私はなにかした記憶なんてないのに
それでも日々は進む
ある日、屋敷の壺を割ってしまった罰としてダンスホールの掃除をしていた時に全ては動き出した
私はただ、うろ覚えの夢を見続けていられればよかったのに。彼が「一緒に踊ろう」なんて言い出して
私はその手を、とってしまった———
***
※ハッキリと性描写があるわけではないですが、主人公がよく脱がされかかっているのと一回全裸の描写はあるので一応R15をつけてます
**********
一年以上前にカクヨムに上げていたものを手直ししたものになります
あくまでメイン連載である「投獄された冤罪悪役令嬢はストーカー王太子と踊る〜隣国の王太子が変態だなんて聞いてませんわ!〜」https://ncode.syosetu.com/n7482jm/ の原稿が(少なくともこの話の一話が上がってる時には)終わってないのでお茶濁しにあげているものなので、そんなに長くは続きません
元のいじっていないものはカクヨムに上がっていますが、内容は何も変わらないのにそれ以外の全てが悲惨な出来なので許してください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:20:00
138758文字
会話率:40%
あるところに一人の復讐者がいた。復讐者は仇を全て討った後、死刑にされてしまう。
刑を受け入れた復讐者だったが、気が付けば妙な場所に立っていた。死に行く間の幻覚だと思った彼だったが、それに付き合った彼は薄れ行く意識の中でハッキリと聞いた
。
『WELCOME TO HELL!』と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 00:00:00
1822739文字
会話率:44%
しがないパン屋の長女アネットは、過去に恋愛がらみで嫌な思いをしてからというもの顔の良い男性が苦手だ。
だというのに、なぜか我が国一顔が良いとされる騎士団長様に求愛され続けている。
顔だけでなく、実力も性格も良い騎士団長様にはファンが大勢
いるため、もしお付き合いでもしようものならアネットは散々な目に遭うだろう。
ただでさえ顔の良い男性は苦手なのに、人から恨まれて針の筵になるなんて真っ平ごめんだった。
客商売にも支障が出かねない。
だから何度もハッキリ断っているのに。
「人気者の恋人なんて……絶対に嫌です」
「僕が、他の女性に言い寄られなければいいんだね?」
アネットを溺愛したい騎士団長様はいったい何を企んでいるというのか。
そもそも、なぜ彼ほどの人物が地味なパン屋の娘を愛しているのか。
不安しかないアネットだったが、彼女はパン屋の娘。
今日も今日とて頭を痛めながらパンを焼く。
※楠結衣様の「騎士団長ヒーロー企画」参加作品です。
短髪ヒーロー、溺愛、花束の要素あります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 21:00:00
22512文字
会話率:43%
「異世界なんて行きたくない」──そう神様にハッキリ伝えたはずだった。
なのに気づけば草原のど真ん中。しかも“引きこもり生活を応援!”と称して渡されたスキル【マイホーム】は、トイレも風呂もない謎仕様!?
さらにログハウスにまでモンスターが襲
ってくるとか、どういうこと!?
これは、引きこもるはずが外に放り出され、知らない世界でサバイバルを強いられることになった、女子高生リンカの異世界珍道中である──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 20:31:22
31550文字
会話率:37%
ある日突然、仕事中に見たニュースで知ったダンジョン出現。
待ちに待ったこの瞬間に私はその日に退職届を出して、クソみたいな労働に別れを告げる。
そして翌月、私は財産を纏めて処分して、愛車と共にダンジョンが多く出現した北海道へ向かった。
何
でかと言うと、そこで念願のプレッパーズ生活をする為である。
だが現地に家を買ってから、私は驚くハメになる。
そこに居たのは……
ダンジョンを利用して荒稼ぎをしようとするヤクザや半グレ、ダンジョンを利権の源として独占しようとするクソ役人や業突張りのNPO共、マスコミによって飛び交う根拠不明の『安心安全』プロパガンダ。自縄自縛で武器使用も出来ない自衛隊と、相も変わらずはした金で老人猟師をコキ使おうとする警察に、無防備なままダンジョン内へ突撃して死ぬYouTuber。
山中の畑で大麻を栽培するジャマイカ人に、信者を使って金儲けしようとする韓国のカルト団体、製薬企業や軍需企業に雇われたアメリカ人の傭兵集団、ダンジョン内に住み着いて料理店を開く中国人、そして人間とモンスターと動物の区別が付かないサイコ美女ハンター……
突如湧いて出たモンスター保護団体に、精肉加工場前で騒ぐバカなヴィーガンの集団、戦争終結で余ったアサルトライフルや戦闘車両を売り歩く戦争帰りのロシア人達、立ち並ぶユダヤ人の闇金事務所と法律事務所、それにRPG-7でカチコミを掛けるイスラム教徒の不法移民集団……
ダンジョンとその周りの住人達には、現代日本社会のルールや習慣など全く通用しなかった。
そしてありがたい事に、刻一刻と終末の時は近づいていたのだった。
いや、もうこれ既に終末だろ。
※好き嫌いがハッキリ分かれる作品なので、読む人は覚悟して読んで下さい。
※あと、不定期連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 22:12:40
347022文字
会話率:69%
魔獣に襲われた魔の森で、ステラシアは星のような男に助けられた。
淡い金髪に銀が混ざった紫の瞳。甘い顔立ちは寄せられた眉のせいで少しだけ近寄り難く。大きすぎる「魔力」と「星の力」を持つポーラリア星王国の第一王子アルトラシオンは、なんでもかん
でもこなせる優秀さを持っているくせに、生まれてすぐに授けられた予言のせいで少しだけ倫理観が歪んでいた。
問答無用でアルトラシオンの側仕えにさせられたステラシアは、憮然としながらも、使用人とは言い難い待遇によって快適な生活を送ることになる――って、それはちょっとおかしくない?
側仕え期間は1年。目標はアルトラシオンを満足させること。報酬は行方不明の師匠の捜索。条件は朝晩の身支度と公式の場へのパートナーとしての出席。
そして、失敗は――無期限の期間延長。
「死にそうになってるなら、殺してやるのが『愛』ってやつなんだろ?」
「殿下、ハッキリ言いますけど、そんなものは絶対に『愛』じゃないです」
「なら『愛』とやらがなんなのか、おまえが俺に教えてくれ。側仕えだろ」
「え――? えぇぇ、とぉ……」
ふたりは徐々に惹かれ合っていくけれど……。
わたしにはなにも無い。だから師匠さえいればそれでよかった。それでよかった――はずだったのに。
「俺が助けたいと思ったのは、ステラシア――おまえだけなんだ」
ハイスペック倫理観少々ぶっ壊れ王子×ハイスペック庶民的記憶なしお嬢さんの恋愛劇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 21:10:00
54216文字
会話率:32%
本作は、HoYoverseのオープンワールドRPG『原神』を基にした二次創作小説(ライトノベル)です。
原作ではスメール編のクリア後であり、作品のイメージとしては『からかい上手の高木さん』のような、軽快でほのぼのとしたドキドキ感を意識して
いきます。
元々はインターネットのニュースで「チャットAIは文章作成ができるから、小説も書けるらしい」と知り、原神のキャラクターを使った物語を生成させてみましたが、AIに任せてみたところ、ボロボロだったのがきっかけです。
・原作とかけ離れた要素が唐突に登場する
原神の世界に存在しない設定、アイテム、キャラクターなどが突然登場し、原作の整合性が損なわれる。
・キャラクターの個性が希薄
誰が話しているのか分からない平坦な会話になる。口調も原作と全く異なる。
・世界観との矛盾
原作のストーリーや設定を無視した展開が続き、違和感を覚える。
・冗長な描写
情景描写が過剰に長くなり、読むテンポが落ちてしまう。
・不自然な表現
簡単な動作にも難解な比喩が多用され、読み手にとって負担となる。
・日本語版の原神の用語ではない
海外の翻訳表記だったり、別のキャラクターと間違えていたり。
AIに任せるとこれらの問題に直面し、「AIに任せるだけでは満足いく作品にならない」と気づきました。そこで、AIにはあくまでアイデア出しや下書きの補助を任せつつ、物語の方向性やキャラクターの言動や雰囲気はがっつりと私自身が調整することにしました。
ハッキリ言って、AIで楽になるどころか、手直し箇所が多すぎて、もはや自分で作成するよりも時間がかかっていますが、原作に忠実な作品を目指しています。
試作ではバトルものを構想していましたが、色々試した結果、唐突に何をしても不自然ではない「ナヒーダ」と旅人(男主人公)のラブコメの組み合わせに決めました。
この作品(シリーズ)は無料で公開します。もし支援してくださる人が増えていけば、長期連載や、他のキャラクターを主人公にした新しい作品にも挑戦してみたいと考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 19:08:19
174772文字
会話率:44%
アンティークなデスクの向こう、革製のロッキングチェアに収まっている小柄な女の子。に見える成人女性。その『記録的な』低身長と童顔は、『如何にも人生経験豊富なご老体が座っていそうな椅子』に似つかわしく無い筈なのに、今日もやけに様になっている。
きっとバレンシアオレンジを彷彿とさせるようなハッキリとしたオレンジ色の革と、彼女のパーソナルカラー(所謂スプリングカラーとかイエベ春と言われるようなタイプ)が調和しているのだろう。
ブラブラと足を放り出して、完全に椅子に抱き込まれている様な彼女には、似合うかどうかはさておき、実用性の意味であの椅子は不釣り合いなのだが、本人曰く、『地に足つかないのが楽しい』らしい。
僕も『彼女が楽しいなら何より』と思っている。
軽いパーマの掛かったロングヘアーは栗色で、恐らく亜麻色という言葉を連想する人もいるのだろう。
つまり阿僧祇那由多は今日も可愛いということだ。
阿僧祇那由多は霊能者のようなもので、僕は彼女の助手のようなものである。彼女は独特な視点で物事を見、様々な事について疑問を抱き、それを僕に語ってくれる。ブレインストーミングにも通ずる点があるそういう話し合いは、僕に取っては彼女と関われる至福の時間でもあるのだが、これは彼女は知らないだろうし、気づかれないようにしないとね。
今日も彼女との談義が始まる。それはいつも、『ツッコミどころ』から始まるのだ。
━━━━
※本連載は外部サイト「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 04:08:23
17725文字
会話率:62%
僕、河瀬晃(かわせあきら)は初めてできた彼女、水瀬夏鈴(みなせかりん)に半年で振られてしまう。20歳になってやっとできた彼女だった。そんな彼女からショックな言葉を言われる。僕は意気消沈し、重たい体を引きずって、どうにか自宅まで辿り着く。自宅
に着いた途端。珍しく飲酒したせいかお腹の調子が悪くなりトイレに駆け込む。事なきを得たが、次は急激な睡魔に襲われ、トイレのなかで寝てしまう。僕はトイレで不思議な夢を見る。そこは今の世界に似ているが、何かが少しずつ違っている世界だった。目を覚ますと、朦朧とした意識でもハッキリ感じ取れた。トイレの外の様子がおかしいことに。恐る恐る、トイレのドアを開けるとーーそこに広がっていたのは知らない世界だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 21:51:54
806文字
会話率:50%
「我がギルドには、入った者の怪我が一瞬で治る『神の加護』がある。ギルドに籠もっているだけのヒーラーなどいらないんだよ!」
(それやってるの私なんですよ……)
と、ハッキリ言えないコミュ障最強ヒーラー、ミュウ。
彼女は無詠唱で、遠距離から一瞬
で怪我をヒールするせいで誰にも気付かれず、コミュ障すぎて主張もできないためギルドから追放されてしまう。
どこに行こうか途方に暮れていると、ミュウとは正反対に「うるさすぎるので」追放された剣士、シャルに声をかけられる。
「あたしと一緒に旅しない?」
その出会いは、のちにミュウが「聖女」と呼ばれるようになる成り上がりの旅の始まりだった――。
コミュ障ヒーラーと陽キャ剣士の百合風スローライフロードムービー!
(カクヨムにも同名小説を投稿、先行連載中です!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 08:00:00
732835文字
会話率:27%
ハッキリ言うと、天才と天才の恋愛である。
しかし、頭脳と頭脳の因果が恋愛に導くなんて、最高だろ?
最終更新:2025-03-09 00:51:17
3911文字
会話率:45%
割り込みを許せるか許せないかのお話。何なら許せて何なら許せないのか。今こそハッキリさせよう!なあ、そこの友よ!
最終更新:2025-03-04 21:12:02
1170文字
会話率:6%
17歳の新人ジョッキーがデビュー戦を戦う。1ターンのレース。ミス1つですべてが台無しになる厳しいレースで黒谷雅美(くろたにまさみ)はどう乗ることが出来るのか。女性騎手がまだ珍しい時代のはなし。男尊女卑がハッキリとしている時代背景と菜七子ル
ールが無い時代。男社会の日本競馬というムラ社会に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 02:06:59
6414文字
会話率:42%
僕は目ヂカラの強いギャルのツムギちゃんに逆ナンされた。ハッキリ言って苦手なタイプだったけど、僕のことを「好みのタイプのど真ん中」だと言う彼女に、僕はあっという間に虜になり、1ヶ月後には入籍、まもなく彼女は妊娠した。ツムギちゃんとの暮らしは毎
日笑顔が絶えず、幸せに満たされ、普通に生きているだけでこんなに楽しいんだと実感できた。しかし、あの感染症が襲来すると、僕たちの生活は一変した。僕は失業し、その日の夕飯にも窮するようになったある日、ツムギちゃんが突然蜘蛛に変身したんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 23:01:52
3838文字
会話率:35%
〘塔を登れ〙
夢の中で塔を目指して走る少年少女達。
現実世界の恋から始まった夢は彼等にもう一つの世界を体験させる。
何をさせられているのかは分からないが目的意識だけはハッキリしている。
〘塔を登れ〙
誰が、何のために。
それは塔を登れば分か
るのだろうか。
目的のある夢は本当に夢なのだろうか。
目的の分からない現実は本当に現実なのだろうか。
〘塔を登れ〙
そのどちらかしか選べないのなら……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 11:24:32
11571文字
会話率:15%
ここは広大な宇宙の中にいくつかある惑星の中の一つ地球
その地球に住む人類が初めて宇宙へと飛び立ってから数百年後の話
地球では他の星から来た人間の様な生命体との交流が行われていた、地球人と異星人の違いは殆ど無く、ハッキリ違う所は瞳の色くら
いだ、この瞳の色は星毎に特徴があり、水星は青、金星は金、火星は赤、木星は緑、といった感じだ、因みに地球人の瞳は国や土地柄に関係無く、全員黒である
数は非常に少ないが異星の者同士の結婚もある、その場合は、母親の瞳の色になる、しかし両親のどちらかが地球人ならば必ず黒以外になる
異星から来た彼らは地球の環境などに興味があった、また地球人も他の星の環境などに興味があった事から互いに情報を交換し、資源のやり取りなども行われていた、
交流が始まるキッカケは人類が金星や火星などに飛んだ時、不測の事態が起き、現地の者に助けられたからだと言う、最初はお互いに言葉も通じなかったが、現地の者達の驚異的な学習能力のお陰で、今では地球に訪れる異星人は、地球の共通語を話せるまでに至っていた
その交流の過程で彼らがいたそれぞれの星は未知の生命体、ドラーベ(彼ら命名)に度々侵略行動を受けている事を知らされた、彼らいわく対話が通じず初めて襲来してからの数年はやられる一方だった、彼らはそのドラーベに対抗する為、対ドラーベ人型兵器、通称【アハッド】を造り戦っていた事を伝えた
その交流から数十年、彼らの協力によって宇宙へのより高度な飛行技術、医療や科学、アハッドや対ドラーベ戦艦、【カッド】の開発、すでに存在していた軍を解体し、カッドやアハッドを操れる優秀な人材を各地から集めて作られた地球連合軍、【フォースデルタ】の発足など、あらゆる面で地球の技術は飛躍的に発展していった
交流を始めた一方で異星から来た彼らをよく思わない者達は一定数存在し、地球から排除しようとする者達もいる
それが反異種族連合軍、通称【アフィア】
主に多くの地球人が集まった者達で結成されたそれは、ここ数十年で規模を広げ今ではフォースデルタに次いで地球を二分に分ける程力を持った存在に、あくまで自分達は地球の為に行っていると正当化し、異星から来た彼らの技術を盗みアハッドまで造り出していた
そして…物語は現在へ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 20:00:00
587931文字
会話率:72%
「ここじゃないどこかに行けますように」
毎日のように家の近所にある高神神社でそう願い事をする少女、ひなはわずか9歳にして不遇な人生を送っていた。
彼女が生まれてすぐに行方を眩ませた母と、その母を探して世界中を飛び回る父。
両親はただの一度も
、ひなに連絡を寄こしたことが無かった。
そしてそのひなを預かることになった父の両親は、ひなが5歳になる頃から彼女を疎ましく思うようになっていた。
ひなには人には見えない物が視える、不思議な能力があった。それもただの幽霊と言う類ではなくいわば妖怪と呼ばれるものだった。
成長するにしたがってハッキリとその存在を視れるようになったことで、次第に友人や祖父母から気味悪がられるようになり、やがて孤立してしまう。
家に帰っても学校に行っても、誰も自分の傍にいてくれる人がいない事で、ひなは「ここじゃないどこかに行けますように」と神社で願うようになった。
「ここじゃない場所って言っても、施設には行きたくない。だって……どうせ施設に行ったってひなが色んなものが視えるって分かったら、結局みんな気味悪がって離れてっちゃうんだもん。だったら、一人の方がいい……」
だが、今の生活をしていればいずれ行政の人間が情報を聞きつけ、施設に入れるために連れに来るに違いない。
それが今のひなには一番怖い事だった。
そんなある日の夜、通い続けていた神社に不思議な光が下りた事を見かけた。そしてその夜に突如訪ねてきた警察に恐怖を覚えた。
施設に連れて行かれちゃう。
ひなは暗い夜道を危険だと分かっていながら、家から飛び出して神社への道を急いだ。
神社に辿り着いたひなの目に映ったのは、頭から二つの角を生やし、金色とも黄緑ともつかない肩までの髪と、尻尾のように長い朱色に染まった髪を持った一人の男性だった。
「お願い、ここじゃないどこかに連れてって」
彼は自分をどこかへ連れて行ってくれると確信したひなはそう願い出た。
神獣でもある麒麟と彼の神使でもある八咫烏、そしてひなの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 16:10:51
138621文字
会話率:43%
ユージーン王太子殿下は、悪癖があるにも関わらず、うっかり婚約者の前で眠ってしまった。婚約者のメーガンは動揺したまま家に帰り、姉のアリソンにすぐ相談した。
*なろうラジオ大賞6参加作品の千字以内超短編です
最終更新:2024-12-07 08:22:47
999文字
会話率:73%
最近俺の周りで変なことが起こりまくる。
簡単に言うと、変人に絡まれるといった感じだ。
幼馴染で密かに俺が恋心を抱いている遼子との仲も進行しないし、不完全燃焼な毎日だ。
何だか街で遭遇する変人も、段々怪異じみてきて、恐怖を感じるように
もなっていった。
でもいいこと、いいことというかやっぱり変なこともある。
俺にファンができたことだ。
菜乃と言う高校の同学年の生徒が、俺のことをファンだと言って付きまとうのだ。
さらには由香という陽キャの同級生から、俺のツッコミは情熱が足りないとダメ出しされる。
何だか俺の人生おかしくないか、と思いながら生活していたある日、突然遼子から衝撃の事実が告げられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 06:10:00
81108文字
会話率:38%
期待の大型クレーマーが現れた話。
この人にスマホを持たせて大丈夫なんですかね?
っていうか、クレームを言うところが全然違うんですが。
私がハッキリ分かる事は、”まったく分からない!”ただ、それだけです!
最終更新:2024-11-18 06:00:00
1521文字
会話率:44%
たまに変な夢を見る普通の男子高校生、朝日奈 穂士は、中学からの知り合いである日下部 咲希に連れられ極秘の地下施設に。
半ば無理矢理ではあるが、穂士はそこで命懸けのバイトをすることを決意する。
「決して給料が良いから働いてるんじゃないぞ
!!……いやだからって給料下げるのは違うと思う、むしろ上げてください」
ヘンテコな力を持った同僚や上司と共に、今日も朝日奈 穂士は出勤する____
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 17:47:59
31279文字
会話率:68%