高精度のネットワークセキュリティを有し、世界で最もIT技術に優れた国と知られるようになった日本。
しかし、その裏ではランダムに選ばれた高校生――ターゲットの生死により勝敗が決まる、「TOD」と呼ばれるゲームが毎月行われていた。
人を
避ける男子高生。
そんな男子高生を気に掛ける女子高生と、その友人達。
ネットワークセキュリティ会社の副社長。
不良グループのリーダー。
触れたくない過去に触れることを決意した男性。
過去を追う記者の女性。
多くの者を巻き込み、今回のTODが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 23:30:00
1128572文字
会話率:60%
心霊好きの友人達が集まって行われた飲み会で、うわさになっている心霊映像のことが話題になった。
その心霊映像について、見たことはあるけど、どこで見たのかはわからない。
そんな風にみんなは言っていた。
ただ、詳しく話を聞いてみると、その心霊映像
について、私も知っていることがあった。
うわさの心霊映像、あなたは見たことがありますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-04 00:17:52
4634文字
会話率:57%
帰り道が怖い。
いつからか、そんな風に感じるようになった私は、偶然見つけた喫茶店「カフェ・シュレーディンガーの猫」に立ち寄った。
話を聞いてくれた店員が提案する、二つの解決策。
私が怖いと感じる「何か」を確認しない解決策か、それとも確認する
解決策か。
私は、その一つを選択する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 23:57:25
6088文字
会話率:39%
とある酒場に【ナナシ】と呼ばれる道化師がいた。その道化師は明日の日銭を稼ぐため、今日も今日とて多くの人に演奏を届けていく。そんな道化師には素敵な相棒がいた。その名は【ミュウリン】であり、小柄な体形で枝分かれした巻角が特徴の少女だ。
少女
が歌手となり素敵な歌声を届けていくのは日銭を稼ぐためでもあるが、同時に趣味であった。なぜなら、二人とも人々が楽しそうに笑っている光景が好きだから。
しかし、歌声を届ける少女にはとある秘密があった。それが「魔族」という秘密だ。
数年前、魔族と他種族で結成された人類との間で大きな戦争があった。「人魔大戦」と呼ばれるこの世界の命運を決めるような大きな戦いだ。その戦いの結果は人類側に召喚された勇者に魔王が倒されたことによって戦いが終わったが、それが終ろうとも物語は終わりではない。むしろ、続いていくばかりだ。
敗戦した魔族は人類から隠れて生き延びるが、中には弔い合戦を企てようとする魔族もいる。その魔族を排除するための制度を敷いた人類によって、魔族が生き伸びる環境は増々難しくなる。
そんな環境の中、魔族の少女は魔族の象徴たる禍々しい角をそのままに人間社会に溶け込もうと頑張る。その相棒を支援し、より楽しく笑える日々にするのが道化師の役目であった。
そして、道化師は今日も今日とて相棒と一緒に歌越えを届けながら、人類と魔族が手を取り合い本当の意味で「平和」を紡ぐための旅をしていくのだった。
※「喜劇道」と書いて「ハッピーロード」と読みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 22:35:06
530403文字
会話率:33%
※【結末を含むあらすじ】は活動報告をご覧ください。
人生を悲観するソラは失意の中、不意に異世界へ召喚された。突然の事態に立ち尽くす彼女はその場に居合わせた少女ジーノに助けられ、村の教会で保護を受ける。
この世界では人々を救う聖人の再
臨が求められており、魔女は破滅を呼ぶ者として忌み嫌われている。
異世界からの来訪者は魔法院に報告されることになっており、ソラはジーノと彼女の兄エースに連れられて氷の都ペンカーデルの院を訪れる。だが、魔法院の最高権力者である元老はソラを「魔女」と断定し、死を宣告した。ソラは魔法院を脱出し、兄妹を伴い西方へ逃亡する。
人類の仇敵と語られる魔女とはいかなる存在なのか?
魔法院に異を唱えるためにも、ソラにはその知識が必要だった。ところが、当てにしていた学者フランは何者かによって殺害されていた。その犯人というのが「宿借り」と呼ばれる殺人鬼、ナナシとジョン・ドゥである。しかもナナシという男は、どうにもこの世界の人間ではない。
やがてソラの執念とナナシの正義は対立し、二人の戦いに世界の命運が託される。
どう生きて、どう死にたいのか。
ソラは自身の最期を前に理想を見つける。
――私は、惜しまれて死にたい。
* * * * *
本作は「異世界神の黒き花嫁」のタイトルを変更し、構成や設定を見直して全編を再執筆したものです。端々の軽いノリを取り除いて理不尽の鍋に突っ込みシリアスにドがつくまで煮詰めました。
新たに魔物要素を追加しましたが、大筋と結末は元タイトルと変わりません。
誤字脱字の報告歓迎です。
申し訳ありませんが表記揺れは見逃してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 21:01:15
488736文字
会話率:54%
現在連載している【生贄竜の見る夢は・・・・・】の設定集です。
最終更新:2025-01-28 22:00:00
4846文字
会話率:2%
【ウーサー・ペンドラゴン】という人物を知りたい?
何で彼の事が知りたいの?まぁ、いいや。
簡単に話すと、彼は《アーサー王伝説》の始まりに出てくるブリテンの王にして物語・主人公アーサー王の父。
そして、ブリテンの滅亡とアーサー王を悲劇に追い
やった原因の一人。
彼自身の《愛》と《慾望》から始まり、後にその代償は《呪い》となり息子のアーサー王に降り掛かってしまった。
その原因を作ってしまったウーサーは友の魔術師が目指したブリテン統一の実現の好機と臣下の信頼を一気に失い、最期は召使いになりすましたサクソン人の手により誰にも助けられる事なく毒殺された。
はい、お仕舞い!これが《アーサー王伝説》で語られる【ウーサー・ペンドラゴン】の短い物語。
え?違う?
キミが知りたいのは─────
【大罪人ウーサー】の《楽園殺し》の物語だって?
ふぅん・・・・・何でキミがソレを知っているのかな?
誰に聞いたかは知らないけど、それ、知らない方がいいよ。
だって伝説が殆ど語られてない者の物語というのは『世界』が《危険》と判断し、意図的に《抹消》したモノが多い。
特に【彼】は、『世界』がその存在と軌跡を《抹消》しきれず、《封印》して《アーサー王》の物語で上乗せして【彼】の痕跡をできうる限り希薄にするので精一杯だった程のものだったんだからさ。
だから、【彼】の事は忘れて別の事に情熱を傾けた方が身のためだ。
※この作品はpixivでもちょっと掲載しています。
なお、この物語はフィクションです。史実とは異なる話になります。それでも宜しければご覧ください。
※誤字脱字など読みにくい所が多々あるかも知れませんが、御容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 22:00:00
107119文字
会話率:28%
ナナシとユキの旅の出来事
最終更新:2025-01-28 01:55:36
4333文字
会話率:44%
2019年日本。東京都内の大学に進学した小鳥遊翔はとある「神秘」不思議な女性、伴島由香と出会い、ゼミの皮を被った神秘にまつわる案件だけを担当する事務所で共に働くことになる。
舞い込んでくる奇々怪々の依頼。
日本の各地を周りながら、極東の孤島
に根付く神秘と邂逅し、解き明かす。
彼女が神秘を巡る理由が明かされる時に、小鳥遊翔は何を思うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 15:52:19
35653文字
会話率:46%
遥か未来。地球を飛び去った一部の人類は、葦原星系にて少しずつ繁栄の度合いを高めつつあった。そこに、一人の青年が居た。
人権と平等が表向きだけ謳われる文明社会で権力や資産を持たざる家に生まれた、どこにでも居るような、そして居ても居なくても社
会は大きく変わりはしない、そんな名もなき一般市民の名前はルイ。
このまま、社会の末端として生きるはずが気がつけば見知らぬ星系でひとり。話し相手は猫型の人工知能だけ。帰還は絶望的とやむを得ず惑星に降り立ってみれば、そこは人と亜人が結託と戦争を繰り返す過酷な異世界だった。ルイはこの地で生き抜くことを誓い、仲間を見つけ安住の地を求めて旅をする。そして、歴史の裏側を明らかにしていく。
*誤字脱字、誤用、名前間違い等が御座いましたら、該当箇所を誤字報告機能で御指摘いただけると大変助かります。
*本作は、いくつかの偉大なゲームおよび小説から多大な影響を受けています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 00:03:15
1203478文字
会話率:50%
俺は、世界最高峰の戦略コンサル会社に勤務する若手。一流の同僚や顧客と働く日々。旨い寿司屋にも詳しくなってきた。女にもそう困っちゃいない。だが、死んじまって目が覚めたら異世界にいた。クソみたいなテンプレ展開だが、まあなんとかなるだろ。と思っ
たが、全然ならなかった。だけど、このまま終わってなるものか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 21:24:14
9311文字
会話率:50%
地球に破滅が迫る中、ある男が人類を導く。
最終更新:2023-03-21 20:02:58
4600文字
会話率:33%
あくまで素人一般読者が考えたものです
キーワード:
最終更新:2025-01-14 09:42:11
2035文字
会話率:0%
このエーデルという地では、一人一人に|能力《テレパス》"という力が生まれながらにして、宿っている。その力を善行に使う者もいれば、当然悪行に使う者もいる。
最終更新:2025-01-13 05:25:31
2666文字
会話率:43%
科学が繁栄した閉鎖国家エクア。異端の黒髪を持つユイは、学園の王子様であるルキノに告白するも、無残な形でフラれてしまう。しかも翌朝、親友だと思っていたメグがルキノと付き合い始めたことを聞かされる。
絶望の淵に立たされたユイが途方に暮れている
と、いきなり噴水の中から現れた便所サンダルの美青年ナナシにファーストキスを奪われた。
「失恋の腹いせに、世界を破滅させてみないか?」
それにより魔法を力を手に入れたユイは、手始めにルキノやメグに対する嫌がらせを開始する!
ナナシに導かれて世界の破滅に向けて暗躍する少女と、彼女を振ったワケありヘタレ王子の葛藤を描いたSF風味のダークラブコメディです。
※ほぼ同タイトル「魔女的エクアージュ~失恋した腹いせに世界を破滅させる物語~」のリメイク作品となります。全権利ゆいレギナ所有。
※R15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 21:10:00
52184文字
会話率:34%
勇者にも英雄にも王にもなりつもりはない少年の物語
記憶をなくし港町ユンに漂流し流れ着いた少年ナナシ
彼は、自分の真実の名前も両親も兄弟も生まれ故郷も覚えていなかった
自分が何者なのか知りたい
彼の旅がターネシア大陸の西のはずれゴールから
始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 12:00:00
570378文字
会話率:47%
*ただのフィクションです*
最終更新:2024-12-31 18:00:00
12290文字
会話率:96%
―――Synopsis――
・エル=ダンジョン
生還率0,02%。世界最高難度〔神々の領域〕と謳われるその地は、果てしない試練の見返りとして大いなる力を授けると伝えられていた。
・マスターシーカー
〔絶命領域〕と謳われる超高難易度
ダンジョンを幾度と踏破した探索家たちが獲得する称号であり英雄位。
エル=ダンジョンへ挑戦するパーティーの一人が、必ず獲得していなければならない称号である。
恐れを知らない多くの探索家たちは〔エル=ダンジョン〕への挑戦権を獲得する為、最高クラスの証明である〔マスターシーカー〕への昇級を目指していた。彼らに求められるのは類まれなる覚悟と、幾多の困難を切り拓く{潜具}という名の遺物武装。
魔法を失い無能力者として旅を始めたナナシも、神々の領域を目指すその一人だ。
彼の前に突如として現れた黒猫のエルノアは、魔法の力を使い四輪駆動の特殊なキャラバンを動かして、ナナシと共に「冒険者ギルド所属・探索士《シーカー》」クランとしての旅を始める。階級位は最低のFランクである。
さて、エルノアの潜具であるキャラバンには様々な素晴らしい機能が設けられている。そのどれもが凶悪なダンジョンに抗う術を秘め、ナナシたちを大いに助け、更には旅の快適性を上げてくれるものだ。
便利なキャラバンを手に入れた彼らの旅は、シーラと呼ばれる特殊危険ダンジョン群の探索調査、トレードによる収益、そして未だ見ぬ土地や国、文化への果てしない探求の連続。
しかし、ナナシの仲間達には皆それぞれ欠点があり、魔法を使えない者ばかり。更に旅先では様々な不幸や困難に見舞われ、財布は常々金欠状態。生活はもちろんカツカツ。
真の目的であり、万物の災いを跳ね除けると言われる「神々の命泉(エル=ヴィータ)踏破」や、最上級冒険者のみが許された「新大陸への渡航」が達成される日はいつになるのやら……。
――個性的な国々と様々なダンジョンに挑み行くナナシたち無能力キャラバン隊{ユーヴサテラ}。
立ちはだかる問題や不思議な人々、魔法を操る盗賊団や残虐な戦争の数々、貧困やカルト教団、キャラバンに隠された様々な秘密やらをとりあえず横目に、ほとんど魔法を使えない彼らによる魔法世界での旅が和やかに始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 21:52:46
674353文字
会話率:49%
ノアの罪人~例えばそれはラスボス撃破後の凱旋世界で、レベル0から裏ボス四人を倒すような譚~
世界を救った英雄ナナシ。言わばこれは、ラスボスを倒した後に迎えるクリア後の世界の物語。とある日、悪神ガレスを敵対視する世界樹とその守り人は、英雄
であり魔法学徒と成ったナナシにこう告げる。
『――思想を継し災厄の苗床が四つ、その芽を摘まねば悲劇が起こらん。』
悪神ガレスの遺志を継いだ危険人物ら、通称{災厄の苗床}の存在を知ったナナシは、その思惑を潰すべく、世界樹の守り人である少女{エルノア}と少女の動かす不思議なキャラバンと共に、災厄の苗床を倒すべく旅を始める事となった。
討伐対象は四人
・深淵の死霊姫
・天命秤の交易人
・絶対無双の狂戦乙女
・永遠の放浪者
これは魔法を使えない魔法学徒ナナシと、少女エルノアが始める"ただ四人を殺すだけ"の冒険戦記。
「何故、戦っているんだろうか?」
{災厄の苗床}を倒し行く運命に翻弄されるナナシ、それを冷徹に見届ける魔女エルノア。陰謀と謀略の血塗れに交差する彼らが旅路の、その結末は如何に。。。
※本タイトルは"戦闘"に主軸を置いています。どんな奴が出て来て、どれだけ強いのかを楽しんでやって下さい。
※本タイトルは『ノアの旅人』の派生タイトルですが、特段読了を求めません。気楽に楽しんでって下さい。またノアの旅人の深刻なネタバレは御了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 19:34:33
39389文字
会話率:51%
≪旅系日常ファンタジー≫ノアの旅人は、時々シリアスに、仄々するような探検家達の冒険譚です。御一読の末、適当に鼻で笑ってください。
(浅かったり深かったりする冒険短編が連続します!!)→予定でした。無理でした。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「あらすじ」
魔法を失い無能力者として旅を始めたナナシ。彼の前に突如として現れた黒猫のエルノアは、自身の力を使い、魔法四輪駆動の特殊なキャラバンを動かしてナナシと共に旅を始める。
旅の動機はシーラと呼ばれる特殊地域群の探索調査、トレードによる収益、そして未だ見ぬ土地や国、文化への果てしない探求心であった。個性的な国々と様々なダンジョンに挑み行くナナシたち無能力キャラバン隊。立ちはだかる問題や不思議な人々、魔法を操る盗賊団や戦争の数々を横目に、魔法を使えない彼らの旅が和やかに始まる。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
※「禁書庫」の文章は"大事な禁書"なので、モラル的に読むべきではありませんが、読まれなくても本編ストーリーは楽しめます。
※文章中の読みづらい点、誤っている点等、ご報告下されば改稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 09:02:29
36321文字
会話率:50%
現代社会の競争に疲れ切ってしまった私は、恋人の春樹に心中を持ちかけられる。生きながらえる長い苦しみと、死ぬ時の刹那の苦しみを天秤にかけていた私は、春樹と死ぬことを選ぶ。
死ぬ前の、少しだけの幸せを噛み締めながら、二人で火の花が咲いた海を歩く
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 11:17:02
3737文字
会話率:41%
天国の故人には、生きた人に想われると、花が降る。しかし、いつまで経っても花の量が減らない主人公は、自分を想ってくれる嬉しさと、早く幸せになってほしいという苦しさで葛藤していた。
そこで、夢枕を使い彼女に再会することにする。
最終更新:2024-05-20 07:15:23
10200文字
会話率:58%
私は実に醜い顔をしています。
最終更新:2023-09-03 09:03:07
2175文字
会話率:45%
15年前、とある国同士が戦争を始めた。戦場は瞬く間に拡大。次々と現れる兵器は死者を増やし、恐怖を広め、戦場に赴く兵士たちは人の心を失って行った。
そんな戦場でも人を救いたいと願う男、ヤサキ・トオルは兵器ではなく盾を持ち、ひたすらに人を救
うために奔走する。
けれども世界は残酷である。彼は理不尽なこの世に翻弄され続ける
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 23:57:53
27358文字
会話率:45%
月光の竜であるシハースィには、夜の魔術師という人間の友人がいる。
世間では享楽的で残忍な男と言われ、また実際にその通りであるが、いっぽうで彼の、目的のために手間を惜しまない貪欲さを、そして大事なものへ向ける情の深さをシハースィは知っていた。
馴染みのレストランにて食事をしながら、二人は出会ったばかりのころに思いを馳せ、また変化を語らう。
思えば、ずいぶんと手札を増やしたものだ。
夜の魔術師をマエストロと呼び、彼の駒として夜を揺るがす四人の人間。
マントの飾り紐に、煙草、揃いのピアス――失った名。
さあ、過去を振り返ろう。未来を確実なものとするために。
これは、ただ一介の魔術師にすぎなかった男が、夜の称号を得るまでの物語。
◇
沫たつ時波の物語シリーズ
https://ncode.syosetu.com/s4410h/
森の魔女と夜の魔術師の物語の本編はこちら↓
『ユーリカの栞』
https://ncode.syosetu.com/n8502id/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 22:21:12
21675文字
会話率:39%
――それは、一夜限りに交わされた情だった。
フーア国立歌劇場の専属歌手をクビになったコカは、やけ酒をしようと訪れた酒場で自分よりもさらに陰気な男ウルメザに出会った。
彼は、コカが生まれる少し前にあった〈聖なる星降りの夜〉に一族を失った、風
竪琴の竜だという。
賑やかな酒場で自由な音楽に触れながら、ふたりは、かつての熱を取り戻す。
◇
那月 結音さん主催「第2回いけおぢ豊穣祭」に参加しています。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/640480/blogkey/3336627/?s=09折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 13:08:47
8830文字
会話率:40%
世界が、ひとりの歌うたいを忘れるまでの物語
◇
二年前の夏、彼女はマイクを置いた。
誰も疑問を持たなかったし、覚えてもいなかった。わたしだってそうだった。
けれども今、目の前で歌をうたっている彼女は。
あの頃の面影はどこにもなく、今にも
消えてしまいそうに、儚く笑っている。
――たったひとつだけ。あの頃と同じ、世界でいちばん美しい旋律をのせて。
だからわたしは、ただひたすらに言葉を落とす。
わたしが、わたしだけが、あなたを決して忘れないように。
20XX年、東京の片隅。
「超感覚」と呼ばれる能力に翻弄される若者たちがいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 20:22:39
100169文字
会話率:36%
無能の会社員が、会社に見放されます。
チート無し、ハーレム無し、味方無しの中で現実社会で犯罪を犯して生き抜くストーリー。
この主人公が報われる時は来るのか?
ご堪能あれ。
最終更新:2024-10-09 20:32:27
43730文字
会話率:19%
訳も分からないまま異世界に転移させられたナナシ。
その世界では人間は魔力を摂取しなければ苦しみ死んでしまう存在なのだということを、彼は自分の体で思い知る。
だが、その魔力というのはパッと見では人間に見えるような「モンスター娘」を食べること
からしか得ることができないもののようで……?
から始まり、なんやかんやでとっても美味しいモンスター娘を食べつくす(物理)系、異世界グルメみたいな感じです。
よく分からないけど苦手そうだなと思った方は、多分苦手なシーンがあります。多分。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 21:30:00
6905文字
会話率:20%
夜の国――
かつて神話の時代。醜き争いにより太陽を失い、永遠の暗い夜に閉ざされたこの国には、他国より罪人が流されてくるナナシの港が存在していた。
荒くれ者が多いナナシの港で愛犬とともに夜警を名乗り、治安を守っているニラムはある日、他国から追
放された一人の少年を拾う。
これはナナシの港を舞台に繰り広げられる、少女と愛犬と仲間たちの日常を書いたお伽話。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※この作品はフィクションです。実在の人物、団体とは一切関係ありません。
※ノベルアッププラスでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 17:50:54
29049文字
会話率:46%
さまざまなスキルが生活や仕事に影響する世界。
いろいろな国がある中、大国と呼ばれるエルノア王国で暮らす孤児。
それが主人公ナナシ。
物心がついた時から親兄弟はなく、当たり前に持っているはずのスキルさえ開花していない。
そのため、薬草採りく
らいの仕事しか回してもらえずにその日を暮らすのが精いっぱいだった。
自分の不運を呪いながら生活していたある日。
ナナシは崖に咲く花を採るクエストを受けて崖から落ちてしまう。
死に直面した時ナナシの魂に刻まれていた英雄の記憶が呼び覚まされる。
自分が何者なのか。
どんな運命を背負っているのか。
それを知ったナナシはひとつの考えに至った。
「いや、もう神様に都合よく使われるの嫌なんだけど!」
これは神々によって英雄の魂を刻まれた少年が、かつての記憶を取り戻して最強に至る物語――――ではなく、最強の力を持ちながらもまったりスローライフを求める力の持ち腐れな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 14:28:57
3889文字
会話率:16%