ある朝、俺は突然、前世で異世界の勇者だったことを思い出した。
勇者には聖女の恋人がいた。たおやかで美しい彼女の面影を思い浮かべるほど、現世でもみかけた気がしてくる俺。
頭を抱えているとドタドタ足音をたてて、妹が部屋に駆け込んできた。
「にい
ちゃんっ!」
翡翠色の瞳に輝くような金髪、これまで意識しなかったけど超整った顔立ち…俺の懸念は的中した。妹は前世の恋人、”光の聖女”の転生体だったのだ。しかも俺と同時に、前世の記憶を取り戻していた。
気まずさに懊悩する俺をよそに、アホアホな妹は躊躇なく俺にキスを迫ってくる!
「せっかく記憶が戻ったんだから、ちいさいこと気にするのはなしにしよーよ。ギブミーキース、ギブミーキース…」
「戦後か!」
前世の恋人兼聖女の妹から、元勇者な俺は貞節とモラルと世間体を守れるのだろうか…というか記憶が戻った途端、妹が可愛くみえてしょうがねーな、ちくしょー!(血涙)
※不定期更新となります。どうかご了承のほどを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 08:16:20
303337文字
会話率:43%
「ふぁ~あ……な、なん、なんだ!」
いつものように、部屋でくつろいでいたところ、突然ドタドタドタ! という音がした。隣の部屋かと思い顔を上げたその瞬間、玄関のほうから人が雪崩のように押し寄せてきたので、度肝を抜かれた。
『わ~お、なん
て狭いの!』
『それに物がたくさんある! これってゴミだよね? どうして捨てないんだろう?』
『きっと入れ物に使ったりしているんだよ。彼らは物を大切にする民族だからね』
『おお、彼がこの部屋の住人か!』
『ねえ見て! 歯が黄色いわ! だからイエローモンキーっていうのね!』
『はぁ、この匂い、くせになりそう……』
五人、六人……計七人の外国人が勝手に部屋に上がり、指をさして笑い、何かを話している。おれは学がないので、連中の言葉はまったくわからない。だが、好き放題物色されてはたまったものではない。おれは追い出そうと、一番近くにいた男の腕を掴んだ。
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最終更新:2024-09-10 11:00:00
2839文字
会話率:84%
益美は娘の美奈と共に四つ駅が離れた町に住む、従妹の由美子の家に遊びに来た。
一軒家の多分、二階建てもしくは三階建て。『多分』というのは壁の塗り替えをしているのか、ブルーシートで覆われているためだ。あるいは増築かもしれない。由美子の家は子
だくさん。息子が四人。娘が一人にいる。
「ままー?」
「あ、うん」
益美は眺めるのもそこそこにインターホンを押し、由美子が笑顔でお出迎え、中へ入る。
「あっはっはっは! やだもー」
「あははははは! 益美ちゃんこそ あはははは!」
居間で持参した洋菓子と紅茶を振る舞われ、楽しく会話する二人。
と、そこにドタドタと廊下を駆け回るような音。襖が閉まっているため姿は見えないが多分、由美子の子供たちだろうと益美は思い、フフッと笑う。かくれんぼか追いかけっこでもしているのだろうと。が……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 12:00:00
2364文字
会話率:33%
ブロロロロロブーン。
ブウウウウン。
ブウウウウウウウン。
カッチカッチカチカチカチブウウウン。
キキキー! プップッー!
ドタドタ! コロコロ! ドタドタ!
チッ! イライライライラ。
ブウンブウン! ブロロブウウウウン
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 10:00:00
828文字
会話率:0%
「ちょっと斉藤さん、いい加減名波くんと別れてよ!」
「はぁ? アンタらバカなの?」
昼休み、購買に向かう途中の廊下でいきなり拉致された挙句、なにアンタら全員で同じコスプレでもしてんの? みたいな巻き毛茶髪ギャルメイクな女子集団に囲まれ
た咲は、不機嫌さを隠そうともせずに言った。
もうダメだ。アウトだ。おしまいだ。
購買では今頃、飢えた学生たちがたかりにたかって、咲が買う予定だった火曜日限定販売のクロワッサンサンドは、買い尽くされてしまっただろう。
このために今日はお弁当も少なめにして、四時間目のチャイムの最初の音とともに教室を飛び出したのに。ていうかこのヒトら、咲を待ち伏せするために、わざわざ授業サボったんだろうか。
「……つーか、誰も通らないし」
低く小さく呟いて、舌打ちをする。
一番人気のない特別棟の廊下。今の時間生徒たちがやってくることは稀だろう。
小柄で可愛らしい女の子がおっかない女子六人に囲まれているという、なんとも助けがいのあるシチュエーションなのに。
「バカってなによ!」
「ちょっと斉藤さん、あんたちょっと可愛いからってチョーシに乗ってんじゃないの!?」
そんな感じに幼なじみのモテ男のせいでクロワッサンサンドを買えなかった咲と、彼女を好きだと公言して憚らない幼なじみ侑紀と、ふたりが突然見えるようになってしまった半透明な少年友成の、ホラー要素皆無の青春ドタドタバタバタラブコメディです。
昔書いた小説を発掘しまして、日の目を見ることもなかったのでこちらにアップすることにしました。最終話まで予約投稿済みです。
(8月4日から12時に一話ずつ公開されます)
ラストの五話、エピローグは同日公開となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 12:00:00
34104文字
会話率:52%
この作品は、あくまでもフィクションです。
決して世界中(異世界含む)の姉を、、、、失礼しました。
姉上様を愚弄するつもりは多分ございません。
バシッ!
痛いです、何ですか?いきなり。
え?あ、はい、失礼しました。
美しく優しい姉上様の活躍
をお楽しみ下さいませ。
(まだ、本編が始まってもないのに出てくるかな普通?)
日本のとある城下町の古武道剣術道場を構える、西蓮寺家の長女、響と弟、将。そして次女、茜。
夏休みが近くなったある日、両親からいきなり異世界での修行指示が言い渡された。
しかも、異世界へは自宅の中庭にある大木にあるゲートで往き来できると聞かされる。
突然の事で戸惑う将だったが、響は冷静に、茜は嬉しそうにはしゃいでいた。
そして、さらには母の凛はもともと異世界のとある国の姫だったー。
異世界でも無双の強さを発揮する響と、期待と不安で、戸惑う将。天真爛漫に異世界を楽しむ茜。
さまざまな出会いと別れ、戦いの中で将、そして響、茜はー。
ドタドタ異世界修行録、開幕です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 23:00:00
61461文字
会話率:45%
基本的に静かな時間。ドタドタと廊下を走って来た足音は、ドアの前で急停止し、息を切らせて叫んだ。「波田野が! 会うって! プリンセスSに!」
キーワード:
最終更新:2023-10-21 15:49:13
4982文字
会話率:43%
「ただいまー」
「もう! こんな時間までどこで遊んでたのよ晴太(せいた)くん! どうせまた友達の家でゲームばっかしてたんでしょ!」
「っ!?」
家に帰るなり開口一番、義妹の結愛(ゆあ)がいつも通りプリプリしながら文句を言ってきた。
完
全に図星なのでなんと言っていいかわからず、「アハハハ」と乾いた笑いで誤魔化すことしかできない。
「もう! 来年は受験なんだから、浪人しても私は知らないからねッ!」
「わ、わかったよ。今から勉強するって」
「フンッ!」
頬をプクーと膨らませながら、ドタドタと自室に戻って行く結愛。
父親の再婚で結愛が義妹になって早や半年。
何故か家族になった当初から、結愛は俺にだけは常にあんな態度を取っており、俺は未だに結愛との接し方に四苦八苦していた。
俺の帰りが毎日遅いのも、家で結愛と顔を合わせるのが気まずいからなのだが、そんなこととても本人には言えないしなぁ……。
どうしたものか。
「うふふ、晴太くん、ちょっと今いいかしら?」
「え? あ、はい」
その時だった。
義母の雪子(ゆきこ)さんが、いつものミステリアスな笑みを浮かべながら声を掛けてきた。
「ごめんなさいね、いつも結愛が失礼な態度を取って」
「あ、いや、その……」
これまたなんと言っていいかわからず、目を泳がせる。
「でもね、あの子も本当は素直ないい子なのよ」
「あ、はぁ……」
「その証拠を今から見せるわね」
「……は?」
証拠?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 21:03:01
5013文字
会話率:48%
眞田優はもう働けない!!
元社畜である眞田優は脱サラ後、ライトノベル作家になったのだ。彼の周りには同じ脱サラ作家仲間の弓野忍、好きなことを仕事にしたイラストレーター姫宮真理亜。そんな彼らが織り成すドタドタ反労働コメディ。
もう働きたくなーー
ーい!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 20:12:15
1322文字
会話率:36%
子供嫌いの私と4人の子供たちのドタドタ日常です。
最終更新:2020-02-12 14:56:18
979文字
会話率:17%
ありふれた街の自動車修理工場
〝Garage SHI・N・NO・SU・KE〞
どんな車にも愛情持って整備が心情!
クルマニアな社長《新堂 新之助》と社員5人による笑いあり、涙ありのドタドタ劇!
登場人物
新堂 新之助(47歳)
〝Gara
ge SHI・N・NO・SU・KE〞代表
身長187cm
無類の車好き。
豪快で1度言い出したら聞かない性格。
好きな車
〝ランボルギーニ・カウンタックLP400〞
高野 真雪(24歳)
事務員
身長158cm
いつも明るい看板娘。
新之助のウンチクにうんざりしている。
好きな車
愛車〝日産フィガロ〞
西長田 謙弥(38歳)
整備士
身長172cm
クールな二枚目。
元暴走族との噂も・・・
好きな車
〝59年式シボレーインパラ〞
槇田 雄二(36歳)
営業マン
身長171cm
店一番の常識人。
元ディーラーマン。
好きな車
〝トヨタプリウス〞
大河原 トミ子(年齢不詳)
事務員
身長161cm
大阪のオバチャン。
新之助とは付き合いが長い?
好きな車
〝乗れるなら何でもええ!〞
瓦谷 有人(23歳)
身長164cm
整備士
新之助の甥っ子。
地元の走り屋。
好きな車
〝日産シルビア(S14)〞
ジェイミー・エヴァンズ(22歳)
整備士
身長184cm
アメリカ人。日本車が好き過ぎて単身来日。
有人と同じ地元の走り屋。
好きな車
〝マツダRXー7(FC)〞
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-17 16:02:15
67432文字
会話率:51%
喫煙しようとする、男のドタドタを描いた。まだ続きます。
最終更新:2018-07-13 09:04:19
3938文字
会話率:31%
医学が進歩しほとんどの病気が完治できるまでになった日本。そんな中治せない病気があった-『中2病』。主人公はそんな中二病患者と一緒に生活することになる。ドタバタ続きの中二病系小説です。
最終更新:2014-11-17 02:52:07
1158文字
会話率:52%
俺は素晴らしいアパートを見つけ、夢の一人暮らしキャンパスライフを満喫していた。
しかし、数日前から昼夜を問わず聞こえる足音。上の階に住む、小さな子供のものなのだろうが、さすがに毎日ひっきりなしに響くと苛立ちが募る。
ドタドタドタ
「うるせ
えなっ!!」
俺は何度目かもわからない蹴りを天井に向かって放った。
その音の正体も知らずに……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-17 02:00:00
2746文字
会話率:26%
恋愛にまったく興味なし、自分の恋愛に関して超鈍感な燈堂沙月(とうどうさつき)が交通事故にあい、異世界トリップ!!イケメンに囲まれあっちでバタバタ、こっちでドタドタ、そっちじゃガラガラガッシャーン!!!逆ハーレムのラブコメ(なるかわかりません
が…orz)です、色んな男子をとりそろえたいと思っております(*^_^*)
処女作です。文才がなく、まだまだ未熟ですがよろしくお願いいたします<(_ _)>
*アクセス15000突破!!皆さん本当にありがとうございます。この小説をちらっとでも見てくれた方、お気に入り登録してくれた方、もう感謝してもしきれないです!!
これからもよろしくお願いします!!*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-22 17:10:52
58740文字
会話率:67%
玄関の扉を開けると包丁を持った男がいた。やばい。
最終更新:2011-04-05 09:00:00
3939文字
会話率:9%
またまた!?もういいよッ!(笑)またもやおばかな奴らが帰ってきた!これってもう連載じゃないの!?そんな小さな事は気にしない!おバカなボケと少し賢いツッコミが織り成すハイテンションドタドタバタバタコメディー開幕!
最終更新:2009-03-08 10:58:04
2008文字
会話率:100%
短編にもかかわらず続編!?おバカなボケと少しだけ賢いツッコミが織り成すドタドタバタバタハイテンションコメディー!お見逃し無く!何か醸し出されてます(笑)
最終更新:2009-03-06 21:52:45
2287文字
会話率:100%
バカなボケと少しだけ賢いツッコミが織り紡ぐ、会話のみのドタドタバタバタハイスピードディスカッションコメディ!!さぁこのバカさ加減に好きなだけ笑ってください!
最終更新:2009-03-05 23:43:59
2328文字
会話率:100%