よぉ。いきなりだけど、あんたは犬派? それとも猫派? なぁどっちだい?
なんて、ははは、どうでもいいんだ。悩ませちまったらごめんな。犬と猫どっちが好きか議論するなんて不毛だよ、不毛。そのことで争うなんて特にな。
しかし、ここにもそんな
不毛な連中がいた。猫好きの女と犬好きの男。ああ、女と男と言っても――
「おい、クソババア! そのクソ猫どもをうちの庭に入れるなっつっただろ! うちのロッキーが引っ掻かれでもしたらどうしてくれるんだよぉ!」
「うるさいんだよ! あんたこそ、その馬鹿犬の夜鳴きをやめさせたらどうなんだい! この飲んだくれ! デブ! 死ね!」
女と言っても婆さんで、名前はアン。男の方は小太りの中年で、名前はドリー。ドリーが着ている白いタンクトップは黄ばんでいて、いつかも思い出せない昔吐いたゲロが染みて模様になっている。
この二人は平屋住まいの隣同士。仕事をしておらず、ともに裕福とは言えない。趣味はテレビ、人の気持ちを考えず言いたいことを言い、嫌われるタイプ。それから不潔で、まあ、こんな風に共通点も多いが、この二人に恋が芽生えるはずもない。歳の差を言ってるんじゃない。猫好きの犬嫌いに犬好きの猫嫌い。こりゃキューピッドも逃げ出すね。
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最終更新:2024-07-05 15:00:00
2487文字
会話率:17%
鍛冶場には淡々と錬成をする娘がいた。
……ここは『とある異世界』にある鍛冶場だ。
鍛冶職人は屈強な『男』がタンクトップと筋肉を見せびらかしながら、熱い鉄を打つイメージがあるが、この世界の鍛冶屋は少し違っていた。
『本』と『ドール』
を可憐に扱い、美しい『剣』を錬成していた。
街の小川の一角に『大きな水車』と『錬成用の釜の煙突』設備がある鍛冶場だ。
鍛冶場の建物には『オシャレな立て看板』が建てられ……
『冒険初心者大歓迎!鍛冶士 柊<ひいらぎ>』と書かれていた。
カフェとして見ればオシャレな建物で、入り口には満開に咲いた手入れの行き届いたガーデニング、入口のドアは木製のアンティーク調の扉。屋根の横には大きなタンクが設置されていた。
鍛冶屋の扉の奥から店主の『女の子』が出迎えた。
「いらっしゃいませ!鍛冶屋 柊へ!」
この物語は『本』と『魔法』・『ドール』と『武器』を可憐に扱う『鍛冶士 シズク』の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 10:16:31
336538文字
会話率:42%
疾風怒濤!!驚天動地!!運命の導きが、今俺とヌンチャクを真の最強へと導く!!
物心ついた頃に近所のスーパーのゲームコーナーで俺とヌンチャクは出会った!!
柿色のズボンに黒いタンクトップ。真ん中分けの頭に三枚目の顔。そして手に持つ一本の
ヌンチャク!!幼い俺の背中に電撃が走る!!
「覚悟は良かね~!?」
その日から俺はヌンチャクに身命を捧げる…。
そしてやってきた(※どういう理由だ!)混沌究める異世界九樹一葉(ナインスリーブス)!!
頼れるのは俺の武技とこのヌンチャクだけだ!!
偏食の大人や、わがままな大人、世界を破滅させようとする悪の組織!!
そして待ち受けるは創世の宿縁、魂の邂逅!!
どこからでもかかって来い!!俺とヌンチャクは逃げも隠れもしないぜ!!
これは俺とヌンチャクの戦いの日々を綴った渾身のストーリーだっ!!
※話自体はかなり暑苦しいですがストレスフリーで読める痛快な作品を目指しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-14 22:00:19
1313112文字
会話率:20%
袖すりあうも多生の縁。
あなたの袖には、充分な長さがありますか?
最終更新:2022-05-11 00:00:00
326文字
会話率:0%
五十も半ばを過ぎたのに、宗介はいまだ高等遊民を続けている。世間には高名な画家、母と自分には傲慢の権化としてのしかかる父、是枝恭介の亡霊で霞を食むように生きてきたのだ。それは、父の死後も自分たち親子を慈しんでくれる藤田さんによって「続けさせ
られてきた」のだった。
母と藤田さんの絹のような柔らかさでがんじがらめにされていた宗介は、母の死をきっかけに新しいトライアングルが生まれる。自分と藤田さん、そして親子ほど離れたカービングナイフのように美しい妹の楓。
楓には、宗介が持て得なかった父恭介の芸術性があふれるように備わっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 09:15:16
33721文字
会話率:19%
男は学者であった。男には気になることがあった。だから……こうなった。 ひとまず書いてみたら千文字ぴったしだったのでこのまま行っちゃう事にした問題作です。ごめんなさい。反省も後悔もあんまり無いのです。
最終更新:2020-12-03 18:00:00
1000文字
会話率:38%
これは、僕が大学三年生…21歳の頃に体験した青春の話です。
当時僕は…それはそれはやんちゃな男で、髪を金に染めたり、 やけに高いピアスを着けたりして。もちろん、廃墟とかにも行ったんです。
うん、岩手だから見分森とかも行ったね。展望台
近くのあの休憩スペースみたいな所に『いえす、ふぉーりんらぶ』って書いて馬鹿みたいに笑ったりしたんだ。
今思えばあのときはいろんな意味でどうかしてたんだと思う。
んで、問題の日は友人二人(A・B)と行った“Mさんの家”。
Mさんの家は、ボロボロで今にも崩壊しそうな妙な貫禄を孕んでいた。Bが「九龍城砦のようだ」という感想を持ったのも無理からぬ話だろうね。
しかし、廃墟とかじゃないんだ。ちゃんとMさんが住んでいる。
Mさんは僕たちがタンクトップの鼻垂れクソガキだった頃の駄菓子屋のおばさんの娘さんででライオンのパーカーを来ていたから僕ら近所のクソガキ共は『ライオン姉さん』って呼んでた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-07 23:58:15
1324文字
会話率:40%
女戦士が着痩せするタイプだった時、その時、人見知りの男勇者の反応とは?
最終更新:2020-01-27 14:22:07
2191文字
会話率:31%
~タイトル変更しました~
『心霊現象・怪異・悪魔祓いは当相談所にお任せください!!』
そんな胡散臭い謳い文句をでかでかと掲げた『東雲怪異相談所』
そこに所属する一条英二は現役高校生退魔士。
胡散臭い謳い文句にも関わらず舞い込んで来る依頼
を解決するために彼は今日も奔走する!
唸る筋肉! 飛び散る汗! 引きちぎられるタンクトップ! そして髭!!
頑張れ英二! 負けるな英二! 今夜は焼き鳥食べたいな
うん、だいたいあってる。
この小説はツギクル・カクヨムにも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 19:25:54
25320文字
会話率:41%
二巻のおまけで番外編で過去バナです。天候不順で今回は部活釣行ナシ。悪樓釣りはやります。
母親の入院で半年以上も親戚の家に預けられていた小学5年生の日暮坂歩。磯鶴に戻ってきた歩は昔の仲間たちと釣りをしとうと堤防に向かってママチャリを漕ぐと…
…。
船宿の娘に生まれながら船に弱く、荷物運びで停泊中のいさば丸に乗っただけでフラフラになった渕沼小夜理。酔いを醒まそうと、防波堤で昼寝をしていると、現れたのは迷彩柄のタンクトップからブラジャーのはみ出した同級生だった……。
去年の暮れに、伯母の巻網媛に弟の宝利命が殴られる現場を目撃した玉網媛。その怨みを抱えたまま、巻網媛の務める魔海対策局に見習い神官として着任したのだが……。
巨大すぎる乳房のせいで、全身を神力で支えないと立つ事も難しい巻網媛。しかし運輸通信大臣の柑子寛輔との婚礼当日、力加減を誤り、可愛い甥っ子を殴り飛ばしてしまう……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-20 03:57:38
43733文字
会話率:43%
私と❤さん(大阪在住30歳・婚歴なし・子どもなし)のやりとり。
❤さんは身長167センチ。モデル経験者で、体型はスリム。英語とフランス語が話せるとあって、顔写真を見るかぎり欧米の血が混じっているっぽい、いわゆるバタくさい顔。
サブ写真は、筋
肉質な上腕と豊満なバストを披露したタンクトップ姿や、Tバック1枚きりの背面からのショットなど刺激的なものもあり、他の男性会員から1150もの圧倒的「いいね!」獲得を誇る。
そんな❤さんと実際に会う約束をする。
婚活サイトでの活動開始以来、お相手の方に会うのは今回が初めて。
以下、❤さんのプロフから自己紹介文を勝手にコピペ。
スポーツしてるイケメンさんがすき。
はじめたばかりで分かりませんがよろしくお願いします。
顔がわからない方ゴメンなさい(´∀`)
※本作はノンフィクションですが、個人・団体名が特定されるおそれのある場合は、一部表記を変更しました。連載スケジュールについては、活動報告をご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 09:00:00
54330文字
会話率:2%
「やあ兵頭くん。よければ一杯どうだい?」
真冬にタンクトップとビーチサンダル。アメジストの瞳に柔らかな微笑。
魔王討伐を終えた元勇者は「お隣の斎藤さん」になって現代日本で隠居している。
俺と彼女は妙に馬が合って、今ではすっかり飲み仲間
だ。
現代日本にのんびりマイペースで順応している斎藤さんだが、ある日、スーパーでバレンタインセールを見かけて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-13 18:00:00
7953文字
会話率:43%
核戦争後の日本。
約束を果たすためにおっさんと少女がサイドカーで鹿屋から北海道まで旅をする話。
最終更新:2018-02-01 19:46:26
5584文字
会話率:29%
白昼堂々、男はナイフを人混みに向けた。
最終更新:2017-02-23 00:55:12
3005文字
会話率:10%
宇宙の中心方向を目指しながらひたすら旅をする宇宙船シリウス。
船長は14歳のジーパン、タンクトップ姿が似合う白髪三つ編みお下げの美少女。
と乗員1名とシリウスのAIがくりなす、かもしれない。
手探り系まったり、たまにシリアスなSFファンタジ
ー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-11 04:39:20
10041文字
会話率:38%
真夜中の帰り道、冬なのにタンクトップ短パン姿で歌う男に出会う。
最終更新:2015-12-07 01:50:00
1833文字
会話率:14%
タンクトップを着た校長先生が活躍するラブコメディです。
(2015年5月の文学フリマ東京で配布した、「ばるとろ」というサークルの『microcosmos vol.2』に収録された作品です)
最終更新:2015-10-24 21:53:57
17337文字
会話率:0%
田守優子は私の親友。自作自演のお題小説です。
最終更新:2014-09-19 07:16:59
200文字
会話率:34%
「実は俺、神様です」
目の前でアフロのおっさんがそう自己紹介した。
いつも通りの癖で、つい人助けを申し出た僕だったが、それをきっかけに、人類の未来を掛けて冒険に出なければならなくなった、というぶっ飛んだお話。
最終更新:2014-09-15 12:51:32
33373文字
会話率:50%
即興小説で掲載した作品
お題・愛と憎しみの窓
最終更新:2013-07-17 06:06:06
3057文字
会話率:44%