大学入学を機に上京した織本すみれは、人見知りの性格からなかなか大学生活に馴染めないでいた。
そんな時、アパート近くの商店街にある塩崎生花店で働くことになる。
店長の塩崎竜胆(りんどう)はまだ二十五歳と若く、見た目も穏やかそうだが、無表
情とぶっきらぼうな性格が災いしてバイトが定着せず悩んでいたらしい。
塩崎生花店で働き、商店街の人々と触れ合ううちにすみれの世界が広がっていく。
同時に竜胆も心境に変化が起きたようで……?
これは、臆病なわたしが花屋のきみに出会ったことで少しずつ変わっていく心優しい穏やかな物語
※無断転載、翻訳、AI学習などは固くお断りしております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 11:30:00
102192文字
会話率:50%
あらゆる武器や防具などに『強化ポイント』を与え、強化できる──付与魔術師レインはある日、所属していた冒険者ギルドを突然クビになった。
「ギルド中の武器や防具は全部強化された。おかげでこのギルドは大陸最強になった。もうお前は必要ないんだ」
今まで仲間だと思っていた彼らは、自分のことを便利な道具としか思っていなかった──。
失意のレインはこれまでギルド員の武器や防具に与えていた『強化ポイント』をすべて回収する。
「これからは自分たちの実力だけで戦ってくれ」
ギルドの冒険者たちは武器や防具が弱体化したことに気づかず、今まで通りの活躍ができなくなる。
一方のレインは今まで他者のために使っていた『強化ポイント』を、今度は自分一人のために使用し、最強の武器や防具を次々に作っていく。
「手始めは──『銅の剣+10000』だな。これ、聖剣より強いような気が……」
かくして、追放されたチート付与魔術師は史上最強の武器防具使いとして、気ままな生活と超絶無双を始めるのだった──。
最高順位:日間総合4位/ハイファンタジー2位 週間総合5位/ハイファンタジー2位 月間ハイファンタジー5位
※カクヨム、アルファポリスにも転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 12:00:00
188703文字
会話率:43%
魔王との最終決戦。勇者シオンは魔王を追い詰めたところで、仲間である四人の美少女に裏切られ、魔王もろとも殺されてしまう。
だが魔王に救われ、シオンは奇跡的に生き延びる。負傷が癒えるまで、という条件で魔王国で暮らし始めたシオンは、魔王(美女!)
との距離を縮め、いつしか恋人同士になり、幸せに暮らすように。
一方、シオンを裏切った四人は最初こそ世界を救った英雄としてチヤホヤされるものの、やがて勇者殺しの罪が明るみに出て、破滅していくことに――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 12:10:00
99092文字
会話率:45%
【全自動・英霊召喚】
それは最強の魔術師一族の当主である青年フレイだけに使える超絶スキルだ。
どんなトラブルがあっても、それを解決できる英霊が自動的に召喚され、フレイ自身も知らないうちに解決してしまう。
そんなチートスキルを持つフレイだが
、理不尽な理由から仕えていた国を追放されてしまう。
次の就職先を求めていると、ホワイトな労働環境の小国アーシアにスカウトされる。
アーシアの宮廷魔術師として再就職したフレイは、英霊たちが自動的に活躍してくれるおかげで労せずして出世する。同僚も前に仕えていた国とは違って優しく、癒され、温かな時間を過ごしていく。
フレイはそんな仲間たちのために奮起し、やがて魔法後進国のアーシアを世界最高の魔法王国に成長させていく――。
一方、フレイを追放した国は、彼の英霊の力を得られなくなったことで急速に落ちぶれていくのだった……。
最高順位:日間ハイファンタジー1位/総合2位 週間総合5位/ハイファンタジー2位折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 12:00:00
231895文字
会話率:47%
異世界トリップをして冬をつかさどる冬姫様となったエル(元OL)は、その力にふさわしい活動をするために、四季の代表国をめぐる。
次にやってきたのは夏島ホヌ・マナマリエ。
退屈している夏亀様に、広い世界の話を聞かせてあげるのが目的だけど、何やら
曲者のようで──。
おおらかな夏島で、エルの奮闘と、フェンリルの婚約関係を描く。冬フェンリルシリーズ第三弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 22:22:20
102619文字
会話率:29%
元限界社畜のノエルは、異世界トリップ後に四季をつかさどる冬姫「エル」となりました。──春を司る春龍様が体調を崩していると聞いたので、回復を手伝うことにしたんだけど。緑の国ラオメイは内部抗争しているし、なかなか谷底の春龍に会えない? オッ
ケーそれならこちらも自由な手段で治させてもらいますよ!!
桃の花吹雪舞う緑の峡谷で、桃グルメに伝統衣装でおしたく。地域復興、そしてせっかくの綺麗な光景を守っていきましょうよ。
──冬フェンリルと冬姫フルパワー。ハネムーン名目で他国を訪れて、四季を調整していく【春編】です!
※エルが異世界トリップしてくる【冬本編】はシリーズからご覧下さい。
※挿絵がある話には★がついています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 19:25:07
131672文字
会話率:29%
月曜日から日曜日、もしもこの七曜が擬人化したら?
常に不機嫌で友達のいない月曜日。
サスペンス好きでツンデレの火曜日。
クールで物静かな水曜日。
地味で大人しい木曜日。
明るく元気だがブラックコーヒーを飲むと変貌する金曜日。
土曜日は?
日曜日は? それは読んでのお楽しみ。
はたして、あなたの推し曜女は一体誰になるでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 19:08:19
53342文字
会話率:54%
「加齢臭が凄いからもういらない」
ある日、飛空艇に乗っていた勇者はそんなくだらない理由で伝説の籠手を捨てた。
ゴミを拾い、そのゴミで生活を組み立てていた少年トビは空から降ってきた籠手を拾う。
その籠手が勇者の籠手だと気づいたトビは勇者の籠
手の能力を解明し、その強力なチート能力に目を丸くさせた。
「え? なんでこんな凄い物捨てたの勇者様……?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 18:01:09
11222文字
会話率:44%
才色兼備で、クールで、堅物な生徒会長様が萌え系アニソンを熱唱してるところを目撃してしまった話
最終更新:2024-01-14 00:01:18
4310文字
会話率:46%
サンクアリ伯爵家長男のユチは、周囲を聖域化するスキル<全自動サンクチュアリ>を持っている。
邪心だらけの父親と義弟に引き寄せられる瘴気をせっせと浄化する毎日を送っていた。
だが、心が死ぬほど汚い彼らに瘴気は見えないので、ユチは無能の厄介者と
虐げられている。
そんなある日、義弟に類まれなるスキル<ドラゴンテイマー>が現れたことで、ユチは瘴気まみれの“クソ土地”と呼ばれる辺境へ追放された。
「人生なるようになる」が信条のユチは、気ままにスローライフを送ることに。
ユチが聖域化していくうち、“クソ土地”は真の姿を現す。
畑からは激レアな作物が無限に収穫できたり、鉱山は超貴重な鉱石の宝庫だったり、村の大木は古の世界樹だったり――“クソ土地”と呼ばれる辺境は、史上最高の領地へと変貌する。
一方で、サンクアリ家は瘴気に汚染され始めた。
そうとも知らず、父親と義弟はユチの下へ凶悪な盗賊団や暗殺者を送る。
しかし、聖域により刺客たちは改心し次々とユチの仲間にされてしまう。
挙句の果てには、義弟がテイムした古のドラゴンさえも……。
やがて、体調は悪くなり、経済的にも貧しくなり、使用人たちは凶暴になり……と彼らの人生は最悪のものになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 12:09:21
113991文字
会話率:42%
高校3年生の和人(かずひと)はボッチ生活を送りつつ、とある吸血鬼アイドルに夢中になっていた。
2年間餌付けしたことでヴァンパイアな彼女とはすっかり仲良くなり、今日もライブ終わりに餌付けデートを楽しむ。
しかし、受験の足音は確実に近づいていた
。
和人は自分の気持ちもはっきりしないまま別れを切り出す。
すると、彼女は正直な思いと吸血鬼の事情を吐露するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 11:46:53
5830文字
会話率:0%
――陰陽師。
それは魑魅魍魎との戦いのエキスパートのこと。
平安から千年続く呪いと陰陽師の戦いは科学が発展し、スマホすらある現代でもなお続いていた。
その呪いと戦うために、人は陰陽庁を創設し、祓魔官を集め、学園を作った。
そんな時代で
俺は日本最高峰の陰陽師養成学校、太陽学園に入学した。
でも俺には秘密があった。俺のこの身にはかつてこの国を滅ぼしかけた最強の鬼が封印されている。
その最強の力を持って、俺は霊災と呼ばれる呪い達をグーパンだけで殴り祓う。
これは呪われて人かどうかも分からなくなった俺が、千年続く終わりなき戦いを拳で終わらせようとする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 12:00:00
130691文字
会話率:37%
生まれ持った魔力がすべてを決定づけるダンジョンが溢れる現代。
そんな中で最底辺である未覚醒者であり、魔力0の俺。
しかし俺は聖杯を手に入れてしまった。
敵を倒せば無限に成長する魔力、さらにスキルすらも成長する。
聖杯からは聖水
が湧き出るが、それは治癒のポーションとして破格の値段で求められた。
でも俺はまだ聖杯が導く俺と世界の運命を何も知らなかった。
これは未覚醒者として社会の底辺でくすぶっていた俺が、聖剣を抜いたら運命が変わった物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 21:13:28
102152文字
会話率:28%
★祝日間、週間ローファン一位
※ストレスフリー小説ではありません。
一切のストレスや、辛い展開をお好みではない方は読まないでください。
了承された方のみ読んで欲しいです。
忙しい人のあらすじ ダンジョン×ラブコメ×追放の物語。
のんび
り読める人のあらすじ
20年前突如東京湾に現れた天を貫く巨大な塔。
そしてその塔から出土する不思議な力を持つダンジョン武器は世界を変えた。
装備したものは銃弾を通さない、空を飛んだ、素手で岩すら砕いた。
そんな夢のような力を与える装備品を付けて、そして求めて人々はダンジョンを探索する。
この物語の主人公『御剣剣也』もその職業を夢見る少年の一人。
でも追放された。クビにされた。無能だと笑われた。
一度は無能職業として見捨てられ夢を諦めた『錬金術師』。
しかし覚醒した錬金術師の力で剣也の世界は一変する。
レベルアップ♪
レベルアップ♪
・
・
レベルアップ♪
そして…
進化♪
世界でただ一人ダンジョン武器を進化させることができるようになった主人公はその力で成り上がる。
これは、ダンジョンで冒険し、ダンジョンで出会い、ダンジョンで成功する。
そんな貧乏で無能だった高校生が巨乳なOL、可愛い妹、メンヘラっぽい女の子、そしてクールでモデルの勇者とラブコメしながら最強へと成り上がるサクセスストーリー。
※カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16816927859759369042
カクヨムで先行連載しております。
良ければそちらでもご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-27 14:28:11
308211文字
会話率:33%
——やっと準備が整った。ようやく私の本懐を遂げられる。
「お父様、王太子殿下との婚約解消を希望いたします」
「……は? お前、いったいどうした? どこか頭でも打ったのか?」
前世を日本人として生きた独身アラフォーのOLは、男運が悪
く、さらに半年かけて手にした成果を若くてかわいい後輩に奪われヤケ酒した結果、湯船で寝てしまい前世を終えた。
それがなぜか妹が好きだった小説に出てくる、悪役令嬢ユーリエス・フランセル公爵令嬢に転生してしまった。
バッドエンド確定の悪役令嬢だったので、処刑されないよう王太子の婚約者を辞退し、隣国で事業を立ち上げ悠々自適の暮らしを送っていた。
父が護衛としてつけてくれた騎士フレッドは逞しく頼り甲斐がある。さらにイケメンで気も利く有能な騎士だった。
フレッドともすぐに打ち解け、前世が働き詰めだったので、適度に働き適度にダラダラしながら過ごしていたユーリエス。
ところが突然王太子が訪ねてきて復縁を迫ってきた。
キッパリとお断りしたものの、今度はフレッドの様子が変わって——?
幸薄かった前世が嘘みたいに幸せをつかむ中身が枯れ女のお話。
※こちらの短編が異世界転生恋愛日間2位になりました!
【短編】https://ncode.syosetu.com/n9302ic/
調子に乗って長編にしました。かなり加筆してるので、楽しんでもらえたら嬉しいです(*´꒳`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 08:19:18
103193文字
会話率:48%
——やっと準備が整った。ようやく私の本懐を遂げられる。
「お父様、王太子殿下との婚約解消を希望いたします」
「……は? お前、いったいどうした? どこか頭でも打ったのか?」
前世を日本人として生きた独身アラフォーのOLは、男運が悪
く、さらに半年かけて手にした成果を若くてかわいい後輩に奪われヤケ酒した結果、湯船で寝てしまい前世を終えた。
それがなぜか妹が好きだった小説に出てくる、悪役令嬢ユーリエス・フランセル公爵令嬢に転生してしまった。
バッドエンド確定の悪役令嬢だったので、処刑されないよう王太子の婚約者を辞退し、隣国で事業を立ち上げ悠々自適の暮らしを送っていた。
父が護衛としてつけてくれた騎士フレッドは逞しく頼り甲斐がある。さらにイケメンで気も利く有能な騎士だった。
フレッドともすぐに打ち解け、前世が働き詰めだったので、適度に働き適度にダラダラしながら過ごしていたユーリエス。
ところが突然王太子が訪ねてきて復縁を迫ってきた。
キッパリとお断りしたものの、今度はフレッドの様子が変わって——?
幸薄かった前世が嘘みたいに幸せをつかむ中身が枯れ女のお話。
※出版社様へ こちらは短編ですが、長編への加筆も可能です! 2ヶ月あれば10万字執筆できますので、打診お待ちしております(*´꒳`*)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 18:16:57
8966文字
会話率:39%
笑わない悪女——公爵令嬢のアリアナはそう呼ばれている。
父から『公爵家の不名誉になるから、決して笑うな』と禁じられ、いつも無表情を貼りつけているアリアナ。
婚約者の王太子からは人形みたいでつまらない女だと言われ、ついには義妹に寝
取られ婚約破棄を宣言されてしまった。
しかし、それでもアリアナの表情は崩れない。
落ち着き払い感情を見せないアリアナに怒り心頭の王太子は「笑ってみろ!」と命令する。
命令ならばと、アリアナはゆっくりと口角を上げ、花がほころぶような笑みを浮かべた。
そんなアリアナに見惚れていた王太子に、アリアナは今まで押さえ込んできた本音をこれでもかとぶつけていく。
やっと婚約破棄騒動が終わり、影で支えてくれた親友をおもてなししていたら——?
※出版社様へ こちらは短編ですが、長編への加筆も可能です! 2ヶ月あれば10万字執筆できますので、打診お待ちしております(*´꒳`*)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 18:16:40
7351文字
会話率:52%
10歳でうける『属性』診断の日。
孤児院で育った、冒険者を夢見る少年──ライトは、1000人に1人の確立で出るというレア属性【光】を授かった。
しかし、レアではあるが光属性は『ハズレ属性』と呼ばれていた。
……なぜなら、光属性で覚える光魔
法には攻撃力が一切なかったのだ!
──やがて、念願の冒険者となったライトは、「寄生専門」「歩く松明」と馬鹿にされながらも、光魔法を極限にまで鍛えていた。
そして、
カンスト間近の【光】属性Lv9に達した時──。鍛錬の末、膨大な魔力をもっていたライトのもとに幼馴染のサーヤが現れて、難易度AAAダンジョンへの同行を申し入れたのだった……。
それが、ライトにとって最悪の探検行になると知ったのは後の話……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 12:05:01
129448文字
会話率:29%
21世紀前半──。
突如出現したダンジョンによって世界は混乱の渦に巻き込まれた。
……それから10数年後。
2023年東京、某町内にて───とある一軒家に、新たにダンジョンが誕生した。
……無数の資源と莫大な富を生み出す可能性を秘めたダン
ジョン。そして凶悪なモンスターがひしめくダンジョンが!
──なんと、個人の敷地に出現した!!
……………ただし、
入口部:高さ45cm、幅35cm
材質:木製。築10年。
『わんわんおッ!』
そう……新たなダンジョンは、なぜか我が家の『犬小屋』に出現したのだった──。
それは、誰も入れないダンジョン。
奥行き不明、
内部不明、
正体不明。
●ダンジョン名:『犬小屋ダンジョン』(まんまやんけ……)
ある意味、最強で最難関のダンジョンの出現に東京都、日本政府────世界もガン無視ッ!!
なんなら、マスコミまでシカト!
だが……ダンジョンが出現してから数日後、
『愛犬ポンタ』が夜な夜なモンスターを狩ってくるようになった。
初日はゴブリン……。
次の日はオーク…………。
明後日にオーガ………………。
そして、ついには…………。
「…ポ、ポンタぁぁぁあああああ!! な、な、な、何を狩って来てんのぉぉぉぉお!!」
『へっへっへっへ! わんわんお♪』
「…わんわんお♪ ちゃうわ!!!」
──あ、あかん。あかんあかん!!
そ、それアカン奴ぅぅぅうううう!!
『──グルァァァァアアアアアアアアアアアアアア!』
ひぇぇぇええ!
そ、そ、それってドラゴ──……。
…これは『犬小屋』がダンジョン化してしまった飼い主の悲哀と、そして愛犬との友情?物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 17:21:06
122647文字
会話率:30%
世界平和のため、
勇者ザラディンは仲間たちと魔王を討伐した。
しかし、凱旋直前に仲間に殺されてしまった。
毒で臓腑を焼かれ、
銃士の友が凌辱の果てに殺されて、
剣豪の友が弟子になぶり殺されて、
……勇者は頭を聖剣で切り落とされた。
自
分の頭が転がる中、
思うことは奴らへの「復讐」
世界や魔王のことなんてどうでもいい──。
友を裏切った奴の命を奪い、
貶められた者たち、二人の名誉を護る──。
「……畜生───」
視界が暗くなる中、勇者は転生する。
記憶はそのままに、傭兵一家の長女として───か弱き少女の姿を得て。
……彼女もザラディン。
赤い髪で三白眼。
スッキリとした鼻立ちの美しい少女。
かつては勇者。
いまはただの少女ザラディン。平和な戦後を生きる一人の女の子。
──……それでも、少女は復讐する。
「忘れるもんか……!」
かつての仲間で仇敵、
同じ卑怯者どうし、
同じ薄汚い裏切り者に!
──友の雪辱を晴らす、ただ、それだけのためにッ。
14年ごしの復讐劇を開始する────!
※ セカンドチャンス用にアップ中!! ※
カクヨムにも掲載しておりまするー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 17:20:37
76395文字
会話率:33%
魔術師は才能が八割である。生まれた時点で適性のある術式、魔力量の最大値が確定してしまう。いくら努力しようとも変わることのない二つの要素。どちらも平均以上でようやく魔術師として成り立つ。
魔術師の名門グローテル家に生まれたグレイスには、術式に
対する適性が全くなかった。魔力はあっても術式が使えなくては魔術師とは呼べない。父親からは見放され、「お前には何も期待していない」と冷たい言葉を浴びせられる。
だが、グレイスは諦めなかった。魔術とはこの世で最も自由な力。自分も自由に魔術を使いたいと願った。
そんな彼には一つだけ、他にはない才能があった。その名は――『鍛冶スキル』。
「そうだ。魔剣なら……俺でも魔術が使えるんじゃないか?」
たった一つの細く険しい道を見つけたグレイス。
覚悟を決めた彼は、全てをかけて魔術師を目指し始める。
これは才能に恵まれなかった少年が、誰よりも自由な魔術師になるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 11:00:00
44117文字
会話率:38%
貴族の家に双子として生まれたライナとレナ。妹のレナは我儘で自分勝手な姉ライナに振り回される日々を送る。そんなある日、ライナが聖女に選ばれてしまった。面倒だからやりたくないライナは、そっくりな妹のレナに身代わりをするよう提案する。
逆らえない
彼女は承諾し、聖女のフリをするため魔法を必死で学んだ。そうして聖女になった彼女は、日々の御勤めを熟していく。
嫌々始めたことだったとはいえ、王子や友人、いろんな人に支えられながら、充実した毎日を送っていた。
しかしそんな日々も――
「私が本物の聖女ですわ!」
姉の一言で終わりを向えてしまう。
しかし周囲の者たちは気づいていなかった。
聖女のフリをするために学んだ魔法の腕は、本物の聖女すら超える領域に達していて?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 11:00:00
9936文字
会話率:32%
とある貴族令嬢のシスティーナは、母親の影響で料理が大好きだった。そんな母親が病気で亡くなる時、いつまでも料理が好きでいることを約束する。
月日は流れ、大きくなった彼女は今も料理が大好きだった。ある日、婚約者にお願いされて手料理を振る舞う。し
かし、料理を見た婚約者が怒り出す。
「こんな貧乏くさい料理が食べられるか! 僕を馬鹿にしているのか!」
このことをきっかけに関係は破綻、婚約も破棄されてしまう。大好きな料理を否定され、家からも追い出されそうになった彼女は決意する。
料理を続けるために家を出ることを。
これは元令嬢の料理人が、本当の居場所を見つけるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 12:00:00
6602文字
会話率:33%
「貴様とは婚約破棄だ!」
侯爵令嬢のリディアは、王太子から一方的な婚約破棄を宣告される。
悲嘆に明け暮れる暇もなく、翌日の夜に王太子はシャンデリアに潰されて死んでしまう。
大騒ぎになる中、リディアには犯人の心当たりがあった。
それは礼拝堂の
地下で暮らす怪人・アッシュの存在だった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-17 12:02:27
10289文字
会話率:22%