<ほんわか天然少女とクールビューティー風ド天然少女の頭ゆるふわ百合物語>
黒髪ショートカットで鋭い目つき。
口数が少なく、孤高の一匹狼を気取ってきたクール系少女、それが明星萌花(あけぼしもえか)だ。
しかし同じ高校の新入生であるほんわか天
然少女、成瀬るう(なるせるう)は、萌花が冷たい視線を向けても一向に怯む様子はなく、むしろ懐く様子を見せ……。
※5月4日、5日、6日は3日間連続更新。
それ以降は毎週日曜のお昼ごろに更新予定。
5万字ほどで完結するはず。
内容は女の子がキャッキャするだけの、ゆるふわな日常物です。
終盤はちょっとシリアス気味になるかも。
百合のつもりで書いてはいますが、繊細な心の動きを描写するような作品ではなく、コメディなのでご注意ください。
(同一内容を「カクヨム」でも投稿中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 12:12:35
83722文字
会話率:34%
「何コレ」(れ
「続きだってさー」(き
「今回はえろく、エロく、いろんなカップルの日常を…」(る
シュン
「あれ? ルルアさん消えちゃいましたー」(ら
「どっかに転移させちゃったんだねー」(り
なあに? まだ続くの? ふふ.
..おあつらえ向きね(ま
こっちのセリフよ(め
「あの2人、ベッドの中だね」(き
「どーしてそーゆーふーに話が転がるかなー」(え
絡み合った女体が転がる(る
「エリラー、アレも封印するかちょっと音声切っといた方がいいんじゃない? 話が進まないよ」(き
「そだねー」(え
「えっとー、今度は短編ってゆーかー」(は
「うーんと短い会話劇とかいろいろー」(り
「あえていえばライト・ライトノベルかしら」(れ
「もはや小説じゃないよね」(き
「ひどいな」(み
「一応、形式としては短編小説とかショートショートってゆーのもあるみたいよ」(ま
「そんな大層なものじゃないっしょ」(き
ショートは安いです 昔は3000円(る
いつの時代よ(ま
不健全図書になるよー(り
「ショートカットにするのに3000円という話のどこが不健全なのでしょうか? 説明を要求します」(る
うわー、マンガ雑誌が30円、ハガキが7円、私鉄の初乗りが大人30円って、マジですかー?(ら
これ、あらすじよね?(れ
まあ、試験とか提出物だったら失格落第だね(き
「文字でやる4コマとか8頁マンガとかー、そんな感じみたいですー」(ら
「で、漫談編か」(き
「まんだんって、何のことかわからないんじゃない?」(れ
「あえていえば、『小咄」とか『話の枕』みたいなものかと」(る
「枕だけでいつまでたってもお話が始まらないって、サギだね」(き
「マクラでもお話だ」(み
「とゆーわけで、今回もよろしくねー!」(え
…何か忘れてない?(れ
べつにいーって^^(き
「『竜の抱き枕』って何のことですかー?」(ら
「こんどねー」(え
次回、プチ・ライトノベル(る
あらすじよ、これ(れ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 23:00:00
110666文字
会話率:2%
能力(スキル)と呼ばれる超常現象を扱う者達――能力者(ホルダー)が認知され始めた現代日本。
ただの高校生であった主人公・道敷出雲(みちしき いずも)は能力者に襲われ、自身もまた、能力者として覚醒してしまう。
少年が手にしたのは“不死
身”という力。
【黄泉渡(リヴァイヴ)】と名付けられた、他に類を見ない特異な能力の根源を求め、政府によって監禁された少年を救ったのは、能力者達の地下組織だった。
政府の手を逃れ、迎坂黄泉路(むかえざか よみじ)と名を変えた少年は自らの“特別な力”と向き合ってゆく。
能力が宿る条件とは。何故黄泉路が手にしたのか。そもそも能力とは――?
無力な少年を守ったのは公的機関でも権力でもない、同じ“傷”を持った同胞たち。
力を身に着けた少年が守るのは、手を差し伸べてくれた人々が願う“未来”への希望。
――生と死を巡る少年の“生き方”を描いたダーク&シリアスな現代超能力バトル。
※亀進行・人死に描写・鬱要素有
◆現在9章まで終了 ◆毎週月曜0時更新 ◆評価、感想いただけると励みになります。
◆主人公の成長過程をすっ飛ばしたい方は序章・1章・2章を読んだ後に6章まで飛ぶと大幅ショートカットになります。
◆更新を維持しつつ、序盤(5章程度まで)の文体の乱れを改稿中です。内容は変わりませんのでご了承ください。
◆キャラクタープロフィール等の資料公開をしました。タイトル上部のシリーズ管理にて設定資料集を公開していますので興味がありましたらどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 00:00:00
2186971文字
会話率:45%
【夏野 祭】
なつのまつり。
主人公の一人で、「あおば稲荷前高校」の女子生徒。
高校一年生時は生徒会の副会長で、二年生の現在は生徒会長。
中学校時代は陸上部で図書委員会。
今でも運動神経がとても良く、身体も柔らかい。
身長16
5cmほど。細身だが、引き締まった身体つき。
くっきりとした目元で、いつもはっきりと開いている。
凛とした顔立ちだが、少し冷めたような表情。
髪型は少し耳が出るくらいの涼しげなショートカットで、サラサラの綺麗な髪質。
性格はハキハキとして、喋り方も明瞭。
【鬼藤 日和子】
きとうひわこ。
主人公の一人で、同じく「あおば稲荷前高校」の女子生徒。
祭の小学校時代からの友人。
現在、総務委員会の委員長。
中学校時代は祭と一緒に図書委員会。
運動は苦手、身体も固い。
身長170cm超で、健康的な身体つき。
目は糸目で細く、目じりが下がっている。
丸く、柔和な顔立ち。
髪型はセミロングで、少しうねりのある髪質、髪留めで留めている。
性格は呑気で、喋り方もおっとり。
* * *
以上、およそこんなイメージです。
足りない部分は独自の空想で補っていただけるとありがたいです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 08:54:11
118514文字
会話率:42%
「キーボード打つのむずい」
つい最近、パソコンを買った。初めは中々キーボードに慣れなかったが、少しずつ慣れていき、文字はだいぶ打てるようになった。
「よし、次はショートカットを覚えよう」
Ctrl+AやCtrl+Cなどのショートカ
ットも順調に覚えていき、ついに残すはあと一つ。
「Ctrl+spaceは・・・」
次の瞬間、俺は気を失った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 19:12:23
23390文字
会話率:33%
ボロボロのアパートで一人暮らしをしている大学二年生の坂柳日向(さかやなぎひなた)には『推しの声優』がいた。
坂柳と同い年で主に男性向けの恋愛シュミレーションゲームの美少女キャラの声を演じている――声優の『星宮れの』
「死ぬ前に一度でいいか
ら会ってみてぇ……」
坂柳がそんなことを思っていた、ある日の出来事だった。
坂柳はリュックサックを背負って大学へ行くために玄関の扉を開けると――隣の部屋の扉の前に大量のダンボールが置かれていた。
「まあ、どうせこんなボロアパートに引っ越してくる奴なんて、年寄りか老害か低所得者のどれかだろう」
坂柳は大量に置いてあるダンボールを避けようとした――その時だった。
いきなり扉が開き、一人の女性が悲鳴を上げながら飛び出してきたのだ。
突然現れた女性に対して驚きの声を上げる坂柳だったが、その女性を見て愕然としてしまう。
艶のあるショートカットの白髪に奇麗な黒い瞳、透き通った白い肌を持つ美女――。
「星宮……れのちゃん!?」
なんと、隣の部屋に引っ越してきたのは『推しの声優』だった!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 21:30:00
47972文字
会話率:51%
仕事のストレスで不眠症気味になった俺に、常識のなく最高に空気の読めない幽霊が電話をしてきた。相手の目的は俺を寝せることだった!
寝せてくれるのだったらボブヘアーかショートカットの長身巨乳美女が良いのだがな。
最終更新:2024-05-02 21:40:08
1581文字
会話率:39%
(もしかして俺、転生したのか?)
元日本人である俺は、目が覚めるとリッターという名前の赤ちゃんに転生していた。前世は自宅警備員をしながら適当に暮らしていたのだが、どうやら知らないうちに死んでしまったらしい。
ともあれ死んでしまったものは仕
方がない。せっかく赤ちゃんに転生したのだから今世は精一杯頑張ろう……と思っていたのだが。
「この子のスキルは《ショートカットコマンド》です。大変言いにくいのですが……恐らく外れスキルかと……」
「……あなた。この子はもうダメですね」
「ああ。期待していたのに外れだな」
どうやら俺は転生して早速外れスキルを引いてしまい家族からはゴミ以下の息子だと認識されてしまった。
それから十年ほど経ち、俺は無事外れ認定を受けたまま成長したのだが――ついに家族からは追放を言い渡されてしまう。
だけど俺は追放されたって平気だ。なんならプラスに考えている。
俺のスキル《ショートカットコマンド》は外れ認定されているが、実はどんなに詠唱に時間がかかる魔法も事前に登録するだけで俺だけ0.1秒で発動できる優れものなのだから。
これからは自由に魔導書を読み漁り、自由に魔法を手に入れて成長していく。
そんなことをしていたら、知らないうちに賢者と呼ばれるようになってしまったのだが?
というか俺を追放した家族が助けを求めに来たんだけど、放置ってことでいいよね。
原案・はにゅう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 20:30:00
105813文字
会話率:44%
ショートカットはなぜ危険なのか?
キーワード:
最終更新:2024-04-30 08:10:00
1213文字
会話率:0%
車で角を曲がる時の基本──右折は大回り、左折は左側を詰めて。教習所でもそういって習うはず。それなのに、なぜショートカット右折や膨らみ左折をする人がよくいるのか? その理由を推察してみました。
キーワード:
最終更新:2023-04-04 13:54:02
3944文字
会話率:5%
※本作はカクヨム自主企画三題噺「マット」「ショート」「背後」をお題に書いた短編です!
【あらすじ】
エリザ。意地悪な継母と姉二人にいじめられる可哀そうな女。
いわゆるドアマットヒロイン。それが物語に転生した『今の私』らしい。
今の私、エ
リザがいる世界は、前世の私が暇つぶしに読んでいた小説のひとつ、『家族にいじめられていた醜いアヒ族の私、実は白銀の聖女でした』の世界そのものだった。
そして、私はあろうことかその作品の主人公エリザになっていた。
ドアマットヒロインに転生した『私』がとっととショートカットしてどんどん登場人物の背中に突き立てていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 21:50:12
9036文字
会話率:33%
「あははははははは!」
文字通りのクラスの中心に出来た人だかり。その更に中心にいる女の子。大浦陽なた《おおうら ひなた》。さっき言った通りクラスの中心人物。大きな声を大きな口から出しながら笑っている。
その快活さが似合う黒髪ショートカットで
、目も大きく、口も大きければ、耳も大きい。その癖、顔を小さくて、身体も小柄だ。シャツを腕捲りして、スカートは短い。陽なたはとにかく男女関係なく人気がある。男子の下らない下ネタにもついていけるし、女子の終わらない愚痴にも延々と耳を傾けてくれる。話題も、地元話からテレビやユーチューブ、はたまた、どこで手に入れたと首を傾げるようなコアな知識まで持っている。成績はそれなりにいい方だが、トップに入るほどではない。馬鹿には教えられて、成績トップの近寄りがたい上条さんにも遠慮なく聞きに行ける。運動に至っては下から数えたほうが早い。男子から馬鹿にされて「うっせーわ!」とか言いながら、楽しそうに笑う。なので、本当に誰からも好かれている。今日は一段と楽しそうだ。
なので、俺はアイツが元気出るようにコンビニでお菓子を買う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 12:55:50
5673文字
会話率:40%
26歳元社畜の主人公ユーリア。乙女ゲームの名もなきモブに転生してしまい、傍観者として断罪イベント発生を生で見るのだけを楽しみに生きていた。
けれど、イベント直前に義理の妹に邪魔をされ、更には貴族女性の象徴であり魔力の源であるロングヘアも父親
が決めて来てくれた嫁ぎ先も奪われてしまう。
恵まれた嫁ぎ先のかわりに平民の中年男性を婿にとらせるという義母の計画を耳にし、逃亡しようと試みるも、隠してあった亡き母の形見も奪われ、諦めてその人生を受け入れようとしていた矢先、メイドに就職できそうなチャンスが訪れる。
なんとか役に立つところを見せたいとの奮闘は空回りに終わるも、館の主人であり、乙女ゲー内では「パッケージ裏の君」として美麗ビジュアルで人気のあった宮廷魔術師に同情され館においてもらえることになった。
そんな矢先、またしても義理の妹がトラブルを起こし……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 01:46:29
141692文字
会話率:49%
ショートカットの彼女が「伸ばそうかな~」って。
それも良いンですけどね。
最終更新:2024-04-08 23:56:00
200文字
会話率:100%
【ドラゴンの涙】
それは全ての望みを叶える涙。
永遠の宝石。
時の流れを支配する奇跡の輝き。
大切なものを失った欠片。
だが、それは『虚化』という恐るべき現象を癒す力をもっていた。
いつかは報われると信じて、世界を、次元を超えてきた冒険者達
のストーリー。
徐々に悪のりが目立ちます(爆)
ヒロイングループ
神岡高校
弓千華雛子(ゆみちかひなこ)
二年生、身長170近く、ベリーショートカットの活発な体育会系女子高生。通称ヒナ。
異世界『ファンタジスタ』の『偉大なる魔術師・バレンシア・レーサ』により
度々、現代から召喚されては依頼を承ける。
高校では弓道部部長を務めているせいか
異世界では弓を扱い魔物(モンスター)を狩り、宝石『竜の涙』を探すチーム【最後の希望】のリーダー。
剣山亮(つるぎやまとおる)
二年生、身長180近く、ポニーテールの剣道部、次期主将。通称トール。
実家が剣道道場を営んでいる。
弓千華とは幼馴染み。
戟卯田香菜己(ほこうだかなみ)
一年生、剣山の妹分、身長160近く、ツインテール。通称カナミ。
帰宅部だが、そつなく全般的にこなし高い適応力を持つ。
IQ200という噂があるが定かではない。
ニート予備軍?知識は豊富。
ちなみに、3人とも、幼少の頃より付き合いがある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-01 02:00:00
274155文字
会話率:21%
カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16818093073810107203)にも掲載してあります。
最終更新:2024-03-26 00:52:04
5377文字
会話率:0%
田舎の町の警察署で働く村井小豆(むらいあずき)は、地域の人たちの信頼厚い刑事。
ある日、町の牧場で牛が失踪する事件が起きる。山に囲まれた町ゆえに、近年問題になっている熊の仕業だと目星をつけた小豆の前に現れたのは、緑青色のショートカットと瞳を
もつ少女。その少女の後をつけた小豆が見たものとは……
この作品は本サイトのみで掲載しています。
遅筆です。
定期更新の予定はありません。完全不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 23:00:00
10705文字
会話率:45%
春。
身体測定の時である。
松永 大星。高校2年生。
俺には小学1年生からの幼なじみがいる。
ショートカットで背が高くて男っぽくて全然かわいくない女。
小学校、中学校、高校1年と俺よりあいつの方が背が高かった。
でも、今年こそは、今年こそは
勝っている気がするんだ!
小説家になろう Thanks 20th参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 18:51:41
9397文字
会話率:44%
いろんな交通事故がある。
そう、肉体損傷だけが損傷ではないのだ。
最終更新:2024-01-28 15:27:48
664文字
会話率:0%
高校の入学式の日。自分のクラスまでの道のりがわからず、迷っていたところに声をかけてきた女子がいた。
僕と身長がほとんど変わらない、ショートカットの明るそうな女の子。彼女の案内に従って自分のクラスに到着すると、僕と彼女は同じクラスだった。
僕なんかを案内してくれた優しい性格。ふと見せた穏やかな笑顔。どこか活発さを感じるオーラとスマートな体型。さっぱりとした柑橘系の匂い。そして……短めの彼女の髪型。陽の当たらない僕とは別世界の人間。これ以上、深く関わることはないであろう人種。
ーーでも、入学式のこの日、僕は彼女に恋をした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 00:00:00
19021文字
会話率:40%
主人公は、もふもふなマルチーズの女の子を飼っている男子大学生。
だが、ある朝目覚めると、飼い犬が美少女の姿になっていた――!?
わうわう鳴く白くて丸っこい生きものは、黒髪ショートカット美少女に大変身。だけど言動はあどけなく、しっぽを振って
甘えてくる。
飼い主になつきまくった小型犬のじゃれつきもすりすりも、人間の姿になれば話は変わってくる。
お散歩はデートに、抱っこはどきどきに、ペットとの暮らしは同棲生活に――!?
主人公は、人間社会をよく知らない女の子の、犬独特の愛情表現に戸惑いながらも、彼女に人間の暮らしを教えていくことになるが……。
彼女はかわいい飼い犬? 歳が離れた妹のような存在? それとも恋人?
難しいことは一切考えなくてもいい、おにロリ系ほのぼの日常ラブコメです。
※毎日更新で、挿絵もいっぱいあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 01:39:33
133229文字
会話率:43%
─その日、空から数多の羽根が舞い降ちた─
『─犯人は捕まっておりません。目撃情報を─』
警察官を襲って拳銃が奪われた事件。襲われた警官は、喉を裂かれて死亡。目撃者もいない。
最近、こんなニュースが多い。
最近?
いや分かってる。
あの
日から……。
「ちょっと走ってくる」テレビを見ながらスマホを弄る弟に告げると、家を出る。
桐山睦月、大岐成高校普通科の二年。運動はできるが、文芸部所属の男子。身長178センチ、体重65キロ、AB型。比較的イケメンとは思うが、彼女はいない。理由は別にあるが、文芸部に所属しているところに理由の大半……。それが俺。以上、説明終わり。
いつからか日課になった、ランニング。
同行者を迎えに行く。
「遅〜い。睦兄」
少し行った家の前で俺を『睦兄』と呼ぶのは、如月夏海。弟の同級生で、俺とも幼馴染の中学三年生。
ショートカットの活発なイメージの女の子。ちなみに俺と夏海、二人共ジャージ姿で、一見するとランニング大好きな兄妹といったところ。
ランニングは、公園を抜けて、中学校の裏手に回る。
「今日も出るかな?」
「探せるか?」
そう、ここ三日、ちゃんと走っていない。別のところに目的がある。
中学校の裏手、人気のない事を確認した夏海は、猫化の動物のように靭やかに身体を縮め、伸び上がる勢いのまま、裏手から中学校の屋上へと跳び上がる。
繊月が薄く微笑む夜。
屋上の角に立った夏海が、瞳を閉じ、歌い始める。
賛美歌のような異国のリズムが静かに拡がっていく。
アルトからソプラノ。
そして、もっと高く。
「見つけた!」
夏海の声に、俺は走り出す。
虚空に差し出した右手に、黒塗りの曲刀が現れる。
路地の隅、暗がりに曲刀を薙ぐ。
── ギシャ!
続けて、もう一振り。
── ギシャ!
二匹目の陰から三匹目が、背後から四匹目が飛び出してくる。
俺は、無手の左手に現れた短刀を上空に投げると、躊躇わず三匹目を斬った。
四匹目は、落下しながら上空で短刀を掴んだ夏海が、そのままの勢いで首をはねていた。
「今日は四匹だけかな?」
「わかんないね。でも、根岸はいなかった」
「ああ、隠れてんだろ」
「どこに隠れてるんだろね」
絶対に見つけてやる。俺は、手を握りしめた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 07:53:57
56275文字
会話率:35%
主人公 夏波 龍斗はある女の子に好意を向ける。
好きだ。
初めて出会った時にそう思った。
漆黒のショートカットに美しい瞼。
美人とも言えない僕好みの顔立ち。
名前は、奈乃峰(なのみね)美咲(みさき)。
僕と同じ中学一年生だ。
最終更新:2023-08-04 01:45:19
1124文字
会話率:0%