薄幸な王が聖女の導きで百年戦争に勝利するまでの貴種流離譚。狂王と淫妃の間に生まれた10番目の子は14歳で王太子になるが、母と愛人に命を狙われてパリから逃亡。19歳で名ばかりのフランス王に即位したシャルル七世は、没落する王国を背負って死と血に
まみれた運命をたどる。
父母の呪縛、イングランドの脅威、ジャンヌ・ダルクとの対面と火刑、王国奪還と終戦、そして復権裁判へ。没落王太子はいかにして「恩人を見捨てた非情な王」または「勝利王、よく尽された王」と呼ばれるようになったか。
※「【完結】7番目のシャルル、狂った王国にうまれて 〜百年戦争に勝利したフランス王は少年時代を回顧する〜」の続編、青年期編です。前作・少年期編:https://ncode.syosetu.com/n9199ey/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 22:12:16
225879文字
会話率:34%
ジャンヌ・ダルクというメジャーな史実・物語に出てくるマイナーな王様は、じつはジャンヌに匹敵するくらいおもしろいのに、誰にも知られていないとは!
埋もれている歴史エピソードを掘り起こしたくて、書き始めました。
百年戦争は、ジャンヌだけじゃな
い。知られざる魅力的なキャラクターがたくさんいます。
歴史オタクらしい愛にあふれたエッセイ。
オタクと歴史好きな人は、アツく語りたくなるキモチに共感できるかと!
知られざる魅力的な小説を探しているスコッパーの方も同じようなキモチかもしれませんね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-17 15:41:16
1814文字
会話率:3%
――もし勝利の女神がいるとしたら、この甲冑の乙女以外の誰だというのだ。
「勝利王」シャルル七世の目を通した「救国の乙女」ジャンヌ・ダルク。
*複数のサイトとの重複投稿です。
最終更新:2021-08-09 05:37:26
10330文字
会話率:18%
十四世紀、ヨーロッパで広大な大地を前に百年戦争が繰り広げられていた。イングランド軍とフランス軍の求めるものは、シャルル四世の死によって空席となったフランス国王の王座である。戦闘が進むにつれてフランス軍は衰退し、イングランド軍が優勢になる。オ
ルレアンが落ち敗退必須のフランス軍は、次々と撤退し始める。しかし突然謎の少女が現れ、戦闘に出して欲しいと言う。その少女のおかげでフランス軍は士気を取り戻し、オルレアンを奪還する。シャルル七世はさらなる出陣を要請するが、少女はある条件を掲示する。シャルル七世はその条件を承諾し、少女は出陣するが…。終わりなき戦闘の末、少女が手に入れるものは…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-24 15:28:14
5697文字
会話率:55%