「今日からあなたは、ネズミと名乗りなさい」
記憶なし、人間じゃなし、されど未知の異能力はある。
それが少年の過酷な運命の始まりだった。
ある少年が目覚めると、そこは羅刹と呼ばれる異能力者が支配する理不尽な世界であった。
そんな世
界で少年は記憶を無くし、肉体は大きなネズミに変化してしまっていた。
自身の現状に絶望し、項垂れていると、同じ羅刹である者から自分にも異能力が備わっていると知らされる。しかし、能力の開花の仕方がわからない。
未知の能力の開花の方法を探求するため、羅刹の頂点に君臨する神、香梨紅子によって『ネズミ』という名前を与えられ、神の子供として滞在することになる。
所在を獲得し、喜ぶ少年であったが、過酷な羅刹世界の洗礼が待っていた。
香梨紅子の能力〈生物の変質変化〉による苛烈な振る舞い。
村に敷かれた、流血を伴う厳しい戒律。
互いに刃物を刺し合う苛烈な紅子の娘達。
自由意志を奪う、神の支配の糸。
そんな過酷な運命に翻弄され続けるも、想い人である少女ザクロに支えられ、少年は奮闘し続ける。
「絶望から這い上がった奴だけが、傷ついた者を癒す花になる」
花か、己か、神か、人か。
これは少年と少女の闘争と逃走の物語。
正しさに苦しんだ末、優しさと楽しさを選び取る、ネズミとザクロの花の道。
※当作品はカクヨムにも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 16:43:42
239011文字
会話率:38%
城好きの青年田峯壮馬は、石垣の撮影に夢中になっているうちに落下。
夢の中で女神から自分の城を築きたくは無いかとたずねられる。
女神は自分の背後からザクロの実を一つもぎ壮馬に託す。
その「命の実」を奪われてはなりませんよ。
目が覚めるとそこ
は異世界だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 07:00:00
13847文字
会話率:22%
※カクヨムでも連載中です。
ザクロの紅花が爛漫に咲き誇る、ロディア国。
かの国は数百年前、悪竜ヴィーブルの暴乱によって滅亡寸前の危機に陥っていた。
しかし、ある条件をのめば国の地下へと大人しく引き下がり、人民に危害は加えないとヴィーブルは
当時の騎士団長と国王に約束する。
彼らが条件に従ったことでロディアは無事に復興を遂げ、以降は仮初めの平穏が保たれていた。
そんななか、父王が病で退位したことにより第一王女であったグルナが即位する。
彼女が即位した年は、特別な年。六年に一度編成される特殊な騎士団〈王剣騎士団〉が、地下に眠るヴィーブルを討伐しに向かうことが決まっていた。グルナの幼馴染にして想い人でもあるジェットも、〈王剣騎士団〉の一人だった。
騎士叙任式の前日。グルナは危篤の父から衝撃的な遺言を告げられる。
その遺言は、数百年前に先祖がヴィーブルと交わした約束の真相だった。
あまりにも残酷な真相に、グルナは急いでジェットに知らせる。そして乞う。
明日の叙任式には来るな、騎士になってはならない、と。
だが、彼はその真相を知ってなお、騎士となる道を選んだ。
深紅の女王による、紅涙のアコレード。
その涙に隠された、数百年前の残酷な真相とは。
漆黒の騎士は、なぜ騎士となったのか。
これは、ある女王と騎士の切なくも美しい恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 09:08:16
10129文字
会話率:45%
紫煙と外連味と一抹の寂寥感漂うレトロフューチャー風味スペースオペラ百合
かつて栄華を誇ったが国力の衰退著しいある国の国策企業による、安全性を黙殺した『圧縮恒星炉』開発が失敗した結果、その国民と国土の大半を吹き飛ばす事故を起こしただけでな
く、その残骸の膨大な熱量によって超々地球温暖化を招き、陸地の7割を海に沈めてしまう、という大惨事を起こしたことによって、人類は否応なく宇宙進出を果たさざるを得なくなり、衛星軌道上には大小様々なスペースコロニーがいくつも点在している新たな時代を迎えていた未来の太陽系。
系内の各地に潜む賞金首の犯罪者を追って宙を飛び回る賞金稼ぎを生業とする、通称『ロウニン』と呼ばれる人々の一員で、ぶっきらぼうな一匹狼の女性・ザクロは、根城にしている人口の約半数を同業者が占めるスペースコロニーの格納庫にて、どこからか逃亡して忍び込んだとおぼしき、常にオドオドしている様子を見せる若い女性・ヨルと遭遇する。
どこか不思議と惹かれる雰囲気を纏う彼女と関わる内に、ザクロはヨルの抱える事情に首を突っ込む事になり――。
※未成年者喫煙は法律で禁止されています。たばこは二十歳になってから。正しいマナーと節度を持って吸いましょう。
※この小説はフィクションであり、実際の出来事や個人名、団体名とは異なります。また、作中の描写には差別や受動喫煙等を肯定する意図はありません。
※無断転載お断り
カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 20:00:00
320114文字
会話率:67%
柘榴って食べたこと無いんですよね~。
一度で良いから食べてみたいですね~もちろん「人の肉の味」はしないだろうけど(^-^;
最終更新:2025-01-20 19:47:08
200文字
会話率:0%
ひょんなことから吸血鬼の王子「ザクロ」に好かれるどころか、求婚されてしまった女子大生、木下杏。
「一年間でいいんデス。貴女を惚れさせてみせマスから。貴女の傍にいさせて下サイ」
…と、半ば押し切られる形で、強引に同居生活がスタートしてしま
う。
平穏平凡な人生を送りたい杏と、大好きな杏を嫁にしたいザクロ。求婚されて、断って。魔物と人間。奇妙な共同生活を続けていくうち、彼女の望む平穏とは程遠い、様々な事件に巻き込まれていく。
ラノベ色の強いファンタジー現代小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 06:02:26
37181文字
会話率:42%
【マインドブレスレット ~ティアーズオブザデッド~ 第2章】
小さな村で生まれ育った少女アロエ。
彼女は父親と弟のサボの3人で貧しくも幸せに暮らしていた。
だが突如として村に屍(いわゆるゾンビ)が現れ、人々を喰い殺していった。
アロエとサ
ボを庇って父親が屍に喰い殺されるも、2人は懸命に逃げ続け……とある刑務所の中に逃げ延びる。
だがそこにいたのは、かつてアロエを強姦しようとして逮捕された囚人ザクロ。
彼は自身の犯した犯罪によって妊娠中の妻とも離婚されたにも関わらず……アロエに逆恨みし、仲間を使ってサボを人質に取ってアロエに服従を誓わせた。
サボの命を守るためにアロエはサボの目の前でザクロに純潔を奪われ、ザクロと彼の仲間達の慰み者となる。
だがザクロはアロエとの約束を破ってサボを外にいた屍に喰い殺させる。
それを知ったアロエは怒り狂ってザクロにつかみかかろうとするも、銃で返り討ちにあって殺される。
だがアロエは鏡屍(きょうし)という特別な屍となってこの世に戻ってきた。
アロエはサボを殺したザクロ達に復讐するべく動き出す。
その一方、サクラ達はアロエを討伐すべく動く。
彼女の復讐の動機を知ったサクラは、復讐を見守るべきか阻止すべきかを迷う。
※サブタイトルに★マークがついているものは一人称視点で話が進み、★マークがないものは三人称視点で話が進みます。
視点がコロコロ変わってややこしく思うかもしれませんが、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 23:37:58
24412文字
会話率:28%
私とは何だろう。いま目に見えているのは何だろう。そんな疑問を、私は目をつぶって考えた。今目の前にはどんな景色が見えるのか、そんな文章である。
最終更新:2024-08-04 15:20:05
695文字
会話率:0%
俺はカズヤ。これからの社会人生活を楽しみに就活に励む普通の大学生……のはずだった。
最終更新:2023-12-02 17:06:31
1134文字
会話率:15%
剣士がいてモンスターがいて、魔法が当たり前にある世界。迷宮都市内で、ザクロ・スプルースはのんびりと小さな薬屋を営んでいる。今日も近所の人達が、時折傷薬や飲み薬を買いにくる。あぁ、この穏やかな生活が心地いい……。え?ポーション(回復薬)?大
通りに売ってるんで、そちらでどうぞ。
細々と楽して生きたい薬師に、そうは問屋が卸さない!宝の持ち腐れ薬師が驚かれ、怒られ、時にドン引かれる忙しない日常が、悲しいかな幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 12:00:00
56838文字
会話率:36%
魔族との一年戦争と時に活躍した7大英雄と3大塔神。
その3大塔神の1人ロイ·ファンダルス。英雄ランサーであるファンダルスの愛用したザクロスの盾。
その塔の守護者であるロイ家の1人ファンダルス·バスダッドはロイ家の名を捨て愛するサーシャと運び
屋をしながら暮らす。一人息子のファンダルス·リリーはあるきっかけでザクロスの盾に見合う魔法の槍を探しいつか英雄になることを夢に見つつ旅をはじめる。
そのなか大陸ではなにやら不穏な動きが……。
数々の守護者と英雄達を祖先にもつ戦士達や魔族との戦いとリリーの成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 13:17:10
14204文字
会話率:43%
ネットに中の何かの末端
キーワード:
最終更新:2024-02-01 07:47:31
2837文字
会話率:62%
タコさんウインナーがいっぱい落ちてる~!!
最終更新:2023-05-14 20:00:00
1742文字
会話率:0%
ポップなザクロの友人たち
ライムのような勇敢な戦士たち
アップルブランデーのような濃密な恋人
そんな関係をシェイク
最終更新:2023-04-14 10:52:47
343文字
会話率:0%
VRMMOのゲームでチートスキルを与えられた7777人目の登録者であるザクロと10000人目の登録者アクアとその親友のルビー
この3人と仲間たちがゲームの世界では運営を振り回し、また3人はゲームと現実世界で様々な場面ですれ違い振り回される
ラッキーガールとラッキーボーイの新感覚恋愛ファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-11 18:00:00
232778文字
会話率:26%
Sランクパーティに所属する主人公であるネクロマンサーのザクロは死体を動かすなんて気持ち悪いし、お前は何もしてないと言われ追放される。
実はザクロは仲間が死んだ数年前からずっと能力の維持をしていたのに仲間は彼の話も聞かず追放してしまう。
そしてザクロが抜けたパーティは自分を生者だと思い込んでいる死体だけが残ってしまった。
その後ザクロはもう裏切られないように仲間には服従魔法を使うが、仲間になるのはそんな必要のない強くて素直な美少女ばかりだった。
一方元メンバー達は体が腐り始め焦り出すのだが……。
どんどん破滅していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 23:21:49
36309文字
会話率:45%
田舎町の小さな菓子店「ポムグラニット」で店番をするのは、落ちこぼれ魔女の少女スグリと使い魔の黒猫ミント。スグリの伯母で有名な魔女であるマダム・ザクロの、少し不思議な魔法がかかった≪魔法菓子≫を売る二人の元には、人間や魔女や吸血鬼、狼男にド
ラゴンにゴーストまで、いろいろな望みを持つ客が訪れて……。魔法のお菓子と魔女と使い魔による、ほのぼのショートストーリー集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-06 00:09:00
58315文字
会話率:41%
青年ザクロス・ウォーカーは帝国軍を辞め三年振りに故郷のオーリネ村に帰還する。
この物語から飛び出した登場人物達がVtuberグループ『かけるいち』として活躍しております。
公式twitter:https://twitter.com/@ka
keruiti_x1折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 08:00:00
2858文字
会話率:29%
幼いころ、いつも共に遊んでいた色違いの小鬼達。
笑顔に満ちた平穏な日々は、大人たちの疑いの心によって崩れていく。
離れ離れとなり、戦いに巻き込まれていく中で、一度は見失いかけた仲間との繋がり。
苦悩の中、選んだ道の先に待ち受ける未来とは?
※子どもさんでも分かりやすいよう書かれています。
※絵はありませんが、絵本感覚で読める物語です。
※一応15禁としてありますが、戦いがメインではないのであまり残酷描写はあまりありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 00:00:00
7327文字
会話率:14%
キノコのような体臭がする。
そう言われてきた男だったが、
そんな体臭が好きと言ってくれる恋人ができた。
恋人との交際は進展し、恋人の両親の元へ挨拶にいくことに。
恋人の実家で挨拶の後、夕飯のために山へ山菜採りに出かけ、
そこで人体そっくり
のキノコ、人茸を見つけた。
産毛の生えた皮に、ザクロのように真っ赤な断面。
どうみても人体にしか見えない人茸は、食べると美味なのだった。
しかし、美味すぎる人茸が人を狂わせ、
食欲に突き動かされた人たちが人狩りを始めてしまう。
人狩りが起こった理由は、成長した人茸はどうなるのか。
事件の後に人茸の謎が明らかになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-18 04:18:12
6802文字
会話率:14%
「アーリア・ウルク!貴方との婚約を破棄させてもらう!」
王宮で開かれた婚約パーティーで突然、婚約破棄宣言された。私が驚いて言葉が出ない間も"元"婚約者のザグロス・フェルガナ王太子様は大声で喋り続けている。
「貴方は
ロゼッタの悪口を言い、彼女の私物を隠したそうだな」
私はそんなことした覚えはないのですけれどどういう事なのかしら?そもそもロゼッタと言う女性は知りませんわ。
「私はそのような事、見に覚えがありませんわ。何か証拠はありまして?」
「証拠ならある。ロゼッタ!」
ザグロス様に呼ばれて前に出たのは可愛らしい女性。髪色は柔らかいブラウン。目が大きくて髪色よりも少し明るい色をしている。
その時、頭の中で何がチカチカと光り、文が浮かんできた。
"ザグロス様、怖いですわ"
あら、これはなんでしょう?
「ザグロス様、怖いですわ」
え、今何と……
"ロゼッタはザグロス様に腕を絡め付け、胸を押し当てている"
思い浮かんだ言葉通りの光景が目の前に広がっている。まるでこれから起こることを予告されているようで気持ちが悪い。
その時、頭の中の文とザクロス様の声が重なった。
『アーリア・ウルク、お前を国外追放とする!これは王太子としての命令だ』
それと同時にたくさんの"記憶"が浮かび上がってくる。私ではない誰かの記憶。でもそれは他の誰でもない"私"だ。
学校で授業を受け、休み時間に友達と笑い合い、放課後の教室のベランダから友達とサッカー部を眺めているものもあった。
これは私の前世の記憶。私が"山瀬 鈴蘭"(やませすずらん)として生きていた頃の。
全てを思い出した。
この世界が前世で私が書いた小説だと言うことも全部。
この世界は前世で自分が書いていた小説の中だと知ったアーリア。婚約破棄され、国外追放までされてしまったアーリアはこれからどうなるのか!?
溺愛系、ざまぁ要素ありのハッピーエンドな作品です!誤字報告、感想等お待ちしております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 20:08:53
5017文字
会話率:47%