太陽神ファルカシュは結婚式の日に花嫁を略奪された過去をもつ。数百年の時を経て、かつての恋人であり、今は人妻となった月神ネリの娘であるイリエスを幼子の頃から保護者のように大切にしていた。いつしかイリエスが年頃の美しい娘に成長したとき、ファルカ
シュは彼女を愛する恋人として抱こうと決める。しかし、彼女の父である夜の神シルベリオスは可愛い娘をいまだ幼い子供と思っており、夜は娘に男を近づけさせない。ファルカシュは恋人イリエスと二人きりの甘い夜を過ごすため奮闘するが、父はこの世で最強の戦士であり、その娘イリエスも計り知れない力をもつ。無邪気で可愛いイリエスが大好きなのに、父親に邪魔され、恋敵も出てきて、肝心の恋人イリエスもなかなかのお転婆だ。ファルカシュは2度目の恋を成就できるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 18:27:54
26197文字
会話率:54%
結婚式の夜に目を覚ますと、愛しい夫が泣きそうな顔をしている。何かおかしい、少年らしさが消えて、夫はいきなり大人の顔になっていた。「君は記憶を失った。私たちは結婚してから5年が経っている」それから夫に溺愛される幸せな日々を送るが、彼は私と閨を
ともにしない。ある晩「抱いて」とお願いすると、夫は言った「君を抱くことはできない」「どうして?私たちは愛し合っていたのでしょう?」彼は泣いて、泣いて、私を強く抱きしめながら狂おしく叫んだ。「私の愛しい人。ああ、君はもう私を愛していないんだ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 15:09:13
12374文字
会話率:41%
「昔、三人の女神に求婚をして殺された、愚かな男がおりました」
そんな昔話に語られる〝愚かな男〟は、百年後、公爵家の三男へと転生する。
『テオドア』と名付けられた彼には、前世と同様に、魔力がなかった。
貴族の家に生まれたからには、魔力は必須
である。
公爵家を取り仕切る第一夫人と異母兄たちは、「魔力無し」が家にいることが許せないらしい。
テオドアは幼い頃から、平民出身の第二夫人である母とともに、公爵家の敷地の隅に建つボロ小屋へ追いやられていた。
この世界には、『神』はいるが、『最高神』がいない。
遥か昔、最高神が消滅したとき、世界は大混乱に陥った。
ゆえに、神々は、自分たちが選び出した人間を〝依代〟とし、今は亡き最高神の権能を譲り渡すことによって、世界の均衡を保っていた。
〝依代〟は、選ばれれば大変な名誉だ。百年に一度、『光の女神』が選んだ五人の少年候補者が、〝依代〟の座を賭けて争う。
だが、〝依代〟候補に選ばれるには、魔力が必須。
魔力の無いテオドアには、関係の無い話だ。
――そのはずだったのに。
何故か『光の女神』に見出され、成り行きで〝依代〟候補者となったテオドアは、さまざまな人と出会い、あらゆる女性(人外含む)と恋愛フラグを立てつつ、心身ともに成長していくこととなる。
これは、「一族の恥」とまで言われて虐げられた転生公爵子息が、成り上がって世界を統べるまでの物語である。
※第一部完結までは毎日更新、その後は隔日更新か曜日固定更新に切り替わる予定です。
※構成では、全四部(+α)になる予定です。
※〝徐々に〟ハーレムです。ハーレムになることは確定しています。
フラグは比較的すぐに立ちますが、それぞれとくっつくまでの過程はじっくり描かせていただきます。お気を長くしてお待ちください。
※カクヨム様にも投稿させていただいております。カクヨム版が先行です。
題名:『最高神の〝依代〟』(副題なし)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 23:23:32
756924文字
会話率:35%
ある夏の日。東京の公園に不思議な少年が現れた。
なぜか長袖長ズボン、コート、マフラーを着込んでいる。
不審に思ったおまわりさんに声をかけられるとこう答えた。
「母は大地(だいち)に。父は天(てん)に。息子の僕はクロノス。きょうだいは1
1人いるんだ」
少年は、遠い昔ろうごくに封じられたギリシアの神、クロノスだった。
ゼウスに『釈放(しゃくほう)してほしいなら、今日から一年のあいだ人間として暮らせ』と言われていたのだ。
クロノスが囚われていた数千年の間に、人間界は大きく変わっていた。
はたしてクロノスは人間として一年生き抜けるのか。
これはギリシアの神々が現代日本で暮らす、ほのぼのコメディ。
作中に登場する人物・お店・ちっさな公園等は架空のものです。歌舞伎町に行ってもゼウスの店はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 07:44:13
3560文字
会話率:46%
紀元前500年頃。古代ギリシア。
正史では、ペルシア戦争が勃発していた時代だが、その真相は全く異なる。
各国家は、ストーンを用いて戦いを展開した。ストーンを保持するものは、その理不尽な力から、古代ギリシア神話の戦いの神に由来する、「アレ
ス」と呼称された。
彼らの基礎的な身体能力は格段に上がり、さらに特殊な能力「カオス」を扱った。
アレスの登場後、各国家の争いはさらに激化した。そんな世の中に、人々は疲弊し、その終末を望んだ。その願望に必然と時代が呼応したのか、世界に挑むものが現れた。
これは、彼らの戦記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 03:24:44
1246文字
会話率:33%
世田谷区等々力在住の中学生男子である語り手は、出先の渋谷での映画観覧の後、転校して間もない同級生である来栖檸々と出くわした直後。渋谷駅スクランブル交差点で大量の血液のような液体が突然降ってくるという大勢の人を巻き込んだ異常な現象に遭遇した。
戸惑う語り手は日頃の習慣から般若心経を唱えていると、なぜか現象は収束し、液体を頭から浴びた来栖を自宅まで送る。再度、来栖の家を訪問した語り手は来栖から自分が魔女の血を引いていること、祖母から習った唯一の魔法をストレスから行使して先の異常な現象を引き起こしたこと、その魔法とは液体を身体の所定の場所につけてから自分にとって印象深いテキストを朗読することで内容に応じた願いが叶うというものだということ、来栖は現象を止めるすべもないままその場に留まることしかできなかったことを説明する。来栖は語り手が般若心経を唱えることで現象が止まったと解釈し、以後語り手に気を留めるようになる。
渋谷駅前での異常現象捜査を担当する真野は、文化人類学を研究する大学非常勤講師・筒井から原因を人為あるいは超自然現象に求める方向で意見を聞く。事件当時の監視カメラの映像から一人だけ現場の中心に向かって行く来栖の存在と、来栖の事件前の行動を割り出した真野はその映像を筒井に示す。筒井は渋谷に拠点を持つ一大私鉄グループTEの創業者・六連星厚彦(むつらぼしあつひこ)が魔女宗というカルト教団に傾倒しており、事業の守り神として教団関係者=「魔女様」を特に信仰していたことを説明、古書から六連星と魔女が写った古写真を示す。魔女の顔は来栖と瓜二つだった。
肺がんを患い、先の長くない筒井は人生に絶望し、これまで研究してきた形式的な儀式とは異なる、本物の魔法を実際に使って、社会を混乱させようと企む。まず、アポロドーロス『ギリシア神話』からプロメーテウスが人類に火をもたらす一節を朗読して魔法の使用方法を不満分子に拡散。次に、ホッブズ『リヴァイアサン』の万人の万人に対する闘争を説明する一節を朗読して、渋谷に無差別な集団暴力を引き起こす。そのとき、語り手は来栖とともに同級生の親が経営するIT企業に職場体験に来ており、状況を知った子供達はその企業が扱う防犯用アプリの緊急放送機能を密かに使って般若心経の朗読を流し、暴動を止めようとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 14:10:51
30021文字
会話率:38%
前編(https://ncode.syosetu.com/n7387io/)の続きです。
古代ヨーロッパの南あたり、古代ギリシアやギリシア神話をイメージしています。
主に参考にしているのはクレタ島や、ペルセウスの話です。登場する宮殿の描写
はクノッソス宮殿などを参考にしました。
中編の公開に合わせて、前編も細かい部分を修正してあります(おはなしの流れに変更はありません)。
前編の説明で「後編に続きます」と書いたんですが、どう考えても長くなりすぎるので、前編・中編・後編に分けます。
次で終わりです。
pixivにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 22:20:49
32435文字
会話率:30%
ギリシア神話に基づく『勇気ひとつを友にして』という歌があります。
そのメロディをお借りして、やはりギリシア神話を題材に人類が核爆弾を生み出した経緯を歌にしてみました。皆さんがご存じの歌なので、実際に歌ってみて鑑賞して頂ければ幸いです。
最終更新:2024-10-13 10:13:55
819文字
会話率:67%
アステロイドベルト付近に位置するスペースコロニーのアストロメリア。このコロニーの国家警察が所有するアンドロイドのオルフェは、治安維持を目的として産み出され、人間の下で不満を言うことなく働いていた。ある日、火星のアンドロイド居住区からガイノイ
ドが逃げ出して、輸送船でアストロメリアに向かったという情報が入る。破壊を命じられたオルフェは、ガイノイドの捜索にあたるのだが……
オルフェウスが死んだ妻エウリュディケを冥府から連れ戻そうとする、あの有名なギリシャ神話をモチーフとしたSF小説です。
エブリスタで新作限定ピックアップ11月12日号と未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン「終末/退廃/ディストピア」佳作に選ばれました。
新作限定ピックアップ11月12日号
https://estar.jp/selections/35
未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン「終末/退廃/ディストピア」
https://estar.jp/official_contests/156913折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 10:59:28
25678文字
会話率:54%
〈読者への挑戦〉が差し込まれる本格ミステリです。
『運命の赤い糸』の元になったギリシア神話を推理小説仕立てにした作品。恋人の二人、アリアドネとテセウス青年が、半牛半人の怪物ミノタウロスを倒そうとするお話です。
テセウス青年がミノタウロス
を倒すため、クレタ島の迷宮に入っていくのですが、なかなか彼は戻ってこない。その迷宮の入口でテセウスの帰りを待っているアリアドネはやきもきするするのですが……。
唐突に吹き始めた嵐。
半牛半人の怪物ミノタウロス。
二人の恋人をつなぐ運命の赤い糸。
三つの要素が重なることで物語は意外な方向へ。
短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 07:11:55
5505文字
会話率:14%
***鳥に誘われた世界で何を想う?***
母親と暮らすごく普通の少年エンノイアは、母親との諍いから家を飛び出す。街を走り抜け、川原にたどりついた彼の耳に聞こえてきたのは、「アイオロス」と名乗る謎の声。声の主は「アイオリア国」の「プネウマの
鏡」を割れば、エンノイアの願いを叶えてくれると言う。謎の光に包まれ、ペットの鳥デュークと共に未知の国へと旅立ったエンノイアは、自らの知られざる運命に立ち向かうこととなる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 19:48:45
315023文字
会話率:38%
分かり合えないまま、生きていく。
最終更新:2024-04-03 16:35:20
9756文字
会話率:58%
この世界は魔法と科学技術の両立がされている。
科学は分かるだろう、物体の性質を探究しての現象だ。
だが、魔法とはなんだろうか。
魔力が存在するが人は常識を疑うことを知らない、つまり魔力に対して何故あるのかを知らない。気にならない。
世界
には無数の人がいる。だがその一握りに『天才』と言われる部類の人がいた。
その一人であるジェスター・クロッカスは中でも捻くれていて側から見てやる気が見えない。
魔力という存在を探究する天才らは、世界に存在する神話がもし実在していたら何を考えるだろうか?
これは神々と秀でた少数の人々による世界の探究の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 08:00:00
119582文字
会話率:38%
遥か太古の昔。人々は一つの神を敬い、崇めていた。
そして、人々はこの世界の覇者となり、全てを手に入れた。
しかし、何事にも終わりは訪れる。
神代・古代文明として現代でもその名は遺るが、遺されたのは稀に出土されるアーティファクトとその名
だけであった。
終わりの理由は明白。
当時崇められていた唯一神は、この世界で出来ることをし尽くしてしまい、遠い世界へと旅立ってしまった。
そのことが滅びへと起因していた。
遺されたのは、滅びから免れた小さなコミュニティが幾許かである。
遺された人々ではあるが、神のいない世界では長く生きていけない。人は神が作りしモノだから。
そんな終焉を迎える世界に、一条…いや、十二条の光がさした。
この世界オフィーリアを管理していた神であるが、居なくなったのは神であり、その分体とも言える下級神は未だ神界に遺っていた。
『我らの父である神はこの世界から消えた』
『次の神を決めねばならぬ』
『私は嫌。面倒だから』
『誰も貴様など選ばぬわっ!我以上にこの世界の神に相応しいモノはおらぬっ!そうだなっ!?』
『テメェも選ばれねーよ』
『ここでごちゃごちゃ言っていても埒が明かないわ』
『それに放っておくと、奴ら人はすぐにでも死んでしまうぞ?』
『先ずはこの世界を、放っておいても問題ないレベルまで進化させるべきではないかのぅ?』
『僕もそう思うよ!この世界を統べる統一神は、それから決めない?もちろん抜け駆けしたりしたら、みんなで追い出すからねっ!』
『異論ない』
『好きにすれば良い』
『……』
『うん。じゃあそれで決まりだね!統一神を決めるルールは、またみんなで決めよう。それまではこの世界が壊れないように、みんなで協力しようねっ!』
人知れず、神達が世界のルールを決めた。
〜〜〜あらすじはここまで〜〜〜
〜〜〜お知らせ〜〜〜
最初は三人称視点ですが、すぐに主人公の視点へと切り替わります。
十二神の一人、デュオニュソス(バックス又はバッカス)は物語の都合上出てきません。
ギリシア神話に興味のない方は普通に読めますので、お気になさらず。
後、名前はそこから取りましたが物語は全くの別物ですので悪しからず。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 20:14:14
448790文字
会話率:35%
信号が青に変わって横断歩道を渡っていた俺はトラックにはねられて死んだ。
つぎの瞬間に真っ白な世界に飛ばされて現れたのはギリシア神話に出てくるゼウスによく似た老人。
なんでも日本の戦国時代と日本のWeb小説がとても大好きな異世界の神さまだとい
うこと。
で、神さま。毛色の変わった戦国モノのWeb小説みたいな大河ドラマが視たくなったらしい。
小説でもなく漫画でもなく大河ドラマ。しかも台本なし。
そして白羽の矢を立てたのが、Web小説ではイマイチ人気の低い毛利元就(神さま調べ)。
毛利元就に転生でないのは、勢力が拡大したとき元就では自由度がなくなるからだそうだ。
よく意味が解らない・・・
※本作品はウィキペディア、城の位置などは城郭放浪記(http://www.hb.pei.jp/shiro/)さまを参考にしております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 12:00:00
542647文字
会話率:41%
BFC5に応募した「オルフェウスⅠ」を投稿します。ギリシア神話の詩人オルフェウスをテーマにした短歌10首連作です。
最終更新:2023-11-01 22:51:56
486文字
会話率:0%
クレタ島の迷宮に棲むミノタウロスとテセウスとの戦い。かも知れない偽ギリシア神話。
この作品はPixiv、カクヨム、ノベルアップ+、アルファポリスでも掲載しています。
最終更新:2023-05-29 22:38:08
7264文字
会話率:42%
ギリシア神話の神々、オリュンポス十二神を主な題材にしたバカギャグです。ちょいエロいです。史実が元になるようには努めます。
少しでも楽しんでいただけたら、光栄です。
最終更新:2023-05-22 20:39:44
32015文字
会話率:51%
ギリシア神話をモチーフにした戦記物作品です
最終更新:2022-12-15 21:12:56
1485文字
会話率:25%
異世界転生したと思ったら、処分予定の神殺しの剣?! 苦悩する鍛冶の神(創造主)とはた迷惑な愛の神(愉快犯)が出て来ます。
最終更新:2022-10-30 22:12:38
2796文字
会話率:49%
俺、シアノ・ラルは太陽神(ヘリオス)が統べる国・サンカ王国の第3王子。しかし、裏では情報屋を営んでいる。
俺の18歳の誕生日、その日に大きな依頼が舞い込んでくる。
それは…………5億年前に起きたギリシア神界最大にして最悪の戦争『神々の悪逆』
の再来を阻止する情報を手に入れること。
ギリシア神界全ての国を回って情報を手に入れるべく旅に出た俺たちはその情報集め中に、神々の悪逆に関係する事件に遭遇して!?
ヘタレとドSの2面性従者と生意気ツンデレな許嫁と3人で旅しながら『神々の悪逆』の謎に迫る冒険譚ここに開幕!!
⚠注意
・ギリシア神の名前や話を元にしておりますが、ストーリー、登場人物等は全てフィクションです
・恋愛、グロ、シリアス要素有ります
・超まったり更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 09:54:15
47150文字
会話率:51%