僕の名前は、山木新太郎 17歳の高校二年生だ。
今年の夏休みに父親の故郷じいさんの住む山里へと帰郷中である。来年は高校受験もあるので今年の夏休みで父親の故郷に行くのは僕の高校生活の中では最後の機会だ。
まぁ、夏休みと違って正月にお
年玉を貰いに行くには当然のことだけどな。
両親の二人共が急な仕事の都合で一緒に行けなくなり急遽僕だけが先に行くことになった。毎年両親と一緒に行ってた訳だが、今年は急に一緒に行けなくなったので何度か僕だけでも行ったこともあるし、もう高校二年生だから一人でも問題ないだろうと判断されたからだ。
どうして、日程を変更して一緒に行くことにしなかったのかって?
それは、夏祭りの花火大会が目的だからだ。折角、じいさんの所に行くんだから花火大会ぐらいは楽しみたいってことだ。それ以外に楽しめる行事なんて田舎の山里にありもしないからな。
電車を使って近くの町まで行き、そこからバスで更に山里へと向かう。バスの停留所の裏から少し危険だが崖のある山道を進めば徒歩なら時間を短縮出来る近道がある。
その崖のある近道を通っていると僕は足を滑らせてしまった。まさか、道にバナナの皮が急に現れるなんて考えもしなかった。そう。僕はバナナの皮で滑って崖下へと落ちてしまったのだ。
「そんなバナナ~」が僕の最後の言葉だった。
気が付くと・・・私は幼女になっていました。
第一章完結 予約投稿済み
第二章完結 予約投稿済み
第三章執筆中 予約投稿済みもあります。
※※この作品は予約投稿にて行っています※※
毎日の閲覧出来るように挑戦中です。
短い文章ですが、どうぞお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 00:00:00
405660文字
会話率:1%
祝)4周年を記念して終焉の起源をリメイクしました。
【更新情報】
物語は2月1日から第1話が始まります。
全125話の完結まで予約投稿済みです。
毎日合計3話(0時、12時、18時)の予約投稿です。
作品の続きは未定です。
投稿中の作品
「赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~」の方も宜しくお願いしますmm
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かつて勇者と呼ばれる存在が異世界から人族とエルフ族の手によって召喚された。その勇者は日本から召喚された15歳の少年だった。
勇者と呼ばれた少年と竜族、獣人族、精霊族、エルフ族、妖精族、ドワーフ族、人族のそれぞれの国家の王族と協定を結び平和が長く続くはずだった。
勇者の少年やその後に続く日本からの転生者や転移者による日本の偏った文化が異世界の文化を色々と変えてしまう。
時代が進み、人族とエルフ族による新たな火種を作り出してしまった。
武内圭太は、そんな時に異世界に召喚されてしまった勇者だ。
この火種を消すべく神によって召喚された圭太。
人族やエルフ族が召喚するはずの勇者とは違った形で・・・。
彼の行動の結果、本当の敵を知ることになる。
それを知った圭太の取った行動とは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 18:30:00
485818文字
会話率:1%
「頼む、離縁してくれ!」
土下座してきた夫に理由を聞けば、もうすぐこの国は戦火の渦に飲み込まれるのだとか。
そういえば隣国と燻っていると聞いていましたね。
「嫌ですわ」
「離縁して、国に戻ってくれ!」
「嫌ですわ」
愛し合っているのに
、なぜ離縁なんてしなければなりませんの?
隣国とのいざこざが解決すればよろしいのでしょう?
ハァ……仕方ありませんね。
ここは『秘技:実家の権力』を行使しましょう。
私たちを引き裂こうとした隣国にはお仕置きが必要ですわね――――。
******
閲覧ありがとうございます!
権力行使エグいぞ! おじいさま、孫に甘すぎるぞ! そんな感じで(どんな?)ブクマや評価などしていただけますと、喜びのたうちまわります!=͟͟͞͞ \(`ᾥ’ )/=͟͟͞͞ \( `)/=͟͟͞͞ \( `ᾥ’)/ウォォォ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 07:25:22
9122文字
会話率:40%
「頼む、離婚してくれ!」
土下座してきた夫に理由を聞けば、もうすぐこの国は戦火の渦に飲み込まれるのだとか。
そういえば隣国と燻っていると聞いていましたね。
「嫌ですわ」
「離婚して、国に戻ってくれ!」
「嫌ですわ」
愛し合っているのに
、なぜ離婚なんてしなければなりませんの?
隣国とのいざこざが解決すればよろしいのでしょう?
ハァ……仕方ありませんね。
ここは『秘技:実家の権力』を行使しましょう。
私たちを引き裂こうとした隣国にはお仕置きが必要ですわね――――。
******
閲覧ありがとうございます!
権力行使エグいぞ! おじいさま、孫に甘すぎるぞ! そんな感じで(どんな?)ブクマや評価などしていただけますと、喜びのたうちまわります!=͟͟͞͞ \(`ᾥ’ )/=͟͟͞͞ \( `)/=͟͟͞͞ \( `ᾥ’)/ウォォォ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 07:05:31
3372文字
会話率:35%
芙蓉舞衣は、異世界の侯爵令嬢スカーレット・ノーマークに転生した。
銃と魔法の異世界に生まれた彼女が手に取ったのは、銃火器でも魔法の杖でもなく箒?
「この世界、なんでこんなに汚いの!?」
世界に蔓延る黒いモヤモヤさん相手に箒を構えて立ち向かい
ます。でも、ただの汚れではないようで…?
R15は念の為です。
エグイ描写をする予定はありませんが、運悪く死亡する人は出てきます。
設定上、銃が出てきますが、ミリタリー要素はほぼありません。特に、主人公は銃を使いません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 22:20:00
2081582文字
会話率:35%
短いくせにガッツリメンタルを削りにかかるショートホラーです。わりかしエグくてゾワッとするやつが多いです。全編300文字以下でお届けしております。短い作品なので、色々と深読みしていただけたらよりお楽しみいただけると思いますです。
最終更新:2025-04-11 20:00:00
37839文字
会話率:13%
かわいいいぬは、とっても食いしん坊。
最終更新:2023-03-03 20:00:00
1367文字
会話率:0%
私はいつになったら母親から開放されるのだろう?
最終更新:2022-12-05 20:00:00
5410文字
会話率:0%
現代の戦場において「史上最強」と称された傭兵、グレイブ・ヤード。
しかし、ある任務中に負傷したことで戦場を退き、日本で静かな生活を送ることを決意する。
——はずだった。
グレイヴの夢に描いた平穏な暮らしは初日から崩れ去る。
突如現れたの
は、CIAから監視役として派遣されたという謎の少女・ヴァルキューヤ。
彼女は「監視」という名目のもと、当然のようにグレイブの家へ居座ってしまう。
こうして、最強の元傭兵と正体不明の少女による、奇妙な共同生活が始まる——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 22:08:00
5055文字
会話率:50%
筆談の小説家三海山はある時、執筆作業の合間にバイトをすることになった。
フルダイブゲームのテストプレイヤーとなって161個もある多種多様なエンディングを迎えることに……王道からエグイ内容まで海山はエンディングを堪能することになる
最終更新:2025-04-05 20:00:00
194893文字
会話率:28%
特待生として名門エグランテア学院に入学したアメリア・ラクロワ。新たな学びを求めていた彼女の前に現れたのは、完璧な王子様のような侯爵家の嫡男ルーカス・グレイフォードと、色気漂う大商会の息子アレクシオ・フォルツィ。二人の個性豊かな少年との出会い
は、彼女の日々を大きく揺さぶっていく。
一見華やかに見える彼らだが、それぞれに秘められた想いや葛藤もあり、アメリアはそんな彼らとの関わりを通じて、自分の進むべき道や本当の気持ちを探し始める。友情と恋心が交錯し、次第に彼女の心に芽生える思いは誰に向かうのか。
そして学院での日々が進む中で、彼女は人生の大きな選択を迫られることに。アメリアは誰を選び、自らの夢と恋愛の狭間でどのような決断を下すのか――彼女がたどり着く答えとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 22:46:32
112542文字
会話率:36%
主人公、香坂美月(こうさか みつき)によるプライベートカウンセリングの物語。
彼女は、その冷静で穏やかな物腰と鋭い洞察力で、多くのクライアントから信頼を得ている。
■主人公のプロフィール
名前:香坂 美月(こうさか みつき)
年齢:43歳
(見た目は32歳程度に見える美貌を持つ)
職業:プライベートカウンセラー(公認心理士、NLPコーチング、エグゼクティブコーチング資格保有)
性格:冷静沈着で洞察力が鋭く、相手の表情や仕草、発言から潜在的な問題を見抜く。自身の経験に裏打ちされた深い人間理解力があり、丁寧な言葉遣いと穏やかな声質でクライアントの信頼を獲得している。
経歴:元企業内カウンセラーで、トップ経営層やエグゼクティブを対象にしたコーチング実績が多数ある。現在は独立し、SNSや口コミで人気が高い。
活動場所:都内を中心としたホテルのラウンジカフェ
■カウンセリングの流れ
①クライアントからの応募内容をもとに選定。
②ホテルのラウンジカフェで、クライアントがリラックスした状態でカウンセリング開始。
③カウンセリング(現状把握と悩みの深掘り)
④目標設定(未来のあるべき姿の定義)
⑤ギャップ分析(現状と理想の差異を明確化)
⑥課題抽出と具体的なアクションプラン策定
⑦クライアント自身が納得感を持って終了、フィードバックを実施。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 04:00:00
167027文字
会話率:64%
「悠久都市のアルシェ」
この都市へ最初に辿り着いた者は不老不死を得るという古代文明を追いかける学者のヒロインと攻略対象が織りなす乙女ゲーム。
不老不死を狙うだけあって、登場人物全員何かしら生きることや現状でいることに執着しており…互いの脚を
引っ張り合うのは当たり前。古代文明に一番近い主人公に執着し、取り合い、最悪殺し合いを仕掛けるという殺伐としたゲームだったりする。
個別ルートに入ればさらにエグい展開のオンパレード。そんなゲームの主人公「エレナ・アルケー」の幼少期に転生してしまった私。
この後の展開を知る身としては今すぐにでも逃げてしまいたい。
しかし戦闘強者の攻略対象共とサブキャラを振り切ることなんてできやしないし、だからと言って出し抜いて深層に辿り着く真似は絶対にできない。その前に殺される。
けれど、出し抜かなければ同郷の幼馴染で親友の「シエット・ピステル」に危険が及ぶ。
献身的にエレナを支えてくれていた彼女は、ルートに入れば必ず碌な目に遭わないし、エレナの巻き添えで碌な死に方をしない。
どんなに酷い目に遭おうとも…彼女はエレナの心に寄り添い続けた。
そんな天使のような彼女のおかげで私達プレイヤーはこのゲームをクリアできたと言っても過言ではない。私もその一人。
これはゲームではない現実。かつてのようにセーブ&ロードは使用できない。
人生一度きり。ここでシエットを失えば、永遠に失ってしまう。
どんなことがあっても付いてくる彼女を私の巻き添えで死なせるわけには行かない。
決意を胸に進むのは、不老不死の謎。
クズ共の執着から逃れる為にゲーム本編を終わらせ、元の穏やかな生活を取り戻してみせる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 01:10:00
50649文字
会話率:50%
メントハラス王国はハラスメント大国である。
権力者が横暴を振るい、貴族が平民を搾取し、労働者は過酷な労働環境を強いられ、理不尽な契約が横行する。王国の法律は形ばかりのものであり、実際には富と権力を持つ者たちの都合の良いように解釈されていた。
そんな国において、異端の存在がいた。
それが「退職代行」ハル・エグゼキュータである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 20:15:08
4554文字
会話率:66%
【講談社(Kラノベブックス)様より書籍化。11月2日刊行! スクウェア・エニックス、マンガUP様にてコミカライズ!(2021年1月30日スタート!)】
(旧題:2位では意味がないと貴族の家を勘当された少年~)
※Kラノベブックス公式HPより
、試し読みができるようになりました。ZEN様のイラストもですが、目次にも注目!! (意訳:書き下ろしの量がエグイです
クレオ・ファーシードは、なにをやっても万年2位だった。
王都立学園を卒業後、エキスパートを求めた父に貴族の家を勘当されてしまう。その結果、彼はただの少年クレオとなった。
好き勝手に生きようと決めたクレオは、冒険者になることを決意する。
しかし彼は気付いていなかった。
万年2位ではあったが、それはすなわち、あらゆる物事においてハイレベル。総合力では何者にも負けない、ということを。
これは貴族から冒険者になった少年が、無自覚に無双する物語。
※なろうの評価システムが変わりました。各話下から☆評価できます(報告)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 19:02:16
220557文字
会話率:35%
監視社会に支配された巨大都市。そこでは企業が法律であり、個人の自由など存在しない。都市のあらゆるデータは監視され、都合の悪い情報は即座に抹消される。そんな世界で、かつて治安警察に属していた探偵・真島レイジは、消された真実を追っていた。
父
の死には不審な点が多すぎた。公式には事故死とされていたが、企業のデータにわずかな改ざんの痕跡を見つけたレイジは、父が意図的に消された可能性を疑い始める。それをきっかけに、彼は治安警察を追放された。
謎めいたジャーナリストからの依頼により、企業の極秘データ「エグゼクティブアーカイブ」の存在を知る。それは企業の闇を暴く鍵となるものだった。
手掛かりを求めて、レイジはカジノに潜む元企業技術者・ジェイクに接触する。企業のマネーロンダリングに関わるジェイクは、エグゼクティブアーカイブへの潜入に必要な情報を持っている可能性があった。しかし、企業の監視網はすでに彼にも及んでいた。
エグゼクティブアーカイブを追うことは、単なる復讐ではない。それは都市全体の未来を左右する情報戦の始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 17:12:46
29288文字
会話率:34%
エグマリン国の第二王女アルエットは、家族に虐げられ、謂れもない罪で真冬の避暑地に送られる。
そこでも孤独な日々を送っていたが、ある日、隻眼の青年に出会う。
互いの正体を詮索しない約束だったが、それでも一緒に過ごすうちに彼に惹かれる心は止
められなくて……。
彼はアルエットを幸せにするために、大きな決断を……!?
※こちらはムーンにあげている同作品からR18を削除し、編集したものになりますので、ストーリーは同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 19:10:00
94121文字
会話率:43%
エグランティーヌ・ド・ファンドレ公爵令嬢には前世の記憶があった。そこは乙女ゲームという世界のなかで、ヒロインが貴族令息たちと恋愛を繰り広げていた。
自信の優秀さあまり、必要のない人間を切り捨てていくエグランティーヌは、最初は出来損ないの
ヒロインに冷たく接する。しかし、努力を重ねる度に成長を見せる彼女にエグランティーヌも段々と絆されていった。
そんなある日、ヒロインがエグランティーヌの婚約者である王太子に誘拐される。王太子も、過去にエグランティーヌが切り捨てた人物の一人であった。誘拐も、その頃の怨念を晴らすためだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 11:23:00
20408文字
会話率:35%
北朝鮮の女工作員・キム・キョンファ──暗殺、爆破、諜報のプロとして生きた彼女は、最後の任務で死を迎えた。しかし、目を覚ますと異世界「エグザイル神聖王国」の第三王女・キーファに転生していた。
だが、王女とは名ばかり。身分の低い母を持つ彼女は
冷遇され、さらに兄であるジョンナム王子と共に命を狙われる運命にあった。継承権を巡る陰謀が渦巻く王宮──。そこは国家工作員として生き抜いてきた彼女にとって、別の意味での戦場だった。
「ならば、やることは同じ」
暗殺術と諜報技術、そして異世界の魔法を駆使し、キーファは兄を護るために動き出す。王宮に潜む刺客を排除し、策略を暴き、敵を欺き、時には闇に紛れて抹殺する。冷徹な決断と計算された行動が、やがて王国の命運をも揺るがしていく──。
異世界×転生×暗殺。戦場を王宮へと移した女工作員の復讐劇、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 15:12:41
11096文字
会話率:29%
地底“スーテラン”から湧き出る魔物、“カヴァリ”と人類が戦う世界。
公爵家の養子アルエット・ドゥプルワと、平民ながら魔術師の名門に引き取られたエグレット・エルは、オワゾー魔法学園に通う双子の姉妹。優等生の妹エグレットに比べて落ちこぼれの姉ア
ルエットは、引き取られた公爵家で冷遇されていた。公爵家に居場所の無いアルエットは、いつしか学園で最も優れた成績の者に贈られる大魔女の称号を得て自由になる未来を夢見るようになる。魔法を扱うには神魂獣と呼ばれる獣を召喚して媒介とする必要があるが、強く美しい神魂獣を召喚したエグレットと対照的に、アルエットの神魂獣は子犬サイズの骸骨でーー!?
魔術至上主義の王国で大魔女を目指して魔法学園に通う双子の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 00:30:38
17417文字
会話率:49%
物書きを目指している者が作品について、辛口編集男性からエグイ酷評を受け続ける。
キーワード:
最終更新:2025-01-26 18:45:23
822文字
会話率:43%
「子供が出来ず離縁されたなど、貴族夫人にとってはこの上ない恥だろう。だから俺のいう事を聞け」
「分かりました。二年後に子供が居なければ離縁ということですね」
「え、いやその」
父が遺した伯爵位を継いだシルヴィア。叔父の勧めで結婚した夫結
婚した夫エグモントは彼女を貶めるばかりか、爵位を寄越さなければ閨事を拒否すると言う。
だがそれはシルヴィアにとってむしろ願っても無いことだった。
妻を思い通りにしようとする夫と、それを拒否する妻の攻防戦が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 20:40:15
13170文字
会話率:44%
乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったアルティリアはとっくの昔に婚約破棄され、ぼけーっとゲームのエンディングの場面を眺めていた。しかし最後の告白シーンで、ヒロインが選んだはずのミハエル君は盛大にヒロインを振る。どうやらバッドエンドに突入して
しまったようだとアルティリアは他人事。王子からの元サヤ要請を拒否して屋敷に帰ったところ、今度はミハエル君がやってきて「ずっとアルティリアの事が好きだったので婚約したい」と言ってくるのだが……それ、真っ赤な嘘ですよね??
やべー男に目をつけられたおもしれー女の話です。(おそらく)ハッピーエンド。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 19:39:23
6316文字
会話率:44%
「ねえ、あの『ロリータ』の主人公ってさ、マジで精神的に終わってると思わない?」私は体育館裏で友だちの由香に向かって声を潜める。
「ああ、あの中年の男? 未成年の女の子にベタベタ執着してるやつでしょ。聞いただけで吐き気がするんだけど」由香は上
履きの先で砂利をかきまわしながら、しかめっ面になる。
「しかも自分はただのロマンチストだって言い訳してるのがサイテーだよね。あの男のどこが愛なの? ただの身勝手な欲望じゃん」私は呆れたように口を開く。
夕陽の光がガラス窓に反射して目にしみる。私は手で遮りながら、今度は『痴人の愛』の男の方を思い出す。
「あっちも負けず劣らずヤバい。子供同然の女の子を自分好みに育てようとか、正気の沙汰とは思えない」
由香は眉間にしわを寄せて振り返る。
「それで女の子が言うこと聞かなくなると被害者ぶるんでしょ? 虚栄心の塊にしか見えないよ。コントロール欲求エグすぎ」
「本当にさ、自分の都合よく『若い娘の純粋さがどうたら』とか『美の権化を育成したい』とか言ってるけど、要はペット感覚で支配したいだけじゃん」私は肩をすくめて嘆く。
「だよね。しかも、都合が悪くなると『おれは愛してただけなんだ』って悲劇ぶるんでしょ?」
由香は溜息と一緒に言葉を吐き出す。
「こっちは全然同情なんてできないよ。自分の欲求を愛だの芸術だのにすり替えてるだけで、ぜんぜんロマンチックじゃない」
私の言葉に、由香は強くうなずく。
「そういう奴らにとって若さってアクセサリーなのかな。何でも思い通りにできる人形扱いとか、本当に悪趣味だと思う」
まばらに聞こえる吹奏楽部の練習の音が、微妙に物悲しく響く。
私はスマホの時間を確認して、そろそろ昇降口に戻ろうと促す。
「……まあ、結局ああいう主人公を美化するのって、自分も同じ欲望を持ってる読者が『そういうのもアリかも』って免罪符を得たいだけなんじゃないの。私らからしたら、どっちもただの醜い言い訳にしか見えないけど」
そう言い捨てて、私は校舎のほうへ歩きだす。
夕空の下、由香はもう一度大きくため息をついてから、小さくつぶやいた。
「……ああいうの、早く時代の遺物になればいいのに」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 09:01:33
892文字
会話率:37%