花車 蜜柑(はなぐるま みかん)の会社には、変な男がいる。
見た目は、理知的な面構えで優良物件まっしぐらな眼鏡男子。
中身は、色々と残念でビビりで『ギャップの塊』というあだ名がつけられるほどの変人。
妙な所で失敗をしたり、突然怯えたり、
悲鳴を上げたりする姿が気になって、入社式で声をかけたのが運の尽きだったのだ。懐かれた。
しかも、部署も同じで席は隣。
最初は顔のいい男の横にいる女ってことで目の敵にされていたけれど、一年もすればお局様にも憐れまれる立ち位置を確保した(当然、嬉しくない)。
それでもまぁ、会社で会うだけだ……って思っていたから我慢できたんですよ。
だから、この展開は聞いていない。
望んでもいないし、恋愛沙汰なんか発生させて堪るか。
私は帰ってビール飲んで、日本酒煽って、ウイスキーと共に晩酌して寝るんで帰って下さい!
――……この話は、キスされて霊能力を獲得してしまった不運だけど不屈の精神を持つ女(主人公)と好きな相手に変なギアを入れて暴走する霊能力があるけど祓えない駄眼鏡のお話し。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 00:40:40
16139文字
会話率:35%
やる気はスクリーンショットの中に置き忘れた。
スリープばかり繰り返す日々、更新してもシャットダウン。
つぶやきはシャドウバン、心は擬似的なボレロのリズム。
ウイスキーの琥珀色に揺れながらも、ロックには生ききれない。
皮膚がざわめくのは興
奮じゃなく、たぶん虚無。
後書きのないわたしと、前書きのないあなたがすれ違う夜に。
夢を見ても再起動はしないけれど、
もしパレードがあるなら、そこでまた会おう。
どこまでも気怠くて、どこか可笑しみのある、中身のない叙情詩を携えて、今日も眠る準備をします。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-17 11:58:35
313文字
会話率:0%
終わりとはじまり
サンドウィッチはウイスキーで流し込む。
(「`・ω・)「
最終更新:2025-05-10 21:09:04
739文字
会話率:0%
金曜の夜、アニメを流しながら料理をする。スーパーで買ってきた食材と、安ウイスキーと、ちょっとの手間で作る自分だけの晩酌セット。
アニメの名シーンに浸りつつ、うまい飯をかきこむこの時間が、何よりのご褒美だ。
アニメと酒に人生を救われて
る社会人が、
ちょっとだけうまい飯と、ちょっとだけいい夜を綴る、
そんな、ひとり暮らしのささやかなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 23:40:53
2875文字
会話率:9%
主人公は四十四歳の誕生日を迎えた。うだつの上がらない人生を送った氷河期世代で、非正規雇用の警備員で、年収は約300万円。総資産もかき集めて約200万円で、JR蒲田駅から徒歩十五分のアパート――築25年の1K住まいという有り様だった。
し
かし、そんな主人公にも『理解のある彼女』がいた。その名はクララ・マリオン。齢二十で金髪碧眼で白皙痩躯で容姿端麗。定量的には、身長175センチ、体重55キロ。スリーサイズは上から94・54・89、アンダー65のHカップである。
そして、主人公はそんなクララと出会った一か月前を回顧する。
緊急コンプライアンス研修の帰り道、黒塗り高級車が横にとまり、主人公の前にクララ・マリオンがあらわれる。「あなたが私の【マスター】ですね」と言われ、当然の困惑に陥る。主人公は極力そっけなく振る舞い、関わり合いにならないようあれこれ工夫もにしたが、クララの積極性の前に押され気味になる。
結局、主人公は(自暴自棄になっていたこともあり)クララと共に三ツ星の寿司屋へと行き、おごってもらう事になる。黒塗り高級車での移動時、それが自動運転であることに驚き、またクララの『講義』にも感銘を受ける。
さらに寿司屋で清酒と握り寿司を堪能し、満腹になってアパートに帰宅。
するとクララが自らアパートの寝具及び水回り各種の部品交換と清掃作業を行うと提案したので、主人公はこれも受諾。続いて、ピカピカになったそれらの代わりに、汚れてしまったその身を浴室で洗いたいと申し出たので、主人公はこれも受諾。
流されるままの主人公はウイスキーを飲みながら、状況の異常さに悩む。同時に自身の半生を――漫画家志望として上京してから破綻するまでの二十余年を思い返す。しかし、そんな『負け組』としての、それこそ人生を費やした教訓すら、クララ・マリオンに否定された気がしていた。そのせいでつい零れた。「それでスリーサイズは上から94・54・89? アンダー65のHカップ? いや、あり得ないだろう?」という言葉に、全身の洗浄が完了したクララは全裸で反応。「それでは、ご確認下さい」と主人公へ計測を迫り、それらの数字を証明した。
主人公はその胸に顔を埋める。
そして――。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-31 03:50:08
21309文字
会話率:54%
お酒にあまり詳しくなかったラノベ作家の宮原が、ふとしたきっかけでウイスキーに興味を持ち始める物語。限られた予算の中、手頃な価格のウイスキーを少しずつ試しながら、その奥深い世界に魅了されていく。毎晩の静かな時間に、グラス片手に香りを楽しみ、Y
ouTubeやWebで知識を集め、自分なりのウイスキーとの付き合い方を模索していく。日常の小さな贅沢を大切にしながら、主人公の感性と知識が徐々に広がっていく、心温まる日常系半自伝小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 12:40:00
6234文字
会話率:23%
私にとって、機械も魔法も、その他複合的な要素は差異はないように思ってしまいます。何を実行するにしても、ここに存在するリソースを消費して結果を得る。これに違いがあるのですか。
そう思っていましたが、意外とここに違いはあるのです。肉を食べる
時、魔法で調理されたものは加熱が完璧であり、美味しいです。機械で調理されたものは加熱され、機械特有の燃料や素材の香りも加えられて非常に美味しいです。
結果的にはどちらも非常に美味しいのですが、その結果に至るまでの違いは重要であり、結果に対する要因に差異が生じていることが分かります。皆様からすれば、その世界の常識と合致している方が「非常に美味しい」と評価すると考えられますが、合致していない方を同じ評価とするのも、違和感を生じてしまいます。
物事は結果が重要という人はかなり見てきましたが、私は過程も大事なのだと判断します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 19:45:24
1085文字
会話率:42%
前回の料理のエッセイが案外好評だったんで、二匹目のドジョウ狙いでやんす。
最終更新:2024-11-23 16:58:39
1045文字
会話率:7%
唐之杜翔太郎(43歳・会社員)
独り身の彼は晩酌だけを楽しみに酷くつまらない人生を生きていた。酒の量は年々増え、肝臓が沈黙を破っても尚、酒を飲むのをやめなかった翔太郎は若くして亡くなってしまう。
死後、超常的な存在によって異空間に精神体と
して誘われた翔太郎は『調停者として別世界で使命を持って生きる』か『消滅』か、という選択を迫られる。
前者を選んだ翔太郎は『時魔法』という禁じられた力を授けられて地球ではない世界へ生を受ける。調停者の使命などガン無視して、その世にはまだ概念すらないウイスキーを造り、それを永遠に愉しむことを夢見て奔走する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 18:54:03
413845文字
会話率:35%
無職になって時間ができたからということで始まった清風と爽香の北海道自転車旅行。
二人の冒険は、札幌の街並みから始まり、小樽の歴史ある街道、美瑛の絶景、余市のウイスキー蒸溜所、登別の地獄谷、そして函館の夜景まで、北海道の魅力を余すことなく体
験していく。そして次はいよいよ本州縦断へ……!
道中、彼らは様々な困難に直面する。険しい山道、突然の雨、予期せぬトラブル。しかし、それらを乗り越えるたびに、二人の絆は深まっていく。
美しい風景、温かい地元の人々との触れ合い、そして何より、お互いの存在。この旅で彼らが得たものは、想像以上に大きかった。
果たして彼らの人生は、この旅でどう変わっていくのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 08:00:00
91606文字
会話率:43%
ウイスキーが余っていたので、ハチミツと合わせました。
氷を4つほど浮かべて、じっくり、かき混ぜて。
最終更新:2024-10-31 19:14:53
200文字
会話率:0%
「――だいじょうぶ?」
季節は春。
三十年前、ウイスキーの色をした夕べの中、その子は心配そうな眼差しで私にハンカチを差し出しながら、いいました。
この出会いが、私の一生の宝物になりました。
後に、一生の後悔となったのです。
ハーフというだ
けで幼い頃いじめられていた古川零一は、神戸から引っ越してきた金田真優という女の子と出会う。
しかし、それが残酷な運命の始まりでもあり、奇跡の始まりでもあった。
ある日、古川零一の営む喫茶プリマヴェーラに一人の女性客が来店したのを機に、彼の人生は、再び想いと葛藤が交錯される――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 16:32:49
14851文字
会話率:19%
甘く爽やかなクリームソーダと渋く味わい深いラフロイグ。正反対な彼女に惹かれた男の一夜を描いたショートストーリー。
→或る日行きつけのバーを訪れた男は、後輩の彼女を初めてこの店に連れてきたことを思い返す。お酒の弱い彼女は嬉しそうにクリームソー
ダを飲んでいて……さくっと読める恋愛短編です。
コロンさん主催『クリームソーダ祭り』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 07:03:40
3506文字
会話率:30%
悪い奴らのボスに、お酒の弱い人がいてもいいと思うけどね。
高級なお酒、大抵、飲んでいるよね。
最終更新:2024-07-08 13:04:46
1225文字
会話率:18%
魔法も現代知識もあるチート主人公が転生したのは、女性しか魔法が使えない世界。
え、キミ、なんで魔法を使えるの?と怪しまれたけど、女顔のおかげで事なきを得ました。物理も魔法も最強だけど、目立たないようバフ(豊胸)係を務めます。
地味に冒険した
かったのに、なぜか冒険者の女の子に次々絡まれてしまう! 魔王が攻めて来て王都がピンチ、助けたけれどなぜか勇者からはにらまれ、王都追放の危機? いい加減スローライフを送りたいけれど、厄介ごとを持ってくるのは王様のほうでした。
誰か俺に平穏な日常をくれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 17:40:00
322710文字
会話率:40%
お前らが争っている間に、また一つのカップルが生まれているんだぞ。
最終更新:2019-02-14 21:46:39
3370文字
会話率:3%
現代社会から落ちこぼれた者のふと感傷にふける一夜の話。
最終更新:2024-05-27 15:32:17
1322文字
会話率:3%
酒場でウイスキーを飲んでいた男は、クローンの専門家だった。
彼が店を出て行った後。
残った二人の客の前に、ひとりの少年が姿を見せる。
最終更新:2024-05-12 16:36:53
2878文字
会話率:42%
遺言を実行し忘れた話。
最終更新:2024-05-04 10:25:08
343文字
会話率:50%
世の中には死ぬべき人間がたくさんいる。1回死ななきゃ自分が間違ってるって分かんない奴らだ。
最終更新:2024-03-20 13:42:30
810文字
会話率:0%
ウイスキー飲みながら散歩する話です
最終更新:2023-04-06 14:23:03
10247文字
会話率:1%
場末のBARでウイスキーを飲む中小企業のOL、夕子。
夕子はウイスキーの辛味と苦味から、
落ちこぼれが集まる通信制高校に在籍していた時の記憶を思い出す。
最終更新:2023-12-01 20:27:58
714文字
会話率:4%