キステナス王国のサレバントーレ侯爵家に生まれたエクレールは、ミルクティー色の髪を持つという以外には、特別これといった特徴を持たない平凡な少女だ。
ごく普通の貴族の娘として育ったが、五歳の時、女神から神託があった事でそれが一変してしまう。
『
亜麻色の乙女が、聖なる力でこの国に繁栄をもたらすでしょう』
その色を持つのは、国内ではエクレールだけ。神託にある乙女とはエクレールの事だろうと、慣れ親しんだ家を離れ、神殿での生活を強制される。
エクレールは言われるがまま厳しい教育と修行を始めるが、十六歳の成人を迎えてもエクレールに聖なる力は発現しなかった。
それどころか成人の祝いの場でエクレールと同じ特徴を持つ少女が現れる。しかもエクレールと同じエクレール・サレバントーレと名乗った少女は、聖なる力を自在に操れると言うのだ。
それを知った周囲は、その少女こそを〝エクレール〟として扱うようになり——。
※アルファポリス様にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 18:16:49
17512文字
会話率:33%
恋しい相手だから、辛い。
恋しい相手だから、傷つく。
彼でなければ、私は傷つかない。
愛しい婚約者に近づく女を排除出来ないなら、自ら離れることを選ぶ令嬢の話。
私事ですが、お盆前に長年作業に使っていたワープロ様(笑)がとうとう壊れ
て、別媒体に強制移行となりました。
プロットや過去作、連載の書きかけも全部無くなり、全く慣れない機器で1から出直しのため、連載中ですが、リハビリ代わりの無関係な一本。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 21:22:49
8246文字
会話率:28%
私の名前は能渡井海宇(のといみう)。双子の兄妹であるからと、本日立場を兄の舳宇(ともそら)と交換してくれと兄に頼まれてしまいました。お互いに中間試験後の球技大会の日なのだからいいよね、と。
「いいわけあるか!!」
「頼む!!お前は俺よりも男
らしいだろ?頼むよ!!俺は先輩に目を付けられちゃったみたいで怖いの。お前だったら断れるでしょ?上手に」
「兄、だせえええ」
学校が違っても私が兄をいじめから守るのか、と、私は人生を呪いながら男子校に侵入したが、なんと、そんな日に限って妖精世界での王位継承争いが勃発してしまったから最悪だ。
「俺から離れるなよ」
「離れたいし!!」
私は自分の前に出た男に声を荒げていた。
彼こそ、兄が脅えて女子校に逃げる羽目になった、エトマネキ男子高等部三年の狛犬冬弦(こまいとうげん)様だ。
いや、私が彼を守るのか?
彼こそ王位継承権を持つ妖精王の息子の一人、らしいのだから。
兄に身代わりを頼まれただけあり、私は喧嘩だけは強い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 07:27:35
118146文字
会話率:38%
今代の世界を救う勇者と聖女は双子だった。しかし、勇者のはずのアキレアは臆病で弱虫、聖女であるはずのフリージアは乱暴で暴力的。勇者であることを強いる周囲に耐え切れず泣き出したアキレアに、フリージアが
「ねえ、私たち、入れ替わらない?」
と持ち
掛ける。
聖女が勇者で、勇者が聖女。双子がお互いの性別と役割を入れ替えて頑張ります。
いつか勇者でも聖女でもなく、アキレアとフリージアとして生きていくことができる日を目指して。
シリアスな描写もありますが基本的にはラブコメ的なノリで話を進めるつもりです。
話の特性上、アキレアとフリージアがどっちかどっちか分かりにくいと感じる部分があるかもしれないです。また、入れ替わっているため複数のキャラクターが性別関係なく恋愛感情を持つ描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-12 00:11:56
188659文字
会話率:48%
「生徒会、ないしょの欠員1」に続くシリーズ第2弾! 欠員の数も(ときどき)2人になりました。兄弟校の生徒会役員を救うため、スシくんたちの奮闘は続きます。
【前作あらすじ】泥縄第二高校と隣の県にある系列校・泥縄第一は、生徒数が下限を割って統
合されそうだった。生徒が1減となりそうな泥縄第一に、泥縄第二生徒会執行部は身代わりとして自校の生徒会長を送り込む。自分のところの人数も減っていないように見せるため、会長が必要な場面でほかの役員が頑張って化身(本人の制服を着て、同じ髪型をして、本人が言いそうなことを言う)して代役を務め、半年しのぎきった。
【今作あらすじ】もう化身しなくてよくなったと思ったのも束の間、泥縄第一の役員が学校側から中退を迫られそうなピンチが訪れる。泥縄第二の役員の面々は統合阻止のため、今度は泥縄第一の役員に化身する。後期から会長に昇格したスシは「女子役員がスシくんの目を覚まさせようと仕掛けた勝負に臨む」「化身して応援に行った泥縄第一の生徒総会が大荒れになる」「魔性の女に解職請求署名を集められる」「出場人数が14人ずつに限られた泥縄第一との交流体育祭に出ずっぱりで頑張る」という試練に立ち向かう。そして学校側による統合の検討もまた、新たな段階を迎える。
【登場人物紹介】
スシくん=後期から会長。本編の主人公。浮かれやすくフヌケになりやすいが、基本的には頼れる人
マヤさん=副会長。スシくんの彼女。おとなしくて、場の空気を優先して言葉をのみこみがち
クロハ書記次長(中身マヤ)=マヤさんがクロハ書記次長に化身した姿。マヤさんともクロハさんとも性格が違い、喜怒哀楽がはっきりしている。マヤさんが鬱憤を晴らすために化身することが多い
キラさん=書記長。スシくんのことが好きで仕方ない。副会長を狙ったが、折れて書記長に就任
クロハさん=書記次長。スシくんのことをどう思っているか、よくわからない
オロネさん=非正規役員。スシくんのことを弟のように思っている
カニくん=非正規役員。執行部でスシくんと2人だけの男子
スハさん=泥縄第一高校・中学生徒会長
【泥縄第二高校校歌】生徒作品と言いつつ本当はキュー山はちお作詞作曲、局乙来造(キュー山の別名義)編曲です。ニコニコ動画で公開中。「泥縄第二」でご検索ください。
【アクセス数】1月14日までに1017アクセスいただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 23:00:00
298216文字
会話率:51%
泥縄第二高校と、隣の県の系列校・泥縄第一は、どっちかが一人でも生徒が減ったら統合される瀬戸際だった。あろうことか、向こうからこっちへ転入する生徒が出ることがわかり、生徒会は統合を阻止するべく、代わりに人間を向こうに送り込む。人柱を務めるの
は、責任感の強い生徒会長だ。
しかし、こっちの人数を減らすわけにもいかない。生徒会長は当然、生徒の前に出なければいけない場面が多い。副会長女子マヤ、書記長男子カニ、書記次長女子オロネの三人は、統合の危機を招いた当事者の転校生スシを巻き込み、会長が必要な局面で助け合いながら化身(本人の制服を着て、髪型を同じにして、バレないように代役を務める)する。ダブルブッキング、無理やりな人員配置。果たして役員は、一般生徒にないしょにしたまま、会長が学校に戻れる日までやり通せるだろうか。
スシは、会長の代わりに生徒総会で話す、校歌を作ると約束した会長に代わって作る、会長の留年危機を救うため女子の水泳授業に出るなど、試練に向き合っていく。
キュー山はち夫と申します。ちょっと変なペンネームですが、工学社「I/O」誌の読者欄で長らく使っているものです。「小説家になろう」初投稿です。この作品は小説賞を目指して書いたものの、送ったのが締め切り20分前だったせいもあるのか、あっさり落選。自分で持っていても埋もれるだけですので、こちらに出します。細部は手直ししていますが根幹はそのままです。
【登場人物紹介】
スシくん=本編の主人公。転校してきて生徒会執行部に誘われる。女子のような声を出せるのが特技。
マヤさん=副会長。会長不在の執行部のリーダー。会長に一生懸命化身して別人格になりきろうとするあまり、そっちが本当の自分の人格みたいになる危険をはらんでいる。
カニくん=書記長。執行部の知恵袋。優しい性格だが、ときどきスシくんに対してだけ妙に厳しくなる。
オロネさん=書記次長。彼氏(カニくん)がいるのに学校の男子人気ナンバーワン。よく気がつき、何も言わなくてもうまくいくように動いてくれる。必要とあれば直言もする、ありがたい人。
クロハさん=生徒会長。泥縄第一高校に出向中。向こうの学校が休みだとこっちに戻ってくる。
キラさん=新聞部長。明るくて勝気、生徒に人気がある。執行部の面々は、化身の秘密を暴くとすればこの人だろうと警戒している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 23:00:00
212335文字
会話率:60%
この国では赤ん坊は星とともに生み落とされます。
星は最初薄いピンク色ですが、やがて白い光を放ってピカピカと輝きます。そうしたらこの国の子供達は星を飲みほして大人になれるんです。
アルスは男の子の1人っ子。
両親に溺愛されて育ちました。で
すが羽化したアルスに両親を驚愕させるとんでもない変化が起きました。
『輝く星の国』シリーズ5作目折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-26 07:00:00
4399文字
会話率:31%
この国では赤ん坊は星とともに生み落とされます。
星は最初薄いピンク色ですが、やがて白い光を放ってピカピカと輝きます。そうしたらこの国の子供達は星を飲みほして大人になれるんです。
カイトとティムは大の仲良し。
同じころに星が輝き「2人で一
緒に『まゆ』になりたいんだ!」と言ったがために大問題に発展してしまいます。
『輝く星の国』シリーズ4作目折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-23 07:00:00
5451文字
会話率:18%
異世界転生したらそこは平安時代のとりかえばやの世界だった?
アラサー腐女子だった明日香サン、気がついたら平安時代の貴族に転生してた。
物心がついた5歳の時熱を出して寝込み。
夢の中で前世のキオクを思い出してみれば……。
え?
ここってお
話の世界?
どうみたってわたし、とりかえばやの男の子姫の方に転生しちゃってる?
学校で勉強した平安時代とはちょこっとだけ違う気がするし間違いない?
って、男の子の身体にはなったけどやっぱり好きになるのは男の人で。
うー。わたしの人生どうなっちゃうんだろう?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 21:02:22
34308文字
会話率:13%
流れ流れの旅人夫婦が、ある村を気に入りそこに住みついた。そこで何年も過ごした後、美しい妻は村のはずれの屋敷の主に目をつけられ……。歪んだ世界の少し滑稽な恋愛譚。
最終更新:2019-10-10 21:41:42
1948文字
会話率:22%
オレンジ国の大公家に同じ日に生まれた二人の子供は、母が違うというのにそっくりな男の子と女の子だった。女の子のロッテは活発で、男の子のフロリスは内気で極端に人見知りだった。
やがて内気なフロリスの身代わりに男装して王太子様に仕えるロッテだった
が、少しずつ女心に目覚めていく自分に戸惑い……。
※古典「とりかえばや物語」を題材にはしていますが、似たような設定が所々散らばっているだけで、同じような結末に向かうとは限りません。
空想の異世界の物語ですので、設定その他すべて、作者の作り出したフィクションです。
あまり細かな事にこだわらず物語を楽しんで頂ければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-10 12:01:04
228916文字
会話率:39%
女の子の理想のお話。
最終更新:2018-09-19 23:50:10
2555文字
会話率:12%
皇太子のニシキギは宮廷を抜け出し、一人の娘を見初める。その娘と間違えられた地方受領の姫は、自分とよく似た下女と入れ替わる。
最終更新:2018-04-30 00:00:00
25936文字
会話率:52%
貧しい盗賊の少年フェレルと傍若無人な王子ナダルがある事件をきっかけに立場を入れ替え、身の丈に合わない世界で暮らす『とりかえばや系』のお話です。
主人公は盗賊少年フェレル。
とりかえばや物語で最も有名な『王子と乞食』よろしく、フェレルは
見たことも無いような豪華な暮らしに戸惑います。
テーマは【成長】【友情】【戦争】で恋愛要素はそこまで強くありません。
【※注意】この作品の背景は中世のヨーロッパをベースにしています。現代の倫理感・道徳観・宗教観・命の価値観と大きくかけ離れた描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-30 07:00:00
51118文字
会話率:43%
トムトム様主催「バカンスに行くザンス」参加作品です。(とはいえ、しっかり大遅刻です。飛行機だと置いてかれてるだろう話です)
「僕と先輩の異世界とりかえばや物語」の主人公、宮本美久は7年越しの愛を実らせ、一回り下の前社長の妹、絵梨紗と結婚。
その新婚旅行に絵梨紗の母の実家、リヒテンシュタイン、ファドゥーツを目指します。
で、このリヒテンシュタイン、見るほど聞くほど不思議な国でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-07 11:27:45
1131文字
会話率:16%
「道の先には……」と「稀代の魔術師」ちょっと入り組んでいたので、公募を機に、地球組視点で改稿しました。なので、そのままもどせないので、改題してお披露目します。
僕(宮本美久)と先輩(鮎川幸太郎)は営業に出る途中道に迷って崖から落下。車が壊
れなかのは良かったけど、着いた先がなんだか変。オラトリオって、グランディールって何? そんな僕たちと異世界人マシュー・カールの異世界珍道中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-08 00:00:00
64578文字
会話率:28%
先帝の孫である音橘は、両親の死をきっかけに落ちぶれた生活をしていた。
血筋を求めて求婚する貴族はあとを絶たないが、身分差を理由に断り続けてきた結果、高慢な姫、誰も声を聴いたことのないことから『音無姫』と揶揄されるようになっていた。
た
とえなんと言われようと、音橘にはどうしても嫁げない理由があった。
そんな中、現帝の第二子である健皇子が求婚してきて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-01 15:11:45
69135文字
会話率:24%
もし、他の人と入れ替わったら?
ドタバタ劇?パート2
最終更新:2013-08-12 00:00:00
3695文字
会話率:10%
もし、他の人と入れ替わったら?
入れ替わったばかりのドタバタ劇?
最終更新:2013-06-02 09:42:07
8419文字
会話率:38%
グラビア雑誌やテレビで笑顔を振り撒く可憐なビーナス。
それが人気アイドル。
若者に人気絶頂のアイドルに瓜二つのそっくりさんがいた。似た顔のもうひとりは"偽物"としてフアンの前に現れたのだ。
カワイコチャンのアイドル
に熱烈なフアンたち。似て非なるもうひとり"真偽アイドル"を不快に感じ戸惑いながらも支持することになる。
真も偽も
アイドルにはアイドルとしての憧れを抱きいずれもフアンを虜にし罪はない。
どちらを本物か偽物かと決めつける前に
両方を応援するのがフアンなのか。
妙なフアン心理は理解し難いのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-04-21 09:40:40
122989文字
会話率:27%