おそらく2020年代のどこかで、場所は23区と武蔵野市の境界の大学。映像関係の学部学科を主体とし、更にそこの映画制作サークルだから、さぞかし優れた映画が多いと思われる中、youtubeやTikTokといったショート動画はみんな作れるが、物語
のあるいわゆる映像作品を作るものは減り、5分以上は観る気すらおきない。主人公は新入部員の男女4人、そんなサークルで「BL映画を作りたい」と発言した芽里亜。実はBL同人誌界ではそこそこ有名な菜乃。そして芽里亜と菜乃の姦計によるそのBL映画に主演するハメになるあきらと虎丸。果ては復讐(!?)として、男の子二人は芽里亜と菜乃で百合映画を作ることを企む。作中作と絡め、4人の恋情も進展し、「とりかえばや」から西鶴を経由し、「孤島の鬼」や「仮面の告白」、「雲南の妻」や「ナチュラルウーマン」に至る、性・性嗜好・性差が目まぐるしく入れ替わる、令和の近代日本クィア小説を目指します。
同時に、「若者たち」「ふぞろいな林檎たち」「白線流し」といった10代後半から20代前半の、哀しいけど、後に人生の黄金時代となる期間を描きます。これらがどれも高視聴率のTVドラマであったことから、TVで流せるくらいのレーティングで、娯楽性の高いものになる予定。ちなみに菜乃は蒔田彩珠、芽里亜は芦田愛菜、野笛は見上愛をアテ書きしています。最終回はえもいわれぬ感動を保証します。嗚呼!頭の中にあるお話を早く!全部!吐き出したい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 19:33:54
33619文字
会話率:29%
映画を撮りたい。君を主演に――でも条件は、俺が脱ぐことだった。
工学部3年 真梨野悠(マリ)映画サークルの短編映画制作のため、理想の主演俳優を探す。そんなとき、写真サークルの工学部2年 奏多怜(カナ)に出会った。静かな瞳、鋭い視線。まさに
『サマードレス』の主人公にぴったりだった。ライトブルーのドレス。彼ならきっと似合う。
「映画に出てくれ!」と頼むと
「ヌードモデルになってくれるなら、出てあげる」とカナが微笑む。冗談か本気か。熱い眼差しに押され
マリは決意する――「脱ぐ。撮って」
羞恥と衝動、ファインダーの中で揺れるまなざし。
一枚一枚服を脱ぐたび、シャッターが無情に鳴る。二人の心と身体の距離は静かに変わっていく。
カナに着せるはずのドレスを、なぜか自分が着る羽目に。「着てみて」その一言に、衝撃が走る。カナの「似合ってるよ」に心がざわつく。光の中、撮影の張り詰めた空気は、いつしか甘美な瞬間に。
そして、映画撮影が始まる。カメラの前で揺れるカナのドレス、海辺に吹く風、光の中で二人の感情の交錯。
これは、“見る”ことと“見られる”ことのあいだに生まれる、ひと夏の物語。
夢と身体と恋が交差する――映画のような恋を、君と。
映画にしか映らない感情がある。
写真にしか残せない瞬間がある。
《攻め》
奏多怜(カナタレイ)通称 カナ
20歳 工学部2年 写真サークル 身長175cm
細身で繊細な顔立ち。単館映画系俳優のよう。アンニュイ。長めで目にかかる黒髪。琥珀色の瞳は凍てつく湖のように静寂。
クローゼットゲイ。
物静かで落ち着いているが、内に秘めた意志が強い。
カメラを通して世界を見るのが好き。マリにだけ見せる微妙な挑発や優しさを持つ。寮の部屋はマリの斜め前。
✖️
《受け》
真梨野悠(マリノユウ)通称 マリ
21歳 工学部3年 映画サークル 身長178cm
筋肉質で日焼けした肌。体育会系の見た目だが、映画オタクらしい繊細な目つき。ベビーフェイス。
明るく豪快に見えるが、内面は夢に情熱的で感情豊か。
カナに惹かれる自分に戸惑い、恋心を自覚する過程で葛藤。
映画監督を目指しフランソワ・オゾンの『サマードレス』に心酔。カナの輝きに動揺しつつ、それをカメラで捉えたい欲求が強い。体育会系で芸術的というギャップが魅力。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 18:00:00
94249文字
会話率:47%
2015年の夏、スマホも彼女も持たない中学二年の「僕」は、沖縄の退屈な日常を生きていた。社会問題も、東京オリンピックも、戦闘機の爆音も、自分には関係がない。ただ暑くて暇なだけの夏休み。友人たちと集まっては、ゲームやYouTube、プロレスご
っこに時間を潰し、真面目な勉強や部活には身が入らない。学校は厳格な校則で生徒を縛り、生徒会は正しさを押しつけてくる。そんな窮屈な世界で、彼らは「ささやかな反抗」の手段として、文化祭で映画を作ることを思いつく。
演劇でもダンスでもなく、教師たちや校則、そして生徒会への痛烈な風刺を込めた映画制作。僕らは「青春映画」という仮面を被ったメイキング映像で審査を突破し、文化祭当日、本物の“反抗”をスクリーンに叩きつける。主演は正田、脚本は「僕」。ヘルメットをかぶった反逆者が、学校という体制に挑む物語は、笑いと怒り、汗と策略に満ちていた。
青春とは何か。自由とは、反抗とは、そして“中学生らしさ”とは何か。どうしようもない退屈の中から生まれたこの映画は、彼らが大人に成る前の、ほんの一瞬のきらめきだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 22:09:21
26652文字
会話率:47%
高校3年生の「こと」は真面目に生きることに辛さを感じている。密かに将来の夢を持っていたが、誰にも相談できず、悩んでいた。そんな中、文化祭のためにクラスで映画を作ることになった。映画制作を通して抱いた思い、悩みにあなたも共感するはず。人生に悩
む人に届け。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 15:28:56
12957文字
会話率:71%
ずっと、お話を書くのが好きだった。
ずっと、映画が好きだった。
わたしは高校生の頃から、友人である双葉ヒカリと一緒に映画制作に取り組んでいた。
しかし就職を機に、わたしたちの関係には徐々に亀裂が入っていくことになる……。
※こ
ちらに掲載している私の短編から一部を切り取って掌編に再編集したものです。↓
『シアタールーム ~常影学園映画部奮闘記~』
https://ncode.syosetu.com/n2340hy/
これはこれで成立しているのではないかと、個人的には思います。
また、元の作品は一応コメディな上、終わり方もだいぶ違います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 18:19:19
3774文字
会話率:5%
過去のある出来事が原因で映画脚本の執筆から離れていたぼくは、幼馴染みである袖沼青空の声かけにより、役者という立場で自主映画制作に関わることになる。
廃部寸前の弱小映画部。演技経験者ゼロ。加えて変人の巣窟。当然、活動は難航することに……。
しかし、一度やると決めたからには、必ず映画を完成させてみせる! そう、ぼくらは四ツ矢サイダーに誓うのだった。
────────七里歩編。
ずっと、お話を書くのが好きだった。
ずっと、映画が好きだった。
わたしは高校生の頃から、友人である双葉ヒカリと一緒に映画制作に取り組んでいた。
しかし就職を機に、わたしたちの関係には徐々に亀裂が入っていくことになる……。
────────袖沼青空編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 13:19:54
26771文字
会話率:42%
愛詩輝は作家志望。私小説を書き始めた。
最終更新:2021-11-14 20:00:00
83523文字
会話率:42%
「私は映画を作りたいのです。」
監督名乗る異世界からの侵略者によって支配された世界で、王国の騎士アルス・ローランは、映画の主人公、転移者に殺される役である勇者を引き受ける。
勇者パーティーは、映画制作後の世界の行く末を含め、各国の陰
謀が渦巻く転移者の物語を無事に完成させることが出来るのか?
絶望的な運命に収束する勇者の、波乱万丈の戦いが、今、始まる。
この物語は、所々で読者の皆さんに今後の展開を選んでもらうことになります。
僕の中で、様々な展開を考えすぎた結果、話が纏まっていないので、いっそのこと読者の方に決めてもらおうかなと思っています。
皆さん。よろしくお願いします!!
ただ、安心してください。
転移者の復讐は必ず果たされます。
以上。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 20:50:21
71399文字
会話率:29%
ああああああああああああああああああああ
最終更新:2019-05-24 18:00:00
342文字
会話率:0%
日本で生まれ日本で育ち、日本人らしい平凡な生活を送ってきた高校生・雲隠直人はシェアハウスの大家をしていた。
そんな彼とシェアハウスをしている同居人は二人ともが異世界転生者――本来現世には存在しなかったはずの人間であった。
かつて異世
界にて人類によって倒された魔王・ノエル=ラ=ヴォーデモン。
善人というだけで神様から転生の許しを得たおっさん・大名寺花凛
だからといって主人公が非日常に巻き込まれる、なんてお約束はなく、ちょっとしたスパイス程度の影響でとどまっていた。
そんな彼らには1つだけ打ち込んでいるものがある。
それは――自主映画制作。
脚本を練り、カメラを回し、編集を経て多くの観客に観てもらう。彼ら映画研究会はノエル監督の下、妥協を許さぬ活動に日々精を出していた。
技術は拙く予算も少ない。キャストは必要最低限で裏方の人数も心もとない。これはそんなないない尽くしの映研が送る青春部活ラブコメディー。
日間ランキング最高71位!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-17 20:17:55
82913文字
会話率:36%
社会人3年目になった村田直也。
アプリの企画を考える、彼はある日から
『桜木町』に転勤になる。
桜木町は、彼にとって思い出の地。
直也は、大学四年間『自主映画』を撮っていた。
横浜、桜木町のキャンパスで一眼レフを片手に
自分で立ち上げた映
画サークルの仲間と共に。
しかし、大学2年の秋。
直也は、東京学生映画祭を見て感化され、
仲間を『大賞を受賞する』という目標に巻き込む。
気が付けば、ついて行けなくなった友人が自分から離れていってしまう。
そして、映画を作ることを楽しめず、結果だけを追い求め、コンペでも賞はとれないまま大学を卒業する。
気付けば、仲間はそれぞれ別の居場所を一番の居場所として、自分から離れながらも、笑顔で友達と卒業式を迎えていた。
映画サークルが自然消滅し、直也はたった1人になって孤独になり大学を卒業した。
それはまさに、友をおきざりに、結果を追い求め、1人でやろうとした結果、
ずっと同じ映画サークルで、唯一自分の味方だった
彼女、結奈にさえ別れを切り出されてしまう。
それから三年。
山下公園を歩きながら、当時の映画サークルでの楽しい撮影を思い出し、もっと仲間を結果よりも楽しむことを大切にすればよかった。
あの居場所を大切にすればよかったと、
後悔し涙する。
そんな時、子供が噴水に落ちそうになり、
それをかばい、自分が噴水の中へ落ちていく
直也。
そして水の中から出ていくと、
そこは、大学3年の夏休みだった。
過去に戻った直也は、自然消滅させた映画サークルを
卒業までに、復活させることを決める。
しかし、もう直也はこの時点でみんなに距離を置かれていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-04 12:26:22
929文字
会話率:25%
※ボーイズラブです。
サッカー部を不本意に退部した笹部は、学年一のクリエイティブ変人である河原につきまとまれる。
アイスの餌付けと映画制作によって笹部は河原にほだされてしまうのか!?
最終更新:2014-07-15 15:00:00
12530文字
会話率:40%
謎の電話は、映画制作会社からで、そのパスポートはクレーンゲームのくじを集めたものだった…
最終更新:2008-07-06 06:10:25
656文字
会話率:0%