可愛らしいボブカットの少女は、女冒険者だ。透き通るような綺麗な青い髪に、青い瞳。
まだあどけなさの残るその顔とは裏腹に、落ち着きのあるベテラン冒険者のたたずまい。
腰には、二振りの剣をさしてマントを羽織り、ザックを背負って冒険を求め旅をす
る。
しかし、彼女には冒険者の他にもう一つ、名乗っているものがった。むしろ、彼女はこっちを名乗りたかった。
彼女は、キャンプをこよなく愛するキャンパーだった。むしろ、キャンプしたいが為に野営をする事が多い冒険者になったというべきかもしれない。
そんなちょっと変わった少女の珍道中が今、幕をあげる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:13:37
3187422文字
会話率:50%
海上に浮かぶ魔術都市ハルーン。
この地に住む魔術師たちには、成人の折、魔力の源となる使い魔と契約を交わす風習がある。
魔術の名門であるヴィスアニ家の令嬢マルツィアも、いよいよ成人の年を迎えた。慣例通り、契約のために寺院を訪れるのだが、なん
と使い魔との契約に失敗し、生まれ育った街を追放されることになってしまう。
本土行きの船の中、心機一転前向きに旅を楽しもうとするマルツィア。
けれど船は突如、巨大な白蛇に襲われ転覆してしまい、気づくとマルツィアは美青年の腕の中にいた。
困惑するマルツィアに、青年は衝撃的なことを告げる。
なんと彼は神であり、遥々東方から、マルツィアと会うためにやってきたのだという。
さらに彼は、マルツィアが転生する度に、地の底、天の果て、海の中まで追いかけてきて、毎度生涯を共に過ごしてきたのだとか。
……え、それってもしかして、ストーカー?
愛の重さと異文化にすれ違う二人の、切なさ2:ギャグ8くらいの輪廻転生ラブコメディ!(多分)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 08:20:00
9969文字
会話率:48%
大魔法使いは片隅の村で研究をしている
些細な行動が、村を発展させるきっかけに……
森がだんだん腐敗していくよ
それって邪神が復活しそう、ついでに魔王も……ってこと!?
でも大丈夫、大魔法使いはとってもつおい
最終更新:2025-05-15 07:00:00
63106文字
会話率:25%
冒険者クランから独立したメルティナに個人的な依頼が舞い込んだ。
それは「ブラッドヘイズの素行を調査せよ」というものだった。
かつて殺戮の限りを尽くし、冒険者にとって最悪の『事件』を起こした極悪非道の冒険者。
彼の名はシャルディム。歳は16?
小柄な銀髪の獣人で、尻尾がふわふわのモフモフっ⁉
ちょっと、それってどういうことですか⁉ 詳しく話を聞かせてくださいっ⁉
冷徹無慈悲に人を殺める最悪な殺戮者との邂逅から始まる冒険ファンタジー。
血風吹かせて、堂々開幕――――――!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 07:00:00
719541文字
会話率:41%
小学生、中学生、高等生......そんなあたしの青春時代はバラ色だった。暖かい家族が居て、親友に囲まれて、大好きな彼氏まで居て......でもそれは悲しいかな、高校2年生までの話。
大事な人を亡くしてしまったあの事件をきっかけに、あた
しの人生は大きく変わってしまった。その時受けた精神的ダメージは、図り知れないものが有ったんだろう。
事件後、あたしは2つの大きな宝物を失った。1つは事件前の全ての記憶。つまり幸せいっぱいだった青春時代の記憶が全て失われたってこと。世間一般で言うところの『記憶喪失』ってやつ。
それともう1つ、失われたあたしの大きな宝物。それはなんと全ての『感情』。分かり易く言うと、喜ぶことも、怒ることも、哀しむことも、楽しむことも全て忘れてしまったってこと。
そんな訳だから、人から何を言われても無反応だし、何が起こっても無関心。過去を悔やむことも無ければ、未来に希望を抱くことも無い。それってもうただの置き物だよね。
大事な人達はどんどんあたしの前から消え去っていくし、周りからは変人扱いされるし。とにかく悲惨だった。
でもある時を境にして、これじゃダメってことに気付いたの。みんなみたいに幸せにならなきゃってね。
あたしの名前は花咲向日葵(はなさきひまわり)。若干22才になったあたしこと向日葵は、17才の時に故郷で起きた壮絶なる過去に立ち向かっていくことを決意した。それはもう想像を絶する試練の連続だった。
世の中には死にたくなる程に辛い思いをしてる人が今も沢山居ると思う。でも人生って意外と捨てたもんじゃ無いってことを、あたしはそんな人達に伝えたていきたい。
だから今あたしは、そんな自身の壮絶なる半生を記録に残しておくことにした。この記録を通じて、今辛い思いをしてる人達が少しでも希望を持ってくれたらいいなぁって思って。
そんなあたしの記録だけど、最後まで付き合ってくれたら嬉しいな。じゃあ早速記録を取り始めることにするね。乱筆だけど許して。 花咲向日葵
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 00:00:00
100520文字
会話率:35%
ファンタジー小説を読みすぎたせいか、何故か乙女ゲーム“魔法学園て恋と魔法とエトセトラ”の世界に転生してしまった白井優里です!というかこのゲーム、私ほとんどやったことがないんですけど!なのに、転生先がここってちょっとおかしくありませんかね?し
かも悪役令嬢って……前世の私とは真逆キャラ。えっ?今世の私、ユーフィリナにとっても真逆キャラなの?それって明らかにキャスティングミスじゃない!もう、それだけでも頭が痛いっていうのに、前世の属性、喪女の私の周りは超絶シスコンのイケメンお兄様やら、親馬鹿ならぬ馬鹿親な両親、そしてこれまた超イケメン揃いなのに何やら問題を抱えていそうなゲームの攻略対象者たちの包囲網が敷かれちゃっているんですが!これまたどういうことでしょう?そんな彼らに振り回されつつも、どうにか断罪を避けるべく、悪役令嬢を改め引き立て役令嬢になる決心をした私。人生、方向転換は大事です!なのに、その引き立てるべきヒロインが、一向に見当たりません。ほんと誰か教えてくれませんかね?ヒロインは一体どこのどなたなんでしょうか?普通ヒロインって隠しきれないオーラとか出ているもんじゃ………って、すみません、ファンタジー小説の読みすぎでした。あぁ、この世界にこの無理ゲーの攻略本とかないですよね……はい、わかっています。あるわけがないですよね。はい、諦めます。もうすっぱりきっぱり潔く諦めますから、断罪でも騒動でも溺愛でもなく、私に平穏な毎日を下さい!!言っときますけど、断じて私は“神の娘”の生まれ変わりなんかではありませんから!
この作品はカクヨムにも掲載しています☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 22:37:10
1187282文字
会話率:22%
――帰宅途中に事故で死んだ四十代中年の会社員、異世界に転じて生まれ変わる。
その際に女神より与えられる恩恵は幼少期から憧れていたドラゴンに成る事を決める。
が、どうせなら竜の中の竜――バハムート――になろうと胸が高鳴る思いで決定し浮
かれていたのも束の間成熟するには100億年の時が必要と分かった。
「え、それって――先に世界が滅びてね?」
これは思い掛けず異世界に転生し夢物語であった竜に生まれ変わる事ができた中年男が願いを成就させる為の、永い成長記録である。
【更新】
“24/12/17”に〝前回の話〟を投稿しました。
“24/12/28”に〝最新の話〟を投稿しました。
【付記】
投稿を安定させる為、マイペースに公開をしております。
※執筆が遅いです。月1程度のペースです。
――但し人気が出てきたらより頑張るとは思います。
文才や作中の肉付きが拙い分、読み易さを自分なりに重視しております。
ご理解のほど宜しくお願い致します。m(_ _)m
この作品はフィクションです。
実在の人物や団体など、現実的体制や根拠仕様とは一切の関係がありません。
ご理解の上、ご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 15:44:35
109617文字
会話率:37%
【書籍化&コミカライズ!】★2020/4/30 閑話・小話集を別に分けて作りました→『N8399GE』もふもふを知らなかったら人生の半分は無駄にしていた【閑話・小話集】
お疲れ気味の現実の中で、深く考えずにサラッと読めるお話。心が
しんどい時に読んでもらえるといいな。
第七回ネット小説大賞受賞しました!ツギクル様より書籍化&KADOKAWA様にてコミカライズ!
魂の修復のために「よそ」の世界に行くことになった「ゆうた」。
異世界で再スタートしてがんばります。色々な人(?)と出会い、幼いユータは素直に教えられたことを吸収する・・あれ、それって人間ができることだっけ?のほほんと色んなチートを身につけ、駆け上がれ!最強への道??
いえいえ!目指すはもふもふ達と過ごす、穏やかで厳しい田舎ライフです!
※序盤はモフ成分少なめ
おおむね1~2日空き更新です。
5/29感想欄オープンしましたが、心苦しいですが返信は一律行わないこととさせていただきます。
残酷な描写やR15は多分ないけれど、念のためです。
*こちらはツギクル様、カクヨムさまでも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 23:00:00
3157285文字
会話率:48%
「アイシャ・ヴァレンティノ! 貴様を王妃として迎えることはできない!!」
いかにも定番な台詞を叩き付けられた瞬間、公爵令嬢アイシャはようやく目が覚めた。
――なんでこんなクソと結婚しなくちゃいけないんだっけ……?
転生者だったアイシャ
は、様々な功績を残していた。
そのせいで、王子の婚約者に据えられ、馬車馬のように働かされてきたのだ。
「ああもう! 生理的に無理~~~~~~!!」
覚醒したアイシャは、クソな王子を簀巻きにして王様に返品する。
そしてこれからは自由に生きると決めた。
前世で好きだったキャンプをして、美味い酒を飲みながら、アウトドア料理を満喫するのだ。
幸いにも社畜時代に開発した魔道具ならたくさんある!
もうウッキウキである。
時にザリガニなんかの外来種を駆除して、池の水を抜いたりもするけれど、
基本は自由を肴に飲んだくれるのだ。それって最高じゃない!?
ときどき馬鹿王子の邪魔も入るのが癪だが、
アイシャ・ヴァレンティノ、第二の人生を楽しもうと思います!
知識チートで社畜になってしまったご令嬢の、
ほのぼの飲んだくれスローライフ。
*R15は保険 カクヨムでも連載しています。
*恋愛はだいぶゆっくりめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 08:10:00
99714文字
会話率:50%
魔王を倒し世界を救った四英傑が死に、100年が経った。
魔王の復活の予言を受けたアルディナ王国は、四英傑が遺した宝具の継承者を選ぶため『継承戦』を開催する。
「お前に自由を与えよう。宝具の継承戦に参加してこい」 …それってつまり、「
生き残れなかったら死ね」ってことでは?
奴隷として生まれ、ただ虐げられる存在だった少年レオン。捨てられる形で継承戦に参加することに。
だが、彼には四英傑筆頭 聖剣士レオンハルト・グレイバーンの転生者という秘密があった。
かつての英雄の記憶を持つ少年が、奴隷から英雄まで成り上がるーー 「俺TUEEEE」では進まない、波乱万丈の英雄譚!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 21:00:00
7019文字
会話率:32%
一家で『最強の騎士』のギフトを持つ侯爵令嬢エミリアは、夜会の最中に逃走する犯人を止めるため今まさに犯人へ拳を向けていた。だが、その拳は逃走犯ではなく、第三王子であるリオンの顔にクリーンヒットしてしまう。
慌てて謝罪するエミリアだが、リオンは
怒るどころかなぜかエミリアに告白し婚約を申し込んできた。『不屈の身体』のギフトを持つリオンはなぜかエミリアに執拗に執着する。
「拳を受けて痛いと思ったことは初めてだ。君を思うと心臓がドキドキしてしまう。他の誰にもこんな気持ちになることはなかった。俺は君のことが好きなんだ」
(いや、それって拳が当たって痛かった衝撃で、胸がドキドキしているのを勘違いしているだけなのでは?)
痛みと恐怖を知らない不屈な身体能力を持つ第三王子と、強すぎるが故に男性から距離を取られてしまっていた初心な令嬢のピュアピュアなラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 18:27:15
35387文字
会話率:41%
ゲスな父親が結婚式でド修羅場を演じて急死。巻き込まれて気絶したマルティーヌは、気がつけば前世を思い出していた。
アラサーだった私が十二歳の美少女に! そして一人娘の私が伯爵家を継いで当主になるという。うーん、ちょっと思考を放棄したい。とに
かく甘い物を食べて横になろう――と思ったけどできるはずもなく。
面倒ごとは大人に押し付けてぐうたらしたいのに、領主ともなればそうもいかず。怠け癖のついた使用人の解雇やら、後見人探しやらで、もう息つく暇がない。
あれ……? なんか調子に乗ってあれやこれやと手や口を出しちゃったけど、領地でまったりスローライフという選択もあったんじゃ……?
前世の知識と魔法のお陰で生活環境は改善されつつあるけれど。後見人の公爵の要求レベルが高すぎてついていけない……。あれ? 王都からうちの領地までは馬車で二日もかかるのに、公爵閣下、頻繁に来すぎではないですか? それってあれですよね? うちでしか食べられないご飯とお菓子が目当てですよね? イケメンだけど食いしん坊な公爵閣下――。
◇恋愛はスローテンポで甘さ控えめ。後半にちょっぴりシリアスな展開を挟む予定ですが、どうなるかわかりません。でも、どんなことがあってもハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 14:42:57
357632文字
会話率:33%
「マニアック」ってなんか奇人、変人という
異様なイメージのあることばみたいやけど、
俺はえーんちゃうかと思う。
いくつかの面では自分もマニアックだと
自覚している。
多くのひとが興味を持つ、好むものが正しくて、逆に少数派は変わり者でマニアッ
クと呼ばれ
やや気持ち悪い?
あなたはどう思いますか?
自分の嗜好、パッション、感覚を
理解してくれるひとはあまりいない。
でも何かに惹きつけられて目が離せず
時には深く追求してしまう。
それってすごく直感的、情熱的で、感性的で
ある面アーティストの気質を
持っているんじゃないの?
テレビのニュースやネットから毎日
誰もが受ける情報が常識であり、
大多数の好みが正しいことのか?
いやいやいや、
ニンゲンの、いや動物としての本能、
感性、欲求はそんなもので
収まるべきではないんじゃないの?
素直に感性を楽しみたいなあ。
ちょびっとマニアックな経験も含めて
時には刺激的な、時にはゆるう〜い
オハナシを綴っていこうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 15:49:17
141420文字
会話率:6%
=進捗状況= 107話時点で4歳です。
=あらすじ=
死んだらしい。地球ちゃうとこに転生したらしい。とりあえず、生きていきます。
魔法使えるようになった。けど難しい。魔力の持ち腐れや。
=筆者が目指してるところ=
◆目標1:7歳で『六
甲おろし歌うで』言う国王陛下や「父上、許すまじーー!」言う王子に出会う。
◆目標2:15歳で『ワードあればな』言う軟派っぽい男子学生。『エクセル派』私。『えっ、それってPC?!』言う悪役っぽい令嬢に出会う。あと、「ちょっと!あなた誰?!」言うカワイ子ちゃんに『お前こそ誰やねん』って心の中で言う。
※注意事項
◆関西がひどいです。
◆ちょっちゅう迷走します。←誤字!
◆記載内容を鵜呑みにせず、気になることはご自身で正しい内容をお調べ下さい。
◆表現・描写が簡素です。その辺は読み手の経験値にお任せするタイプの読み物です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 02:40:51
2327679文字
会話率:39%
結婚などせず独身を貫き仕事に生きたいと思っている地方令嬢のフィーネだが、両親から結婚の催促をされうんざりしていた。そんな中、処女じゃなくなれば貴族令嬢の価値が下がり結婚を申し込む貴族令息がいなくなると思ったフィーネは自分の花を散らすためにと
ある夜会に参加する。そして計画通りに花を散らしたフィーネだったが、そんな彼女の家に氷の貴公子と呼ばれる侯爵家の令息レオ・ガードランドが訪ねて来た。そして何と「俺の初めてを奪った責任を取って結婚しろ」と言うのだ。果たしてフィーネは幸せな生活を送ることができるのか。これは想定外の貴族令息に結婚を申し込まれ奮闘する恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 23:00:00
135696文字
会話率:38%
「――昨日、彼氏ができたんだよね」
「え」
ある日の朝。
いつものように幼馴染の東雲(しののめ)小夏(こなつ)と登校していた真田(さなだ)信二郎(しんじろう)は、なんの前触れもなく脳を破壊されてしまう。
幼馴染が好きだったと気づいてもも
う遅い? 彼氏がいる子を好きになってはいけない?
――んなこと誰が決めたんだッッ!!
なんて強がりつつ脳が破壊されたことをクラスメイトに話したら、なぜか幼馴染の彼氏の幼馴染にまで話が伝わってしまい、その先輩からとある計画を持ちかけられることに。
「ふたりは本当に付き合っているのかな? だってそれってふたりが勝手に言ってるだけよね?」
「え? なに言ってんの、お前……」
「お前って言うなし! あたし先輩ですし!?」
そして、同じく脳が壊れてしまった久住(くずみ)春乃(はるの)は言う。
「目には目を歯には歯を、脳破壊には脳破壊を! 嫉妬には嫉妬を! 破壊による創造こそが恋愛革新であり、これなくして我々に明日はないのです!」
「そうだったんですか! 明日はないんですか、俺に!」
「いえす。故にさぁ、真田後輩! 今ここから始めましょう、あたしとキミの生存戦略を!」
――逆恨みハイテンションラブコメ、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 19:03:12
213492文字
会話率:46%
不器用なのに必死でレース編みに挑む公爵令嬢・ステラ。 魔物は居ない、勇者も居ない。華やかなロマンスもない(今の所)けれど、彼女の日常は確かに“何か”を編んでいる。 小さな違和感が街の空気に溶け込み、人々の記憶を紡ぎ、時間を織り込んでいく。
これは、目には見えない物語が静かに編まれていく世界
♡ 『編む。—消える白パンの謎—』 街の小さなパン屋で起こる不可解な出来事。 「5個買ったはずの白パンが、袋を開けるといつも4個に—?」 毎朝「パンが減る」と訴える客と、「間違いない」と言い張る店主。 ただの勘違い?それとも、街のどこかで“消えた白パン”が何かを語っているのか。 些細な違和感が、静かに街の記憶を編み込んでいく—。*⑅୨୧┈┈┈┈
♡『編む。—晩餐会の幽霊—』 「知り合いの話なんだけど…」「屋敷に幽霊が出るらしい…」「それって本当?」 ひっそりとじわりじわり広がる“幽霊の噂”。 そんな折、公爵家に届いた晩餐会への招待状。名代としてステラが参加することになるが、そこで起こる奇妙な出来事。 囁かれる怪異、広がる噂、そして揺らぐ貴族たちの表情。 幽霊は本当に存在するのか、それとも—?
※ゆるふわっと設定です。
※世界観も史実ではなく、ファンタジー世界の延長な感じです。
※若輩者です。生暖かく見ていただけましたら嬉しいです。 宜しくお願いいたします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 18:00:00
86275文字
会話率:40%
女神様が『加護』を与える世界の片隅にあるオーランド王国。その国の小さな領地に住む、スペンサー伯爵領の娘、フレイヤ・スペンサー。
ここ数年は度重なる領地の災害、母親の病死と不幸が相次いだ。
そしてやっと落ち着いてきたという時に、『借金を一括で
返済を』とバンシー伯爵に迫られたのだ。
しかも、「もし、一括で返済出来なければ、フレイヤ・スペンサーを嫁に欲しい」とも。
え、三ヵ月で?それって無理じゃない?いや、無理でもなんでもどうにかしてやる!と、ぐへへの伯爵と結婚したくない為に借金を三ヵ月で返済する為にフレイヤが奮闘する話です。
☆R15は第一章パンツ(パンティー)表現、第二章殺人表現等(血みどろではないが、人によってはちょっとだけ怖いかも)です。一応保険でR15付けてます。
☆一行あらすじ……。特殊加護を持った貴族令嬢、フレイヤが金策に頑張る。と、いうお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 10:56:11
95155文字
会話率:53%
「私の推し、新ヒロインに取られちゃうんじゃ!?」
乙女ゲームの世界に異世界転生を果たした元女子大生のユウナ。
私がヒロインなの? なら勝ち確じゃん! と意気揚々とメインヒーローを攻略しようとしたら見事にざまあどころか同じく転生組の悪役令
に全てを覆されてしまった。
それって……あり?
愛されヒロインから一転、平々凡々な聖なる乙女に格落ちしたけれどいつもの日々が戻ってきた。これからは私の最推し(メインヒーローではない)を愛でながら学園生活を謳歌するぞー! と思っていたら、実はこのゲームには続編があって……
世代交代を突きつけられた元ヒロインのユウナが、前世で沼落ちした推しへの崇拝と恋愛感情とのせめぎ合いに振り回されながら、今度こそ自分の力でハッピーエンドを掴み取るべく頑張るラブコメディ。
※「アルファポリス」さまにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 22:04:10
49270文字
会話率:56%
――言葉にできなくても、〝好き〟はきっと届く。
教室の隅で、いつも俯いていた少女。
誰とも話せず、声を震わせ、心の中で何度も言えずにいた。
それでも彼女には、世界で一番好きな存在がいた。
眩しい笑顔で、かつて自分を救ってくれたアイドル、星
乃あやせ。
うまく言葉にできない。
それでも胸の奥にあふれる、この想いを――
小さな勇気を握りしめ、少女は今日、初めて前を向く。
これは、不器用な〝好き〟が奇跡を起こす、ささやかな一歩の物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※下の創作背景は、読了後に見ることをオススメします。先に見たければ、どうぞどうぞ。
自分への課題として執筆したものです。
○○になりたい!
○○が好きだ!
そう思う人なら、何かしらすぐに行動を起こしてる。その気持ちが本当なら行動として現れてるよね?
——そんな感じのことをよく聞く。
でもそれは違うと、私は言いたい。
あるアニメがめちゃくちゃ好きだけど、それを上手く語れない人って、一定数いるよね。世間一般では、アニメ好きなら語れなくてはならない、語れて当然みたいな、固定観念のような風習がある。
でもそれって、人それぞれ。夢を目指す人の歩く速さは人によってバラバラだし、好きだと思う熱量は語れないだけで内に秘めてると、私は思う。
たしかに世の中には言うだけで実行できない人もいる。けど、なにかしらアウトプット出来ないと、夢や気持ちの証明にならないなら、それこそ夢がないと思うんだ。
——何かを〝好き〟という気持ちは、行動だけでは測れない。
それを知って欲しくて、私はこの短編を書いたんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 08:18:14
2626文字
会話率:25%